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【日本の巨匠】北野 武 を語るスレ【キタノブルー】

6しんかいそく ◆/KCSEXtldM:2009/12/13(日) 04:02:29
アキレスと亀



【感想】
言葉にはできないが、ラストシーンで急に涙が止まらなかった。
感想としての良い文章にはならないが、私自身の中での心を翻訳する。
北野武の「アキレスと亀」は狂っている。そして、理解されないと思う。
見た人は少なくとも、不愉快そのものだと感じるだろう。
共感も理解もかなり厳しいと思える。
奥深すぎるのである。
それは論理性ではなく感受性に訴えているからだ。
北野武の作品は殆どにおいて、テーマとして「生」と「死」が
出てくる。そして、「生」と「死」の間に「精神」という
隠れたテーマを用いる。この作品は表面的には、「芸術」という
テーマを表しているが、実は、「生」と「死」を極限まで
突き詰めた作品に感じた。
北野武の作品の初期・中期・後期と分けると
「生」よりも「死」に向かっている感覚を覚える。
樋口加奈子のような真の理解者は現実世界では
あらわれないだろうなと感じた。
「アキレスと亀」という題名は、ゼノンのパラドックスからである。
ゼノンはパルメニデスの弟子であり、
北野武はパルメニデスの「感覚は全て疑わしいものである」こと
を伝えたかったのではないか。
話は変わり、主人公の名は、真知寿である。
私はアンリ・マティスが主人公・北野武というよりも
ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャンが樋口加奈子で
フィンセント・ファン・ゴッホが北野武というようなイメージを受けた。
最終のシーンの、「ひまわり」がそれを表している。

「狂気」と「生」と「死」を極限まで表現した作品といえる。

最後に、「社会・自由・人生は全て疑わしいモノである」
天性の才能は、皆、気づかない。映画の中にもいたるところに
散りばめられている。
そして、本人ですら気づかないところに、作品の真のテーゼがあるといえる。


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