したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

日本企業の生き残り作戦

212凡人:2014/01/09(木) 06:38:56 ID:bwiS95oU0
■テレビにもゲームを配信

 まず“紙”をモチーフにした独特のグラフィック表現がかわいらしいプレイステーション・ヴィータ向け新ゲーム「テラウェイ〜はがれた世界の大冒険〜」を紹介した。

 続いて、オンラインのネットワーク経由でゲームを配信する「プレイステーション・ナウ」を発表。プレイステーションなどのゲーム専用機だけでなく、スマートフォン(スマホ)やタブレット、一般のテレビなどを含めて幅広い端末をカバーする点が特徴だ。そのために各端末に合わせた大量のゲームライブラリーも用意する。同サービスは1月末に試験サービスを開始して、年内にソニーのスマート・テレビに展開する。

 ライバルである米マイクロソフトのXboxはネットワーク・ゲームから、テレビ番組の配信などリビングの中核デバイスを指向する方向に進んでいる。今回のプレイステーション・ナウは、ゲームの多端末化というまったく異なる方向性の好対照な戦略だ。

■インターネット放送についに参入

 最も大きなニュースはインターネット放送への参入を公言したことだろう。講演では正式な名称などは発表せず、「クラウド・ベースのテレビ・サービス」とだけ紹介。夏から米国で限定的な商業トライアルを実施して年末に本サービスを予定しているとした。

 米国ではHulu(フールー)やネットフリックス、ユーチューブ、アマゾン・インスタント・ビデオなどがインターネットによる映画・テレビ番組配信で成長を続けている。また、タイム・ワーナーなどのメディア制作会社も独自のインターネット放送を開始している。

 急成長するインターネット放送の市場を狙ってマイクロソフトやインテルなどが参入を計画していた。だが、マイクロソフトは番組調達コストの高さから参入を断念した。インテルもパートナー探しがうまくいかず技術プラットフォームを米ベライゾン・コミュニケーションに売却した。

 そうした状況下で、ソニーがインターネット放送の開始を宣言したインパクトは大きい。家電のソニーではなく、ハリウッドのソニーが同ビジネスを始めると考えたほうが自然かもしれないが、講演では同社が提供するスマートテレビやゲーム機など多彩な端末に配信するとしている。

■ユーモアたっぷりの仕掛け

 今回の講演は舌を巻くほど計算されていた。

 それはバックスクリーンのエピソードにも見えた。講演が始まる前に舞台後方のスクリーンには多数の灰色の点が映し出されていた。

 写真を撮って拡大してみると、なんと平井社長が話す講演内容が読めないほどの小さな文字でつづられていたのだ。

 これは「来場者の誰かが見つけて驚くだろう」と平井社長が仕掛けたユーモアたっぷりの謎に違いない。たぶん、今回の講演には、それ以外にも宝探しのように様々な仕掛けが潜んでいたのかもしれない。
****
小池良次(Ryoji Koike)
 米国のインターネット、通信業界を専門とするジャーナリストおよびリサーチャー。1988年に渡米、93年からフリーランスジャーナリストとして活動している。サンフランシスコ郊外在住。主な著書に「クラウド」(インプレスR&D)、「クラウドの未来」(講談社新書)、「NTTはどこへ行くのか」(講談社)など。
2-2


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板