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摂折について。

39川蝉:2005/06/29(水) 14:59:55
日向上人の「金綱集 」

日向上人の著述に「金綱集 」があります。由来所伝等は中条暁秀教授の「日蓮宗上代教学の研究」(平楽寺刊)に詳説してあります。

日蓮宗事典では「日向が日蓮聖人より聴聞したところに基づいて諸宗の大綱を記述した著書」としています。
その「金綱集・第十下・法華経の事 」に、

「天台大師は一代聖教を摂受折伏に摂す。
一、摂受とは、世間(世界悉檀)の文に当たる。安楽行品の意、世界歓喜為人生善之意なり。・・・

一、折伏門とは、世間の武に当たれり。不軽品の意、対治破悪是れなり。・・・」
(宗学全集第十四巻495〜502頁往見すべし)

と摂折について記述しています。

「金綱集」は「一代五時図 」に基づく日蓮聖人の講義が骨幹になっていると見てよいと思います。
故に、日蓮聖人が不軽菩薩品を折伏門に当てられていたことを証する資料と云えましょう。


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