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地方と大都市の公共交通機関

1凡人:2011/07/15(金) 10:27:53
地方の行政批判への序章

2凡人:2011/07/15(金) 10:28:25
デマンド型導入 安中市実証運行  2011年7月15日東京新聞

デマンド型運行が導入された乗合タクシー=安中市で

 安中市は、民間バスの路線廃止に伴い代替公共交通機関として運行するバス、乗合タクシーの利用者が減少し収支状況も悪化していることから、運行形態の見直しに向けて今月から一年間の実証運行を始めた。バスの新路線やデマンド(事前予約)型のタクシーを初導入するなどして、利便性の確保や効率性の向上を図る。

 同市はこれまで、バス四路線、タクシー二路線を運行。実証運行では、バス運行の要望が多い秋間みのりが丘地区のJR長野新幹線・安中榛名駅とJR信越線・安中駅、同駅東の商業施設、同市役所を結ぶ新路線を導入。タクシーでは、午後の運行をデマンド型に切り替え、路線外の碓氷病院、原市の商業施設など四カ所の目的地を追加した。一部の路線で運行ダイヤも見直した。

 バスの料金体系も大幅に見直し、最高額が五百七十円だった運賃を、各路線とも市内の最高額は三百円とした。同市では、全路線の実証運行を基に市内公共交通の見直しを図るが、担当者は「利用者が少ないからといってすぐに路線を廃止することはない」と話している。 (樋口聡)

3凡人:2011/07/17(日) 12:34:30
モータリゼーションは地方の発展には欠かせない。群馬がなぜ遅れを取っているのか理解できない。
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電気自動車ビジネス、関西ですそ野拡大 ガソリン車を改造
2011/7/15 5:40

 関西の中堅・中小企業がガソリンなどで走るエンジン車を電気自動車(EV)に改造する「コンバートEV」ビジネスに相次いで参入している。技術の蓄積を生かし、デザインにこだわるなど独自の戦略で販売拡大を目指している。自治体もEVの普及支援策を打ち出しており、関西で裾野の広い産業になる可能性が出てきた。

 1回の充電で550キロメートルを走行――。TGMY(大阪市、芦田隆社長)は、実現すれば世界最高レベルの長距離走行性能となるEV「TGMY EV Himiko」の開発を進めている。

 改造のベースとしたのは光岡自動車のオープンカー「卑弥呼(ヒミコ)」。クラシックスタイルの外観は街中を走るだけで歩行者らの目を引く。車両は完成しており、準備が整った段階で走行距離の実証試験を実施する。

 大手自動車メーカーが販売するEVが1回の充電で走れる距離は200キロメートル程度。TGMYはリチウムポリマー電池を使い、三菱自動車の「i―MiEV(アイ・ミーブ)」の約4倍の蓄電容量を持たせた。富裕層などを対象に今秋にも受注生産を始める予定だ。

「ミラ」を活用

 繁原製作所(大阪府東大阪市、繁原秀孝社長)は、ダイハツ工業「ミラ」をベースにコンバートEVを開発。今年3月に始めた走行実験を通じて変速機の性能強化につなげるのが狙いだ。すでにEV向け変速機では30台以上の製作実績があり、ガソリン自動車向けが伸び悩むなか、EV関連に着目した。

 自動車整備会社など8社が3月に設立したEVジャパン(大阪府豊中市、西田長太郎社長)は軽貨物車などを改造する事業を始めた。搭載する蓄電池(バッテリー)を鉛電池とリチウムイオン電池から選べるようにするなど、速度や走行距離の性能は顧客の要請に応じ柔軟に対応する。整備会社向けなどを想定し、バッテリーなどを除いたEV改造用の部品セットを60万円程度で販売する計画も持っている。

 産業用蓄電池販売のユアサM&B(大阪市、松田憲二社長)はアイ・ミーブの後部座席を広げ5人乗りに改造し、光岡自動車のブランドでEV「雷駆(ライク)」として法人向けに販売している。本業である蓄電池の調達を強みにEV事業を拡大する考えだ。

京大発VBも

 京都大学発ベンチャーのグリーンロードモータース(京都市、小間裕康社長)は1990年代のスポーツカーをEVとして復刻した「トミーカイラZZ―EV」を昨年12月に発表した。現在は独自に設計した部品や車体を活用する市販車の製作準備を進めている。リチウムイオン電池で動く3輪のスクーターも来年3月までに開発する計画だ。

 モーターで走るEVはエンジンや多様な補機類を搭載するガソリン車などに比べ構造がシンプルで部品数も少ないため、新規参入の障壁が低い。関西に多い中小の機械メーカーや部品メーカーのほか、自動車整備会社などでも、技術さえあれば独自のEVを造ることが可能だ。

 政府は昨年、2020年までに新車販売のうち15〜20%をEVや家庭の電源で充電できるプラグイン・ハイブリッド車に切り替える戦略をまとめており、関西でEV産業が大きく成長する可能性もある。

4凡人:2011/10/03(月) 15:42:29
期間中事故472件 秋の交通安全で10減 群馬
2011.10.3 02:25

 県警は、秋の全国交通安全運動(9月21〜30日)期間中の事故状況をまとめた。事故件数は過去10年間で3番目に少ない472件で、前年同期比10件減少した。負傷者数は同25人減の581人、死者数は前年と同じ2人だった。

 前年より減少した事故を種類別にみると、子供が関係した事故21件(前年同期比5件減)▽夜間の歩行中・自転車乗車中の事故24件(3件減)▽交差点事故183件(16件減)▽追突事故184件(4件減)−だった。一方、前年より増加したのは、高齢者関係事故131件(15件増)、飲酒運転関連事故2件(1件増)だった。

5凡人:2011/10/06(木) 02:13:54
自転車搭載可能バス試験運行開始 鳥取県内初 
2011年10月04日

 乗車人数が減少した路線バスの利用を活発にしようと、鳥取県南部町の旧会見地区と米子市を結ぶ日ノ丸バス御内谷線で3日、乗客の自転車2台を車内に積載できるバスの試験運行が始まった。鳥取県内初の取り組み。

通学のために自転車を積み込む高校生=3日、南部町御内谷

 同路線は会見地区と米子市を結ぶ唯一の公共交通。しかし、昨年度の1便当たりの平均乗客数が1・4人と低迷し、住民の間に廃線の危機感があった。

 住民たちは2008年、存続委員会(田貝有史会長)を立ち上げ、利用促進策として自転車積載、高校生特別割引の導入、米子発最終ダイヤの1時間繰り下げの3案をまとめた。昨年10月に取り入れようとしたが自転車積載は国交省の許可が下りず、一部の座席を取り除き自転車を固定する金具を取り付けるなどしてようやく実現にこぎつけた。

 同町御内谷のバス停で始発の出発式があり、委員会のメンバーや行政関係者約40人が見守る中、自転車とともに地元の高校生2人を乗せてバスが出発した。

 利用した精山明夏さん(16)=米子西高1年=は「家から学校まで自転車通学だと時間がかかっていたけど、バスを使えば駅から学校まででいいので、できるだけバスを使いたい。部活で帰りが遅くなってもこれで安心」と喜び、田貝会長(68)は「高校生や一般の利用促進につながってほしい」と期待を寄せていた。

 試験運行は来年3月末まで。継続するかどうかは現時点で未定。1日6往復のうち米子行き始発や午後の4往復で自転車積載便を運行する。積載料金は1回100円。

6凡人:2011/10/12(水) 02:56:19
電動コミュニティーバス:いつか街中を走らせたい 次世代EV研究会など開発 /群馬
毎日新聞 2011年10月10日 地方版

 ◇環境に優しい公共交通機関の普及目指し、次世代EV研究会・群馬大学など開発

 環境に優しい公共交通機関の普及を目指し、県内企業を中心に約100社でつくる「次世代EV研究会」と群馬大学などのプロジェクトチームは、走行時の二酸化炭素排出量がゼロの「電動コミュニティーバス」を開発した。最高速度は20キロで、自動車メーカーが開発している電気自動車に比べて格段に遅いが、メンバーは「低コストを優先しており、速く走る必要はない。地域の巡回バスとして、いつか街中を走らせたい」と話している。

 このプロジェクトは1世帯当たりの自動車保有台数が2・24台と全国6位(11年3月31日現在)の群馬で、運転免許を返納する高齢者が増加する中、低コストの公共交通の実現を目指して進められている。独立行政法人・科学技術振興機構社会技術研究開発センターに公募提案し、委託事業に認められた。

 電動コミュニティーバスは定員約10人で、長さ4・4メートル、幅1・85メートル。リチウムポリマー電池を使用したバッテリーを家庭用電源で8時間充電すれば約40キロの走行が可能。バッテリーを交換すれば走行距離を伸ばすことが可能だ。補充電源として屋根には発電量0・5キロワットの太陽光パネルがついている。

 1台の予算は800万円。次世代EV研究会メンバーの宗村正弘さん(59)は「普通は数千万円するバスの車両価格としては異例に安い」と話す。しかしその分、自動車メーカーが開発する個人向け電気自動車と比べ、走行距離が短く速度も遅い。宗村さんは「施設敷地内の移動や街中の巡回バスとしての使用を想定しているため、低速度は問題ない。ガソリン車の代替車ではなく、新しい車の使い方を提案したい」と話している。

 課題は車両ナンバーの取得。国土交通省関東運輸局によると、新規格の車両がナンバーを取得し公道を走るには、衝突試験などを行い、車体の強度やブレーキの耐久性など、道路運送車両法で定めた基準を満たす必要があるという。公道走行のハードルは高いが、プロジェクト事務局の天谷賢児・群馬大工学部教授(49)は「当面はショッピングモールの駐車場や工場敷地内の移動手段として使用し、いつかは高齢者の地域の足として街中を走らせたい」と話している。【塩田彩】

7凡人:2011/10/12(水) 18:40:01
前橋市が公共交通マスタープラン 駅駐車場、バス網整備 群馬
2011年10月12日(水) AM 07:11

 前橋市は市の高齢化率が3割を超える10年後を見据えた公共交通マスタープランを策定した。鉄道とバスの乗り継ぎ円滑化や、新前橋駅と市中心部のアクセス向上、通勤時間帯の市街地の交通渋滞を緩和するためのパーク&ライド(P&R)の推進に取り組む。環境負荷低減のため自家用車から公共交通への転換も打ち出した。

 市によると公共交通のマスタープランを策定するのは県内の市町村で初めて。移動手段を公共交通に頼らなければならない高齢者が今後増加することから、持続可能な公共交通体系を築くことにした。

 P&Rの推進のため、上毛電鉄の駅周辺に無料駐車場を整備する。利便性を向上させ、上電の活性化にもつなげる考え。江木駅では現在、P&R駐車場を整備中で、本年度中に完成する。

 このほか、バス路線の見直しやダイヤ調整、各社共通のバスカードの導入など40施策を設定。早急な対応を要する課題や実現可能な施策から段階的に取り組む。

 昨年6月、学識経験者や交通事業者、公募市民らで構成するマスタープラン策定協議会を設置し、市の公共交通に関する課題や将来像について協議を開始。同時に公共交通の乗降調査や利用者にアンケートを行い、公共交通の利用状況や満足度などを調べてきた。

 市交通政策課は「今後は公共交通マスタープラン計画推進調整会議(仮称)を設置し、定期的に計画の評価を行い、必要に応じて施策の改善や見直しを図りたい」としている。

8凡人:2011/10/14(金) 04:44:01
通勤自転車で事故多発 警視庁など対策会議
2011/10/14 0:24

 通勤・通学時間帯の自転車事故が増えているとして、警視庁は13日、自転車通勤を奨励している企業15社を集めた緊急対策会議を開いた。同庁は「東日本大震災以降、機動力の高い自転車の利用者が増えたことが背景にある」とみており、今後も企業の協力を得て、道交法の順守やマナー向上を訴えていく考え。

 会議には前田建設工業やヤマト運輸、ブリヂストンなどの大手企業を中心に15社、計24人の人事や社員教育の担当者が参加。同庁の鈴木基久交通部長は「自転車事故の実態を理解いただき、教育を徹底してほしい」と要望した。

 同庁によると、震災が発生した今年3月から8月末の通勤時間帯の事故は2129件と、前年同期比で4.7%増えた。今年(8月末時点)東京都内で起きた交通事故のうち、自転車が関与した事故の割合も37.8%と前年比1.6ポイント上昇し、全国平均(20.9%)と比べても自転車事故の多さが突出している。

9凡人:2011/10/14(金) 04:46:09
バス・鉄道、千葉で値下げ相次ぐ 利用者減に歯止め狙う
2011/10/14 4:00

 千葉県内のバスや鉄道会社で値下げが相次いでいる。バス会社の房総エキスプレス(千葉県君津市、溝口篤志社長)は他社と比べ4割安い高速バスを増便するほか、京成電鉄は一部路線で割引切符を売り出した。いずれも東日本大震災で激しくなった利用者減に歯止めをかけたい考えだ。

 房総エキスプレスは8月下旬に木更津市、君津市周辺と東京駅を結ぶ片道800円の高速バスの運行を始めた。競合する日東交通(木更津市)の同じ路線の片道1200〜1400円と比べると3〜4割安い。乗車率は50%程度だが、口コミなどで徐々に乗客が増えている。11月からは1日1往復から3往復に増便する。

 ツアーバス会社の房総エキスプレスは通勤客の多い朝、夕方の時間帯に高速バスを走らせている。日中は同じ車両を東京都周辺でホテル客の送迎などに使い、稼働率を高めることで低運賃につなげた。

 競合する日東交通は10月末まで、JR木更津駅発で東京駅着の始発便に限定し、通常1300円の料金を700円に下げる「クール通勤応援割引」を導入して対抗している。17日からはJR君津駅発東京駅着などの路線を5便増やして利便性を高める。

 両社とも東日本大震災によって観光客の利用が減少。安定した集客が見込める通勤客に注力することで収入確保につなげる狙いだ。

 鉄道では、京成電鉄が5日〜12月29日まで首都圏と京成成田駅(千葉県成田市)の往復の割引切符を販売している。通常の往復切符と比べ最大360円(約2割)安くなる。

 京成成田駅は成田山新勝寺の最寄り駅として、同社の主要駅の一つだが、近年は利用者が減少。08年度に3万8568人だった1日平均の乗降客は10年度は7%減の3万6026人に落ち込んだ。今年度は震災の影響でさらに減少が見込まれる。切符の売れ行きは「想定より好調」(経営統括部)という。

 ただ、中長期的に利用者の大幅増が見込めない中、こうした値引き戦略は消耗戦につながる恐れもある。値下げを10月末で打ち切る日東交通は「度を超えた価格競争は企業体力を損なう。顧客の利便性を高めて乗客を集めたい」と路線の拡充に重点を置く。

10凡人:2011/10/15(土) 02:57:11
電気自動車を住宅電源に 国交省、システム開発へ支援
2011年10月14日17時01分 日経

 国土交通省は14日までに、大容量の蓄電池が搭載された電気自動車(EV)を駐車中に活用し、住宅やオフィスビルなどとEVとで電力を融通しあうシステムの開発を支援することを決めた。

 東日本大震災後の電力不足で注目されたEVのリチウムイオン電池は最大24キロワット時で、一般家庭であれば、約2日分の使用電力をためることが可能。情報通信技術で地域の電力需給を調整するスマートグリッド(次世代送電網)に将来、EVが組み込まれることを見据え、国交省はシステムの仕様をメーカー間で共通化する必要があると判断した。

 想定するシステムでは、駐車中のEVを建物の分電盤を通じて、建物内の電力需給を調整する制御装置に接続。電力需要が大きな昼間帯などは、EVの蓄電池の電力を住宅やオフィスで利用する。一方、電力会社の供給に余力があり、料金が安い深夜の電力はEVに充電。日中でも建物の屋根にある太陽光パネルで発電した電力の余剰分は充電に回す。

 EVの動力用である蓄電池を住宅などへの電力供給源として日常的に使用することには、耐久性などの課題も残っている。国交省は2012年度予算の概算要求に1億2千万円を盛り込み、自動車、住宅メーカーやITなど異業種でつくる企業連合に研究開発費を補助する方針だ。

11凡人:2011/10/15(土) 18:32:22
うた声列車・ワイン列車… 北関東の中小私鉄が体験型ツアー
2011/10/15 6:10日経

 北関東の中小私鉄が独自の体験型ツアーを続々と導入している。わたらせ渓谷鉄道(群馬県みどり市)は列車内で約40曲を合唱する「うた声列車」を始めた。他の鉄道各社も酒や散策を売りものにした列車を走らせている。沿線地域の人口減少で通学、通勤客が減るなか、観光客を掘り起こそうと奮闘する。

わたらせ渓谷鉄道の「うた声列車」は講師のリードで乗客が盛り上がる

 「今日は『線路は続くよどこまでも』から行きましょう」。10月上旬のわたらせ渓谷鉄道「うた声列車」。講師役の女性が呼びかけると、席に座った29人の客が楽しげに歌詞ファイルのページをめくる。地元ボランティアによるバンドの伴奏が始まると、元気な歌声が車内に響き渡った。桐生市から栃木県日光市までの往復3時間にわたって歌い続けるイベント列車で、2月の開始からほぼ毎回満員が続く。

■他の客と一体感

 乗客の多くは50代以上の女性で、「高原列車は行く」「三百六十五歩のマーチ」など昭和のヒット曲を満載したのが人気の秘密。桐生市から参加した原梅子さん(83)は歌の途中でハンカチを取り出し涙をぬぐった。「母との思い出が頭をよぎってしまってね」

 懐かしさだけでなく、一体感も魅力だ。前橋市から来た滝川ますみさん(71)は2回目の参加。「普段は歌も1人で口ずさむくらい。みんなで一緒に歌うのは気持ちがいい」と晴れやかな顔を見せる。道中では時折、列車のスピードを落として講師が沿線の景色を解説するなど、楽しめる仕掛けをこらした。

 「酒」をテーマにアイデアをひねり出すのが鹿島臨海鉄道(茨城県大洗町)だ。フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」解禁翌日の11月18日に「ワイン列車」を運行。車窓の風景を眺めながらボージョレと懐石弁当を楽しむ。今年から乗降客数の多い水戸駅からも乗れるようにしたほか、2月に日本酒、8月にビールを味わう列車を初運行。同社の担当者は「普段と違う雰囲気で列車に親しんでほしい」と話す。

 真岡鉄道(栃木県真岡市)は蒸気機関車(SL)に体験型の要素を加えた。29日に運行する「SLハロウィン号」は車内で仮装コンテストを実施。乗客が参加者と審査員に分かれて盛り上がる。昨年末には映画「男はつらいよ」の寅さんのそっくりさんが乗車してクイズ大会を開いた。

 野岩鉄道(栃木県日光市)は、日光と福島県の南会津の沿線を散策するミニツアーを企画した。南会津で語り継がれる民話を聞く「語り部列車」も方言を交えた独特の語り口にファンが多い。

■人口減少が直撃

 体験型のイベントで集客を狙う背景には、各社の厳しい経営状況がある。自家用車の普及や沿線地域の人口減少で、多くの鉄道で利用客が激減。わたらせ渓谷鉄道は1995年3月期の106万人をピークに減少が続き、2011年3月期には46万人と半分以下になった。樺沢豊社長は「公共交通機関として存続していくためには、観光客の増加に活路を見いだすしかない」と力を込める。

 ただ、一過性のイベントではいずれ限界が来るのも事実。樺沢社長は「観光客が増えて地域の商業が活性化すれば、鉄道を使う人も出てくる。長い道のりだが、地域のにぎわいを取り戻したい」と話す。中小私鉄各社は地元企業や行政と連携して地域全体の活性化を進める必要がありそうだ。

(前橋支局 山崎純)

12凡人:2011/10/15(土) 18:34:24
LCC拠点めざす成田、誘致へトップ営業 羽田国際化に危機感
2011/10/15 8:18日経

 成田空港が変わりつつある。羽田空港の国際化から1年、利用者の減少への危機感が背景にある。目指すのは国内外の格安航空会社(LCC)の集積拠点。すでに海外の3社が就航しており、来年までに国内3社も相次いで乗り入れる。

格安航空会社のジェットスターが乗り入れる成田空港

 今月30日、成田空港に新たに2路線が発着する。スカイマークの新千歳便と旭川便だ。新千歳便の普通運賃は1万2800円と、日本航空の同じ路線の半分以下に設定した。当初3カ月はキャンペーンで、両路線とも各便20席程度を片道980円(28日以上前にネットでの予約が必要)で売り出した。今後、那覇、福岡にも就航する。

 すでに成田空港には海外のLCC3社が乗り入れている。1社はオーストラリア、残り2社は韓国に飛ばしている。


 韓国に家族がいる20代の女性は韓国のLCCを定期的に利用する。客席が若干狭く、乗降場所が空港の中心から離れているなど不便な面はあるが「価格が大手のほぼ半分だから」と他の航空会社から乗り換えた。

 釜山便を就航するエアプサンの平均搭乗率は約8割。「中長期的には搭乗率は9割まで増える」と強気な姿勢を見せる。

 国内の大手航空会社もLCCに参入し、来年中に成田に就航する計画だ。全日本空輸はマレーシアのLCC会社とエアアジア・ジャパン(東京・港)を設立。日航は三菱商事、豪カンタスグループと共同出資でジェットスター・ジャパン(同・千代田)を作っている。

■最低価格を保証

 ともに具体的な就航先は明らかにしていないが、国内は新千歳や福岡など、国際線は中国や韓国などを検討中といわれる。また、ジェットスター・ジャパンは他社の同じ時間帯の同じ路線より安くする「最低価格保証制度」を導入する予定だ。

 羽田の国際化で危機感を持つ成田国際空港会社(NAA)がLCC誘致に力を入れている。14年度にも年間発着枠を現在の22万から30万に増やすことを決定。2009年9月、各国の航空会社が集まる「ルーツ会議」に初めて参加し、翌年の会議には森中小三郎社長がトップセールス。LCCだけが集まる会議にも幹部を派遣、「成田に新規就航や増便を」とPRしている。

■増便など課題

 NAAは施設使用料の安いLCC専用ターミナルの設置を計画している。他国より高い着陸料など各種料金を「値下げの是非も含めて検討している」という。

 各LCC路線とも便数が少ない。エアプサンの釜山便、イースター航空のソウル便はいずれも1日1往復だけ。30代の日本人の女性は「もう少し便数が多ければ」と話す。新規路線の誘致とともに、既存路線の増便も課題になる。


▼ビジネス客は羽田シフト 14都市に定期路線

 1978年の成田空港開業以来、政府は「国内線は羽田、国際線は成田」とすみ分けをしてきた。このため、羽田の国際線はソウルや香港などへのチャーター便に限られていた。

 昨年10月に政府は羽田の4本目の滑走路の運用を開始。同空港に年間6万の国際線の発着枠を割り当てた。現在、欧米やアジアの14都市に定期路線がある。来年1月には全日本空輸とルフトハンザ・ドイツ航空がフランクフルト路線を就航させる。2013年度をめどにさらに3万の枠を増やす計画だ

 国土交通省によると、今年7月の国際線旅客数は羽田が62万人、成田は208万人と震災の影響もあり、前年同月と比べて21%減少した。首都圏の空港から海外に旅行した人の2割以上が羽田を使った計算になる。

 特にビジネスでの渡航では羽田の利用が多い。出張専門旅行会社のJTBビジネストラベルソリューションズ(東京・江東)が今年7〜9月に扱った首都圏発の海外出張では羽田利用者が3割以上を占めた。アジア方面に限れば、半分近いという。上海出張で羽田を利用する都内の女性会社員(37)は「フライト時間が短いアジアへは空港まで近く、出国手続きがスムーズな羽田が便利」と指摘する。

13凡人:2011/10/20(木) 08:38:40
首都高、1月から距離別料金 ETCは500〜900円
(2011/10/19 19:49)

 首都高速道路に来年1月から500〜900円の距離別料金が採用されることが確実となった。関係自治体の5都県市の議会が既に関連議案を可決、残るさいたま市も21日に可決の見通しで、国交相の許可を受けて正式に決定する。

 現在は普通車の場合、東京線700円、神奈川線600円、埼玉線400円の定額制だが、距離別料金では路線の区別をなくして全線共通とし、ETC(自動料金収受システム)搭載の普通車で6キロ以下は500円、6キロ超の走行分は6キロごとに100円ずつ加算され、24キロ超は900円で頭打ちになる。

 ETC非搭載車は、走行距離にかかわらず一律に900円。

14凡人:2011/10/25(火) 21:28:05
わ鉄新トロッコ列車
(2011年10月25日 読売新聞)

来春運行

わたらせ渓谷鉄道が来春の運行を予定している自走式の「トロッコわっしー号」のイメージ(わたらせ渓谷鉄道提供)

 わたらせ渓谷鉄道は24日、牽引(けんいん)車が必要ない自走式の新型トロッコ列車「トロッコわっしー号」=写真は予想図=を来年4月から、桐生―間藤駅間で運行する計画を発表した。

 同社によると、新型列車の導入は、夏休みや秋の紅葉シーズンに乗客が集中し、トロッコ列車に乗れない場合があるため。導入後は、1日最大3往復し、全体の乗客数で年間約2万5000人増を見込んでいる。

 新潟県で製造中の新型列車は、今年導入した新型車両(WKT―501型)を土台に、赤やオレンジ色のラインが入り、マスコットキャラクター「わっしー」のヘッドマークを取り付ける。座席は52席用意し、大きめの窓を設ける。運転席の横に、アクセルやブレーキ、速度計などがある模擬運転台を用意し、子供たちが楽しめるようにする。

 総費用の予算は約1億6800万円。国の補助のほか、県の拠出や沿線自治体の寄付などでまかなう。

15凡人:2011/10/27(木) 00:23:32
前橋・富士見商工会 電動自転車の充電支援 群馬
2011.10.26 02:14

 ■小水力発電機買い上げ

 富士見商工会(前橋市富士見町)は25日、前橋市が同町の不動川に設置している小水力発電機を今月中に買い上げる方針を決めた。その電力で電動アシスト自転車を充電するスタンドを設置する。さらに設置後には、同町内の中学に通う全生徒に同自転車を提供する考えで、坂道の多い町内での通学などを支援する。同自転車による自然エネルギー活用の県内モデルケースとなりそうだ。(西村利也)

                   ◇

 不動川の小水力発電機は、自然エネルギー活用の推進を目指す総務省の「緑の分権改革事業」の一環として、市が昨年12月、実験用に設置。毎時約100ワットを発電し、電力は周辺の街灯の点灯に利用されている。実験は今年2月末で終了し、市がその後の設備の使用法を模索していたところ、商工会が購入に名乗り出た。

 商工会は町内の電気店などと協力し、不動川の小水力発電機の電力を活用できる電動アシスト自転車専用の充電スタンドを設置する考えだ。バッテリーは自転車から取り外して充電できるタイプを採用。スタンド横にはフル充電したバッテリーを複数個置けるロッカーを配置し、利用者が、すぐにフル充電された別のバッテリーと交換できるようにする。

 赤城山の麓にある同町は坂道が多く、中学生にとっては体力的に厳しい自転車通学が続いている。商工会の奈良力男会長は「保護者が学校に乗用車で送り迎えするケースもよく見られる。充電スタンドの設置で電動アシスト自転車の普及を促し、子供たちの通学支援を図りたい」と意気込む。

 商工会は町内唯一の中学校、富士見中の全生徒約700人に、電動アシスト自転車の配備を計画。奈良会長は「坂道が楽に登れる電動アシスト自転車の普及で、乗用車利用が減り排ガス削減など環境面の効果もある」と強調する。自転車配備の総費用は約3千万円を見込むが、政府や県からの補助金受給を経て、2年以内に実施する方針だ。

 さらに、商工会では、町民から資金を募り、町内各所に小水力発電や太陽光発電の設備を設置し、自然エネルギーを活用するための共同出資会社の設立も検討。将来的に、蓄電設備なども整え、発電した電気の使用料収入を運営資金に充てる。奈良会長は「町内で自然エネルギーの地産地消を目指す」としている。

16凡人:2011/11/19(土) 18:23:52
自転車・歩行者「共存」探る 宇都宮市で19日から実験
2011/11/19 6:04

 宇都宮市は19日から1週間、市中心部のオリオン通りで歩行者と自転車が双方とも安全に通行できる方策を探る社会実験に取り組む。東西2エリアに分け、一方は歩行者と自転車が通る場所を分離。もう一方は同じ空間を行き来してもらう。通行量調査や利用者の感想の聞き取りを通じて効果を検証。自転車のマナーに注目が集まるなか、歩行者との共存に向けた手法の検討に生かす。

歩行者と自転車の通り道が同じ場合と分けた場合とを比較検証する

 社会実験は19〜25日の午前7時から午後7時まで(オリオン通りで街なかイベントが開かれる19日午後は一部除く)。パルコ宇都宮店よりの東側200メートルは2列並べたベンチにはさまれた中央部を自転車が通り、その両側は歩行者専用とする。

 東武宇都宮百貨店よりの西側230メートルは通りの中央にベンチや駐輪スペースを設け、両側を歩行者、自転車が混在しながら自由に走れるようにする。ベンチなどの設置は市街地の休憩スポットや違法駐輪対策を求める声に対応した試み。

 休日と平日の2日間ずつ、通行量やヒアリング調査を実施。来年2月をメドに結果をまとめ、商店街などと連携しながら対策につなげる考え。佐藤栄一市長は「自転車と歩行者が共存できるインフラづくりに地道に取り組みたい」と話す。

17凡人:2011/12/02(金) 07:31:30
札幌延伸の経済効果、年1400億円試算 新幹線の着工認可へ
2011/12/2 6:02 日経

 北海道新幹線の札幌延伸が現実味を帯びてきた。開通後の経済効果が純増分だけで年間1400億円にのぼるとの試算があり、観光や地元関係者らの期待も膨らむ。ただ着工認可に欠かせない、並行在来線の経営分離への地元自治体の同意はこれからだ。道による地元調整が急がれる。

札幌延伸への期待が高まっている(青森市内を走る東北新幹線)

 札幌延伸は2015年度に開通する新函館(仮称)から札幌までの全長211キロメートルの区間。新函館から新八雲(八雲町)、長万部を経由し、後志管内の倶知安、新小樽(仮称)を通って札幌につながる。建設費は1兆5千億円程度の見通しで、金沢―敦賀など未着工3区間の合計2兆7500億円の5割超を占める。

 北海道経済連合会は年間5100億円の経済効果があり、マイナス分を差し引いた純増額でも年間1400億円にのぼると試算。観光業界の期待も高まる。近畿日本ツーリスト北海道(札幌市)の佐藤誠之社長は「北海道ツアーの品ぞろえが充実する」と強調する。

 現在は道外からの北海道観光の移動手段は飛行機が中心。延伸で移動手段が増えることで、飛行機を利用したツアー料金も下がる可能性があり、道外から北海道を旅行しやすくなる。

 北海道新幹線が停車するニセコ地区。道外スキー客は新千歳空港からのバスで訪れているが、倶知安観光協会の則武新吾氏は「札幌から新幹線で来るスキー客が増える」とみる。同地区はアジアのスキーリゾートとして知名度が高まっており、新幹線効果を狙ったアジアからの投資も再び増えそう。札幌でも新幹線ホーム設置や、老朽化した商業施設「エスタ」の建て替えなど、再開発が予想され、中心部の商業活性化にもつながる。

 函館では4日に全線開通1年を迎える東北新幹線の効果がみられる。新青森駅から特急で約2時間の距離のため、東北や北関東からの観光客が増加。五稜郭タワーでは4〜10月の中学校の修学旅行客が17%増の2万6849人となった。札幌延伸が実現すれば、道内により大きな効果が生まれるため、実現に向け道内関係者も熱が入る。

 民主党政権は財源確保など5項目を着工認可の条件に掲げる。国土交通省はJR東日本などが払う整備新幹線の施設使用料を充てることで、財源確保にめどを付けた。ただ道内では5条件のひとつ、並行在来線のJRからの分離への地元自治体の同意ができていない。

 札幌延伸の沿線15市町のうち、並行在来線をJR北海道から経営分離することで合意したのは、八雲や長万部など9町。小樽市や七飯町など4市町は議会手続きなどをクリアして合意する見通しだ。

 合意形成で残るのは、余市町と函館市。余市町は小樽市や札幌市への通勤・通学客を念頭に「現段階では、経営分離に同意できる状況にない」との意向。在来線が廃止となり、駅がなくなることを懸念する。函館市では昨年9月、函館商工会議所や町会が協力してJRの経営継続を求めて約11万人の署名を集めるなど、反対論が根強く、意見集約できていない状況。北海道商工会議所連合会は2日、在来線分離に難色を示す函館商工会議所の説得に乗り出す。

 道は国の来年度予算編成が終わる12月末までには、地元自治体の合意を取り付ける考え。金沢―敦賀と諫早―長崎は地元同意ができており、道内関係者から「道の努力が足りない」と不満が強まっている。15市町すべての合意がなければ札幌延伸が実現しない恐れもあり、沿線自治体をまとめる道の本気度が試される。

18凡人:2011/12/16(金) 07:48:04
福岡、北九州、佐賀… 九州の格安航空、すでに過当競争!?
2011.12.16 02:15

 全日空系の格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが15日発表した福岡〜大阪(来年3月就航)の最安値運賃は、大手航空会社の割安運賃と比べて半額以下の3780円。長崎、鹿児島への参入も計画するピーチに対し、中国や韓国のLCCも次々と九州へ参入。来年は九州の航空地図が大きく変化しそうだが、業界からは「すでに過当競争気味」との声も聞こえてくる。

 ピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)は「米国に端を発し欧州へ広がったLCCの最後の空白地帯が北東アジアだった。今後、このエリアでLCCが一気に盛んになる」と話す。

 九州ですでに発着している海外LCCは、済州航空(韓国)の北九州−仁川、エアプサン(同)の福岡−釜山。今月20日にはティーウェイ航空(同)が福岡−仁川に、来年1月18日には春秋航空(中国)が佐賀−上海路線を開設する。国内勢をみてもスカイマークに代表される先発組に、来年はピーチなど大手航空会社系のLCCが挑む構図となる。

 九州は全県に空港がある。それぞれの県は各空港の利用促進を目指して、LCC誘致を進めている。

 福岡県以外で初めて海外LCCの誘致に成功した佐賀県。誘致にあたっては、県内宿泊を条件に乗客1人当たり3千円の補助金を春秋航空に支払う。同県空港・交通課は「さまざまな方策で空港間競争を勝ち抜き、一日も早く春秋に続く第2のLCC誘致を決めたい」と意欲をみせる。

 ただ、現在の円高基調で海外から九州を訪れるインバウンド客が伸び悩んでいることもあり、LCCからは競争激化に懸念の声も上がる。ティーウェイ航空の担当者は「すでに過当競争気味だ」という。

 エアプサンの担当者は九州の他の空港から引き合いがあることを認める一方、「変動が少ない日本人客をベースに、市場が大きいインバウンド客を増やすのがLCCの経営。日本から海外へ向かう一定の利用者が見込める空港でなければ参入は難しい」と話している。

19凡人:2011/12/16(金) 09:14:48
橋下氏、バス事業倒産「やむを得ない」 土地信託破綻276億円賠償判決で
2011.12.15 22:58 [west政治]

 大阪市交通局のバス車庫跡地を利用した商業施設「オスカードリーム」(同市住之江区)の土地信託事業をめぐり、市に約276億円の賠償を命じた大阪地裁判決について、橋下徹次期大阪市長は15日、賠償支払いのため、地下鉄事業の黒字でバス事業の赤字を補填(ほてん)する処理は認めず、バス事業が「倒産という事態になったとしてもやむを得ない」と容認する考えを明らかにした。

 また、控訴について橋下氏は「最終決定は(就任日の)19日に判断するが、基本的にはする方向」とした。市内で報道陣に述べた。橋下氏は「普通の企業なら倒産。地下鉄から補填したり、貸し付けを受けるなんて(市交通局が)言っているので、それは全部だめだと言いました。全部バス会計で処理しろと言っている」と語った。

 ただ、「まずは1回リセットして、もし本当に、公が金を入れなければいけないのであれば、真正面から(バス事業に)金を入れて、ということにします」とも発言した。

 市交通局によると、平成22年度決算で地下鉄事業は8年連続の黒字となり、公営地下鉄としては全国で初めて累積赤字を解消した。一方で、バス事業は20年連続の赤字となり、22年度は地下鉄事業からバス事業に約30億円を繰り出していた。

20凡人:2011/12/21(水) 22:47:55
整備新幹線、新規着工に90億円 12年度予算案で政府
(2011/12/21 18:02)

 政府は21日、2012年度予算案に計上する整備新幹線事業費のうち、90億円を北陸新幹線金沢―敦賀など未着工3区間の新規建設に使えるようにする方針を固めた。

 未着工区間をめぐり、民主党の前原誠司政調会長らは21日夕、建設を容認するとした党の方針を藤村修官房長官に伝達。政府は週内にも国土交通、財務、総務各省の調整会議や国交省政務三役の会合などを開き、着工を最終決定する。

 未着工区間はほかに北海道の新函館―札幌と九州・長崎ルートの諫早―長崎。政府は、長崎ルートの高速化のため、武雄温泉―長崎を東海道新幹線などと同じ線路幅の「フル規格」で整備する方針も固めた。

21凡人:2012/01/05(木) 03:25:42
昨年の交通事故死者4611人、11年連続で減少 1時間54分に1人が死亡
2012.1.4 14:23

 昨年1年間の全国の交通事故死者数(発生後24時間以内)は、前年比5・2%(252人)減の4611人で、11年連続の減少となったことが4日、警察庁のまとめで分かった。警察庁では減少要因として、(1)シートベルト着用者率の向上(2)最高速度違反といった悪質・危険性の高い違反に起因する事故の減少−などを挙げている。

 高齢者(65歳以上)の死者数は前年比7・7%(188人)減の2262人と大きく減少したが、全体に占める割合は49・1%と依然として半数近くに上っている。

 交通事故発生件数(速報値)は69万907件、負傷者数(同)は85万2094人で、いずれも7年連続の減となった。一日平均の死者数は12・63人で、1時間54分に1人が交通事故で死亡していることになる。

 都道府県別の死者数は、愛知が225人で最多。次いで、東京215人▽埼玉207人▽兵庫198人▽大阪197人。逆に少なかったのは、鳥取26人▽島根31人▽山梨39人−など。

 警察庁の片桐裕長官は「いまだ飲酒運転などの悪質違反に起因する交通事故で多くの尊い命が犠牲となるなど、交通事故情勢は依然厳しいものがある。引き続き総合的な交通事故防止対策を一層進めていきたい」とのコメントを出した。

22凡人:2012/01/25(水) 02:45:19
「自転車は一方通行」実験 松山でスタート
(2012年1月21日 読売新聞)

歩行者との共存狙い

自転車で車道を一方通行する生徒たち(松山市一番町で)

 自転車に一方通行を求める1か月間の社会実験が20日、松山市中心部の一番町通りで始まった。歩行者の安全確保が目的で、車道走行も推奨。警察庁が昨年に「自転車の車道走行」を促すよう全国の警察に指示した中、実験を行う国土交通省などは、千舟町通りなどで行ってきた自転車専用レーン実験の結果も踏まえ、自転車走行や道路整備のあり方を検討していく。(松本裕平)

 実験は、国交省松山河川国道事務所や県などでつくる松山自転車活用推進協議会が実施し、区間は勝山町交差点から県庁前交差点までの東西880メートル。同事務所によると、半日あたりの自転車通行量は4218台で松山市内39か所中3位、歩行者も1805人で2位で、2005〜09年の5年間で自転車が関係する人身事故は届け出分だけで17件に上るという。

 これまでの実験の主眼は「自転車を車道へ降ろす」ことだったが、今回は「自転車と歩行者の共存」がテーマ。自転車は車の進行方向に沿い、北側の道路では東向き、南側では西向きに走り、逆行の場合は自転車を押して歩く。歩道を走る際は車道寄りを「ゆっくり」走ることも求められる。

 ルールを理解してもらうため、自転車の絵と矢印を描いた路面表示(長さ60センチ、幅30センチと長さ1・2メートル・、幅60センチの2種類)を歩道と車道の約200か所に設置。実験内容を記した看板も取り付けた。

 初日は、朝夕の通勤・通学時間帯に区間の両端で警察官が交通指導。一方通行を無視して走行した通勤客が注意を受ける場面も見られた。県立松山東高2年の男子(17)は「スムーズに走れた。自転車や歩行者の交通安全に効果はあると思う」と評価。一方、松山市内の会社員女性(26)は「急いでいる時に、逆方向に渡る必要があり、面倒。警察官がいなかったら守らない人も出てくるのでは」と話していた。

 同協議会は、定点カメラによる撮影やアンケート調査で効果を検証する予定。加藤邦寛・同事務所計画課長は「目抜き通りでの実験によって、まずは多くの人に自転車のルールを認識してもらうことを期待している」と話している。

 同様の実験は、神奈川県相模原市でも今月10日から実施。午前7時からの2時間限定で、幅4メートルの歩道を歩行者用と自転車用に二分した。同県警によると、警察官の指導がなくてもルールを無視する人はほとんどいないといい、「歩行者の流れがスムーズになり、目立った混乱もない」と実験の効果を認める。

23凡人:2012/02/07(火) 08:21:18
日本の空港経営の実態−国内には98空港
そのうち自治体が単独で経営するのは25。そのうち3ヶ所羽田(東京)と千歳(札幌)と小松(石川)が黒字、その他22ヶ所は赤字。(凡人:北陸新幹線の金沢駅が近々出来る石川の小松も、また東北新幹線と結ぶ北海道新幹線の建設計画が進められている札幌の千歳も将来も黒字が続くことに疑問がある)
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ECONOMICS OF AIRPORTS
Bubble era's aviation legacy: Too many airports, all ailing
Nation should have focused on select hubs

By MIZUHO AOKI
Japan Times Staff writer
Monday, Feb. 6, 2012

Japan has 98 airports, and most of them are operating in the red as a result of exaggerated demand forecasts and rampant, costly and arguably pork-barrel construction projects.

The transport ministry hopes to mitigate the problem by selling off the management rights to 27 state-owned airports as soon as 2014. The ministry also plans to issue an airport reform blueprint by summer.

Following are questions and answers about Japan's airports:

Who runs the airports?

In most cases, the central and local governments manage the runways, aircraft aprons and other regulated facilities while private companies or joint public-private ventures run the terminal buildings and parking lots. Of the 98 airports, 28 are run by the central government and 67 by local governments.

In the case of Tokyo's Haneda airport, for example, the state is in charge of the runways while the terminal buildings and parking lots are managed by Japan Airport Terminal Co.

Three main international airports also involve mixed types of management.

The facilities at Narita airport in Chiba Prefecture, including its runways and terminals, are managed by state- and local government-backed corporations, as is Kansai airport in Osaka Bay.

Private companies are also part of the equation at Kansai and at Central Japan International Airport, or Chubu.

Are they all operating in the red?

Not all but most facilities specifically linked to flight operations are running at a loss, even though most terminal buildings and parking lots are turning profits.

Most of the income to cover the operations of runways, aprons and other aircraft-related facilities, however, comes from landing fees, which have suffered for years at airports nationwide amid the sluggish economy and lack of passengers.

In many cases, exorbitant fees have kept airlines from using some airports, like Kansai airport.

In terms of overall airport management, the aircraft- and flight-related facilities are run by entities separate from the ones that manage the terminals and parking lots.

How bad is the airport business?

According to the transport ministry, of the 25 solely state-run airports, only three — Tokyo's Haneda, Sapporo's Shin-Chitose and Ishikawa Prefecture's Komatsu — logged operating profits in their aircraft facility-related businesses in fiscal 2009, mainly thanks to landing fees. Haneda posted \16.232 billion, Shin-Chitose \1.851 billion and Komatsu \499 million.

The rest are losing money, with Fukuoka Airport's flight operations deficit the biggest at \5.973 billion, and Okinawa's Naha Airport running up a loss of \5.481 billion. The ministry began disclosing calculations in 2009, due to mounting public demands for financial disclosure.

Most of the aircraft-related operations at municipal-run airports are also believed to be in the red. Kyodo News reported in 2009 that most of them were losing money in fiscal 2007.

But most terminal buildings and parking lots turned profits, apparently because their concessions attract consumers even when passenger numbers are running low.

According to a survey by Tokyo Shoko Research, among 50 major terminal management firms, 45 posted profits in fiscal 2009. But only five expect to post a profit in the business year to March and five face deficits.
1-2

24凡人:2012/02/07(火) 08:25:21
Why are they losing money?

One key reason is overcapacity. The government built too many airports based on overrated demand projections, experts say.

Because airports are considered public infrastructure, profit is not the only consideration taken into account when building them.

The nation has many remote islands whose only transportation link to the outside world is by air, even when demand for travel is minimal and steers aviation operations into the red.

But the situation was compounded in large part by politics, with decisions made to build airports in rural, virtually no-traffic areas where turning a profit was never a realistic proposition but just a way to get voters government-backed jobs from more pork-barrel projects.

Another drawback has been the "pool system" of state budgetary allocation, a one-size-fits-all policy for financing airport operations that did little to clarify which airports were at risk of habitually losing money, experts say.

The more or less blanket operations of all state-run airports provided little incentive for individual hubs to seek more efficient operations, Sayuri Hirai, a senior consultant at Daiwa Institute of Research, told The Japan Times.

What about Kansai airport?

Kansai airport posted an operating profit in fiscal 2010, but it still has an interest-bearing debt load that exceeds \1 trillion.

To alleviate the burden, Kansai is scheduled to integrate management with Osaka's state-run Itami Airport in July. Land-locked Itami, which is dozens of kilometers from the offshore Kansai facility, is a thriving domestic hub.

Have municipalities or the government taken steps to improve airport earnings?

Yes. A case in point is Noto airport run by Ishikawa Prefecture. The airport opened in 2003 with two daily round-trip flights to Haneda airport by Air Nippon, an All Nippon Airways subsidiary.

The prefecture adopted a so-called capacity guarantee system under which it pays Air Nippon up to \200 million a year to make up for any shortfall in its guaranteed seat occupancy rate.

The system is expected to lure airlines as well as encourage the local government to adopt measures to boost business.

Thanks to efforts by the tourism industry to attract people to Ishikawa, as well as measures the prefecture took, the flight occupancy rate has exceeded the agreed percentages for the seventh consecutive year.

The prefecture also relocated some administrative functions to the airport to draw more users.

How does the government plan to turn things around?

The government is hoping to sell the management and operating rights of the 27 state-run airports to turn around their money-losing operations. It will submit a bill on the proposal to the Diet this year.

Under the plan, private firms would gain the rights to manage airports — both flight-related facilities and terminal buildings — for between 30 and 50 years, while the public sector continues to own the property rights of the airports.

Some municipal-run airports are meanwhile reportedly looking for private-sector help.

"People may think it will be very difficult to turn money-losing airports into profitable ones amid Japan's shrinking population . . . but there is a good chance to boost potential demand by (launching) low-cost carriers," Hirai of Daiwa Securities said.

She stressed that losing money — even taxpayer money — could be permissible in some cases if an unprofitable airport's existence can be justified in terms of the role it plays in a community.

This is arguable, however, if other viable forms of transport, such as shinkansen, are readily at hand, she said. "In that case, municipalities must judge whether to continue operating airports."
2-2

25凡人:2012/02/07(火) 08:27:57
赤字地方空港 大甘な需要予測のツケだ(3月15日付・読売社説)
(2010年3月15日00時58分 読売新聞)

 開港時に国内定期便が1便も飛ばない空港が誕生した。前途は多難というしかない。

 国内98番目となる茨城空港が開港した。羽田、成田に続く「首都圏第三空港」という触れこみだが、4月中旬に就航する神戸便を加えても、定期便は2路線しか決まっていない。

 茨城県は、航空会社が支払う着陸料が安いことなどを訴え、誘致に懸命だ。しかし、羽田、成田の発着枠が増えることから、便数増は難しい状況にある。

 着工前には札幌、大阪便などが就航し、年間81万人が利用すると見込んでいたが、実際の利用者は20万人前後にとどまりそうだ。空港ビルは早くも年2000万円程度の赤字が確実だという。

 昨年開港したばかりの静岡空港も、日本航空が撤退を表明するなど、綱渡りの運営が続いている。採算がとれない空港が、なぜ次々に開港してしまうのだろうか。

 それは、着工前に立てる需要予測が甘すぎるためだ。

 国土交通省のまとめによると、2008年度の利用実績が開港、拡張前の予測を上回ったのは、熊本、那覇など8空港だけだ。国交省は、「不況で予想以上に需要が落ち込んだ」などと説明する。

 だが、予測の多くを受託する財団法人には、国交省OBが天下りしている。国内航空網の拡充を急ぎたい同省の意向を踏まえ、「建設ありき」の水ぶくれした予測を意図的にこしらえていた面も否定できまい。

 公共事業がほしい地方の政界や産業界が空港建設の声をあげ、官僚も省益のため、それを後押しする――。こんな、もたれあいの構図も透けて見える。

 建設費を賄う国の特別会計の仕組みにも問題があった。財源の大半は着陸料などの形で航空会社が負担するため、国は空港をつくって就航便を増やすほど新たな財源が得られる。赤字空港が赤字空港を生む悪循環が生じやすい。

 だが、国や地方の財政が逼迫(ひっぱく)する中、赤字の垂れ流しは、もう許されない。地域住民の暮らしを支える離島などを除き、不採算空港は近接空港との統合や廃止を進めることが必要だろう。

 各空港が収支を公表し、大甘の需要予測を厳格に検証し直すことが不可欠だ。特別会計も抜本的に見直し、羽田のハブ化など、拠点空港に予算を集中する仕組みに改めるべきだ。

 茨城開港で予定された国内空港の整備はほぼ終了する。航空行政再構築の転機としてほしい。

26凡人:2012/02/07(火) 08:33:49
社説:98の空港―無責任のツケを誰が払う
朝日新聞 2010年3月12日(金)付

 またひとつ、前途が心配な空港が誕生した。全国で98番目となった茨城空港。経営を黒字にできる確かな見通しもないままつくられたのは、なぜなのか。よく考えてみたい。

 空港経営を黒字にできなければ、その負担を負うのは国民である。

 地元には、羽田空港や成田空港に続く「首都圏第3空港」として期待する声もある。だが、茨城空港の定期就航はソウル便と神戸便のわずか2路線しか決まっていない。

 成田や羽田に近すぎて、航空各社が就航を見合わせた。年間の利用客数は、着工前の予測の5分の1ほどしか見込めない状況にある。空港運営で大きな赤字が避けられないほか、県の公社が営むターミナルビルでも赤字は年間2千万円ほどになりそうだ。

 需要が期待はずれとなった空港は珍しくない。海外も含めたビジネスや観光などで、利用客がこれから増えるに違いない。そんな捕らぬタヌキの皮算用があちこちで幅をきかせ、地元の期待をあおった。しかし、開港後は厳しい現実に直面する。日本中、そんな空港であふれている。

 国土交通省がまとめた全国の空港の国内線の状況によれば、比較可能な69空港のうち、実績が需要予測を上回ったのはわずか8空港だった。

 不況も一因ではあろう。しかし、建設反対論を押し切ろうと、もともと甘い需要見通しをつくったのではなかったか。そんな疑いもぬぐえない。

 需要予測は、人口や国内総生産の将来予想、観光需要などをもとに作られる。本来は客観的なものとなるはずだが、その調査の多くは国土交通省出身者が幹部を務める財団法人などに委託されている。

 全国の空港で駐車場や保安業務の多くを請け負っているのは国交省航空局が所管する27の公益法人だ。うち20法人に官僚700人以上が天下っている。空港利権に期待する関連業界や自治体、政治家。官僚もそのなれ合い構造にくみした結果が、無責任な空港建設につながったのではないか。

 98空港の多くは赤字経営だ。その運営維持に巨額の税金がつぎ込まれ続ける事実も忘れてはならない。昨年1月に日本航空が撤退して経営が苦しい福島空港では、空港運営の赤字を税金で年間3億〜4億円穴埋めしている。

 アジアなどからの客を呼び込むなど、各空港が経営の改善に向けて努力することが望まれる。だが赤字垂れ流しをいつまでも続けることはできない。見通しが困難な空港は、思い切って統廃合を進めるしかない。

 ハブ化する羽田との連絡など航空網の未来図はもちろん、新幹線と高速道路も含む総合的な基幹交通ネットワークを描きながら、空港ごとの採算性を厳しく問いたい。

27凡人:2012/02/07(火) 08:35:24
社説1 多すぎる空港の「選択と集中」を進めよ(3/12)
日経新聞 2010年3月12日

 国内で98番目の空港となる茨城空港が11日、開港した。関係者は「羽田、成田に続く首都圏の第3空港」と意気込むが、就航の決まった定期路線は神戸とソウルの2路線だけで、苦戦は免れそうにない。

 全国には茨城に限らず、需要見通しが甘かった空港が目立つ。国土交通省によると、開港前などに需要予測を出した75空港のうち、直近の国内線利用実績が予測を上回ったのは8空港にとどまった。

 空港を建設したいがために、あえて高めの予測数字をつくった。そう批判されても仕方がない。

 「多すぎる空港」はそこに就航する航空会社にも重荷となる。日本航空の経営が行き詰まったのも、収益性の低い地方路線の開設・維持を政官から迫られたことが一因だ。

 各空港はまず経営の効率化に努めなければならない。茨城空港は建設費を切り詰めた結果、羽田などに比べ着陸料などをかなり安く設定できた。この価格競争力を武器に、格安航空会社を呼び込みたい考えだ。

 関西国際空港は24時間運営の強みを生かして、航空貨物需要の開拓に力を入れるという。
 こうした努力を重ねても、多くの空港は採算に合うほどの需要は見込めないとみられる。空港の「選択と集中」は避けられない。関西には関空をはじめ主要空港が3つあるが、そもそも需要に対して設備過剰ではないか。公的資金による赤字補てんをいつまでも続けるわけにはいかないと関係者は銘記すべきだ。

 空港リストラを進めるうえで欠かせないのが経営のガラス張り化だ。国土交通省は昨夏初めて国管理空港の個別収支の試算を公表した。これは評価できるが、加えて別会計になっていることの多い付随の空港ターミナルビル会社などを含めた総合的な収支の開示が必要だ。
 空港そのものの収支は赤字で、その補てんに公的資金が使われているにもかかわらず、空港ビル会社は賃貸料や駐車場事業で利益を出し、天下りを受け入れている事例もある。適切な情報公開は非効率を一掃するための大切な一歩である。

 充実した「空のネットワーク」はその国が国際社会で存在感を発揮するために不可欠のインフラだ。韓国のように航空を戦略産業に位置付けている国も多い。

 日本では割高な着陸料など空港・航空はむしろ全体の足を引っ張る存在だ。日航再建で法的整理という大胆な手法を選んだ民主党政権には、空港政策の見直しについても思い切った指導力を求めたい。

28凡人:2012/02/07(火) 08:36:08
【社説】赤字空港続出 甘い需要予測のツケ
東京新聞 2010年3月11日

 羽田や中部など拠点空港を含む全国の空港の約九割が、当初の需要予測を下回る利用実績だったことが明らかになった。政府の空港政策と公共事業のあり方が根本から問われている。

 国土交通省が発表した二〇〇八年度の国内線利用実績によると、全国九十八空港のうち需要予測を上回ったのは羽田、名古屋、熊本、那覇など八空港だけ。予測と実績が明確に比較できる七十二空港では三分の一以上が予測値の半分以下だった。

 同省の別の調査では国が管理する二十六空港のうち二十二空港が営業赤字に陥っている。地方自治体管理の空港でも大半が赤字とされており、今回の調査は苦境ぶりを裏付けた格好だ。

 こうした折、国内最後の新設空港となる茨城空港が今日開港する。羽田、成田に続く首都圏三番目の空港だが先行きは厳しい。

 都心から直結する鉄道も高速道路もない。定期便は韓国アシアナ航空のソウル便の一日一往復のみ。来月中旬からスカイマークが神戸便を運航するが、開港時に国内線ゼロはほとんど例がない。

 同空港の当初の需要予測は年間約八十一万人である。航空自衛隊との共用で空港本体の維持・管理は国が行う。だがターミナルビルの運営は茨城県が実質的に担当する。早くも年間で二千万円程度の赤字が予想されている。

 こんな赤字空港が続出している理由は需要予測が甘いためだ。

 予測は将来の経済成長率や人口の増減、就航が見込める路線や鉄道、高速バスなどとの比較を基に算出される。厳密で中立的な作業のはずだが現実は恣意(しい)的だ。

 国交省所管の財団法人・運輸政策研究機構の羽生次郎会長は本紙のインタビューで「予測の間違いは発注者(国)の意図をおもんばかってしまう点にある。地元業者の期待感も大きい。それを背中で感じる」と語っている。空港建設をめぐる政治家や官僚、産業界の圧力を示唆した発言だ。

 政権交代で需要予測の実態が浮き彫りになった。国交省は今後、空港政策の重点を安全性向上や耐震化などに移すという。その方向はいいが、全国の空港の集約化も重要だ。離島路線などを除き、将来も需要が望めない空港は廃止すべきだろう。

 また空港整備を含めた公共事業全体をもっと効率化する。ダムや高速道路と同様、無駄な投資にならないよう整備途中でも需要予測を再点検してもらいたい。

29凡人:2012/03/04(日) 08:05:41
目標地域絞ったPR奏功 新幹線どう生かす 九州に学ぶ(上)
2012/3/2 6:00

 九州新幹線が全線開通して12日で1年を迎える。九州域内にとどまらず、近畿圏までの時間的な“距離”を一気に縮め、想定を上回る経済効果をみせている。乗り換えなしの直通列車でつながる近畿圏を狙ったPR活動のほか、旅行者を飽きさせない観光列車の導入などが実った。2015年度に北海道新幹線の開業を控える北海道にとっても、九州の取り組みは大きな参考になる。

九州新幹線の全線開業で関西以西の観光客が増えた(JR博多駅)=写真

 「九州も意外と寒いんやなあ」。2月中旬、小雪が舞うJR博多駅の新幹線ホーム。新大阪発の直通列車「さくら」を降り立った旅行者の関西弁が響き渡った。九州新幹線は昨年3月に博多―新八代が開通。これにより新大阪―鹿児島中央が3時間45分、博多―鹿児島中央が1時間19分でつながる。それぞれの所要時間は開通前に比べ、1時間程度短縮された。

■観光消費11%増

 日本政策投資銀行九州支店によると、昨年4〜9月に関西以西から福岡県を訪れた宿泊客数は21万人で、前年同期に比べて6万人増えた。九州新幹線の発着点となる鹿児島県も関西以西の宿泊客数が14万人と1.8倍になっている。

 開業前日に起きた東日本大震災以降、修学旅行などの観光客が西日本に流れた影響もあり、新幹線が九州観光の活性化につながった。

 九州経済調査協会が推計した11年度の九州の観光消費額は、想定を上回る2兆4900億円。新幹線効果が寄与し、前年度を11%上回る大幅増となった。西日本旅客鉄道(JR西日本)は1月、12年3月期に山陽・九州新幹線直通列車の増収効果として165億円を見込み、予想営業利益を115億円上方修正した。

 九州全域でも11年7〜9月の宿泊客数は前年同期比で4%増えた。成功の裏には開業の数年前から入念に進めてきたマーケティング戦略がある。あえて首都圏を狙わず、新幹線による時間短縮の効果が大きい近畿圏にターゲットを絞った。各県が競い合いながら独自のキャンペーンを打ち出し、近畿圏での認知度向上に努めてきた。

■官民で戦略会議

 熊本県は06年に官民連携の「KANSAI戦略会議」を設置。当時13%にとどまっていた関西以西の認知度向上に乗り出した。昨年のゆるキャラ日本一にも輝いた「くまモン」が吉本新喜劇に出演するなどして、熊本県の魅力を宣伝し続けた。昨年10月までの1年間にPR活動は367回。ほぼ毎日、近畿圏でPRした計算で認知度も21%まで高めた。

 ドアが開くと、浦島太郎の玉手箱のようにもくもくと白い霧が――。九州旅客鉄道(JR九州)は全線開通後、モノトーンの配色が目を引く「たまて箱」(鹿児島中央―指宿)などの観光列車を相次ぎ導入。新幹線で訪れた観光客がそのまま鉄道で九州の観光地を巡る仕掛けを施した。たまて箱が乗り入れる指宿温泉の宿泊客数(11年4〜12月)は前年比で44%増えた。九州経済調査協会は「新幹線と観光列車を組み合わせた観光スタイルが旅行者の支持を集めている」と分析する。

 ただ懸念もある。今年に入ってからも観光客が前年実績を上回り続けているが、立教大学観光学部の清水慎一特任教授は「新幹線ブームは開業1年で消える」と指摘する。今年は東京スカイツリーが営業開始し、14年度には北陸新幹線も開業。うつろいやすい消費者の関心が九州にとどまる保証はない。

 清水特任教授は「新幹線をきっかけに九州の魅力を知った観光客をリピーターに育てることが重要だ」と強調。JR九州は17日、直通列車「さくら」と「みずほ」を1日15往復から23往復に拡充し、利便性を高める。鹿児島県と地元市町村も新年度の新幹線関連事業の予算を開業前と同規模の約5000万円確保し、引き続きPR活動に力を入れていく。

 2015年度に北海道新幹線の新函館(仮称)開業を控えるものの、道内全体で新幹線を生かした観光PRに取り組む機運が盛り上がらない。渡島総合振興局が青函観光を首都圏に売り込む事業などにとどまり「本格的な事業展開はこれから検討に入る段階」(道観光局)だ。全線開業の5年前にはPR活動に乗り出した熊本県と比べても道の動きは鈍い。

道内の対策急務
 2035年度末には札幌に延伸する予定。国土交通省は札幌開業の投資効果を基準の1.0を上回る1.1と試算するが、道内は人口減少が急速に進んでおり効果を出せるか不透明だ。
 ここは経済界の知恵の見せどころだろう。一例として札幌と新千歳空港駅を結ぶ在来線について、新幹線へ乗り入れ可能なフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を導入する案がある。新幹線を利用しやすくする工夫が問われている。

30凡人:2012/03/04(日) 08:08:11
関係者2人に聞く 新幹線どう生かす 九州に学ぶ(下)
2012/3/3 2:01

 順調なスタートを切った九州新幹線のノウハウを、北海道新幹線にどう生かすか。日本政策投資銀行九州支店の久間敬介企画調査課長と、北海道商工会議所連合会の福井邦幸政策・企画課長に聞いた。(聞き手は遠藤邦生)

「3時間の壁」対策を 政投銀九州支店企画調査課長、久間敬介氏

 ――九州新幹線が成功した理由は。

 「国内のどの地域を誘客のメーンターゲットにするかを明確にしたPR活動が奏功した。日本で最も大きな市場は首都圏だ。だが九州新幹線の場合は、直通列車による時間短縮効果が大きい近畿圏を狙って、熊本や鹿児島など各県がPR活動に力を入れてきた」

 「新幹線による移動には『3時間の壁』がある。座り続けて移動するのを我慢できるのは3時間が限界というものだ。新大阪―鹿児島中央は最短で3時間45分。地元でも近畿圏の旅行者が来てくれるか心配する声があった。九州旅客鉄道(JR九州)は指定席車両のイスを通常の横5列を横4列に減らし、従来のグリーン車並みのゆったりした座り心地を実現した。旅行者が快適に移動できる細かな配慮が口コミで広がったことも見逃せない」

 ――開業2年目以降の課題は。

 「何も努力をしなかったら、観光客は来なくなるだろう。青森県と秋田県では、東北新幹線開業の翌年から宿泊客が減り続けている。青森の宿泊客数は開業6年後で、開業直前の8割程度の水準まで落ち込んでいる。観光客が何を求めているのか、どこに不満があるのかを明らかにする徹底した満足度調査が必要だ」

 ――北海道新幹線は観光の活性化につながるか。

 「新幹線効果を引き出すには相当な努力が必要だ。北海道新幹線は新函館―東京で約4時間、札幌―東京では約5時間かかり、首都圏から見ると移動時間が長すぎる。どれだけ新幹線の利用があるか不透明だ」

残り4年、PRが急務 道商連政策・企画課長、福井邦幸氏

 ――北海道新幹線の新函館(仮称)開業が2015年度に近づいている。

 「新函館開業まで『まだ4年』ではなく、あと4年しか残されていないという危機感を持たなければならない。開業5年前からPR活動に取り組んだ熊本県などの例を見ても、北海道に残された時間はあまりない」

 「道や地元自治体、企業など道内関係者が一丸となり、新幹線を生かした経済活性化に取り組む体制の構築が急がれる。道商工会議所連合会もその一翼を担う覚悟だ。官民を問わず、新幹線対策を担当する責任者を置き、スピード感のある事業展開が必要だ」

 ――北海道新幹線の沿線から外れる道北や道東は、新幹線効果を期待できないとの指摘がある。

 「九州では旅行者が新幹線を降りても、鉄道やバスに乗って沿線以外の観光地を巡っている。北海道も昨年、全面開通した道東道などの高速道路を活用することで、新幹線の利用者を道内各地に送客できるはずだ」

 「2035年度の札幌延伸を見据えれば、倶知安や長万部などの駅周辺にどのような観光名所があるのかを周知していくことが必要だ。例えば倶知安駅ではニセコ地区だけではなく、京極町などを巡る観光ルートも積極的に提案しなければならない」

 ――北海道新幹線で東北との時間的な距離が縮まる。

 「北海道と東北の交流人口は250万人にとどまり、中国地方と四国間の2600万人と比べても少ない。北海道新幹線の活用で東北との交流人口を増やすことで、道内経済の活性化につなげていきたい」

31凡人:2012/03/30(金) 11:09:48
車が地方の町おこしの鍵を握っている。政治生命をかけても、高速道路の年中無料化に向けての運動を地方が中心になって起こす必要がある。
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県内は来月から有料 高速道路の無料措置 【茨城】
2012年3月30日

無料措置が始まった当初、混雑していた那珂IC。現在の通行量は落ち着いている

 東日本大震災の被災地を対象とした常磐道など高速道路の無料化制度が四月一日から変更される。新制度では東京電力福島第一原発事故の避難者ら福島県の一部住民のみが無料となり、本県の住民や企業は対象外。昨年六月の制度開始以来、十カ月ぶりに有料に戻ることになる。これまで無料通行の恩恵を受けていた運送、観光業界の関係者らは「もっと続けてほしかった」と本音を漏らす。 (永山陽平)

 本県では現在、常磐道・水戸インターチェンジ(IC)以北のICで乗り降りした場合、全ての車種が無料となる。これが四月一日から国の財源不足などにより、福島第一原発の警戒区域や計画的避難区域に指定されている十二市町村に震災前まで住んでいた住民が、福島県内の対象ICを利用した場合のみ無料と改められる。

 十カ月間続いた無料措置を、本県では惜しむ声が多い。県トラック協会の田所憲司専務理事は「いつかしら終わることではあるが、もう少し続けてもらいたかった。燃料費が高止まりしている時期だけに痛い」と運送業界の苦境を訴える。

 日立中央ICから車で約十分の日立市かみね動物園は震災当初、放射能の風評被害で客足が落ちたものの、高速道の無料措置と数々のイベント開催によって回復。二〇一一年度の入場者は前年度比二万人増の三十五万人と逆に伸びた。生江信孝園長は「県外だと福島県からのお客さんが一番多い。高速道で多くの方に来ていただいていたので、有料に戻るのは残念」とこぼす。

 北茨城市の主婦(45)は無料化制度が始まって以後、水戸ICの近くにある「イオンモール水戸内原」まで家族で出掛けて、よく映画を見た。無料措置の終了に「高速代がかかると頻繁には行けなくなる」と嘆く。

32凡人:2012/04/21(土) 15:37:08
頭が鉄道―東京主義の象徴―にしか考えが行かないところが、日本の型に嵌まって抜け出せない地域行政の限界がある。
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新潟県内に2新幹線併存 観光・過疎…期待と不安
2012/4/21 6:05

 2014年度末に開業予定の北陸新幹線延伸によって、新潟県内には上越新幹線と2つの新幹線が併存することとなる。観光振興への期待感が高まる一方で、2つの新幹線が通らない地域の過疎化が進むとの指摘もある。県などは検討委員会をこのほど立ち上げ、地域活性化に向けた取り組みに着手した。

駅建設など北陸新幹線延伸に向け準備は着々と進む

 「新幹線が2本通るメリットを最大限生かし、地域活性化や新潟の拠点性向上につなげたい」――。県などが3月末に開いた初の検討委では、北陸新幹線開業の効果を期待して前向きな意見が相次いだ。特に集中したのが県外からの観光客誘致につなげるものだ。

■佐渡集客の算段

 「佐渡は歴史的に東京より関西にゆかりのある島。佐渡観光活性化を後押ししてくれる期待がかかる」と県交通政策局の坂井康一局長は話す。能の舞台も多数存在し伝統芸能の島としても知られている。こうした歴史のゆかりで、関西からの観光集客が期待できるとの算段だ。

 JR6社が全国に観光地の魅力を伝える「デスティネーションキャンペーン(DC)」の14年4〜6月の対象地域に新潟が選ばれたことも追い風だ。前回09年度に選ばれたときは観光客数は約7500万人となり、前年度を約5.8%上回った。JR東日本の高木言芳・新潟支社長は「2本の新幹線を使う周遊型の旅行商品など企画したい。DCは開業前を控えて良い実験の場にもなり得る」と話す。

 県外から連携を求める声も出てきた。観光庁が上越市や長野市など信越地区計16市町村を「信越観光圏」として認定。協議会会長も務める鷲沢正一・長野市長は4日、新潟市内を訪れて「信越のつながりを強化し関西や首都圏から観光集客したい」と期待を示す。

■谷間地域に不安

 一方で、広大な県土に2本の新幹線が走ることによる懸念の声も聞かれる。「2つの新幹線に挟まれた地域の過疎化が進む」「直江津と長岡の間をいかに活性化させるか」――。検討委でも新幹線に挟まれた「谷間の地域」について懸念の声が相次いだ。

 また新幹線沿線でも停車駅から離れた地域の過疎化も議題に上がった。1997年開業の長野新幹線で、停車駅の佐久市では人口増になったにも関わらず、小諸市は事業所が流出し商品販売額が13年で3分の1にまで落ち込んだ資料も配付された。過疎化という負の影響をいかに最小化するかの議論がカギになる。

 検討委は今後数回議論を重ね、新年度の予算にも反映できるよう10月をメドに中間報告をまとめる予定だ。ここまで建設負担金問題に耳目が集まりがちだったが、地域活性化に向けて残された時間は多くはない。

33凡人:2012/11/12(月) 09:13:33
郷土再生 県都の交通 一覧
(2012年5月23日 読売新聞)
マイカー社会曲がり角

公共交通の空白 高齢化対応できず

通勤の車などで混雑する宇都宮市東部の柳田大橋(4月24日午前8時頃)※写真は一部加工しています

 午前7時半、埼玉県久喜市から宇都宮市東部の清原工業団地に通う阿部秀雄さん(57)は、始業時間より1時間早く勤務先に到着する。午前6時にJR東鷲宮駅を出る始発電車に乗り、JR雀宮駅(同市)で車に乗り換えて通勤している。家を早く出る一番の理由は交通渋滞を避けるため。阿部さんは「1本遅い電車に乗ると、鬼怒川に架かる橋が渋滞してしまう。それ以外の道路も混むので、幹線道路は避けて会社に行くようにしている」と話す。

1人0・83台

 バス以外の公共交通がほとんどない宇都宮市内では、通勤や買い物といった日常生活の大半をマイカーに頼らざるを得ない。市によると、1975年に0・28台だった市民1人当たりの自動車保有台数は年々増加し、2010年には0・83台となった。総務省の08年の調査で、1世帯当たりのガソリン代が県庁所在地で1位になったこともある。

 渋滞緩和や物流の利便性を図ろうと、県や宇都宮市が長年、交通政策の中心に据えてきたのは道路網の構築だ。市内では、三つの環状線と中心部から放射状に延びる12の道路を軸に整備が進められてきた。1996年には、宇都宮環状道路(新4号国道、国道119号、国道121号、県道宇都宮亀和田栃木線の一部で構成)が全線開通した。市道の総延長(旧河内、上河内両町含む)も、91年からの20年間で約660キロ延びた。

 しかし、車に依存した社会は曲がり角にさしかかっている。

 国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口によると、2060年の国内の総人口は10年に比べて約4000万人減って8674万人となり、65歳以上の高齢者が人口に占める高齢化率は39・9%まで上昇するという。宇都宮市も、人口は15年をピークに減るとみており、22年には、市民の4分の1が65歳以上になると試算している。

■郊外へ人口拡散行政コスト増

 宇都宮市では1970年代以降、車が普及し、郊外部で宅地開発が進んだことなどから、街が郊外に拡大した。

 市中心部(約320ヘクタール)に住む人が市の総人口に占める割合は減り、都市化を示す指標の一つ、人口集中地区(DID)の面積は、70年代前半に比べて約3倍に増えている。

 宇都宮大大学院の森本章倫准教授(都市計画)は、「道路や橋、上下水道などを維持するにはお金がかかり、住民がバラバラに住んでいればいるほど行政の財政を圧迫する。人口が減る時代に街が持続していくためには、肥大化した都市を縮めていく必要がある」と指摘する。

地域拠点を結ぶ 宇都宮市が2008年、まちづくりの指針として策定した「第5次市総合計画」で掲げたのが、「ネットワーク型コンパクトシティー」という考え方だ。

 高齢化社会に対応し、行政の効率化を図るため、再開発などで中心市街地の活性化を目指したり、農村部の環境を守ったりするとともに、郊外の都市部については、地域拠点として計画的に整備し、それらを公共交通で結ぶというもの。佐藤栄一市長は「人口減少社会では、人口の奪い合いとなる。宇都宮に住んでもらうためには、街を魅力あるものにしないといけない。宇都宮の場合、中心市街地だけでなく、これまで住んできた場所で引き続き生活してもらうよう整備を進め、それらを公共交通で結びたい」と力を込める。

 しかし、宇都宮市では、鉄道の駅から1・5キロ、バス停から250メートル以上離れた「公共交通空白地域」に住む住民は33%に上り、県全体を見ても、公共交通機関の利用者数は減少傾向にある。「車は便利だが、年齢を重ねれば運転できなくなる時が来る。10年、20年先のことを見据えて街づくりを考えるべきだ」と森本准教授。超高齢化社会が目の前に迫っている今、実効性のある議論が求められている。

34凡人:2015/02/22(日) 16:20:54 ID:da95RwFo0

新幹線50年:人口減っても新幹線は必要 「デフレの正体」の藻谷浩介氏
2014年09月30日毎日新聞

もたに・こうすけ 1964年、山口県生まれ。東大法学部卒。日本政策投資銀行などを経て、日本総合研究所主席研究員。地域経済や人口問題などが専門で、平成の大合併前の約3200市町村のすべてを訪問した経験を持つ。

 高度経済成長時代に東海道新幹線が開業して50年。日本経済は、石油危機、バブルとその後の長期低迷など、さまざまな顔を見せた。成熟社会となった日本にとっての新幹線の意味は何か。地域の実情に詳しく「デフレの正体」「里山資本主義」などの著書がある藻谷浩介さんに話を聞いた。【聞き手・尾村洋介/デジタル報道センター】

 --今の日本にとって新幹線の意味は?

 最初に言っておくと、私は北海道新幹線と北陸新幹線については建設賛成派です。2車線道路の幅しかとらない新幹線は、面積あたりの輸送量が道路よりはるかに大きく、エネルギー効率も自家用車とは比較になりません。新幹線の何万倍の延長距離を持つ一般道路の建設・維持・補修に回る税金の、ほんの一部を回すだけで整備が可能ですし、運営は民間会社であるJRが黒字でやってくれます。

 --無駄ではないと?

 可住地人口密度(=総面積から内陸水域と森林の面積を除いた面積における人口密度)が世界屈指に高い日本の新幹線が無駄ならば、他国の都市間鉄道はさらに無駄ですが、実際には欧州でもアジアでも新線建設が続いています。日本の化石燃料輸入額は今世紀に入ってから3倍以上に増え、今後も上昇が確実。一定以上の輸送量の見込める区間には、自然エネルギーでも動かせる高速鉄道があった方がいい。これはこの先、日本の人口が半分になろうが同じです。

 --新幹線はどこまで引いておくべきでしょうか。

 北海道新幹線を札幌まで。北陸新幹線は、今の基本計画とは違いますが、金沢から先、東海道新幹線の米原までです。長崎は一部区間に在来線幅の高速新線を通す方が効率的です。若狭に関しては、新幹線を通すよりも、湖西線の近江今津から小浜線の上中まで短い新線を引き、京阪神からの新快速を小浜まで乗り入れさせる方が、ずっと安価で活性化効果も大きくなります。

 --札幌に必要だとする理由は。

 札幌開通により、日本の主要都市圏(人口100万人以上)すべてに新幹線が通ります。札幌の都市圏人口は240万人と、欧州の多くの国の首都よりも大きく、これを他の大都市圏とつなぐことでいろいろなシナジーが生まれます。

 東京-札幌は、今の東京-博多と同じで5時間以上かかりますから、開通後も航空機のシェアが大きいままでしょう。ですが、何でも東京中心で考えていてはいけません。

 九州各地と京阪神、岡山、広島との間の新幹線での流動はたいへん多く、九州新幹線開通後はさらに増えています。東北と北海道も同じで、現在でも新千歳から東北の各空港へは多くの便が運航されています。札幌まで新幹線が延び、仙台をはじめとする東北各地や北関東と、北海道の移動が飛躍的に容易になることには、大きな意義があります。北海道と東北の企業の、相互への展開も促進されます。

 また、大宮駅から乗車する首都圏北半分在住者にとっては、羽田経由でも、大宮から新幹線経由でも、所要時間は大きくは変わりません。さらに冬季は、新千歳空港便の運航がいくぶん不安定になります。新幹線はほぼ遅れないので、ビジネス客には安心ですね。飛行機に比べ乗り換えや待ち時間が少ない分、新幹線は高齢者にも便利です。
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35凡人:2015/02/22(日) 16:21:29 ID:da95RwFo0
 --北陸新幹線はどう考えていますか。

 北陸新幹線は来春に金沢まで開業し、さらに敦賀までの建設が決まっています。問題はその先で、基本計画では若狭の小浜、京都府の南丹あたりを通って大阪に向かうのですが、滋賀県の米原で東海道新幹線につなげるのが妥当です。

 現行計画は、需要の多い北陸-名古屋、北陸-京都の移動を無視したもので、他方で小浜や南丹も便利にはなりません。東京に行くには北陸経由よりも京都に出た方が安価で早いのです。北陸新幹線は、米原で東海道新幹線につなげ、現在毎時1本米原に停車している東京発のひかり号を北陸に直通させる。そうすると米原-新大阪に毎時1本分空きが出ますので、そこに大阪-京都-北陸の便を走らせます。

 敦賀-米原の50キロメートルを建設するのであれば、新大阪駅まで人口密集地帯に新線を通すという現行計画に比べ、費用も工期も桁違いに圧縮できます。東海地震などで東海道新幹線のどこかの区間がまひする事態になったときにも、北陸新幹線を迂回(うかい)して首都圏-関西の通行が確保できます。バックアップとしての費用対効果を考えれば、建設は急務でしょう。

 --新幹線は昔から地域振興面での期待が強調されてきました。

 新幹線は全国的なネットワーク構築という観点で重要ですが、沿線地域の期待するような「活性化」には結びつかないのが現実です。交通が便利になることで、支店や営業所がより大きい町に統合されてしまうことが多く、観光客も宿泊から日帰りにシフトします。住民は他都市に行きやすくなって便利になりますが、地域経済にはむしろマイナスが大きいのです。

 --「便利」と「地域振興」は別問題だと?

 便利イコール所要時間の短縮、時間がかからないイコール出費が減る、ですから「便利はデフレ」なんですよ。新幹線駅のある自治体の3分の2近くは人口減少です。新幹線で大宮ではオフィスが増えていますが、新潟や高崎、長野では街はにぎやかになっていません。新幹線が通っていない県は、こうしたマイナス面が起きていないことをむしろ喜んでもいいでしょう。
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36凡人:2015/03/06(金) 13:43:07 ID:da95RwFo0
東京ふしぎ探検隊
3回変わる周波数・乗務員交代… 北陸新幹線「秘話」
2015/2/27 6:30 日経

 3月14日、東京と金沢を最速2時間28分で結ぶ北陸新幹線が開業する。東京から数えると7都県を走るこの路線、実は4つの電力会社の管轄エリアを通り、3回も周波数が変わる。JR東日本とJR西日本にまたがって走るが、乗務員の交代は境界駅ではない。なんとも複雑な北陸新幹線のトリビアを集めてみた。

■東電と東北電は50Hz、中部電と北陸電は60Hz

 「北陸新幹線は、『軽井沢―佐久平』間、『上越妙高―糸魚川』間、『糸魚川―黒部宇奈月温泉』間でそれぞれ周波数が切り替わります」

 JR東日本に尋ねると、担当者が教えてくれた。東京方面から向かった場合、軽井沢駅(長野県軽井沢町)、上越妙高駅(新潟県上越市)、糸魚川駅(新潟県糸魚川市)を通過した直後に切り替わるという。なぜか。

 「管轄する電力会社が変わるからです。東京駅から軽井沢駅までは東京電力、そこから上越妙高駅までは中部電力、糸魚川駅までは東北電力、金沢駅までは北陸電力となります」

 電力会社によって周波数は違う。一般に東日本は50ヘルツ(Hz)、西日本は60Hzといわれるが、東京電力と東北電力が50Hzで中部電力と北陸電力が60Hzとなる。北陸新幹線はちょうどその境界を縫うように走っているのだ。

■北陸新幹線の車両、2つの周波数に対応

 周波数が違うと何が問題なのか。まずは車両だ。東北新幹線や上越新幹線の車両はほとんどが50Hzのみに対応しており、軽井沢駅より西を走ることはできない。2つの周波数に対応した車両が必要となる。

 境界対策も重要となる。異なる周波数同士が接触しないよう、絶縁部分を設けるなどの対策をした。専用の保護装置なども開発したという。

 ちなみに東西をまたぐ東海道新幹線の場合、すべての区間が60Hzだ。鉄道ジャーナリストの梅原淳さんによると、車両側で2つの周波数に対応するには当時の機器が重すぎたため、断念したという。そこで富士川以東の50Hz区間では、周波数を変換する変電所を新設して対応した(『新幹線の科学』)。

■JR東西の境界は上越妙高駅 乗務員は長野駅で交代

 ややこしいのは周波数だけではない。乗務員の運用も面倒だ。

 北陸新幹線のルート上で、JR東西の境界がどこか、お分かりだろうか? 答えは上越妙高駅。東京方面から向かった場合、ここまでがJR東の管轄となる。同じ新潟県内なのに、糸魚川駅はJR西のエリアなのだ。

 JR各社の管轄は、必ずしも行政区分とは一致しない。例えば長野県は北信・中信地方がJR東、南信・木曽地方がJR東海、大糸線の一部区間がJR西の管轄となっている。同じ県でも3社に分かれている。

 ただ北陸新幹線の場合、運転手や車掌など乗務員は上越妙高駅では交代しない。長野駅だ。なぜか?

 「上越妙高駅を通過する列車があるためです。長野駅だとすべての列車が停車するので」。JR東の担当者は言う。確かにその通りだが、JR西の乗務員はJR東の管轄する駅まで「出勤」することになる。少し不思議な感じもしてくる。
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37凡人:2015/03/06(金) 13:43:35 ID:da95RwFo0
■N700系のNの意味は

 JR東西にまたがる北陸新幹線は、車両も両社が共同で開発した。最新型はE7系とW7系で、どちらもほぼ同じ仕様だ。EはJR東が所有する車両で、WはJR西。East(東)とWest(西)の頭文字だ。

 話はそれるが、東海道新幹線の最新型はN700系。なぜ社名ではなくNなのか? JR東海に聞いてみた。

 「NはNew、あるいはNextの頭文字です。それまであった700系車両の発展型という意味を込めました」

 2013年にはさらに進化させたN700Aという車両もデビューした。AはAdvancedの略だとか。ちなみにJR東海の英語表記はCentral Japan Railway Company。中日本ということのようだ。仮に社名を冠したとしても、TではなくCとなる。

 こうしたJR各社の英語表記は外国人からはわかりにくいかもしれない。JR東はEast Japan Railway Companyだが、英語版のアニュアルリポートでは社名の前に「Tokyo and Eastern Honshu」と表記してある。セントラルとトウキョウ。両社の思いが垣間見える。

■定着しなかった長野「行」新幹線

長野新幹線開業の出発式で、長野駅新幹線ホームを出発する「あさま」の上り一番列車=1997年10月1日、長野市

 北陸新幹線は、名称を巡って何度も論争を繰り広げてきた。

 1965年、東京から長野・富山を経て大阪へ向かう新幹線の構想が持ち上がった。基本計画が決定したのが72年。そのときの名称は北陸新幹線だった(日本鉄道建設公団編『北陸新幹線工事誌』)。

 しかし97年、高崎―長野間が先行して開業。正式名称は北陸新幹線だったが、JR東は「長野までの新幹線を『北陸』と案内すると乗客が混乱する」として、愛称として長野新幹線と呼ぶことを検討。すると北陸地方の自治体から「北陸の名前を残してほしい」と陳情があったという(97年5月5日付日本経済新聞)。

 結局、JR東は「長野行新幹線」という名称をひねり出した。しかも「行」の文字だけフォントが小さい。駅の表示や時刻表などはこれに習った。

 だが「行」は定着しなかった。長野から東京へ向かう場合も「長野行」となることに、乗客が戸惑った。JR東では当初から東京方面行きの車内では「長野新幹線」と呼んでいたこともあって、98年6月、ひっそりと名称を変更。時刻表なども長野新幹線で統一した。開業わずか8カ月後のことだった。

 今回も、「長野」の名前を巡り騒動があった。長野側が名前を残すよう求めたのだ。「北陸長野新幹線」などの案が出た。

 JR東は対応に苦慮。最終的に「北陸新幹線(長野経由)」という表現で折り合った。JR東の管内のみの特別措置だった。
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38凡人:2015/03/06(金) 13:44:59 ID:da95RwFo0
■東京―直江津なら北陸新幹線より北越急行

 北陸新幹線の開業で、北陸はぐっと近くなった。その半面、割を食ったのが第3セクターの北越急行だ。

 これまで東京から富山・金沢方面に向かうには、上越新幹線で越後湯沢駅に行き、そこで北越急行の特急「はくたか」に乗り換えるのが定番だった。はくたかは在来線としては日本最速の時速160キロをたたき出す名物列車だった。

 しかし新幹線開業で役目を終えたとして、「はくたか」は廃止となる。乗客のほとんどを新幹線に奪われる同社が、起死回生の一手として打ち出したのが超快速列車「スノーラビット」だ。

 スノーラビットは、越後湯沢から十日町を経由し、直江津へと向かう。停車駅はこの3駅。東京から直江津方面への客を取り込む狙いだ。

 直江津駅周辺は新潟県西部の拠点だ。しかし北陸新幹線で最も近い上越妙高駅は、直江津駅から10キロ以上離れている。直江津駅に向かうにはそこから「えちごトキめき鉄道」に乗り換える必要がある。

 では、北陸新幹線経由と北越急行経由、東京から向かう場合はどちらが早く着くのか? 時刻表を調べてみた。

 北越急行スノーラビットは1日1往復。東京を朝出発する列車で比べてみよう。

 7時48分東京駅発の上越新幹線に乗り、越後湯沢駅でスノーラビットに乗り換える。直江津駅到着は10時14分、かかった時間は2時間26分だ。

 これに対して北陸新幹線で向かった場合、東京駅を7時52分に出て直江津駅着が10時22分。トータルで2時間30分かかる。料金も北越急行を使うより1470円、高くなってしまう。直江津に行くことだけを考えるなら、必ずしも北陸新幹線がいいわけではない。

■金沢・富山への移動時間、首都圏が関西を逆転

 北陸新幹線開業は、人の流れを大きく変えそうだ。首都圏と北陸が近くなる一方で、関西圏と北陸とのつながりが薄れる可能性がある。

 東京から金沢まで最速で2時間28分。これに対して大阪から金沢まではJRの特急サンダーバードで2時間31分が最速。ダイヤを見ると、2時間40分以上かかる列車が多くなる。北陸は、首都圏からの方が近くなる。

 しかもこれまで大阪から富山まで走っていたサンダーバードは金沢止まりとなり、富山に行くには乗り換えが必要となる。

 北陸新幹線の今後も不透明だ。既に福井への延伸は決まっているものの、大阪方面への展開はルートや是非を巡り議論がある。

 構想浮上から半世紀の時を経て、いよいよ幕が上がる北陸新幹線。その先に、どんなドラマが待っているのだろうか。

(河尻定)
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39凡人:2015/04/02(木) 04:39:38 ID:ve6M5DlE0
北陸新幹線の"経済学"【1】
“もういらないだろ”批判もなんのその、東京─金沢は夢の2時間28分に! 北陸新幹線と日本の未来
2015.03.28サイゾーpremium

――3月14日、ついに北陸新幹線が石川県金沢市まで開通し、観光業界やメディアはどこも盛り上げに必死だ。しかし整備新幹線は常に、巨額の建設費もあって政争の具となり、「作る必要はあるのか?」と批判の対象ともなってきた。そこで考えてみたい。この北陸新幹線開通にはどのような意味があるのか、政治分野からアダルト、はてはオカルト分野にまで手を広げ徹底検証。政治学者から風俗プランナーにまでご登場願い、北陸新幹線を徹底的に問い直す!

旅行業界は北陸への観光誘致に躍起で、そのためのガイドブックも多数出版されている。

 2015年3月14日、ついに北陸新幹線の長野─金沢間が開業し、日本全土を沸かせている。旅行代理店や北陸地方の各自治体は観光需要の急増を当て込んで開業前から北陸ツアーの売り出しに躍起になり、他方、テレビや新聞は軒並み特集を組むなどしてお祭りムードを盛り上げている。

 北陸新幹線は、東京と大阪を北陸地方経由で結ぶことを目的として建設が始まったもので、起点の高崎から長野までの区間のみ、「長野新幹線」として97年に部分開業していた。そして今回、総工事費約1兆7800億円を投じ、長野から黒部宇奈月温泉・富山などを経由して終点の金沢へ至るルートが開通。10年の東北新幹線、および11年の九州新幹線(鹿児島ルート)の全線開通に続く今回の開業によって、ようやく首都圏と北陸地方が一組のレールでつながったわけだ。

 従来、東京から北陸地方へ向かう鉄道ルートとしては、上越新幹線で越後湯沢方面へ大きく迂回し、そこから特急「はくたか」に乗り換えるのが最速の方法だった。それが今回直線的なアクセスが可能になり、東京─富山間の最短所要時間は従来の3時間11分から2時間8分へ、東京─金沢間は3時間47分から2時間28分へと一気に短縮。飛行機で羽田空港から富山空港もしくは小松空港へ向かう方法と比べても、駅─空港間の移動時間を考慮すれば遜色ないほどになった。

 首都圏からのアクセスが飛躍的に向上することについて、石川県の谷本正憲知事は「100年に1度のチャンス」などと手放しで歓迎。かたや新潟県の泉田裕彦知事は、最も停車駅の少ない最速の列車「かがやき」が同県内の駅に停車しないことが14年8月に発表された際、「県が建設費を負担したのに便益がないというのは国の制度の欠陥だ」と憤りをあらわにしている。両知事がそのような反応を示したのも無理はない。なにしろ北陸新幹線開業による経済効果は、石川・富山両県でそれぞれ年間100億〜200億円と試算されているのだ。ましてや、現在に至るまでの"苦難の歴史"を知る者なら、両知事の歓喜と落胆とを十分に理解できるだろう。

 そもそも北陸新幹線は、70年に制定された全国新幹線鉄道整備法に基づき、北海道新幹線や東北新幹線、九州新幹線と共に整備計画が決定された整備新幹線5路線のひとつ。しかしこの整備計画は高度経済成長を前提として策定されたものであり、国鉄が巨額の赤字を計上するようになった60年代半ば以降、87年に国鉄が分割民営化されるまで、整備新幹線の建設は約20年間も凍結されることになる。

 北陸新幹線の長野以北の建設が遅々として進まなかった要因はいくつかある。ひとつはレール幅をはじめとする規格の問題だ。新幹線の規格には、東海道新幹線に代表される、高速走行を可能にするものの莫大なコストがかかる「フル規格」のほか、山形新幹線・秋田新幹線で採用された、既存の在来線を改軌することでコストを抑えつつ新幹線の直通運転を実現できる「ミニ新幹線」など、いくつかの方式がある。それらのどの方式を採用するか、またそもそもどういうルートで各都市を結ぶかといった問題をめぐり、政治家や沿線自治体の間で激しい駆け引きが繰り広げられたのである。
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40凡人:2015/04/02(木) 04:41:11 ID:ve6M5DlE0
 結局、全体的な方針が定まらないまま整備計画は泥縄式に各区間の工事に着手していく形で進められ、05年に全線フル規格化がようやく実現した。ただし、金沢から大阪への整備計画として具体化しているのは、23年開業予定の金沢─敦賀間まで。敦賀以西については、73年の整備計画で提示された若狭ルートのほか、湖西線を利用して京都付近で東海道新幹線に接続する湖西ルート、米原へ乗り入れる米原ルートの3つが検討中で、いまだに結論の出るめどすら立っていないのが現状だ。

 ほかにも課題は山積している。まず、新幹線の開業にあたって必ずついて回るのが並行在来線の問題だ。新幹線を新設する場合、並行する区間の在来線は、90年の「整備新幹線着工等についての政府・与党申合せ」により、JR各社の経営から分離されて第三セクターの運営に委ねられることと定められた。結果、その多くが赤字ローカル線である並行在来線は、運賃の大幅な引き上げによって利用者にも大きな負担を強いるようになったのだ。

 また、いわゆる「ストロー効果」も問題点として常々指摘されてきた。新幹線が開業することによって潤うのは、停車駅のある沿線の自治体ではなく、そこから人やモノを吸い上げる大都市だけ、という現象が起こりがちだ。北陸新幹線に当てはめると、局地的には北陸3県の中小規模都市から北陸最大の商業・観光都市である金沢市へ、大局としては北陸地方全体から首都圏へ、購買・観光・ビジネス客が流出するのではとの懸念がある。

 さらに新幹線は、建設費や経済効果の莫大さから、政争の具として利用され続けてきた歴史を持つ。北陸新幹線の建設においても、石川県出身の森喜朗首相(当時)が、富山までと決まっていた長野から先の着工区間をさらに金沢寄りの石動までに延伸すれば、すでに着工済みの石動─金沢間とつながって直通運転が可能になると主張し、野中広務幹事長(当時)らから「我田引鉄」と非難されている。64年の東海道新幹線開業から半世紀、北陸新幹線もまた、新幹線の負の歴史を塗り替えることはできなかったのである。

 とはいえ、新聞・テレビを中心とするメディア各社は、それらの問題に多少言及しつつも、全体としては北陸新幹線の開業を極めて好意的なトーンで報じている。そこで本企画では、そうした大メディアとは距離をおきつつ、サイゾーならではの視点から、あらためて北陸新幹線開業の意味をとらえ直してみたい。

 そのための論者としてご登場いただくのが、近現代の天皇・皇室研究を専門とする政治学者でありながら、鉄道に関する多数の著作を持つ"鉄学者"としても名高い、明治学院大学教授の原武史氏だ。もうひとりは、本誌ではお馴染み、文学や音楽などを切り口に戦後日本の都市や文化について鋭く考察し続けてきた編集者・ライターであり、また金沢市出身でもある速水健朗氏。次項ではこの両者に、過去の歴史を踏まえた北陸新幹線の評価などについて熱く語ってもらう。

 さらに、3月30日公開の記事では、冠婚葬祭産業や風俗産業など、大メディアでは北陸新幹線開業と絡めて論じられることはまずない"マイナー業界"への影響等について、識者のコメントを交えて詳しく分析する。これを機に、官と民、そしてメディアがこぞって持ち上げる北陸新幹線を、やや違った角度から眺めてみてはいかがだろうか?

(文/松島 拡)
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41凡人:2015/05/14(木) 13:21:07 ID:da95RwFo0
2階建て「Max」全廃へ 東北新幹線、高速化で 上越新幹線に「引っ越し」
2012/4/1 2:01日経

 JR東日本は31日までに、「Max」の愛称で親しまれているオール2階建ての新幹線車両を、東北新幹線から全廃する方針を固めた。E4系Maxを順次、E1系Maxも走っている上越新幹線に移す。現段階で後継車両をつくる計画はなく、将来的には姿を消す見通し。

E1系の2階建てMax=共同
E4系の2階建てMax=共同

 昨年、最高時速300キロのE5系「はやぶさ」が登場。Maxは大量輸送に威力を発揮してきたが、最高時速が240キロにとどまるため、一つの役目を果たしたと判断した。

 増加傾向にあった通勤・通学客の座席確保や、繁忙期の混雑緩和を目的に、1994年にE1系がデビューした。97年に登場したE4系は16両編成にした時の定員が1634人と、東海道新幹線(1323人)を上回り、高速車両としては世界最多。仙台や福島、新潟などのほか、高崎、宇都宮など東京近郊の乗客を運び、新幹線の輸送に新たな道を開いた。

 だが、車体の断面が大きいため風の抵抗が強く、最高時速は240キロ。

 ほかの車両は、東北新幹線「はやて」「やまびこ」などのE2系、山形新幹線「つばさ」と秋田新幹線「こまち」のE3系がいずれも275キロ。「つばさ」のE3系はE4系と連結して走ることも多いが、その場合は240キロに抑えての運転を強いられている。

 昨年「はやぶさ」として運転を始めたE5系と、秋田新幹線に投入予定のE6系は、国内最速の320キロにスピードアップすることが決まっている。運転本数が増えた場合、240キロの車両では列車がつかえ、ダイヤ編成上の障害にもなりかねない。

 E4系は当面、E1系とともに上越新幹線で運転を続ける見通し。〔共同〕


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