したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

三度の飯より、音楽が好き!

14闇夜の鮟鱇★:2004/10/09(土) 10:16 HOST:40.net220148226.t-com.ne.jp
(続き)
ただ、こうした2時間もかかる大曲を紹介する場合、
いきなり全部聞けというのは、やはり不親切かもしれませんよね。
その意味で、ロ短調の構造について少し解説してみようかと思うんです。

ロ短調の場合、先ず最初にキリエがあって、
その歌詞がキリエ・エレイソン(主よ哀れみ給え)
クリステ・エレイソン(キリストよ哀れみ給え)
ですからね、まあここは結構重たいんです。

しかし、その後はかなりおとなしい感じの音楽になって、
グローリアとクレドは、何かクライマックスの爆発的な歓喜に向かって、
ひたひたと潮が満ちて行くような感じで盛り上げていく分けです。
そして、クレドの最後には『いよいよクライマックス』
という予感を残して終わる分けですね。


ですから、ここだけを聞かされた日には、
何か『目の前に御馳走を沢山並べられて、
食べようとしたその瞬間に引っ込められた』
みたいな気分になるんじゃないでしょうかね!?
そして、次に問題のサンクトゥス・ベネディクトゥスが来て、
最後にアニュスデイで締めるという分けです。

それで、どこから聞くかということになるんですが……
先にも書いた通り、名曲ですから全部良いと言えば良い分けです。
でも、一部だけ選ぶとすれば当然クライマックスでしょうね。
で、そのクライマックス構成なんですが、
サンクトゥス〜オサンナ〜ベネディクトゥス〜オサンナ
という並びになっています。

サンクトゥスは『聖なるかな』という歓喜のメロディーで、
その圧倒的な迫力は、まさに指揮者の腕の見せ所ですよね。
それに続くオサンナもまた、それに劣らない歓喜の音楽です。
この後にベネディクトゥスが来て、
再び同じオサンナの歓喜が繰り返される分けですが……
間に挟まるベネディクトゥスは一転して、暗く悲しい音楽なんですね。


まあ、バッハという大天才はキラ星の如く名曲を残していますが、
それでも、これほど沈痛で、これほど哀切で、しかも、
これほど真情にあふれた、心にしみる曲が他にあるでしょうか!?
もし、ロ短調から一曲だけを聞きたいという人がいるなら、
私は迷うことなく、このベネディクトゥスを勧めます。
それで涙を流した後には、オサンナの歓喜が、
きっと心地よく響くだろうと思います。

因みに『バロックの森』みたいな朝の番組の場合、
ロ短調のクライマックスを取り上げるのは無理かもしれませんね。
朝の寝起きに、いきなり全力疾走する見たいなもんですからね。
その点『ベネディクトゥス』なら問題ないだろうとは思いますが……。


ところで『オサンナ』に関しては私には忘れられない思い出があるんです。
昔、貧乏旅行で南欧を旅していた時に、
スペインのバルセロナという街を通ったんですが……
何かのパンフレットで、目立つ建造物が目について、
是が非でもそこに行きたくなった分けです。
それがサグラーダ・ファミリアという教会(聖家族教会)だったんですね。

普通の場合、写真で気に入って大いに期待して行くと、
その期待が大き過ぎてガックリすることも少なくないんですが……
この時は、実物を観てその迫力に更にびっくりしましたね。
例えて言うなら、ロケットが林立しているみたいな感じで、
でっかい尖塔が並んでいる風景は、宇宙都市みたいでした。

実はこれはアントニオ・ガウディという著明な建築家が設計した建物で、
当時はそれほどでも無かったですが、今では結構有名になりましたよね。
で、その尖塔の一つに登ってみたんですが……
途中までエレベータがあったような気もします。
足で全部登るとしたら、結構大変かもしれませんね。
(続く)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板