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俺は小説家を目指している。
250
:
さおり
:2006/09/09(土) 03:15:30 ID:JA8pm7Ew
そのひとの家というのは2階建てのアパートにありました。2階の一番端の部屋でした。
入り口のそばに小さなキッチンがあり、となりが居間でカーペットが敷いてあります。その奥がどうやら寝室のようで、セミダブルのベッドがひとつ置いてありました。そこと居間の間には引き戸があるけど今は開らかれています。キッチンと居間の間にはとくに戸や仕切りはありません。
『そこの部屋のベッド使っていいよ。わたし、今日はここでねるから。』
女の人は居間にある低いソファーにもたれながら、リモコンでテレビのスイッチを入れました。
(そういえば名前もまだきいていなかったな。)などと、思っていると。
『パジャマ着るでしょう。そのあたりの衣装ケース開けてみて。着るものなら適当に使っていいから。』
ケースの引き出しを開けると、衣類がいろいろ入っています。まだ、わたしは、最後の撮影に使った服を着たままでした。
(これって、どこかの高校の制服なんだろうか。)
着ていた服を脱いで、パジャマに着替えました。
『いろいろ、つらいことばかりだったろうけど、ゆっくり寝てやすむといいよ。』
女の人が居間と寝室をへだてる戸を閉めました。明かりはつけていなかったので、寝室はすぐ暗くなりました。
わたしは、ベッドに横たわっても、なかなか寝つけません。心身ともに疲れ果てていました。でも、どうしても心が落ち着きません。少しウトウトした程度だったでしょうか。ベッドにじっと横になっていました。隣の部屋は、まだテレビをつけているのでしょう、戸のすきまから少しだけ光がもれています。
そのとき、戸を細くあけて女の人がこちらを見ていました。わたしは、思わず目を合わせてしまいました。
『少しは休めたかい。まだ、寝られなかった?』
『えぇ、あまり・・・。』
『寝ないと、疲れちゃうよ。ちょっと来てごらん。』
居間にまねき入れられました。
『少しだけ、飲むと寝られるよ。』
といってウイスキーをくれました。でも、グラスを口元に持っていくときついにおいがしました。
『少し割ったほうがいいね。』
氷を入れて、水差しで水をつぐと、1本の箸でかきまわしました。わたしは、それを一口飲みました。冷たさがのどをつたわっていきました。
『少し話そうか。』
『・・・』
『ねえ、セック○ってすきなんでしょ。本当は。』
『・・・』
『彼氏とかいたんでしょう?』
わたしは首をふりました。
『そうなの。』
わたしは、また一口飲みました。
『高校生のとき、いやな事があったって言ってたね。』
『・・・だから、男の人が恐かった。』
『じゃあ、今日も、かわいそうなことしちゃったんだね。ごめんね。苦しかった?』
『・・・』
『わたしなんて、ふしだらな女だったからしかたないけど・・・。これでも、若い頃は、いろいろあったよ。ずいぶんな目にあわされたこともあって、死んじゃおうって思った時だってあったよ。』
『わたし、これからどうなっちゃうんですか。』
思わず問い詰めるようなことばを発してしまいました。
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