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ヨーロッパ諸国は今

32凡人:2011/09/05(月) 07:20:32
[FT]英国は最長の恐慌を回避しなければならない
(2/2ページ) 2011/9/5 7:00

 多くのアナリストは、潜在GDPがGDPそのもの(実際のGDPは2008年以前のトレンドを優に10%以上下回っている)と同じくらい落ち込んだと考えている。ケンブリッジ大学ビジネスリサーチセンターのビル・マーティン氏は重要な論文(注2)で、こうした悲観論を強烈に批判している。

 同氏の結論は、問題は潜在供給力ではなく、需要の激減だったというもの。さらに悪いことに、生産が落ち込んだ状態が長引けば長引くほど、潜在供給力が不必要に損なわれる可能性が高まると指摘する。


■特徴は回復局面の弱さ


 マーティン氏は、トレンドに対するGDP損失の3分の2以上が潜在GDPの落ち込みによるものだというコンセンサスを観察したうえで、それとは異なる、より説得力のある説明をしている。

 「失業率の上昇を食い止めつつ、全体的な収益性を許容範囲に収められるほど実質賃金が低下する需要不足の経済では、構造的に弱い経済の特徴でもある低い生産性が表れる可能性がある。需要不足のために売り上げを増やせないと、産業は低い生産性に甘んじるかもしれず、その状況が持続すると、政策当局者が誤って経済の潜在生産性の低下と解釈することになる」

 危険をもたらすのは、マーティン氏が「貯蓄家の戦い」と呼ぶものだ。民間部門は債務を返済してバランスシートを改善しようとしている。政府も今、赤字におびえて同じことをしようとしている。活動の不振が長引くことなく、これが両立し得るのは、経済の対外収支が大幅な黒字に転換する場合に限られる。

 しかし、英国の貿易相手国の弱さを考えると、それ以上にあり得ない話はないように思える。

 英国は今、過去1世紀以上にわたる恐慌の中で、確実に最も長くなり、相当ダメージが大きい恐慌のまっただ中にある。前例と比べた場合の今回の恐慌の特徴は、恐ろしいほどの回復局面の弱さだ。その原因は、潜在供給力の激減ではなく、需要の弱さである可能性の方がはるかに高い。

 だが、打てる手はほとんどないというのが一般的な見解だ。そのような破滅の予言には気をつけた方がいい。そうした予言はいとも簡単に、おのずと現実と化してしまうものだ。

注1=“Monthly GDP estimates for inter-war Britain”, www.niesr.ac.uk.
注2=Is the British economy supply constrained? www.cbr.cam.ac.uk.
By Martin Wolf


(翻訳協力 JBpress)
(c) The Financial Times Limited 2011. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.


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