したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

俺は小説家を目指している。

20某経大生:2004/06/25(金) 20:07 ID:62aMSOwE
誰もいない部屋

人の一生の中でどれだけ多くのものが人類の記憶として残るだろうか?
揺り篭から墓場まで、私を構成する時間と所作の多くは、私以外の人間に
とって認知しえない事象であり、その価値もないだろう。
では価値あるものとはなんだろうか?
六月の光、梅雨の合間にのぞく晴れ間は倦怠感を誘い、講義室に漂う空気
もどこか上の空で、まるで閑古鳥が鳴いているようだ。
「あっ、いま天使が通りましたね。」
なんて不意打ちを食らわせても誰も反応しないような気がする二時間目。
講義室に集う履修者は実際の三分の二にも関わらず、起きている学生は
その四分の一に過ぎない。彼らは何のためにここにいるのだろうかと考え
ながら講義を進める。試験結果はさんざんなんだろうなと思うと今こうし
て教えていることがむなしくなってくる。期待できる学生は所詮1%。
そのためだけにこの貴重な時間を費やさねばならないのだ。
時間通りにレジュメの内容を終えた。
眠そうな学生たち。民間企業に就職しても似たようなことをしていくの
だろう。どんなに社会が変わっても、人間は変わらない。これこそ黄金律
というものだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板