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無差別級

134闇夜の鮟鱇★:2015/01/13(火) 12:08:39 ID:???0
  ●●●芭蕉句を添削する●●●(7/9)

さて、次に気になったのがこの句の読み方の話でした。
  蚤虱 馬の尿する 枕もと
  (のみしらみ うまのしとする まくらもと)
最近の研究の成果で、ここの尿はシトではなくバリと読むべきだ、
とか言っていたんですが、私にはちょっと信じがたい話でした。

古い書き物を調べる内に、そこをバリと表記したものがあった、
だから芭蕉はバリと読んでいたのに違いない、というんですけどね。
そもそも、そんなことを言いだした奴は、
俳句のハの字も知らないんじゃないか、とさえ思いましたね。

というのも、ここは全体の言葉の響きからして、
シト以外の読みはありえない、と思うからなんですね。
つまり、シラミのしとシトのしが響き合っている分けですから、
バリなどと読んだのでは話になりませんよね。


恐らく、芭蕉が句を推敲する過程で、一時的に、
ここをバリとしたらどうか、と迷ったことがあったんでしょうね。
その場合、ただ尿とかけば『シト』と読まれてしまうので、
あえて『バリ』と仮名書きしたんでしょうけど、暫くして、
やはりそれでは駄目と気づいて、元の尿に戻したんだろうと思います。

芭蕉に『句調はずんば舌頭に千転せよ』という言葉があるそうですが、
この句も、実際に舌頭に千転して見れば、優劣は自明でしょうね。
因みにネット上には、千転は大げさだという人もいましたけど、
私には全然大げさとは思えません。

実際問題として、一日一回口に出すとしても一年で365回ですから、
三年なら優に1000回を越えるでしょ!?
俳句を作るなら、そこまでこだわる位でないと意味がないと思います。
例えば私の個人的な例でも、何年たっても決着しない句がある分けですね。


つまり、江ノ島で見つけた芭蕉句から『本句取り』をやった件ですが、
  疑ふな 潮の波も 浦の春
から、次のような句を作ったという話を以前にしましたよね。
  疑うな 浮世の春も 有為の夢
  http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/study/3729/1123461002/#30
この句に関しては、後から次のような案を思いついた分けです。
  疑うな 浮世の春も 有為の浜

芭蕉の句が『う』の頭韻を踏んでいるのにならって、
本句取りの方でも『う』の頭韻を踏んでみたわけですが、
『有為の夢』は言うまでもなく、いろは歌から取った分けですね。
でも……芭蕉の句では『う う は う は』という風に、
韻を踏んでいるとも見られるわけで、そこまで合わせようとすると、
『有為の夢』より『有為の浜』の方が良い分けです。

でも、イメージを喚起する力としては、
『有為の夢』の方が上のような気がする分けですね。
つまり、音の響きでは浜、意味からすると夢という分けで、
これは舌頭に千転しても尚、決着がついていません。(^^;)


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