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ラーメン二郎コピペ

121匿名さん:2009/07/06(月) 17:58:27
入学式を終えても何の感慨も湧かなかった。
人ごみを避けてベンチに座り、適当に受け取ったサークルの勧誘パンフの束を眺める。
どれもつまらなそうだ。と、一枚のパンフを見て手が止まった。
『ジロウリング同好会 来たれ、らーめん二郎フリーク!』
そうだ――俺が親に無理を言って東京の大学に来たのは、二郎が食べたかったからだ!
俺は、そのパンフを握りしめた。
部室のドアを勢い良く明ける――が、部屋を間違えたようだ。
部屋の中に敷いたマットの上で、レスリング(?)のユニフォームを身に着けた
ガチムチマッチョが二人、腰をかがめて向かい合っている。
そこで俺は奇妙なことに気づいた。青と赤のレスリングユニフォームの男たちは、
それぞれ両手でラーメンのどんぶりのような物を持っている。どんぶりには、山盛りのモヤシ――
「そィヤぁ!」「しャッシょィー!」掛け声とともに、相手を牽制する男たち。
ふと青のユニフォームの男が動き、自分のどんぶりを相手のどんぶりに叩きつける。
赤いユニフォームの男のどんぶりから、モヤシがこぼれる。
「スプラウトアウト!ツーポインッ!」審判らしき男が宣言する。
赤マッチョがそのまま前に出てどんぶりを突き出す。
しかし、どんぶりは宙を切り、そのヒジが青マッチョの額をかする。
「ギルティ!ギルティ!」青マッチョがなにかをアピールする。
しかし審判は首を横に振り「ノットギルティー!」と宣言した。
それでも審判に食いさがる青マッチョに、審判が笛を吹き「ロットコンフュージョン!」と叫ぶと
青マッチョのどんぶりにトングでヤサイを追加した。
「ラスト30セカン!ファイッ!」
その声を聞いて、赤マッチョの顔に焦りが、青に余裕の表情が浮かぶ。
刹那。赤マッチョが自分のどんぶりを投げ捨て、青マッチョにタックルをかます。
そのまま足首を取り、ヒールホールドをがっちりと決める。
青マッチョがタップすると、赤マッチョが両手を高く突き上げて雄たけびをあげた。
マネージャに渡された茶色く変色したタオルで汗をふきながら、赤マッチョが俺に近づいてきた。
「やあ、新入生だね?俺たちといっしょに、汗とカネシにまみれた青春を送らないか?」
こうして、俺はジロウリング同好会に入部してしまった。以上チラ裏っす。


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