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日本企業の生き残り作戦
167
:
凡人
:2012/05/05(土) 02:34:33
自力再生への挑戦、海外生産拡大に活路 正念場のマツダ(上)
2012/5/2 6:00
マツダの経営が正念場を迎えている。国内生産比率が7割を超えるため円高の影響が直撃。2012年3月期の連結最終損益は4期連続の赤字に陥った。業績立て直しのカギは海外生産の拡大や新興国市場の開拓。生き残りをかけた挑戦を始めたマツダの今を追う。
海外生産比率を今の3割から5割に高める計画だ(広島市の本社工場から輸出されるマツダ車)
4月下旬に開幕した北京モーターショーの発表会席上。山内孝社長は中国の生産委託先である一汽乗用車(長春市)でも、日本で販売好調の中型多目的スポーツ車(SUV)「CX―7」の生産を開始する計画を発表した。「中国はマツダの将来にとって重要な市場。さらなる投資も予定している」と意欲を見せた。
■際立つ国内比率
中国だけではない。「うちの生産枠を拡大できないか」。最近、マツダ幹部は手分けして海外を回り、生産協力企業との調整に奔走している。タイ、マレーシア、ベトナム。自前の海外生産拠点が今はないマツダにとって新興国市場を攻めるには協力企業の生産枠確保が急務なためだ。
1970年代入社組が大半のマツダ役員は「国内生産比率の高さと為替相場対策はそのころからの課題」と口をそろえる。フォードとの提携という足掛かりがあったにもかかわらず、地域経済を担うというこだわりから海外進出で後れをとる形に。同社の世界生産は現在、年間約120万台。このうち本社工場(広島市)と防府工場(山口県防府市)の生産が7割を占める。
海外生産が少ない分、コスト競争でも不利が生じる。「新興国への進出が遅れた」(尾崎清副社長)ことも明らか。2012年3月期は歴史的な円高進行で最終損益の赤字は1077億円と過去2番目の水準になった。
中長期戦略では16年3月期の世界生産170万台のうち、海外生産比率を現在の3割から5割に高める計画。戦略の要は14年の稼働を目指し建設中のメキシコ工場だ。400億円を投じる大事業で、当初の稼働は14万台とマツダの世界生産の1割程度を占め、ブラジルや北米などへの供給拠点となる。
■商用車は撤退へ
一方、マツダは不採算事業の見直しのカジも切った。その一つが不振の続く商用車からの撤退。66年販売開始の商用トラック「ボンゴ」は次期モデル開発を断念。今年に入り同社幹部から関係者への説明が始まっており、10年代後半をメドに現行モデルの生産を打ち切る方針だ。
国内メーカーで唯一実用化したロータリーエンジン搭載のスポーツカー「RX―8」は6月で生産を終える。
県内経済界などからは「マツダらしさがなくなっていくのは寂しい」との声も聞かれるが、生き残るためぎりぎりの道を選んだ。
今後の投資のため2月、最大2300億円を見込む公募増資などによる資金調達を発表した。返済の優先順位が低い劣後ローンなどを組み合わせているが、この実質金利は5%超の高水準。成長戦略が結果を出せなければもう立ち直れないとの指摘もある。マツダが自力で再生するための最後の挑戦が始まった。
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