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誰が勝者か、女の人生

1女童ひさしき:2004/03/25(木) 23:07
血筋はいいながらも寄るべない孤児からステップアップし、中盤は夫の一時的な失脚を耐え、晩年には源氏のワガママに煮え湯を飲まされながらも、最盛期には栄華の限りをつくした紫の上か。
鳴かず、飛ばず、けれどずっと源氏のそばにいて、穏やかに愛し合った花散里か。
ずーっと一貫して日陰の女的地位に甘んじつつも、晩年には孫に囲まれてそれなりに幸せだった明石の君か。
男の権威に屈せず、世間の目も一切気に病まず、やりたい放題やりつつも、朱雀帝に熱愛され、守られた朧月夜か。
あらゆる不遇を柔軟に乗り越え、(プライドなんか生きる邪魔!)妻の地位を守り通した中の君か。
いったい誰が人生、「勝った」と言いきれるのか。
私は、今こうして書き出してみると朧月夜かと・・・・。
この人ばかりは男の思惑に左右されてはいなかったでしょう。やはり人生、やりたいことをやらないと。
(でも源氏と結婚したかったかしら・・・)

2名無しさん:2004/03/26(金) 14:45
はじめまして。

朧月夜は半端なまま終わっちゃった気がします…作者に途中、忘れられてたような。
私は、朝顔の君こそを勝者と呼べるような気がしますが。

3女童ひさしき:2004/03/26(金) 19:51
こちらこそ、はじめまして。レス有難うございます。
そうですっ。朝顔の君のことを忘れてました。
彼女こそ、特殊な専門職について自らのキャリアを積み、人々の尊敬を集めた上で、真実他者の思惑に左右されずに、自らの意思で判断し、自立した一生を送った姫君でしょう。
源氏を読むたびに、どうしても男性に隷属しなければならない他の女君に比べて、朝顔の君のことを、なんて強くて清清しいんだろうと感じてました。
でも、そうあるためには一生一人身でいなくてはならなかったって言うのが、この時代の女性の立場の弱さを物語ってますよね〜。
それに、しっかり気づいているあたりがこの姫君の聡明なところかと・・・。(源氏と結ばれたら、自分がどういう立場におかれ、どう言う風に世間が反応するかというのも、ちゃんと自分の中でシュミレーションしてるし・・・。
私もこういう女性でありたいです。紫の上や、明石の君も同じくらい聡明だけど、いかんせん、人生のスタート地点で朝顔の君とは大きく差が開いてますもんね。本当、朝顔の姫は幸運な人です)

4女童ひさしき:2004/03/26(金) 19:51
こちらこそ、はじめまして。レス有難うございます。
そうですっ。朝顔の君のことを忘れてました。
彼女こそ、特殊な専門職について自らのキャリアを積み、人々の尊敬を集めた上で、真実他者の思惑に左右されずに、自らの意思で判断し、自立した一生を送った姫君でしょう。
源氏を読むたびに、どうしても男性に隷属しなければならない他の女君に比べて、朝顔の君のことを、なんて強くて清清しいんだろうと感じてました。
でも、そうあるためには一生一人身でいなくてはならなかったって言うのが、この時代の女性の立場の弱さを物語ってますよね〜。
それに、しっかり気づいているあたりがこの姫君の聡明なところかと・・・。(源氏と結ばれたら、自分がどういう立場におかれ、どう言う風に世間が反応するかというのも、ちゃんと自分の中でシュミレーションしてるし・・・。
私もこういう女性でありたいです。紫の上や、明石の君も同じくらい聡明だけど、いかんせん、人生のスタート地点で朝顔の君とは大きく差が開いてますもんね。本当、朝顔の姫は幸運な人です)

5女童ひさしき:2004/03/26(金) 19:53
きゃーっ。間違えて二回同じ記事投稿しちゃいました。すみません。

6女童ひさしき:2004/03/26(金) 19:53
きゃーっ。間違えて二回同じ記事投稿しちゃいました。すみません。

7女童ひさしき:2004/03/26(金) 19:55
すみません。ダブルクリックしてはいけないのですね。以後気をつけます。

8伊勢の君:2004/03/27(土) 02:17
ひさしき様、初めまして。源氏ミーハーおばさん、伊勢でございます。
4のカキコがとても興味深かったので、レスさせていただきました。
私も若い頃は同じように思っていましたね。男に頼るしかない女人の多い中、自分の仕事を持ち、経済力もあり、源氏の求愛をあくまで拒んで自分のポリシーを貫いた朝顔の君は、20代の私にとってその強烈な個性がとても魅力的でした(今でも私にとって、好きなキャラです)。
しかし若さから遠ざかりつつある今、現世的な意味での"勝者"と言うなら、明石の上という気がします。明石の上は女の子を産み、その子の子孫が繁栄することによって、大地にしっかり根を張るような、揺るぎない地位を手に入れたのです。男女の愛という儚く危うい愛に怯えることなく。
朝顔の君は、我が道をゆくタイプなので、勝とうが負けようが気にならないかも知れませんが、可哀想だったのは紫の上。朝顔、明石、どちらの姫君のタイプにもなれなかった。朧月夜や女三宮、浮舟のように出家もできなかった。紫の上は、愛だけに頼って生きた、ある意味"敗者"かも知れない。けれどもそれが彼女を物語のヒロイン格に位置付ているのであり、愛されるだけではなく、源氏を、そして周囲の人々を深く愛し幸せにしたと言う意味では、最高の"勝者"であったと言えるのでは・・・と思います。

9女童ひさしき:2004/03/27(土) 14:05
伊勢の君さま。レスありがとうございます。
そうですね。朝顔の君は、その聡明さで大きな不幸を避け、一生身を切られるような、あるいは出家したくなるような思いはしなかったでしょうが、反対に大変な幸福感というのも、経験することがなかったかも知れませんね。
明石の上は、若いときは不遇であったかもしれませんが、その分晩年には大きな幸福に満たされていたのでしょう。
自分自身、辛い経験をしていた方が、人間、他者を思いやることもできるようですし。
また、愛されるより、愛する喜びの方が深いとも言うし。
明石の上、紫の上が精神的に豊かな人生を送ったのは確実でしょう。いろいろあったほうが人生楽しいだろうし。

最近、この掲示板に遊びにくるようになりましたが、大好きな源氏物語について、みなさんとおしゃべりできるのは、すごく楽しいっ。
また、いろいろとお話してくださいね。

10みかど:2009/10/11(日) 17:02:39
明石の御方では?

11ちょいちょい:2009/10/30(金) 17:34:18
わたしは明石の君だと思う。耐えて耐えて、それで栄華をつかんだってかんじがするよね。 源氏は最初
、「六条の御息所に似てる!」って言ってたけど、身分が高いながら不幸な人生を歩んで、死んでなお不
幸な彼女とは、対照的な生き方だよね。)

12よし:2010/05/24(月) 18:44:21
明石の君の存在に隠れがちですが、じつは藤典侍(惟光の娘)なんじゃないかと。
明石の君の場合、娘を一時紫の上に預けていましたし、
その娘が入内してからは娘の明石の女御とともに御所へ行ってしまう。
おそらくその地点で明石の君は
女としての幸せを諦め母としての幸せでのみ満足するしかなくなった。

それに比べ藤典侍は夕霧との間に子供も4〜5人恵まれ
源氏に比べはるかに真面目な夕霧に愛され、女としての幸せもそれなりにあった。
母としても娘の六の君は女二ノ宮の幼女となったものの、
その婿として迎えた匂宮は将来の有力な東宮候補で娘は六ノ君はその正室。
つまりは将来の東宮妃。はては中宮へと?
というわけで
私個人は藤典侍が一番幸せな≪玉の輿人生≫を送ったのではないかと想像します。

13名無しさん:2011/01/18(火) 10:17:25
私はこの人が勝者なのでは、と明確な意見を持てるほど大人ではないけれど
ここのやり取り(特に前半)が面白すぎる・・・


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