したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

摂折について。

8川蝉:2005/06/20(月) 09:56:58
○安楽行品の『於末法中、末世法滅時』についての日蓮宗側の解釈。

天台宗の圓信の「破日蓮義」に

「(天台)大師釈して云く。『初心始行の菩薩は未だ悪世に苦行して経を通ずること能はざるを引かんが為に、復た安楽行品を開かんと欲するなり。』と。(かかる)勧持安楽の生起を汝じ何ぞ之を見ざるや。安楽行品に云く、『後の悪に於いて云何が能く是の経を説ん』と。安楽行は豈に悪世の方軌に非ずや。」

と云う反質問がありますが、
真迢も
「既に(安楽行品の)文の中に『於末法中、末世法滅時』とも云へり。故に末法今時法華を弘通せん者は叶わぬまでも安楽行を学ぶべし。是れ正しく初心始行の弘経なり。勧持品の深位の弘経は末法の凡師に相応すべからず」

と圓信と同様の反質問を向けています。

圓信の「破日蓮義」に対する批判書である円明日澄の「日出台隠記」には、この反質問に対して、時・位・戒・定恵・順逆二門等に約して安楽行品の行儀は末法正規の化導形態ではないと返答していますが、長文なので、代わりに、真迢に対する日遵上人の返答を紹介します。
(以下引用)
安楽行品の説相を以て、総じて末法弘経の方軌なりと云う事、いわれなき義分なり。
経文の心をたずね見るに勧持品に於いて深位の菩薩の弘経の相、至って鄭重なり。
是れに因って文殊菩薩ふかく是れを歎じて、『是諸菩薩甚為難有敬順仏故発大誓願於後悪世』等と宣べて、深位の菩薩の発誓弘経の相、事すでに畢んぬ。
時に文殊、重ねて悪世法滅の時節に於いて、亦た初心始行の菩薩は、いかんが法華経を弘通すべしやと問いたまえり。
時に如来、文殊に対して答えたまわく『末世法滅の時に於いて初心始行の菩薩、法華を弘通せば摂受門に住して随力演説すべし』と有って、四安楽行の法規を説きたまえり。
是れ則ち、後心の菩薩は折伏の弘通、初心の菩薩は摂受門の伝法なり。
然るを安楽行品の摂受門を以て、総じて末法弘経の方規なりと治定する事、是れ真迢が一つの不可なり。

次に末法は本未有善の逆機なり。最も折伏門の弘経を以て毒鼓の縁をなし、下種益を盛んにし大機を建立すべし。何ぞ順機摂受の弘経を取って総じて末法弘通の格式とせんや。是れ真迢が二つの不可なり。

次に末法は五濁熾然にして、正法を弘通し順逆の二縁に逗ずること甚だ以て大切なり。
権者の所為は且く論ぜず、実行の初心の菩薩、耐えざるところなり。
深位の菩薩、和光同塵の徳を施し、いかにも権実の法門に達識して五濁の悩乱を恐れず、強いて一乗妙法の奥義を演暢すべし。しかるを初心始行の凡師を以て、末法弘経の師範に擬せんと云う是れ真迢が三つの不可なり。

譬えば強敵に向かう時は仁義血気知略の三徳をかねたる名将をえらんで大将に立つべきが如し。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板