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日本企業の生き残り作戦

137凡人:2012/01/26(木) 06:44:00
プラズマテレビ“完敗” 液晶に主役奪われ風前の灯
2011.11.28 09:14

プラズマパネルの生産を2011年度中に停止するパナソニック尼崎第3工場=兵庫県尼崎市(共同)

 プラズマテレビが岐路に立たされている。プラズマテレビ世界トップのパナソニックが生産体制の大幅縮小を表明したことで、同社からパネル提供を受ける日立製作所やライバルの韓国勢への影響も避けられない。(フジサンケイビジネスアイ)

 最盛期には多くの国内メーカーが開発競争に明け暮れたが、その後撤退が相次いだ。液晶テレビに主役を奪われたプラズマテレビが家庭から姿を消す日がやってくるのか。

革新進む液晶に完敗

 「プラズマテレビの技術的優位性は今でも揺らいでいない。ただ、液晶の技術革新があまりにすごかった…」

 かつてプラズマテレビの製品設計にかかわったメーカー関係者は、液晶テレビとの主導権争いに“完敗”したことを認め、こう嘆息する。

 プラズマテレビは、液晶テレビのようにバックライトを使わない「自発光方式」で、暗い環境での黒の表現力が優れているのが特徴だ。

 国内では、1996年に富士通からパネル供給を受けた富士通ゼネラルが世界で初めて42型の家庭用プラズマテレビを発売し、NEC、パイオニアなども製品化した。当時は42型以上の大型に特化しており、小型を展開する液晶との差別化が期待された。

 パイオニアの50型プラズマテレビは250万円と強気な価格設定でも、AV(映像・音響)愛好家などに受け入れられた。

 2000年代に入り、プラズマの開発競争はさらに激化する。パナソニック、東芝、日立製作所などが相次いで参入し、02年のサッカーW杯日韓大会で大型テレビの需要が高まったことも追い風となった。関係者は「毎年数十億円をかけて新しいプラズマパネルを製品化していた」と当時を振り返る。

 だが、01年にコストパフォーマンスに優れた液晶テレビがシャープから発売され、徐々にプラズマに逆風が吹き始める。投資負担の重さなどもあって05年にソニーが同事業から撤退。採算割れが続くNEC、富士通グループ、東芝なども次々に手を引いた。09年にはパイオニアも撤退し、国内でプラズマパネルを生産するのはパナソニックだけになった。

 一方で、同じく自社でパネルを生産する韓国のサムスン電子やLG電子を巻き込んだ薄型テレビの価格競争が激化し、プラズマテレビも価格下落が加速した。米ディスプレイサーチによると、米国市場での42型プラズマテレビの平均価格は05年の3026ドル(約23万円)から10年には約6分の1の487ドルにまで値崩れした。

 さらに液晶テレビの大型化が進み、薄型化や省エネ化などプラズマテレビにない新たな付加価値も提供できるようになってきた。家電量販店の販売員も、「プラズマと液晶の明確な違いがなくなった」と話す。
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