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ラーメン二郎コピペ

87匿名さん:2009/03/24(火) 09:21:09
ギルティーだと!
私は食券をパチンとカウンターに置き、「野菜マシマシ、ニンチョモカラメ」とコールしていた。
自分はどちらかと言えば小食のほうなのに。なんてばかなことをしてしまったのだろうか、後悔で頭が真っ白になっていた。

ずどん!
大豚Wのどんぶりがとてつもなく大きく見えた。大盛りの野菜だけでも胃袋に収まりきるかどうか。。。
隣の2人は既に食べ始めているのでとにかく箸を動かし野菜を胃袋にいれ始めた。味なんかわからない。情けなさに涙が滲んできた。食べても食べても全く経る様子の無い野菜の山。
ジロ2がちらっとこちらをみてフンと鼻で笑った。
くそう、鼻水と滲んだ涙を拭いて。。。。
あれ、量が明らかに減っている。
何が起こったのかわけがわからないと驚いていると、
右側からもの凄いスピードで箸が野菜の山と一緒に移動していた。あのメガネリーマン!
ふと顔を上げて彼をみると、メガネを外していた彼は自分のラーメンと私の所から移動したそれを一気に胃袋に納めていた。速い速すぎる。。。
ジロ1、2も結構速いと思ったけどメガネリーマンとはくらべものにならないだろう。そして、私のどんぶりから野菜、豚が無くなると麺をさらにスピードを上げて奪っていった。
どんぶりとどんぶりの間にスープが一滴も垂れていない。
まるでプロボクサーのジャブのように無駄のないきれいな軌道で素早く麺を移動する。
ふと、左をみるとジロ1、ジロ2はまだ半分も食べ終わっていない。私のどんぶりには四分の一になった野菜とめ麺に豚二切れ。
これなら勝てる!私は野菜をほおばった。
「ごちそうさま。」
右側のリーマンは空になったどんぶりをカウンターに置きながら爽やかに挨拶した。店主が一瞬彼と目を合わせほほえんだように見えたが、私の気のせいかもしれない。
リーマンは自分の鞄を床から持ち上げるとき私の耳元でそっとささやいた。
「せっかくの二郎だ、味わって食べなよ。」
それを聞いたとたん子宮の奥がきゅんとしました。
−つづく−


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