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民間就職志望が集まるスレ

227凡人:2012/12/04(火) 03:25:08 ID:m109tz/c0
若者 高い正社員の壁…香川
(2012年11月30日 読売新聞)

 「このままでは結婚もできない。何より、親に心配をかけているのがつらくて……」。正社員の職を探す高松市の無職男性(26)は今秋、4社の募集に応じたが、採用はかなわなかった。

 ハローワーク高松に通い、パソコンで求人情報を閲覧する毎日が続く。

 香川県内の9月の有効求人倍率は1・08倍。昨年7月以降15か月連続で1倍を超え、全国で4番目に高い水準にある。だが、正社員に限ると0・66倍。安定した働き口を見つけるのは容易ではない。

 男性は香川大を卒業後、税理士を目指して2年間、アルバイトとして税理士事務所に勤めた。時給は800円で、月の手取りは10万円余り。友人たちは家庭を持ち始めるなか「もうアルバイトではやっていけない」。夢に終止符を打ち、今年9月末に転職を決めた。

 経理の経験をいかそうと事務職の求人に応募。3社では面接にまでこぎつけたが、いずれも「経験不足」を理由に断られた。「香川は雇用環境がいいと言うが、現実は違う」。来春までに仕事に就きたいと願うが、新卒者の就職活動とも重なり、不安が募る。

 企業側も、長引く不況にあえぐ。

 「石屋をたたむまではいかなくても、人員の圧縮は進むやろうな」。高級石材として知られる庵治石の産地・高松市庵治町で、石材加工会社を営む男性社長(48)は、ため息交じりに話す。

 外国産の安価な石の流入で、1950〜70年代の最盛期に約400軒あった石材業者は、半分ほどになった。男性の会社も、ここ20年で売り上げは半減し、10人いた従業員は今、5人しかいない。そこに、新たな不安の種が加わった。消費税増税だ。

 8月に社会保障・税一体改革関連法案が成立。税率は、経済情勢が悪化しなければ2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げられる。庵治石を使った墓石は、1基100〜300万円。影響は大きい。

 「増税前の駆け込み需要で、体が持たんぐらい忙しかった」。税率が3%から現行の5%に引き上げられた1997年のことを、社長は覚えている。

 小売店が3%時代に受けた大量の注文は、税率が上がった後に仕入れた石を使わないとさばき切れず、増税分は負担するしかなかった。「長寿社会で年金制度を守るためには、増税は必要なのかも知れん。でも、今度もどんなしわ寄せがくるか……」。社長は表情を曇らせた。

 今春、県中小企業家同友会が実施した消費税増税に関するアンケート。回答した120社のうち、6割が「業績に悪影響がある」とし、3割が「増税分を販売価格に転嫁できない」ことを不安視していた。

 円高とデフレが続くなか、各調査機関が出す県内の景気判断にも「弱含み」「減速感」の言葉が見られ始めた。

 同友会の明石光喜・代表幹事は「増税の時期を誤れば、雇用情勢も押し下げ、本末転倒になりかねない」と憂慮する。「国民に負担を求める前に政治家が身を切る覚悟を示し、中小企業の力を底上げする政策が必要だ」


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