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摂折について。
94
:
川蝉
:2005/07/09(土) 09:09:36
93 番:犀角独歩 さんへ。
妙楽大師が法華文句記(5−35右)に
「今謂はく、文有り義有るは、常人これを用う。
文無くして義有るは、智人これを用う。
文有って義無きは、暗者これを用う。
文無く義無きは、迷者これを用う。
故に経に云はく、義に依って語に依らざれと。即ち此の意なり。」(天台大師全集392頁)
と述べています。
>では、総合しますと、日蓮聖人における折伏を川蝉さんが言う場
>合は、文はないが義のみがあるという主張ですね。
開目抄の「折伏を前とすべし」の文段やそれ以降の文段に引用されている涅槃経や天台妙楽の文は、在家と王権の折伏だけでなく、折伏と云う成語(術語)が無くとも、義理として、僧の折伏の文証となる、と云う事を述べてきました。
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