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ラーメン二郎コピペ

49匿名さん:2009/01/23(金) 11:53:19
ドイツ語の授業が終わると我々はバスに乗って松戸の町に出て、駅前にある二郎に入って
券売機で券を買って、ヤサイニンニクカラメアブラを一杯ずつ食べた。
「ときどきここに来るのよ。昼間に豚バラを食べてもやましい感じしないから」
と彼女は言った。
「そんなにお昼から食べてるの?」
「たまにはよ」と緑はどんぶりに残った麺を箸で油にからませながら言った。
「たまに世の中がつらくなると、ここに来てヤサイニンニクカラメアブラを食べるのよ」
「世の中がつらいの?」
「たまにはね」と緑は言った。「私には私でいろいろと問題があるのよ」
「たとえばどんなこと?」
「家のこと、恋人のこと、生理不順のこと…、いろいろよね」
「もう一杯食べれば?」
「もちろんよ」
僕は手を上げて中国人の店員を呼び、小カタメを二杯注文した。
「わたしといっしょにウルグアイにいけばいいのよ」と緑はカウンターに片肘をついたまま言った。
「恋人も家族も大学も何もかも捨てて」
「それも悪くないな」と僕は笑って言った。
「何もかもを放り出して誰も知っている人のいないところに行っちゃうのって素晴らしいと
思わない?私ときどきすごくそうしたくなっちゃうのよ。すごく。だからもしあなたが私を
ひょいと遠くにつれてってくれたとしたら、私あなたのために牛みたいに頑丈な赤ん坊を
いっぱい産んであげるわよ。そしてみんなと楽しく暮らすの」


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