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日本企業の生き残り作戦

211凡人:2014/01/09(木) 06:38:21 ID:bwiS95oU0
変幻自在の「SONY」へ 家電イメージの一新狙う
2014/1/8 22:22 ITジャーナリスト 小池 良次(Ryoji Koike)

 ソニーは再び「驚きと感動」を与える企業になれるのだろうか――。国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の基調講演で平井一夫社長は、革新的なサービスや製品を創造する企業に同社を生まれ変わらせる決意を改めて宣言した。

 あえて製品は出さずにコンセプトで語りかける演出は、家電メーカーのイメージを払拭し新市場を求めて自由に事業を展開する多国籍企業「SONY」のイメージを意識したものだった。だが、イメージ戦略に終始した内容からは、テレビやカメラ、パソコンなど既存製品の苦戦をどう乗り切るかという具体的な解は伝わらず不満も感じられた。

■停滞と再生を自分の経験で説明

 平井氏の講演は「僕は好奇心の旺盛な子供だった。いつも新しいことに心を躍らせていた」と、まるで芝居の最初のような語りで始まった。その後、一世を風靡したウォークマン、新しい音楽の世界を切り開いたCDプレーヤー、そしてゲーム業界を驚かせたプレイステーションなどソニーの過去の成功例を並べる一方で、苦汁をなめたベータ・VHS戦争の失敗についても触れた。

 その上で「そうした成功も失敗もソニーという会社が人々に驚きと感動を与える製品づくりをしているからだ」とまとめた。ここしばらく革新的な技術を生み出せていない同社の停滞を改めて振り返るとともに、好奇心旺盛な子供だった平井氏が今も同じ気持ちでソニーをリードしている姿を重ね合わせ今後の立て直しに期待をもたせた内容だった。

 講演の中盤は「See Things Differently(違う角度から物事を見る)」と題してソニーの映像技術における先進性をイメージづけた。

 ソニーのカメラは、単に風景を写し取るだけでなく、位置や色、被写界深度など様々な付帯情報を一緒に記録していると説明。そうしたデータを使って日頃見慣れた風景を見直せば「新たなサービスや驚きを生み出すことができる」と指摘する。

 たとえば、肌の状況を的確に知るスキンケア分野や高速映像処理が必要なコネクテッド・カーにも応用できる。視野を広げれば農作物の収穫効率化にもつながるとした。

■「SONY」の自負

 こうした一連の説明にあたって製品のデモンストレーションをしなかったことは大きな決断だった。ソニーのような家電大手であれば、個別の製品について先進性を強調したいところだろう。だが、4K大型テレビが舞台に登場することもなく、平井社長は淡々と製品開発の背景を説明した。

 ひとたびテレビなどの製品をステージに並べれば、同社を追い上げる韓国や中国メーカーと比較され「家電のソニー」になってしまう。製品が登場しなかったのは、これを避ける狙いで「家電のソニー」というイメージを取り払うことに腐心していた。

 意地の悪い見方をすれば、それは弱点を巧みに避けたといえるだろう。だが、好意的にみれば家電という枠で戦うソニーではなく、新市場を求めて自由に事業を展開する多国籍企業「SONY」の自負を示したと解釈できる。

 後半は、ゲームやインターネット放送といった様々な新サービスの発表が続いた。これは、将来的にはデバイスにとらわれず、コンテンツから端末までを幅広く「ワンソニー」として取り扱っていくとのメッセージだ。
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