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俺は小説家を目指している。
238
:
さおり
:2006/09/09(土) 02:40:29 ID:JA8pm7Ew
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わたしが、やっとのことで立ち直れるようになったのは・・・
群馬をはなれて、ある大都市の女子大に入ってからのことでした。都会でのひとり暮らしを周囲のものは心配しました。
でも、いやなことの記憶から少しでも逃れたい気持ちもありました。
電機メーカーに勤めていた父は、もう2年前に早期退職していたので多少のたくわえはあるが今後の収入は無いからと言いつつもわがままを許してくれました。
普通の下宿ではなくて、管理作業婦が住み込みで勤務している女子学生専用のマンションを見つけてくれました。
あの事件のことなどもありやめてしまったテニスをもう1度始めることにしました。1学年上の部活の先輩が、同じアパートの違う階に住んでいて親しくなりました。
その人は地方の短期大学に入ったけれど、何度か受験しなおして入学したそうで,年はわたしよりも3歳もおねえさんだったのです。
でも、他の人には、そのことは内緒にしているみたいでした。さわやかな感じの美人で、面倒見のいいおねえさんのような人ができて本当に良かったと思いました。
ところが、そんなおねえさん(ユキさん)の本性をわたしはついに知ることになってしまったのです。ユキさんが以前通っていた短大をやめたわけもそれだったのかもしれません。
ちょっと言いにくいのですが、少しヤバイというか(かなりヤバイ?)お仕事をしていたのです。ある駅前の繁華街から少し歩いたあたりで、偶然にユキさんを見かけて、声をかけようとしたのですが混雑していたのと、ちょっと距離があったのでユキさんの方に小走りで駆け寄ろうとしました。
ユキさんはわたしには気づかないようでした。別に用があるわけでもなかったのですが、何となく気になって追いかけてしまいました。そうするうちに・・・。何だか悪いと思いながらも後をつけるようなことになってしまいました。細い路地に入る前にユキさんはバックから携帯を出して開けると、着信でも確認しただけなのかまたすぐにしまって歩き出しました。
しばらくしてサングラスをかけた男の人とすれ違うときにポッケトティッシュだか名刺のようなものだか、何かを片手で受け取りました。注意して見ていなければ、ただすれ違っただけに見えるでしょう。
まずいものを見てしまったと直感しました。わたしは足を止めました。ユキさんがこちらを振り返りました。距離はかなりあったのでわからなかったようでしたが、わたしは一瞬ギクッとしてしまいました。
そのことは、わたしの心の中にひっかかっていました。でも、とても面と向かって言うことなどできません。今までと同じように振舞っていました。
そして、ある秋の夕方六時半頃だったでしょう。相談があるから部屋に来てくれないかというのです。ユキさんの方から、こんなことを言い出すのは初めてでした。『わたしは、ちょっと待ってくださいね。』と言って、一度自分のところに戻ってから、5回の512室(ユキさんのお部屋)にいきました。ドアの前に立つと胸がドキドキしていました。
『悪かったわね。急に呼んだりして。』 ユキさんはわたしをかけせると、コップにりんごジュースをいれてくれました。『今日はわたし飲まずにいられない気持ちなの。こんなの買ってきちゃった。』といってワインのビンを見せました。ユキさんの実家は裕福らしくて、おじいさんは地元銀行の重役もしていたと聞いたことがありました。『ドンペリって知ってるでしょう。けっこう高いんだけど、ホントは貰っちゃったんだぁ。』なんだか、いつもと少し感じが違いました。(もしかしたら、もうお酒をのんでるのかなぁ〜なんて思った。)ユキさんは、クッキーやかっぱえびせんなんかも出してきた。
『さおりちゃんも飲まない?』
『いぇ・・・お酒なんて。 ワインだって飲んだこともないし・・・』
『これはシャンパン。飲めばわかるけど、サイダーみたいな感じよ。甘くて口当たりもいいわ。』
そう言うと、もうグラスを2つ持ってきました。ポンといい音がして、びんの口から泡があふれました。
『乾杯!』
すすめられるままにわたしも飲みました。ツーんとしたお酒くささがなくて、ユキさんの言ったとおり美味しかった。
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