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無差別級

135闇夜の鮟鱇★:2015/01/13(火) 12:11:02 ID:???0
  ●●●芭蕉句を添削する●●●(8/9)

他方では、俳句の鑑賞でひとつのポイントとなる問題として、
いわゆる字余りの句をどう味わうべきかということがあります。
例えば、野ざらし紀行の芭蕉の句では、
  牡丹蘂深く 分け出づる蜂の 名残かな
  (ぼたんしべふかく わけいづるはちの なごりかな)
も名句だと思いますが、これも随分な字余りなわけですね。

で、この手の字余り句を鑑賞する為の方便として、
私としては俳句を 5・7・5 の字数で理解する代りに、
3・4・3 のリズムで理解することを推奨したいと思います。
通常の 5・7・5 俳句の場合は例えば、
  2-2-1 2-2-2-1 2-2-1
などと区切れば 3・4・3 のリズムになりますよね。


それに対し先の句の場合、字数では 8・8・5 ですから、
  3-2-3 2-3-2-1 2-1-2
  (ぼたん-しべ-ふかく わけ-いずる-はち-の なご-り-かな)
とすれば 3・4・3 のリズムになります。
これは音楽的に言うと、二連音符の代りに、
三連音符を使う感じになりますね。

先に引いた深川の句の場合はもっと大変で 10・7・5 ですから、
  ろのこえ-なみを-うって はら-わた-こほ-る よや-なみ-だ
つまり 4-3-3 2-2-2-1 2-2-1 と4連音符が必要になりますね。
因みに、音楽総評の所で私が作った句にも 10・7・5 がありましたが、
  くまがわに-きり-みちて のぼ-れば-こい-し ゆの-かお-り
として、ここでは 5-2-3 2-2-2-1 2-2-1 と5連音符が入ることになります。


その点では例えば、英語などの外国語で句を作る場合にしても、
私は 3・4・3 のリズムに従うのが良いように思う分けです。
というのも、音節で 5・7・5 とすると、表現できる内容が多すぎて、
日本語では 5・7・5・7・7 の短歌か、それ以上のものになってしまいます。

俳句の本質のひとつは何と言っても、その短さ自体にある分けですね。
その短さの中に、どれだけ豊かな世界を表現できるかという所で、
四苦八苦する点に、俳句の難しさも面白さもあるのではないでしょうか。
ですから、外国語で俳句を作る場合、その短さを体現するには、
敢えて 5・7・5 でなく 3・4・3 の音節構成にすべきだと思う分けです。


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