大先進国の大韓民酷 - 1352050286

641：名無しさん：2015/01/12(月) 15:52:44: [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment10 hatena0 .
安全な所がない。週末ゆっくりと朝寝坊したい時間に、１階の駐車場から出た火で１０階マンションと隣の高層マンションの住民たちまでが火との死闘を繰り広げなければならなかった。火は外壁を燃やして一瞬のうちに広がった。建物の外壁は発砲スチールに薄くセメントを塗りつけており、火がつくとすぐに有毒性の燃料に変わった。もとから火災に弱いこの建物には、初期の鎮火装置であるスプリンクラーがどこにもなかった。マンション同士の間隔は１．５メートル。火は簡単に隣棟に延焼して建物の後ろの壁を燃やし激しく広がったが、後方で鉄道と接していて消防車は入ることもできず対応無策になった。

１０日に議政府（ウィジョンブ）の都市型生活住宅のテボングリーンアパート火災で、４人の死亡者を含む１２８人の死傷者が出た。安全への無防備が大型惨事につながった、あきれ返るような都市型災害だ。可燃性の資材でつくった高層建物に消防施設は皆無だが、消防車の進入路さえまともに確保されておらず建物が建てこんでいて、１つの建物で火災が起きればすぐに燃え広がるようになっている。このように生活安全関連の措置がない建物だが、違法ではない。１０階以下の建物は消防法上スプリンクラーの設置義務規定がなく、共同住宅の外壁に難燃性資材を使えという規定もない。商業地域の住宅商店複合建物は土地の境界から５０センチだけ離れていれば良い。

問題はテボングリーンアパートのような都市型生活住宅が全国の都市に雨後の筍のように増えているということだ。ソウルだけで１０万世帯を超え、朴元淳（パク・ウォンスン）市長は２０万戸の追加供給を約束もした。チョンセ（高額な保証金方式による賃貸）・ウォルセ（通常の月極め賃貸）の供給問題で２００９年に規制を大幅緩和した根拠法令が作られて割安な庶民型住居空間として浮上しているからだ。価格の安い住宅供給のために消防・駐車施設などの義務を緩和する過程で、最低限の安全規制までも緩和してしまうことによって数十万人の居住者が安全死角地帯に追いやられている。昨年から安全は韓国社会の核心争点に浮かび上がったが、あちこちに穴がぼこぼこと開けられている。放棄してはいけない基本的な安全規制に対しても、いびつな基準を適用している。安全に対する官公庁の認識がどれほど脆弱なのかを見せている。

今回の火災事故は、言葉だけで安全を叫びながら実際に安全社会を作る仕事には手放し状態だった韓国の恥ずかしい現状を赤裸々に見せている。今は数十万、数百万人の生命がかかった住宅の安全問題から再び注意深く調べてみなければならない時だ。これまでの粗末な制度を全面的に再検討して、すでに建てられた建物でも基本的な安全を担保できる最善の案を見つけ出さなければならない。また安全は規制だけで確保することはできない。行き過ぎた規制は市場を萎縮させるという点で規制を減らすことは望ましい。だが、ここには減った規制と同じぐらい自ら統制できる韓国社会全員の努力が前提にならなければならない。牛を失ったが牛小屋は直さなければならない。牛を失ったからといって牛小屋まで放置すれば、私たちが自ら後進的で野蛮な社会