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地方の自立と地方主権

16凡人:2011/05/20(金) 14:29:33
(大分に限った事では無いが、)こういうのって社会主義国の計画経済を思わせる。新規に就農した人の中に、農業に将来を見つけ、農業経営を本格的に目指す人が果たして何人いるか大いに疑問。その大半は不況で就職先がなく、経済的な理由からではないか。今の日本の農業に憧れる若者がどれほどいるか。現在の若者の心を捉えていないで、お役所やそれに近い関係団体が計画したところで、計画倒れの先が読める。これは農業だけに限った事ではないが、計画経済を元にして、いままで役所が頭のなかで作り出した数々の計画にお金と労力をつぎ込み、見せ掛けの数字の辻褄だけを合わせ肩を叩きある。その本来の意図する効果や結果を達成できず、それを横目に地方政府の赤字財政がますますひどくなる悪サイクルを繰り返す。日本の典型をみる思いがしてならない。 
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大分県、新規就農を5年で1000人計画 全国に情報提供 (日経2011/5/19 3:26)

 大分県は農家の高齢化などで減少が続く農業従事者を補うため、今年度から5年間で計1000人の新規就農者を確保する計画だ。専任職員を置いて全国の就農希望者に大分県内での就農を働き掛けるほか、就農後も支援する「就農サポート会議」を設ける。

 厳しい雇用情勢や若者の農業への関心の高まりなどを背景に、県内の新規就農者数は2008年度の101人から10年度には141人に増えた。ただ、高齢農家の引退に伴い農業人口の減少が続くのは確実で、同県は今後さらに積極的に就農希望者を確保する必要があると判断した。

 5月に配置した担い手確保専任職員2人は、全国の農業法人などで研修中の就農希望者に大分県での就農を働き掛ける。全国の新規就農者の6割は就農先とは別の県の出身とされるのに対し、大分県は県外出身者が2割にとどまっている。このため、県外の就農希望者への情報提供を強化する。

 一方、新規就農後に離農するケースもあるため、県の出先機関や市町村、農業者、農業委員会などで構成する就農サポート会議を設置。農業技術や販売ノウハウの指導だけでなく、住居など生活面での相談にも応じ、就農後も継続して支援する体制を整える。

17凡人:2011/05/25(水) 19:28:11
今の景気状況のなか、発展する見込みのない都市や戦略的価値のない都市は企業や工場誘致の都市間競争に勝てない。合併や政令都市化が叫ばれるゆえんである。
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五代南部工業団地48億円赤字 宅地分譲26億円 「市民に重い負担」報告書批判【群馬】 2011年5月25日

広大な土地が残る五代南部工業団地一帯=前橋市で

 前橋市の前橋工業団地造成組合が保有する五代南部工業団地(同市五代町)が、昨年三月末に約四十八億円の収支赤字に陥っていたことが、昨年度の市包括外部監査報告書で分かった。組合などの宅地分譲も昨年三月末に約二十六億円の収支赤字。報告書は「組合は既に実質的に破綻している。市の責任は重大だ」と厳しく指摘している。 (菅原洋)

 組合は市が負担金を支出し、組合職員は主に市職員が兼務。地方債を発行し、借入金で事業をしている。

 報告書によると、この工業団地は二〇〇三年度に約二十七ヘクタールの計画で分譲を始め、約十四ヘクタールを売却。約十二ヘクタールが未分譲となっている。

 総収入から総支出を引いた収支は約四十八億円の赤字。総支出は約百九十四億円で、土地の売却収入は約三十四億円にとどまる。市内は地価が下落しているため、売却損だけでも約十七億円出している。

 起債返済を除く総支出から、土地の売却収入を引いた未回収額は約八十億円。土地が完売できても、売却収入の見込みは約六十億円にとどまり、未回収額は約五十四億円に達する見通し。

 土地が売れないのは経済情勢の変化もあるが、立地条件が悪いとの指摘もあり、巨額の負担が市民に回ることになる。

 一方、組合が保有する「ローズタウン住宅団地」(同市堤町一帯)は〇三年度に約五十四ヘクタールの計画で分譲を始め、未造成地は約二十五ヘクタール。うち約十一ヘクタールは市土地開発公社も保有している。

 公社分を合わせた宅地分譲でも、総収入から総支出を引いた収支赤字は約二十六億円に達している。

 組合をめぐっては、昨年三月末に地方債残高約七十九億円を抱え、単独で返済できないため、市が〇八年度からの二年間で計約二十四億円を財政投入した経緯がある。

 報告書は、五代南部工業団地について「赤字(未回収額)が五十四億円の計画を実行するのは、民間の発想ではとても考えられない。市民にとってあまりにも重い負担だ」と批判。

 宅地分譲と併せて「これだけの大規模事業を決めるのに、当初、計画が専門的に調査された形跡がないのは通常考えられない。計画に甘さがあったと言わざるを得ない」と苦言を呈している。

18凡人:2011/06/09(木) 10:38:22
群馬県のイメージに対する好感度や知名度が低いのは、単直に言って、それを今まで蔑ろにしていた自治体のトップの責任の一言に尽きる。大きな税金を使って、一大イベントを組むのもいいが、それをしなければならないところまで追い込まれているのか。その費用にたいする効果はどれだけ期待できるのか。またキャンペーンが終わった後はどうなるのか。365日の毎日の生活の中で、群馬が全国的に好感度や知名度が高まる方法を探すことに集中すべきだと個人的に強く思う。フィルム・コミッションも映画のロケーション提供で、群馬の知名度に貢献している一つだが、テレビ・映画をメインにしたマスメディアのうまい使い方にたけたプロの必要性を強く感じる。
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群馬観光PRへ、体験型メニュー600超 DC概要決定
2011年6月9日

群馬DCのPRに一役買おうと、ぐんまちゃんもはっぴを着て登場した=県庁

 観光客を群馬県内に呼び込む群馬デスティネーションキャンペーン(DC)の概要が決まった。県やJR東日本高崎支社長などが発表した。体験型の観光メニューを多彩に用意し、群馬の魅力を知ってもらう。

 DCの期間は7月1日〜9月30日。県内全域のほか、隣接する栃木県の足利市、佐野市、栃木市、日光市足尾地区でイベントが行われる。これまで市町村や県が連携し、観光素材を掘り起こして準備してきた。

 テーマは「心にググっとぐんま わくわく 体験 新発見」。

 ハイキングや星空観察、川遊びといった自然体験のほか、歴史上の人物のゆかりの場所や伝統工芸に触れる歴史文化体験、野菜収穫など食体験といったメニューを用意する。体験型メニューは600を超える。

 また、駅と温泉地をつなぐ観光タクシーやバスなども充実させる。

 7月1日午前9時には、JR上野駅でセレモニーを開催。群馬交響楽団の演奏や、県のマスコット「ぐんまちゃん」の登場でオープニングを盛り上げる。

 大沢正明知事は「群馬、日本の元気回復につなげたい」と話している。詳しいメニューは「群馬DC」のホームページで。

19凡人:2011/06/10(金) 01:18:14
今の自治体の首長に求められるのは収入を増やす経営手腕。経済不況が政治家に、その無能さを隠す都合のよい隠れ蓑となっている。群馬は首都圏に含まれ、地理的にも企業戦略的にも悪い位置にはない。それをうまく使いこなせていないのはひとえに、首長に能力がないと言い切ってよい。今ほど産業を興す能力、企業誘致ができる能力が求められる時期はない。選挙でも党派や派閥や学閥とか近視的なことに目が奪われ、能力本意で候補者を選べない選挙民である地域住民にも大きな責任があることも忘れてはいけない。つまりすべては自業自得。この因果応報は限りなく続く。
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県政点検 2011知事選を前に<3>行財政改革 達成目標明確に【群馬】東京新聞2011年6月9日

経営破綻した県林業公社が入居する県の庁舎=前橋市で

 景気低迷による税収悪化や、長年にわたる公共事業重視の施策のツケが回り、県財政は“火の車”の状態に陥っている。県の借金に当たる県債残高は、二〇一一年度末に一兆九百五十一億円にまで膨らむ見通しで、財政健全化の道筋を付けるための行財政改革は切迫した課題だ。

 行財政改革を推進する上で高いハードルの一つが、組織のスリム化だ。県出資団体の中で最大の財政負担となっていた県林業公社(前橋市)については解散の方針が固まり、四月十五日に前橋地裁に民事再生法の適用を申請。約百六十六億円の負債を抱えて事実上経営破綻した。

 負債のうち百五十億円程度は県民に負担を求めることになり、公社の市村良平理事長は安価な木材輸入という現実に「経営努力が追い付かなかった」と深く陳謝した。

 県が「行革の大きな成果」と強調する林業公社の処理策だが、実際には公社解散を求めた県議会の判断を受け入れたにすぎない。県は当初、「県民負担が軽減される」として公社の存続を前提に処理策を検討したが、県議会側が反発。昨年十二月の県議会本会議で公社解散を求める決議案が可決されたことで、県は公社存続を断念せざるを得なくなった。

 県が、行財政改革を前進させるための決定的な判断を自ら行わなかったことは、今後の改革の行方にも暗い影を落としかねない。

 一一〜一三年度の行革方針を定めた県の新行政改革大綱では、林業公社を含む四つの県出資団体を減らし、職員の時間外勤務を一三年度末までに10%削減するなどの目標を掲げた。だが、大綱全体でのコスト縮減効果は数値で明示されず、行革に対する県の意欲がはっきりしない内容となった。

 行財政改革について、大沢正明氏(65)は「個々の事業の再評価や見直しによる経費削減、未利用の県有地の売却だけでなく、安定的に県税収入を確保するための企業誘致なども大事」と主張する。

 後藤新氏(50)は、知事公舎や高級公用車の廃止を明言。「(税収増につながる)経済の安定を図るため、オール群馬で販路開拓や技術開発、企業間の連携を応援したい」と訴える。

 小菅啓司氏(60)は五月末の出馬会見で、毎年の予算編成の理念そのものを改革する必要があると主張。「予算の使い道を福祉・防災最優先に組み替えるべきだ」とする。

 改革の先送りは、結果的には県の“資金不足”を悪化させ、行政サービスの低下を導く。景気回復の見通しが立たない中、新たな知事には行財政改革の必要性から目をそらさない姿勢や、明確な目標を基に改革を達成に導くリーダーシップが求められる。

20凡人:2011/06/11(土) 05:38:41
ちょっと前まで、起業家養成が大いに叫ばれ、流行していたがどうなったのだろうか。最近あまり聞かれない。受験漬けの若年層と政府/官僚主導の経済体制では、起業家精神の育つ土壌が日本には乏しいことに、はじめから分かるので、それが掛け声だけであっても大きな驚きはない。もしもこの就職難をグローバル化だからと嘆いているだけで、日本の為政者がなんら抜本的な職作りの対策を立てなければ、日本の将来は真っ暗。
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企業の休業・廃業 倒産の4.4倍にも 群馬 (朝日新聞2011年06月10日)

 2010年度に休業・廃業や解散をした県内企業は倒産の4・4倍あり、増加傾向にあることが帝国データバンク前橋支店の調査結果からわかった。法的手続きによる倒産にまで至らなくても、事業継続をあきらめてしまう企業が多いようだ。

 県内の10年度の倒産件数(負債額1千万円以上)は118件で、中小企業の資金繰りを支援する政策効果もあり2年連続で減った。

 ただ、法的手続きを取らずに任意整理で企業を解散したり、廃業や休業したりして「倒産」に数えられない事例も多いという。

 今回、県内の2万5千社(個人事業主を含む)が登録されている同社のデータベースで、06〜10年度の休廃業・解散の事業者を集計したところ、10年度は518件で前年度より2%増え、4年連続で前年を上回っていたことが分かった。

 不動産業や運輸・通信業など大半の業種は前年より減ったが、サービス業が75%、卸売業が15%増え、全体を押し上げた。

 同支店の調査担当者は「一部の小売業者が規模を拡大するなかで、納入業者の選別が進んでいる。元請け――下請けの系列が崩れ、取引を打ち切られる業者も少なくない」と分析したうえで、「後継者難もあり、借入金がさほど大きくなく倒産にまで追いつめられていない状況でも、事業継続をあきらめる経営者が増えているのではないか」と話す。

 東日本大震災の打撃も影響し、廃業や解散は今後も増える可能性があるとみている。

21凡人:2011/06/11(土) 11:03:27
群馬県は首都東京への水や電気の供給地でしかないのか。群馬は東京が発展するために存在する足場・裏方でしかないのか。戦後総理大臣が多数輩出したにもかかわらず、全国に対する群馬県の知名度が低いという現実はいったいどういうことか。地元出身の歴代の政治家が、いままでいかに東京に尻尾を振る飼い犬に成り下がっていて、地元群馬を二の次にしているという印象を受けてしょうがない。原発事故で水力発電の見直しがなされる最中、水や電気という首都圏の生活の要を握っている県なのだから、中央に対して発言力が上がってもいいものである。地方主権なんて群馬の政治家がよくお経のように唱えているが、オペックのオイル外交のように、産業の集積が激しい東京や埼玉などの南関東圏から職をさらってくる攻めの水外交ができないものだろうか。
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群馬の揚水発電「ピーク時の隠し玉」 猪瀬東京副知事
2011/6/10 4:40

 東京都の猪瀬直樹副知事は9日、東京電力玉原揚水発電所(群馬県みなかみ町)を視察した。揚水発電は夜間電力でくみ上げた水を、電力需要の高まる昼間に流して発電する。東電は今夏上積みして確保したとする電力供給能力5620万キロワットのうち、揚水発電で650万キロワットを見込んでいる。同発電所はそのうちの120万キロワットを占める。

 猪瀬副知事は「揚水発電はピーク時対策の隠し球」と強調。その上で「ダムには治水・利水に加え、揚水(発電)の可能性もある。原子力発電をやめた場合に電力をどう賄うか先入観を捨てて考える必要がある」と指摘した。
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「上毛カルタの「理想の電化に電源群馬」という文句は今ではピンとこないかもしれません。これは昭和20年代、水力発電が電力供給の70%以上をしめていたころのお話だからです。現在は原子力と火力が主流になり、群馬は電力輸入県になってしまいました。電気が日本に入ってきたのは明治の中頃です。群馬県では明治22年に桐生にあった織物工場で自家発電により電灯をつけたのが最初です。一般の家庭に電灯がついたのは明治26年前橋市の総社にあった小さな水力発電所の発電によるものでした。この後県内各地に小さな発電所が作られました。何しろ群馬県は山がちな地域で急流には事欠かなかったので小さな水車を掛ける場所はたくさんあったのです。」
http://www.manabi.pref.gunma.jp/rekisi/taisho/01.htm

22凡人:2011/06/17(金) 14:09:03
木枯し紋次郎、国定忠治で有名な群馬をカジノ合法県にせよ。仕事や職場を生み出し人口増加も期待でき、財政難を解決する手っ取り早い手段としてのカジノ運営。全国的に世界的に知名度を高めるにもよろしいようで。地方の繁栄が、これほどまでに東京が何事も優位に立つようなシステムを構築して、甘い汁を吸っている中央政治家たちとそれに尻尾を振る地方政治家の判断にかかっていることは、日本の行く末を占う上で、まったく恐ろしいことだ。
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仙台に「復興カジノを」収益は復興財源に、超党派議連で浮上
2011.6.17 01:39

 日本でのカジノ合法化を目指す超党派の「国際観光産業振興議員連盟(カジノ議連)」(古賀一成会長)が、東日本大震災の復興計画の一つとしてカジノの施行を位置づけ、収益金も復興財源とする方針であることが16日、分かった。従来は東京・お台場、沖縄県で開設する案が有力だったが、震災復興を優先して仙台市を候補地とする案も急浮上している。同議連は21日に震災後初の総会を開き、議員立法での法案提出を急ぐ。

 カジノ議連は昨年4月、民主、自民、公明、国民新、みんなの各党の議員が参加して設立、民主党の「カジノ合法化法案」をもとに検討。東日本大震災後は総会開催を見送ってきたが、役員会で震災対応案を協議してきた。

 震災以降、外国人観光客が激減しているため、観光客の回復を図るため「カジノを早期に合法化する必要がある」と判断した。カジノから国や地方自治体に入る収益金については、震災復興の財源に活用すべきだとの方向で一致した。

 カジノ施行地域については「当面2カ所、最大10カ所として段階的に進める」との方針だったため、日本の玄関口で交通アクセスや立地に恵まれた東京都のお台場地区や、米軍基地の負担軽減、振興策として沖縄県などが有力だった。

 だが、震災で「まず東北地方で施行すべきだ」との意見が強まってきたため、すでに地元からカジノ誘致の要望が出されていた「仙台空港近くの工業団地計画地」(議連幹部)が候補地として浮上した。

 民主党のカジノ合法化法案は、カジノを中心にホテルやショッピングセンター、エンターテインメント施設など総合的リゾート施設を建設するもので、施行主体は地方公共団体とし、申請を受けて国が指定する。地方公共団体は、カジノ施設を運営する民間事業者を選定。カジノの収益金の一部は地方公共団体と国に納入されることになっており、これを震災の復興財源に充てることができる。

 カジノは現在、中国・マカオやシンガポールなど120カ国以上で合法化され、観光客の誘致合戦が激化している。

23凡人:2011/06/28(火) 00:41:23
小水力発電、高まる関心 ダム要らず、低コストで安定稼働
2011.5.17 05:58

山梨県都留市役所前にある小水力発電用の水車=2008年2月

 東京電力福島第1原子力発電所の事故後に注目される再生可能エネルギー。太陽光や風力が主流だが、巨大なダムを造らず、自然の川の流れなどを利用して発電する「小水力発電」への関心も高まっている。

 規模は小さいものの、低コストで安定的な発電ができるのが利点で、「エネルギーの地産地消」を実現するのに貢献する。富山県では市民の出資を募ってファンドをつくり、小水力発電所を建設しようとのプロジェクトも動き始めた。

■全国に500カ所

 小水力発電は、ダムを建設して人工的に水をためることなく、自然に流れる河川や用水路の流れを利用して水車を回し、発電をする。欧州ではかなり大出力の施設があるが、日本では1000キロワット以下の施設を「小水力発電所」としている。

 既に全国各地に500カ所近くの施設があり、京都市の嵐山、桂川の小水力発電所は、観光名所の渡月橋の照明設備に電力を供給。市内を流れる家中川に「市民発電所」を建設し「小水力発電のまち」を売り物にする山梨県都留市の例もある。

 新潟県も、小水力発電による地域おこしの可能性に注目して、県内の導入可能性調査を行うなど、開発に熱心だ。

 太陽光や風力に比べて設置可能な場所は限られるが、長期間にわたって安定的な発電が可能で、稼働率は90%近くになることもある。

 環境省が1月に発表した「再生可能エネルギー導入ポテンシャルマップ」では、国内の河川で1400万キロワット、農業用水路で30万キロワットの潜在能力があるとされた。東北地方の潜在能力は高く、開発が進めば被災地の復興にも貢献しそうだ。

■市民出資で建設計画

 小水力発電関連の企業や研究者でつくる全国小水力利用推進協議会(東京都豊島区)の中島大・事務局長は「雨が多いために流れの急な河川があり、農業用水などの水路が各地に存在する日本には小水力発電の適地が多く、地域に根差した分散型発電の手段として重要だ」と指摘。「地方自治体などとの協力でモデルとなる開発事業をつくり、普及を進めたい」と話す。

 市民出資で再生可能エネルギーの発電所を建設する事業に取り組む「おひさまエネルギーファンド」(東京都中野区)は、富山県の立山を水源とする小早月川の小水力発電所への出資募集を昨年9月から始めた。発電で得られる収益の一部を出資者に分配金として還元する仕組みだ。

 「原発事故後、問い合わせや資料請求のメールや電話が増え始め、出資を決めた人も少なくない」と担当の永田光美さん。4月27日に富山市で開いたセミナーは、予定を超える約120人の参加者でにぎわった。

 出資者は「原子力は危ない。いらない」「原発に頼らない自然エネルギー政策として小水力発電事業に期待する」とコメント。福島県の出資者は「放射能を次の世代へは残せません」との声を寄せた。

 業界関係者は「再生可能エネルギーで発電した電力を長期間、発電者に有利な価格で買い取ることを電力会社に義務付ける制度が導入されれば、開発に、さらにはずみがつくだろう」と話している。

24凡人:2011/07/01(金) 19:13:36
アイドル歌手を呼んで、コンサートを開くのと同じで、別に大騒ぎするようなことではないと思うのだが。駅沿いのホテルには良いことかもしれないが、市の他の広い地域はどうなるねんと愚痴を一言。
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群馬DCきょう開幕 (2011年7月1日 読売新聞)

SL見えるホテル満室 ファン殺到に懸念も

「トレインビュー」で予約した宿泊客の部屋に飾られるSLの写真(後列)と石炭(「メトロポリタン高崎」で)

 群馬DCの目玉は、期間中に計78本運行される蒸気機関車(SL)列車。中でも、3両がJR高崎駅を同時発車する異例のイベントが実現する2日には、ファンが駅周辺に殺到することも予想される。近隣のホテルは予約で満杯になるなど経済効果が表れる一方、近年、一部の心ない撮影者が線路に入り込むなどトラブルを起こす例もあり、関係者をぴりぴりさせている。

 同時発車するのは2日午前9時56分。C61、C57が重連運転で上越線を、D51が信越線をそれぞれ下り方面に走る。JR東日本高崎支社は「3両同時は過去に例がない」と胸を張る。

 ファンが集まりそうなのは、高崎駅から両線が分かれる1・5キロ先までの並走区間。駅から約500メートル地点の線路沿いにあるホテル「ルートイン高崎駅西口」(高崎市旭町)では、窓からSLが見える部屋の宿泊プラン「ビュープラン」(31室)が爆発的な人気を呼んでいる。同時発車イベント前日の1日は、同プランの部屋以外の残りの66室も満室、2日もほぼ満室状態となっている。支配人は「同時発車が報道された5月から問い合わせが殺到し、6月に入ってすぐ満室になった」と驚く。同ホテルでは、宿泊するファンの要望を受けて、SLが走る様子が見渡せる非常口階段を2日だけ特別に1時間半開放。支配人の立ち会いの下、撮影できるようにした。

 高崎駅に隣接するホテル「メトロポリタン高崎」(高崎市八島町)では1日から、窓からSLが見下ろせる部屋の宿泊プラン「トレインビュー」(10室)を通常の1000円増しの料金で提供する。1、2日は、SLが見下ろせる部屋を中心にほぼ満室。室内にはSLの写真3枚が飾られ、石炭など関連グッズもプレゼント。6階のロビーには、碓氷峠鉄道文化むら(安中市松井田町横川)などから借りた電気機関車「ED42」のヘッドマークなど15点も展示する。

 一方、ファンの過熱で不測の事態が起きないか心配されている。C61が38年ぶりに復活運転した6月4日には出発直後に線路内に人が立ち入り、一時運行が停止された。昨年5月には渋川市内でがけからD51を撮影しようとしていたとみられる男性が滑落死している。2日のイベントにあたり、JR側は並走区間に社員や警備員を巡回させるとともに、高崎署にも応援を依頼している。

 2日の同時発車運行(下り)計772席の乗車券はわずか15秒で売り切れた。手に入れた伊勢崎市の鈴木俊博さんは「一生に一度あるかというイベントで、人気が過熱している。何か間違いが起きるとこうしたイベントが出来なくなる」と、ファン同士の節度ある行動を求めている。

25凡人:2011/07/02(土) 21:56:11
東京・JR上野駅13番線ホームに横断幕を掲げで、DCのオープニングセレモニーのようすを伝える写真が一枚記事に添えられている。それを眺めて、なにか県民であることのプライドを傷つけられる思いをさせられた。なにか東京に陳情に行っているような雰囲気を漂わせている。土下座でもして、どうか東京の人よ、うちらの町に寄って頂戴とばかり。群馬にくる人は何も電車とは限らないというのに。

こういう行事を通じて、知事を含むトップの指導者が、過去の真似ばかりして頭のない人たちで占められていることに気がつく。電車におんぶに抱っこ。いつまで立っても県民のイメージはあがらない。そもそも、多くの国民にとって群馬県なんてどうでもよいところ。その核心は県を魅力ある町につくれなかったことの結果。群馬の政治行政のみすぼらしさ、その歴史を披露しているようなもの。何人総理がでようと、その事実には変わりがない。だいいち、総理が誰になったからといって国政がよくなった話は聞かない。

大きなビジョンをもち高い能力を備えた指導者、政治家の実現が望まれるが、日本を救う救世主はとうぶん現われそうにない。若者の行動力ややる気を疎外し、年老いた投票者だけに注意を払う政治家たち。若者が魅力を感じる市や町を建設しないかぎり、地方の将来の発展なんてあってないようなものだろう。
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●群馬デスティネーションキャンペーン(DC)が開幕

横断幕を掲げ、団体臨時列車の高崎行き「群馬DCオープニング号」を見送る本県や観光庁、JR東日本などの関係者=1日午前9時55分、東京・JR上野駅13番線ホーム

 本県のさまざまな観光素材を提供し、誘客を図る大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」が1日開幕し、上野駅でオープニングセレモニーが行われた。9月末までの3カ月間、「体験」を中心に1500のメニューが展開され、群馬から全国に元気を発信する。

 オープニングセレモニーでは群馬交響楽団員が八木節などを演奏。茂原璋男副知事は「観光、農業、商工など、県民総出でおもてなしの準備を進めてきた。群馬の夏をぜひ楽しんでいただきたい」とあいさつし、溝畑宏観光庁長官ら関係者とテープカットを行った。

 午前9時55分、園田恭久上野駅長の合図で、団体臨時列車「群馬DCオープニング号」が駅を出発した。

 東武鉄道浅草駅でも、東毛地域の自治体関係者が群馬DCを宣伝し、地元の魅力をアピール。JR高崎駅では県内温泉地のおかみらが都心からの観光客を出迎え、みなかみ町で「谷川岳ウイーク」が始まるなど、各地でもてなしや独自の企画が動きだした。

26凡人:2011/07/03(日) 19:36:10
村起こしを個人がしている一つの例だろうね。日本の野球人口は大きい。それに目をつけてる点で、すでに成功している。ただ小規模でやっていては、将来がない。コレを日本一、全国一にして知名度をあげ、訪れる人の数が町にインパクト与えるぐらい増やせるかが問題。やりようによっては、大きな村おこしの原動力になるだろうね。
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イチロー、松井の120点 来月 草津に野球博物館 (2011年7月3日 読売新聞)

1日に先行オープンした博物館の販売コーナー  草津町の玄関口「道の駅・草津運動茶屋公園」に8月1日、私設の「ベースボールスター博物館」が開館する。渋川市の金属加工会社社長の猪平節子さんが集めた、米大リーグ・イチロー選手や松井秀喜選手の野球用品約120点を展示予定。開館に先行し、7月1日にイチロー選手所属のシアトル・マリナーズのグッズ販売コーナーがオープンした。

 猪平さんはひたむきに野球に取り組むイチロー選手のファンで、大リーグ入りした2001年頃から、試合観戦で渡米した際などに野球用品の収集を続けている。展示されるのは、イチロー選手のグラブや手袋、バット、サングラスなど実際に試合で使用したものばかり。松井選手のニューヨーク・ヤンキース時代のユニホームやバットなども飾られる。

 収集品はこれまで、同市内の公民館などで野球少年らに特別に公開してきた。子どもたちが目を輝かせる姿が印象的で、「本物を見て、『僕もそうなりたい』と希望を抱いてほしい」と常設展示を計画した。グッズ販売コーナーは道の駅の既存の建物を借りて改修したほか、ミュージアム用には木造の建物を敷地内に建設している。

 開館時間は午前9時〜午後6時。年中無休。入館料は高校生以上900円、小中学生500円(グッズ販売コーナーは無料)。問い合わせは同ミュージアム(0279・88・8915)へ。

27凡人:2011/07/05(火) 01:15:09
3日で700人、一日平均では234人。この数値って、それほど驚くほどのもの??? DCは全国レベルだよね。しかも日本一の巨大人口を抱える大都市・東京が100キロ圏内。これって冗談?ちょっとした人気歌手のコンサートでも一日、観客数がその10倍20倍いっても驚かないんじゃない。
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3日で700人!大きな反響/機関車だるま追加発注 (2011年7月4日高崎新聞)

高崎駅観光案内所でスタンプラリーの用紙を受け取る人たち(写真)

群馬DC・機関車の街スタンプラリー

 群馬デスティネーションキャンペーン(群馬DC)の関連企画として、高崎市が実施している「機関車の街・高崎 まちなかスタンプラリー」が好評となっている。開始した7月1日から3日までの間で、スタンプラリーの景品として用意した記念グッズ「機関車だるま」1000個のうち、既に700個が配布となった。

 スタンプラリーでは、高崎市内の協力店19店舗のうち3店舗で対象商品を購入すると機関車だるまがもらえる。初日の1日には、用紙が配布される高崎駅観光案内所が開く前から、待っているファンがいたという。協力店では、対象商品が一日に数百個売れるなど、過去にないほど新規客の来店があった。鉄道ファンをはじめ、家族や、カップル、小学生グループなど、県内外から幅広い層が、スタンプラリーに参加している。

 高崎市では、これから夏休みの行楽シーズンを迎えることから、機関車だるまを追加発注し、群馬DCの期間中、大勢の来街者にスタンプラリーを楽しんでもらう考え。高崎のまちなかを回遊し、買い物をしてもらうことで、群馬DCをきっかけとした商店街活性化を狙う。

28凡人:2011/07/06(水) 01:34:46
無名でしかも貧乏な芸術家をお金で釣って地方に住まわせるなんて、税金の無駄である。

すでに世界的に有名な一流の芸術家(ジャンルは問わない。例えば音楽、陶芸、彫刻、絵画、舞台・ダンス、映画、グラフィックス、コンピューターデザインの分野)を住ませるのだったら大いに賛成。お金を支出した分、その結果があらわれるだろう。前橋の知名度を高めるのに、インスタントに貢献できる。問題なのは、そんな有名な芸術家が好き好んで、かなり保守的な地方に喜んでくるなんて思えない。学校や塾を開くのもいい。

だが、無名でしかも貧乏な芸術家を、お金で釣って地方に住まわせるなんて、なんともおぞましい考え。芸術が花咲くなんて当然思わないし、有名な作品がそこから生まれたら奇跡だ。コンテンポラリーの芸術家だったら尚更、東京へアテンションをむけて、流れていくのが関の山である。

そもそも芸術家がどんな人種なのか知ってない。芸術家は環境に影響されて成長する。芸術家が環境に働きかけるというより環境によって強く左右されると言いたい。芸術家がいたからパリになったのではない。パリの都会に魅力があるから、芸術家が集まるのだ。

財政が緊迫しているのに、なんで役人は税金を水のように使い、どぶに捨てるようなことをするのか。彼らの給与は税金によって賄われ、法律で守られているから、何をやってもいいと言うのか。民間だったら役に立たないことにお金を支出し会社の業績にすぐ響き。破産ともなれば、直ぐに仕事を失う。民間のように馬鹿な役人が仕事を失う人事に流動性のあるシステムになれば、地方の財政も今ほど悪くはならなかっただろうし、地方の自立へのチャンスもあるというものだ。
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外国人芸術家が集う前橋 (2011年7月5日 読売新聞)

中心市街地での創作応援

改装されて美術館が入るビル。海外の美術家が周囲に住み、芸術の街づくりで活性化を図る(6月29日、前橋市千代田町で)  2012年度中に開館予定の「前橋市美術館(仮称)」を核にした芸術の街づくりを進めようと、前橋市は入居場所となる同市中心街・千代田町のビル周辺に今秋から、外国人の美術家に実際に住んでもらい、創作活動を支援する取り組みを始める。

 美術家との交流で市民の芸術心を育み、芸術の香り高い街をPRして中心街の活性化を図る。外国人を招くのは「日本人には当たり前で見えてこなかった街の魅力が、新たな視点によって掘り起こされるかもしれない」(市文化国際課)との期待からだ。

 具体的には、2人の外国人がそれぞれ2か月間、美術館予定地の近隣に居を構え、千代田町にある市所有のミニギャラリーを拠点に活動を展開する。市が美術家の住まいなどの費用を負担する。

 制作する作品に制約は設けず、前橋との関わりなどは特に求めない。ただ、創作活動の舞台として、前橋の知名度が高まるような優れた作品を望むという。

 現在、同課が海外在住の外国人の中から選定を進めている。開館後も新たな美術家を招待したい考えで、将来的には、美術館を核にした同市中心街が幅広い芸術家に注目され、「アートシーン」の一翼を担う場所になることを期待している。

 同課によると、こうした試みは「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」と呼ばれ、近年では国内の公立美術館などでも盛んになってきた。AIRの手法は、1950〜60年代の欧米で確立したもので、芸術家が創作地に長期滞在し、取材や調査の準備段階から実際の創作や展示までを行うものを指す。

 「前橋市美術館」は、千代田町のビル「旧WALK館」(地上9階、地下1階)の地下1階〜地上2階(延べ床面積4386平方メートル)までを改装して使う。総工費17億5000万円で今年12月に着工する。

29凡人:2011/07/11(月) 21:15:28
この北海道、青森、東京、京都、鹿児島、沖縄の6都道府県以外の地方は切り捨てですか、お父さん?
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外国人客回復へ「嵐」が観光PR 各国で放映 【2011/07/11 16:34 共同通信】

 外務省と観光庁は11日、東日本大震災や福島原発事故の影響で大幅に落ち込む外国人旅行客の回復に向け、人気アイドルグループ「嵐」が出演したPR映像を133以上の国と地域で放映すると発表した。各国の震災支援に謝意を伝えるとともに、日本の観光地の安全性をアピールし風評被害を解消するのが目的。

 映像は、メンバーがそれぞれ北海道、青森、東京、京都、鹿児島、沖縄の6都道府県を巡り、地元の人と触れ合いながら祭りや郷土料理を紹介。人を招く幸運の象徴として「招き猫」をモチーフに使い、「みなさんが日本に来て楽しんでくれることが日本の明日の力になる」と訴えている。

30凡人:2011/07/12(火) 14:32:06
発電能力と企業の集積とは無関係ではない。製造業を中心とした企業に企業誘致を売り込む上で、安全で、安い安定した電力を供給できるインフラを確立することは地方自治体のやるべきこと。それが如何に遅れているか、またビジョンを持ったリーダーがいままでいなかったかを明確に語っている。原発による高い比率での電力供給が疑問視される中、河川、風、太陽熱、地熱に恵まれた地方の特徴を活かした発電が問われている。なんでも政府の金を当てにしたり、政府任せにしているから、地方群馬は何時まで立っても発展しない。
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群馬と茨城、県営施設で発電強化 夏場の電力不足に対応
2011/7/12 1:30

 北関東の自治体が運営する発電設備の再稼働・新設が相次いでいる。群馬県は運転を休止していた県営発電所内の火力発電設備を11日から全面稼働した。建設中の水力発電所も近く稼働させ、電力をすべて東京電力に販売する。茨城県は浄水場に太陽光発電設備を導入し、場内のほぼすべての電力を自前でまかなう。夏場の電力不足が心配されるなか、電力インフラを強化することで住民生活への影響を軽減する。

 群馬県企業局が運営する高浜発電所(高崎市)は3月末で運転を休止したガスタービン発電機を再稼働させ、11日からフル稼働態勢に入った。以前から稼働中の蒸気タービン発電機と合わせた同発電所全体の最大出力は2万5千キロワットとなり、蒸気タービン単独の約5倍に増加する。一般家庭に換算すると、約3万世帯分の電力をまかなえるという。

 電力は東京電力に販売し、群馬を中心に同社管内に供給される。同県は「電力会社の供給力が大幅に低下しており、電力需給に貢献するため県の判断で再稼働を決めた」(企業局発電課)と説明している。当面来年9月まで稼働を予定する。

 1996年に運転を始めた高浜発電所にはガスタービンと蒸気タービンの2種類がある。燃料ガスや維持管理費などがかさみ、3月末に蒸気タービン単独での運転に切り替えていた。ガスタービンの再開で発電コストは上昇するが「東電への販売価格に反映されている」(同)ため一定の収益を確保できる見通しだ。

 このほか、震災前から建設を進めていた水力方式の新利南発電所(沼田市)も現在試運転中で、早ければ週内にも稼働できる見込み。最大出力は1千キロワット。一般家庭で約1千世帯分の電力を供給できるという。

 群馬県は水力を中心に34カ所の発電所を運営しており、合計最大出力は約25万キロワット。年間発電量は県内一般家庭が使用する量の2割に相当する。

 一方、茨城県は水戸浄水場(那珂市)の敷地内に最大出力1千キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設、14日にも運転を始める。総工費は4億7千万円。晴れた日であれば「施設内で使用する電力をすべて自前で供給できる」(県企業局)という。

 東日本大震災が発生する前の計画では管理棟など一部施設の電力をまかなうため、出力50キロワットの設備を導入する予定だった。震災後に電力不足への懸念が高まったことを受けて規模を拡大し、場内全体の電力を確保できるようにした。

 9カ所の水力発電所を運営、東電に売電している栃木県も、発電量を高める対策を準備中。通常は大雨などでダムの水位が上がった場合、発電所に回さず、川などにそのまま放流することがある。今夏は「放流する量を少なくする」(県企業局)ことで発電に回す水量を増やし、発電能力をできるだけ活用する考え。

31凡人:2011/07/14(木) 15:52:58
人口減少の意味は雇用や住む魅力に欠けるということだろう。誰に責任がある?直接には地方自治体の長。その政策能力の欠如が生んだ産物。ところが、その長を選ぶのは県民だからどうしようもない。もっとも有能な人間は県から転出してしまうのかも知れない。
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高崎市人口半年で0・02%増/移動人口調査 (2011年7月14日高崎新聞)

23年1月から6月で県人口は5千人減、都市間競争激化

 群馬県の平成23年6月の移動人口調査で、高崎市の人口は37万1545人となり、今年1月から6月までの半年間で、75人(0・02%)増加した。都市間競争は激化し、市部で人口が増加したのは、高崎市と太田市だけとなった。

 群馬県は、半年間で5264人(▲0・26%)減少した。

 移動人口の動きでは、特に都市部で、3月から4月にかけて転出が多く、5月から6月に転入が多い傾向にある。高崎市では、人口の増加基調に加え、この時期の転入が転出を上回り、人口増加につながっている。

 県全体の人口減少基調と、県内の都市部で、3月から4月の転出数よりも、5月から6月にかけての転入数が少なかったため、減少幅が大きくなった。3月に前橋市が34万人を割り、また、今まで増加基調だった伊勢崎市がマイナスになった。

 平成22年10月の国政調査と、23年6月の比較では、群馬県人口は6328人減(▲0・32%)、高崎市は193人増(0・05%)となっている。

32凡人:2011/07/14(木) 17:05:48
群馬県知事選:現職の大沢氏が再選 3新人破る  毎日新聞 2011年7月3日 19時06分(最終更新 7月3日 22時25分)

万歳三唱する大沢氏(中央)=前橋市野中町の選挙事務所で、2011年7月3日19時7分、角田直哉撮影 任期満了に伴う群馬県知事選は3日投開票され、無所属で現職の大沢正明氏(65)=自民、公明、みんな推薦=が、無所属で前県議の後藤新氏(50)▽共産公認で党県委員長の小菅啓司氏(60)▽無所属で貸家業の海老根篤氏(64)−−の3新人を破り、再選を果たした。投票率は36.62%(前回53.41%)で過去最低。

 大沢氏は35市町村のうち34市町村長の支持を得て選挙戦を優位に展開。東日本大震災を受けた防災対策の充実などを訴え、票を着実に固めた。故小寺弘之前知事の側近として県幹部を歴任した後藤氏は「脱原発」を唱えたが、支持を広げられなかった。民主党は独自候補を擁立できず、自主投票となっていた。【鳥井真平】

 ◇確定得票数◇
当392,504 大沢 正明<2>無現=[自][公][み]

 148,790 後藤  新 無新

  33,355 小菅 啓司 共新

   6,515 海老根 篤 無新

33凡人:2011/07/14(木) 18:02:47
●国民年金保険料 納付62・9%過去最低・10年度 2011年7月14日(木) AM 07:11 上毛新聞

 厚生労働省は13日、2010年度の本県の国民年金保険料の納付率が62・9%で、前年度(63・8%)を下回り、過去最低を更新したと発表した。納付率の低下は5年連続。雇用状況の悪化で非正規労働者や無職者が増え、経済的困難から保険料を納付できないことや、年金制度への不信感の高まりが背景にあるとみられる。全国の納付率も前年度比0・7ポイント減の59・3%で過去最低だった。

 厚労省は、納付率の高かった団塊世代がほぼ保険料納付を終えた上に、東日本大震災の被災地での納付督促、強制徴収を停止したことも影響したとしている。

 日本年金機構前橋年金事務所によると、本県の納付率は02年度に66・7%だったが一時的に持ち直し、05年度には70・0%にまで回復した。だが、その後は5年連続で下落を続け、10年度は過去最低だった09年度を0・9ポイント下回った。

 もともとは納付率が高かった50歳以上でも落ち込んでいるという。59歳の納付率は08年度に80・5%だったが、09年度に78・8%に低下、10年度は78・1%に下がった。

 東京都(56・2%)や栃木県(57・2%)と比べれば納付率は高く、関東で60%を超えているのは本県だけ。前橋年金事務所は「群馬県は以前から納付率が高い傾向が続いている。全国的に都市部ほど低い傾向がある」と指摘した。

 未納対策として、20歳になって1、2年の若者は若年層でも比較的納付率が高いため、継続して働き掛ける。納付率の高い高齢者に対しても集中的に訪問する。前橋年金事務所の柳沢孝彦所長は「納付督促を委託している業者との連携強化を図り、納付率の上昇を目指したい」とした。

 納付率の低下が年金財政へただちに影響を与えることはないが、将来の低年金・無年金者の増加につながる可能性がある。前橋年金事務所は「保険料は公的年金制度の柱なので納付率上昇に向け努力したい」と話している。

 都道府県別では最高が島根の70・8%、最低は沖縄の37・8%だった。

 所得が低く納付の全額免除や猶予を受けている人の分を除外せずに計算した、実質的な納付率は全国で42・1%だった。

34凡人:2011/07/15(金) 08:43:45
群馬交響楽団 基金の設立検討  2011年7月14日東京新聞

 運営が厳しい財団法人・群馬交響楽団(群響、高崎市)は二〇一四年度をめどに、県内の企業、自治体、県民らが活動を支える基金を設立する検討に入った。群響は新しい公益財団法人に移行する方針だが、近く債務超過に陥る懸念があり新法人の条件を満たせず、存続の危機にあるためだ。県内の芸術文化を六十五年以上支えてきた群響が大きな岐路に立っている。

 既に始まっている公益法人の制度改革では、規制緩和の流れを受けて従来の許可制を廃止し、財団法人などは公益性の有無について、透明性を高めるために有識者の委員会などに判断を委ねる。

 ただし、新法人に移行しても純資産が二年連続して三百万円を下回ったり、債務超過に陥った場合は解散しなければならない。

 群響の正味財産(純資産)は三月末で約五千万円。しかし、本年度と来年度で団員計八人が退職するため、退職金約一億円が必要となる。

 国の事業仕分けで補助金が削られる傾向にある上、厳しい経済情勢で演奏会の収入も期待できず、大幅な黒字は難しい。給与などの削減にも取り組むが、純資産のマイナスが現実味を帯びてきた。

 公益法人の移行申請は二〇一三年十一月末が期限。群響は一二年夏をめどに申請し、一三年度から新法人へ移行する方針。

 基金は解散の恐れが生じた場合に設立し、目標額は定めていないが、支援を受ける企業は三百社を目指す。

 交響楽団は全国的に運営が厳しく、債務超過に陥っている神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、神奈川県知事や横浜市長、地元有力企業が呼び掛け人となって既に基金を発足させた。 (菅原洋)

35凡人:2011/07/15(金) 10:27:16
デマンド型導入 安中市実証運行  2011年7月15日東京新聞

デマンド型運行が導入された乗合タクシー=安中市で

 安中市は、民間バスの路線廃止に伴い代替公共交通機関として運行するバス、乗合タクシーの利用者が減少し収支状況も悪化していることから、運行形態の見直しに向けて今月から一年間の実証運行を始めた。バスの新路線やデマンド(事前予約)型のタクシーを初導入するなどして、利便性の確保や効率性の向上を図る。

 同市はこれまで、バス四路線、タクシー二路線を運行。実証運行では、バス運行の要望が多い秋間みのりが丘地区のJR長野新幹線・安中榛名駅とJR信越線・安中駅、同駅東の商業施設、同市役所を結ぶ新路線を導入。タクシーでは、午後の運行をデマンド型に切り替え、路線外の碓氷病院、原市の商業施設など四カ所の目的地を追加した。一部の路線で運行ダイヤも見直した。

 バスの料金体系も大幅に見直し、最高額が五百七十円だった運賃を、各路線とも市内の最高額は三百円とした。同市では、全路線の実証運行を基に市内公共交通の見直しを図るが、担当者は「利用者が少ないからといってすぐに路線を廃止することはない」と話している。 (樋口聡)

36凡人:2011/07/15(金) 13:31:03
いつもニュースは中央商店街から。まるで他の地域には市民が住んでいないのではないかと疑うほど。群馬県の人口が毎年減少しているのをご存知だろうか。それになんら回答がなくて、中央商店街を心配する新聞とはどういうものか。多分そこからお金が流れているのであろう。

県の人口が減っていることのほうが、もっと問題だと言うことを知るべきだし、やるべきことの優位が逆転している。県の人口が増えれば、それなりの正しい対策も自然と生まれてくるだろう。
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●買い物弱者を応援  2011年7月15日(金) AM 09:28 上毛

 中心街の空洞化や高齢化の進行で増えている「買い物弱者」を支援する動きが県内の自治体で広がっている。県は本年度、買い物弱者に対して宅配サービスや出張販売を始める商店街などに対し、市町村とともに初期費用を3分の1ずつ補助する制度を新設、前橋市と高崎市の2団体が名乗りを上げた。食料品店の開設やご用聞きサービスなど独自の支援策に取り組む市町村も増加。商店街や地域の活性化への期待も膨らむ。

 県の補助制度はチラシ作成や市場調査などのソフト面が対象。高崎市の新町商店連盟(佐藤省一理事長)と前橋市の前橋中心商店街協同組合(植木修理事長)が手を挙げた。

 新町商店連盟は8月から週1回、地域の住民を対象にした宅配サービス「ふれ愛スタンプ 宅配商店街」を始める。

 日用品や食品など約35店が対象で、利用者が電話やファクスで希望の商品を注文すると、翌日に担当員が自宅に届けてくれる。商品の代金に100円を上乗せした額が料金となる。

 利用登録を募集するが、本年度は500人ほどを見込んでいる。店舗名や取扱商品が記載されたカタログを作成、配布する。

 前橋中心商店街協同組合は、利用者のニーズを把握するためにアンケートを実施。その結果を集約して内容を決定し、秋ごろをめどに事業を始める。

 自治体独自の買い物弱者対策も活発だ。

 みなかみ町では今年3月、町と商工会が日帰り温泉施設を活用し、食料品や日用雑貨などを販売する「ミニスーパー」を開設した。館林市の商店街では宅配やご用聞きサービス、空き店舗を利用した生鮮食品店の運営がすでに始まっている。伊勢崎市でも市街地のお年寄りに向けた農産物直売所を開設する予定だ。

 県商政課は「高齢化で買い物弱者は増えており、対策の必要性は高まっている。これを契機に社会貢献につながれば」と補助制度の活用を呼び掛けている。

37凡人:2011/07/17(日) 10:50:27
鳥取の魅力、台湾観光客に 米子鬼太郎空港にチャーター便到着
2011.7.17 02:10

 台湾からの観光客を乗せた中華航空のチャーター便が16日、鳥取県境港市の米子鬼太郎空港に到着した。毎年就航しており、今年の乗客は74人。帰国日の19日まで夏の山陰を満喫する。

 チャーター便を迎えた同空港では、ゲゲゲの鬼太郎の着ぐるみが台湾人観光客を出迎え、家族連れや団体に鬼太郎がデザインされた記念シールや観光パンフレットなどを配って、鳥取の魅力を売り込んだ。

 台湾では6月から境港市出身の漫画家、水木しげるさん夫妻がモデルのテレビドラマ「ゲゲゲの女房」の放送が始まり、鬼太郎の人気も高まっているという。

 今回のツアーには、境港市の水木しげるロードや北栄町の青山剛昌ふるさと館(北栄町)が組み込まれ、島根県などの観光地も巡る。

 家族3人で訪れた楊恵君さん(40)は「日本旅行は5回以上になるが、鳥取は初めてで砂丘を楽しみにしています」と話していた。

38凡人:2011/07/17(日) 12:35:26
モータリゼーションは地方の発展には欠かせない。群馬がなぜ遅れを取っているのか理解できない。
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電気自動車ビジネス、関西ですそ野拡大 ガソリン車を改造
2011/7/15 5:40

 関西の中堅・中小企業がガソリンなどで走るエンジン車を電気自動車(EV)に改造する「コンバートEV」ビジネスに相次いで参入している。技術の蓄積を生かし、デザインにこだわるなど独自の戦略で販売拡大を目指している。自治体もEVの普及支援策を打ち出しており、関西で裾野の広い産業になる可能性が出てきた。

 1回の充電で550キロメートルを走行――。TGMY(大阪市、芦田隆社長)は、実現すれば世界最高レベルの長距離走行性能となるEV「TGMY EV Himiko」の開発を進めている。

 改造のベースとしたのは光岡自動車のオープンカー「卑弥呼(ヒミコ)」。クラシックスタイルの外観は街中を走るだけで歩行者らの目を引く。車両は完成しており、準備が整った段階で走行距離の実証試験を実施する。

 大手自動車メーカーが販売するEVが1回の充電で走れる距離は200キロメートル程度。TGMYはリチウムポリマー電池を使い、三菱自動車の「i―MiEV(アイ・ミーブ)」の約4倍の蓄電容量を持たせた。富裕層などを対象に今秋にも受注生産を始める予定だ。

「ミラ」を活用

 繁原製作所(大阪府東大阪市、繁原秀孝社長)は、ダイハツ工業「ミラ」をベースにコンバートEVを開発。今年3月に始めた走行実験を通じて変速機の性能強化につなげるのが狙いだ。すでにEV向け変速機では30台以上の製作実績があり、ガソリン自動車向けが伸び悩むなか、EV関連に着目した。

 自動車整備会社など8社が3月に設立したEVジャパン(大阪府豊中市、西田長太郎社長)は軽貨物車などを改造する事業を始めた。搭載する蓄電池(バッテリー)を鉛電池とリチウムイオン電池から選べるようにするなど、速度や走行距離の性能は顧客の要請に応じ柔軟に対応する。整備会社向けなどを想定し、バッテリーなどを除いたEV改造用の部品セットを60万円程度で販売する計画も持っている。

 産業用蓄電池販売のユアサM&B(大阪市、松田憲二社長)はアイ・ミーブの後部座席を広げ5人乗りに改造し、光岡自動車のブランドでEV「雷駆(ライク)」として法人向けに販売している。本業である蓄電池の調達を強みにEV事業を拡大する考えだ。

京大発VBも

 京都大学発ベンチャーのグリーンロードモータース(京都市、小間裕康社長)は1990年代のスポーツカーをEVとして復刻した「トミーカイラZZ―EV」を昨年12月に発表した。現在は独自に設計した部品や車体を活用する市販車の製作準備を進めている。リチウムイオン電池で動く3輪のスクーターも来年3月までに開発する計画だ。

 モーターで走るEVはエンジンや多様な補機類を搭載するガソリン車などに比べ構造がシンプルで部品数も少ないため、新規参入の障壁が低い。関西に多い中小の機械メーカーや部品メーカーのほか、自動車整備会社などでも、技術さえあれば独自のEVを造ることが可能だ。

 政府は昨年、2020年までに新車販売のうち15〜20%をEVや家庭の電源で充電できるプラグイン・ハイブリッド車に切り替える戦略をまとめており、関西でEV産業が大きく成長する可能性もある。

39凡人:2011/07/22(金) 01:06:59
昨年度決算速報 県債残高は1兆804億円 黒字額は5億円増
2011年7月21日

 県は、二〇一〇年度の一般会計決算見込み(速報値)を発表した。景気低迷による県税収入の減少を県債発行で穴埋めしたことなどから、県債残高は前年度比五百二十六億円増の一兆八百四億円に膨れ上がった。

 これについて県財政課は「県債の発行は地方交付税を“前借り”する臨時財政対策債が中心。本県は全国の都道府県で相対的に高い財政健全度を誇っている」と強調している。

 歳入・歳出規模は経済対策で大型補正予算を編成した前年度に比べ縮小。歳入総額は前年度比二百三十五億円減の六千九百八十九億円、歳出総額は同二百四十二億円減の六千八百七十九億円だった。

 歳入と歳出の差額から、さらに翌年度に繰り越す財源(七十三億円)を差し引いた実質収支は三十八億円の黒字。黒字額は前年度より五億円増加した。

 一方、積立基金残高は、福祉関係経費の積立を増やしたことから、前年度比二百二億円増の四百四十七億円にまで増えた。 (中根政人)

40凡人:2011/07/23(土) 01:47:51
車は地方の発展の鍵。車がスターであって、自転車の意義はそれほどない。ところがモータりゼーションが十分に研究さていないのに、自転車を研究するとは何ぞや。自動車作りに熱心で、アメリカを始め世界に輸出している国が、自転車に研究熱心なのはどうしてないのか。電車文化におかされた頭の成りの果てなのか。東京を中心とした文化は地方の発展を阻害するばかりか、国内需要を抑制して経済発展さえ危険に晒していることにきずかないのは痛いばかりだ。
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首都大学東京:自転車活用の街作り研究 埼玉・上尾モデル (毎日新聞 2011年6月30日 7時00分)

上尾市をモデルにした自転車を活用した街作りを提案する院生たち=首都大学東京南大沢キャンパスで2011年6月21日午前10時18分、林奈緒美撮影 首都大学東京(本部・東京都八王子)の大学院生が、埼玉県上尾市をモデルに、自転車を活用する街作りの研究に取り組んでいる。景観に配慮した駐輪場の設置、特典つきの自転車免許制度などユニークなアイデアが並ぶ。市も後押しされるように、7月に庁内プロジェクトチームを発足させる方針だ。

 21日に同大南大沢キャンパスで、都市環境科学研究科の院生3グループが研究結果を発表した。指導するのは、上尾市在住の鳥海基樹准教授(都市計画)。上尾市を「典型的な郊外型都市」と位置付け、昨年から「人と環境に優しい街作り」を目指して研究を始めた。

 提案された主なアイデアは▽放置自転車の減少を狙い景観にも配慮した丸い形やガラス製の仕切りを設けた駐輪所の設置▽”ゴールド免許者”には自転車用品のプレゼントや駐輪所割引などの特典がつく独自の自転車免許制度▽自転車での通勤・通学者向けに雨の日や荷物の多い時に使える週2日のバス定期券−−など。

 また、上尾市の実情を踏まえた取り組み案として、3月に廃止された上尾駅のレンタサイクル跡地に自転車ショップを開店させる計画などを掲げた。

 鳥海准教授は「郊外型都市は、車の利用者が多く店舗なども住宅地から離れ、高齢者らが利用しにくくなっている。これからは、環境にも人にも優しい自転車を中心にした街作りが求められる」と指摘し、「上尾市も工夫次第では全国のモデルケースにできるはず」としている。同市内にある大手メーカー「ブリヂストンサイクル」などとの連携も検討すべきだとしている。

 発表会に出席した市まちづくり計画課の西口哲之主査は「参考になる提案が多かった。市でも自転車利用の機運を盛り上げたい」と話した。【林奈緒美】

41凡人:2011/07/24(日) 02:25:21
こんな群馬に誰がした。群馬は自民王国。経済的停滞やイメージの悪さや知名度の低さは、自民党が県政をコントロールしている結果と取れないのか。民主党を批判するより、自らの能無し振りを自責したほうが県のため、国のためだろう。自民が国の政権をとったところで、リーダーシップをとれる政治家がどれだけいるというのだ。県関係の国会議員が証明しているではないか。さっさと県を良くしろと怒鳴りたい。県規模でも満足に良くできないのに、国がよくなるはずはない。笑 
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女性問題 知事「深くおわび」 県政懇談会 県関係国会議員に謝罪【群馬】
2011年7月23日

 大沢正明知事ら県幹部と県関係国会議員による県政懇談会が二十二日、東京都内のホテルで開かれた。大沢知事は、知事公舎に女性を宿泊させたと週刊誌に報道された問題について「誤解や臆測を生む行動によって、県民に迷惑をかけたことを深くおわびする」と謝罪。二期目の県政運営については「県民生活の向上に全力を尽くす」と強調した。

 懇談会には、県関係国会議員のうち十二人が出席。知事選で大沢知事を推薦し、圧勝に導いた自民党は、福田康夫元首相が「現在の政府に何かを期待するのは無理な話だ」と民主党政権を痛烈に批判。「何から何まで国に要望するのではなく、県独自の政策を工夫して取り組んでほしい」と大沢知事を叱咤(しった)激励した。

 一方の民主党は、柿沼正明衆院議員が、福島第一原発事故を受けた国のエネルギー問題について「菅直人首相が宣言したように、脱原発は避けられない現実。今後十年ほどは、原発の新設や増設は不可能だ」と述べ、大胆な政策転換が必要と訴えた。

 県側は、原発事故の影響を受けた農産物への補償や、放射性物質の検査体制強化、計画停電を回避するための安定的な電力の確保などを国の各省庁に要望すると説明。出席した国会議員に政策実現への支援を求めた。

 懇談会後、大沢知事は農林水産省と厚生労働省を訪問。放射性物質に汚染された疑いのある牛肉が県内に流通した問題を受けて、安全な牛肉を供給するための国の検査体制を早急に整備するよう要請した。 (中根政人)

42凡人:2011/07/24(日) 03:14:03
山に囲まれた群馬の自然を使えるさまざまなキャンプなどのイベントや大会を考え出し、インフラを整え、最大人口をもつ東京の児童から大人に到るまでアピールする大宣伝をして呼び寄せる。当然、本格的にやる前にパイロット企画をする必要があるが、将来性は十分考えられる。群馬の将来が掛かっているんだよ。そこの政治屋さんたちよ。
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●森の大切さ学ぶ・渋川 2011年7月23日(土)上毛

ツリーイングを楽しむ子供
 県主催の「夏の森林教室〜きてみてふれて」が22日、渋川市の県憩の森森林学習センターで開かれた。小学生と教諭50人が、森の中での遊びや仕事を体験して森林の大切さを学んだ。

 参加したのは前橋、高崎、渋川の5校の児童。森を歩いて植物を知り、ノコギリを使って木を間伐し、ロープを使った木登りのツリーイングに挑戦した。

 ツリーイングは木の枝にロープを渡し、ハーネスで体を固定して、フットロープと呼ばれる足場に立ち上がるように体を引き上げる木登り。木にも人にも負担が少ないとして、全国に広まっているという。

 必要なのは脚力で、子供はインストラクターの助けを借りながら、足をロープに引っかけて、身軽に登っていた。10㍍以上に到達した高崎下室田小5年の清水隆史君(10)は、「高かった。登るのに精いっぱいで周りを見る余裕がなかった」と言いながらも、達成感をにじませた。

 間伐体験では、児童がノコギリを使い、交代で木を切ることに取り組んだ。狙った方向に木が倒れると、大きな歓声を上げて喜んでいた。

43凡人:2011/07/24(日) 10:09:26
女遊びに忙しい群馬のトップ政治家には、解決に向けての努力する時間はないのだろう。群馬の将来が掛かっている問題なのに。アメリカの凄さは、科学者と起業家とベンチャービジネスとが結びついて、アイデア商品の開発が速い。日常生活が速いサイクルで楽になる。その考え出す能力が凄い。何年経っても同じ問題に頭を抱えている日本とは大違い。
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●ヤマビルの吸血被害広がる 県北部・西部 2011年7月24日(日) AM 07:11

県北・西部で吸血被害が発生しているヤマビル=県立自然史博物館提供
 ヤマビルによる吸血被害が、県北・西部で広がりをみせている。ヤマビルは春から秋にかけて活動、夏場は薄着になることに加え、山に入る機会も増えることから注意が必要となる。被害を懸念する各自治体は観光地を中心に塩や薬剤を使った駆除策を検討したり、注意を呼び掛ける看板を設置するなど対策に取り組んでいる。

 みなかみ町は6年ほど前から被害が深刻化し、山里の人家や田畑周辺まで広がっている。自然豊かな三峰山周辺でも、数年前からハイカーらが被害に遭っている。今月上旬にも女性から「登山口から少し登ったらヒルにたかられた。駆除できないのか」と役場に連絡があったという。

 町担当者は「決定的なヒル対策はない」と話し、登山口に注意を呼び掛ける看板を立てたり、宿主のイノシシの移動を制限する電気柵を山里に設置したりしている。

 中之条町の四万温泉では10年ほど前から町と四万温泉協会が連携してヤマビル防除を進めている。住民らが毎年夏、遊歩道でヤマビルに1匹ずつ塩をかけて駆除したり、ヤマビルが好む湿った生息環境を減らすため定期的に下草刈りを実施。遊歩道入り口には食塩水を置いて観光客に防除を呼び掛けている。

 このほか新たな試みとして、今月末にも秋田大の研究者が開発した新しい駆除剤を散布する計画。町産業経済課は「観光客のためより良い方法を取り入れていきたい」と語る。

 安中市では松井田地区の碓氷峠周辺で被害が発生。旧信越線に合わせ整備した遊歩道に注意喚起の看板を掲げている。市担当者は「さらに里にも広がるようなら抜本的な対策が必要」と危機感を強める。沼田市と富岡市は、林道の草刈りや有害鳥獣のパトロールをした職員や住民が被害に遭っている。

 ヤマビル被害に詳しい県立自然史博物館の担当者は「ヤマビルは生存能力が高く減らすのは難しい。夏場は人間も薄着になるため被害が起きやすい。定期的な草刈りなど環境づくりをしていことが大事」としている。

44凡人:2011/07/27(水) 01:11:59
Yo! 未開の地の知事さんよ。質問です、こんな群馬に誰がしたのでしょうか? よく知らんが、小渕優子衆院議員って何? こんな酔狂な政治屋たちを選んでいる県民っていったい何?土人?もはや笑いではなく、怒りさえ覚える。
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「群馬は未開の地、良い言葉だ」知事、ネット番組で肯定
2011.7.26 02:32

 大沢正明知事が今月下旬に出演した自民党のネット番組で、群馬県がネット上で「未開の地」と揶揄(やゆ)されていることについて、「良い言葉だと思う、『未開の地』」と肯定していたことが25日、分かった。

                   ◇

 大沢知事は知事公舎で知人女性と宿泊し批判を受けたばかりだが、自らが県政を担う群馬県を「未開の地」と表現したことで、実際に住んでいる県民の反発が強まりそうだ。

 大沢知事は視聴者から、アフリカ諸国の映像が群馬県として紹介され同県が「未開の地」と指摘されると、「県は風光明媚(めいび)な土地なので、取り方によってはそうだ」と述べ、納得。

 さらに、同席していた県選出の小渕優子衆院議員が「群馬でアフリカ気分が味わえるのなら、すごくいいのではないか」と調子を合わせると、大沢知事は「未開の地(である群馬は)、これから発展できる県だ」と本音を漏らし、県が発展途上であるとの認識も示した。

 大沢知事は13日の記者会見で女性問題について、「誤解や憶測を生む行動で迷惑をかけ、誠に申し訳ない」と述べ、県民に謝罪したばかりだった。番組は22日に収録された自民党主催の番組「カフェスタトーク」。司会の平井卓也衆院議員が番組に寄せられた質問を大沢知事に尋ねていた。

45凡人:2011/07/29(金) 05:42:24
考えはいいが、そこに移住する魅力がなければ始まらない。県のブランド向上、教育環境、雇用、住居、ネットアクセスの整備が必須。
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長野県、移住・交流推進本部を設置 都市部からの移住促す
2011/7/29 5:28

 長野県は28日、都市圏から県内への移住を推進する移住・交流推進本部を設置した。人の交流を通じて地域社会や県内経済の活性化につなげる。庁内の各部が連携し、住まいや職業、教育について移住を希望する人の相談に対応できる仕組みを作る。

 本部長には阿部守一知事が就き、観光部長や商工労働部長、農政部長なども委員として参加する。庁内だけでなく市町村や民間団体とも連携し、移住希望者への情報発信や相談窓口設置、支援策を構築する。

 2011年度中に「長野県移住・交流推進戦略」を策定する。すでに移住を推進している市町村もあり、県では三大都市圏での体制作りに力を入れる。

46凡人:2011/07/30(土) 09:48:30
ニュース性があるが、零細すぎる。もし税金で賄われているなら、こんなことは学生にだってできる簡単なもの。手腕をつかって、大規模化し採算が取れるようにする。将来、起業化できなければ元も子もない。それができる有能なトップがいるかが究極の問題。
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●嬬恋の自然を満喫・都内の家族 2011年7月30日(土)

野菜を収穫する参加者
 田舎ならではの体験をしてもらう「感動体験ツアー」が28、29の両日、嬬恋村で行われ、東京から参加した家族連れら12人が野菜の収穫やバーベキューなどを楽しんだ。

 体験型のイベントを通して自然を満喫してもらおうと、群馬、長野、新潟3県の観光関係者やNPO法人でつくる「上信越ドリームエリア推進協議会」が主催し、今年から始まった。ツアーは3県でそれぞれコースが用意され、今回は浅間山周辺の自然体験学習を行っているNPO法人「浅間山麓国際自然学校」(橋詰元良代表理事)が企画した。

 参加者は、キャベツやトウモロコシの収穫、魚のつかみ捕りを楽しんだ。同村今井のキャンプ場「縄文の里」では竪穴式住居を見学し、バーベキューを満喫。新鮮な野菜を食べた参加者は「おいしい」「甘い」と喜んでいた。このほか、テントの張り方を学び、テントに宿泊した。

 東京都大田区の相沢綾子さん(34)は「なかなか体験できないイベントばかりで楽しかった」と満足した様子だった。

 橋詰代表理事(48)は「子供の反応が新鮮でうれしい。こうした機会を増やしていきたい」と話している。

47凡人:2011/07/30(土) 14:43:34
不交付の政令市がゼロに 本年度の普通交付税配分
2011年7月28日 21時36分(共同)

 2011年度の地方交付税(普通交付税)配分で、10年度は税収が豊かで配分を受けなかった川崎市が交付団体に転落し、全国に19ある政令指定都市すべてが交付団体となる見通しであることが28日、分かった。不交付の政令市がゼロになるのは02年度以来、9年ぶり。

 景気低迷に伴う税収減で、自治体全体の不交付団体数も10年度の75を下回り、60程度となる見込み。片山善博総務相は8月5日の閣議で、これらを示した「普通交付税大綱」を報告する。

 不交付の自治体数は09年度に152あったが、リーマン・ショックによる法人関係税収の減少などで10年度は75とほぼ半減。

48凡人:2011/07/30(土) 15:18:03
高速道無料化とモータリゼーションは地方の地域経済を活性化の道具。高速道有料を撤廃することが地方の目指すべき道。
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高速道無料化、8月末打ち切りも 悪用続けばと国交相
2011年7月29日 12時19分(共同)

 震災復興支援を目的にした東北の高速道無料化を悪用するトラックが増えている問題で、大畠国交相は29日の会見で「悪用が続くようなら、8月末で制度を終わらせることも検討せざるを得ない」と述べ、被災者以外の中型車以上を対象とする無料化の打ち切りもあり得るとの考えを示した。

 6月20日から始まった無料化は、被災者らに加え被災地の物流も支援するため、被災者以外の中型車以上も対象とした。

 しかし、発着地点のいずれかが白河、水戸、新潟中央の各インターより北なら、走行区間全てが無料になるため、これらのインターなどでいったん一般道に降り、高速道に入り直すケースが横行している。

49凡人:2011/07/30(土) 16:57:54
水源を持っているのだから、どんどん首都圏に売り込むべし。アメリカでも大きな産業になっている。
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前橋水道局、赤城山の名水を発売
2011/7/30 5:30 日経

 前橋市水道局は赤城山南麓で取れた井戸水をミネラルウオーターとして商品化した。「まえばしの水 赤城の恵」で、市内の酒販店や観光物産店などで販売を始めた。JRグループが群馬県の大型観光キャンペーンを展開していることから、新たな特産品としてアピールする。

 標高500メートルの地点で、地下200メートルからくみ上げた水を使う。硬度が低い軟水で、ペットボトルの包装には水道局のキャラクター「タンク君」をあしらった。飲料メーカーのハルナビバレッジ(群馬県高崎市)が製造し、群馬県卸酒販(前橋市)が販売する。希望小売価格は100円。

50凡人:2011/08/04(木) 07:06:45
7月の長野県内企業倒産件数、16%増 負債総額は今年最大
2011/8/4 0:47 日経

 東京商工リサーチ長野支店が3日まとめた長野県内の7月の企業倒産状況(負債総額1000万円以上)によると、倒産件数は前年同月比16.6%増の14件、負債総額は約4倍の93億1100万円となった。東日本大震災の影響もあって負債10億円以上の大型倒産が2件発生し、負債総額は今年に入って最大となった。

 負債総額が膨らんだのは、震災の影響による観光不振などで、横谷温泉旅館(茅野市)が負債66億2000万円で民事再生手続きの開始を申し立てたのが要因。「震災関連倒産」はこの1件だった。

 全体では件数の半数以上を従業員5人未満の企業が占めるなど、依然として小規模な企業の倒産が多い。

 業種別にみると、サービス業が5件、製造業、小売業がそれぞれ3件だった。地域別では北信が5件で、中信と南信がそれぞれ4件で続き、東信が1件で最も少なかった。

 製造業はサプライチェーン(供給網)の復旧を背景に持ち直してきており、県内への観光客もゴールデンウイーク以降は増加傾向にある。

 震災後の急激な景況悪化からは回復しつつあるとの見方が多いものの、東京商工リサーチは「経営体力が弱く業績回復が遅れた中小・零細企業を中心に、倒産は緩やかに増える可能性がある」(長野支店)と指摘している。

51凡人:2011/08/04(木) 12:14:58
他県のアンテナショップと比較しても悪いと指摘されているのに、採算は度外視と責任逃れする厚かましさ。県民の血税が使われているのに。アンテナショップの存在は特別に悪いアイデアではない。悪いのは経営能力の欠如。才能のある人材が少ないか、あるいは適材適所がなされていないのではと疑う。県財政赤字にも端的に反映されているというのに。この県は知事といい、いったい何が起こっているのか。コレを無視できる県民の教育の低さが注目される。
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「ぐんまちゃん家」 赤字、3年で4億円 県「売り上げ重視していない」
2011.8.4 02:28

県が東京・銀座に開設しているぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」。売り上げ低迷が続き存亡の危機にひんしている(県提供)

 県が税金投入し東京・銀座に開設しているアンテナショップ「ぐんまちゃん家(ち)」で“大赤字”が続き、存亡の危機にひんしている。人件費や家賃などの運営費約5億円を3年間にわたり出費したのにもかかわらず、物産売り上げはわずか約9600万円にとどまった。福島第1原発事故に起因する県産農産物の風評被害の影響で今後、厳しさは増すばかりだが、県ぐんまイメージアップ推進室では「スタッフはみんな素人。売り上げは重視していない」と開き直っている。(西村利也)


運営費うなぎ上り


 同室によると、ぐんまちゃん家の物産売り上げは平成20年度(20年7月オープン〜21年3月)が1402万円。21年度は3510万円、22年度は3293万円だった。一方、運営費は20年度が約1億3千万円、21年度は約1億6700万円(来場者約29万人)、22年度は約1億7千万円(同約29万人)、23年度予算は1億8300万円とうなぎ上りだ。

 特に今年度は3月に約2500万円を費やし施設をリニューアル。これまでの約1・5倍の敷地面積を確保し、物販や観光案内スペースを広げた。大型観光イベント「群馬デスティネーションキャンペーン」や開設3周年を記念したイベントなどを通じて現在、テコ入れを図っている。ただ、今年度の運営費予算を月割りで換算した場合、6月末までの3年間で運営費が約5億円必要だったのに対し、売り上げはわずか約9600万円で、約4億円の“大赤字”となっている。


岩手や山形と大差


 一方、近隣の岩手、山形のアンテナショップではそれぞれ年間5億円近くを売り上げ、来場者も群馬と比べ約2倍に達し、販売能力の差が如実に出ている。特に山形は売り上げの一部を県収入として計上しているほどだ。

 販売不振について、同室では「昨年度は、全体の運営費のうち物販にかけた経費は約3千万円で、売り上げとほぼ同額だった。今年度も大幅な赤字にはならない」と主張している。

 同室が“大赤字”に鈍感なのは、ぐんまちゃん家を観光案内所や企業誘致機能を内包した“総合施設”と位置付け、採算を度外視しているからだ。ただ、企業誘致では年間約350社が施設に訪問しているものの、実際に誘致にこぎ着けたのは3年間でわずか2件だった。

 また、日経リサーチが今年2月に発表した「地域ブランド2010」では、群馬は平成20年に続き最下位を記録。ぐんまちゃん家では、イベントスペースも設け、マスコミに対し広報活動を積極的に展開し、22年度だけで「2675回、新聞や雑誌、テレビなどで紹介された」と同室は胸を張るが、知名度やブランド力向上にあまり貢献できなかったようだ。

 県は7月、有識者を決め、ぐんまちゃん家開設後3年間の経済効果、企業誘致実績を総合検証する作業を開始。施設運営の適否を9月に決める予定だ。

52凡人:2011/08/04(木) 14:41:39
農産物を嗜好品一品に頼る経済は危険。
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宮崎マンゴー ブームの反動 採算ピンチ
2011年08月03日

マンゴーのハウス栽培は室温を24度に保たねばならず、燃料費が高くつく=宮崎県小林市

 宮崎県の特産マンゴーが採算割れの危機に直面している。東国原英夫前知事のPR効果で価格が急騰し、農家の新規参入も進んで生産量が増えた。だが、物珍しさが薄らぐと市場でだぶつくようになり、価格の下落に歯止めがかからなくなっている。JA宮崎経済連は今季、「脱・東国原」を掲げて販売促進を強化しているが、苦戦している。

 ●農家は増えて
 宮崎マンゴーは、東国原氏が初当選した2007年、同氏によるトップセールスの効果で一気に価格が急騰。同年の全国平均価格は1キロあたり4922円で、最高値を更新した。
 当時、JA部会に属するマンゴー生産農家は約180戸だったが、価格上昇に呼応するように1年あたり10〜50戸のペースで増え、東国原氏が退任した今年は約280戸に達した。
 地元JAを通じた出荷量も、09年に一時的に落ち込んだものの1年あたり100トン前後のペースで増加。今年は07年(561トン)に比べ55%増の870トンの出荷が見込まれている。

 ●価格は下がる
 ところが、出荷量が増えるに従って価格は年々下落。昨年は年間の全国平均価格が1キロあたり3198円となり、採算ラインとされる3200円を割り込んだ。今年6月中旬の全国平均価格は2983円だ。
 宮崎マンゴーの多くは栽培ハウスの設定温度が24度。県内の他のハウス栽培作物より高いため、燃料費も10アールあたり年間100万〜120万円と高い。こうした事情から3200円が採算ラインとされる。

 ●されど「高い」
 だが、消費者には高く感じられ、JA宮崎経済連東京営業所は「出荷増に見合うだけの購買欲がない」。一方、生産者は「消費者が『買ってもいい』と感じるまで価格を下げて採算を取るのは難しい」。
 今季、都内の高級果物店では、宮崎マンゴーの最高級品「太陽のタマゴ」が桐(きり)箱入りで1玉8500円。売れ行きは1万500円だった昨年の方が良かったという。
 危機感を強めたJA宮崎経済連は今季、「脱・東国原」を掲げ、店舗での試食販売を増やして販売促進に取り組む。
 最大の出荷先の首都圏では昨年から倍増の20回以上を計画。千葉県のスーパーでの試食会では1玉千円の「特価」で40玉を並べた。だが、試食した同県流山市の主婦、寺田美津江さん(65)は結局、1玉680円のメロンを買った。「こっちの方がボリュームがあって家計に優しい。マンゴーはおいしいけど、高くて手が出ない」
 同経済連の園芸販売課は「量販店を中心に客層を広げないと、忘れられてしまう」と話す。東国原氏のトップセールス効果を尋ねると「人気が過熱しすぎて……」と言葉を濁した。(北村有樹子)

 ◆加工品開発にも力を
 共栄大国際経営学部の中村哲也准教授(農業経済学)の話 果物を生で食べる場合の消費量には限界がある。ブランド力を維持するには、高級マンゴープリンなどの加工品開発にも力を入れ、消費のすそ野を広げていく必要がある。

53凡人:2011/08/06(土) 17:53:30
大泉町、再び不交付団体・普通交付税 2011年8月6日(土) AM 07:11上毛新聞

 総務省は5日、地方財政を補填する2011年度普通交付税の自治体配分額を決定した。県分は10年度比1%増の1377億8600万円、市町村分は同9%増の1198億7600万円。交付税を受けない不交付団体は上野、大泉の2町村で、大泉町は10年度の追加配分で34年ぶりに交付団体となったが、再び不交付団体に転じた。

 県分の配分額は、高崎市が中核市に移行したため、保育所の運営や保健所の設置費用などが減少し、都道府県分の伸び率(2・9%増)を下回った。県内市町村分の高い伸びは、同市の増加分が影響した。配分額は県、市町村分とも4年連続で前年度を上回った。

 県財政課によると、雇用対策で創設された特別枠「地域活性化・雇用等対策費」が主な上昇要因。償還費用を交付税として国から受け取れる臨時財政対策債の発行可能額は県分が637億3200万円、市町村分が387億1千万円で、ともに20%超減額された。

 企業城下町の大泉町は、10年度当初配分で34年連続の不交付団体とされたが、国の補正予算に伴う行政サービスに必要な歳出(基準財政需要額)の見直しで財源不足が生じ、12月の追加配分で交付団体になった。東京電力神流川発電所の固定資産税収入がある上野村は6年連続で不交付団体。

54凡人:2011/08/08(月) 17:06:19
秋田・山形の業者、台湾から観光客誘致 B級グルメなどPR
2011/8/6 2:00 日経

 秋田県と山形県の民間業者が連携して、台湾からの観光客誘致イベントを9月に実施する。チャーター便を運航して台湾で竿燈(かんとう)の公演やB級グルメコンテストを開くほか、台湾からは秋田・山形に観光客を呼び込む。東日本大震災の影響で観光客数が減少しているため、民間レベルで連携して秋田・山形をPRし、新たな観光プランづくりにつなげる。

 日程は9月8日〜12日。乳頭温泉(秋田県仙北市)の「妙乃湯」の佐藤京子社長や平田牧場(山形県酒田市)の新田嘉一会長が親交のある台湾の議員である馬文君氏に呼びかけ実現した。

 台湾からの観光客は180人を予定しており、秋田県角館や乳頭温泉郷、山形県の最上川、酒田市街などを回る。日本からは秋田市竿燈会、秋田県内のB級グルメ団体、酒田相馬楼舞妓(まいこ)などのほか、招待客として被災地の小中高生の計180人が参加する。

55凡人:2011/08/09(火) 23:48:57
税金の無駄と景観を汚す。この2つを平気で無視できる政治家は国賊である。

本当に財政難なのかと疑うほど、税金を無駄に使う政治家たち。それが国でも地方でもまったく同じ頭の構造。また町の景観を汚していることに気がついていない。高崎市はとくに景観に気を使っている自治体ではないのか。アメリカでそんなものを見た記憶がない。建てる必要がないのではないか。今時のビルには電光掲示板がいたるところに設置されていて、通行人に向けて常時最新のニュースが流れている。特に話題性のあるニュースなら繰り返して現われる。天気予報.や温度はそのニュースの一つ。またネットに繋がった携帯電話をもっていれば、個人でも調べられる。わざわざ外に温度計を立てる必要がどこにもないからだ。
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まちなかに温度計設置/駅前とタブの木
(2011年8月9日高崎新聞)

熱中症などの注意を促す

 高崎市は、高崎駅西口前と、高崎スズラン前のタブノキの下に温度計を設置した。

 高崎市議会から、猛暑の熱中症対策としての提案、要望もあり、高崎まつりに間に合わせようと作業が急がれ、7月29日に設置完了となった。温度計は、太陽光発電で動作し、工事費合わせ、1基100万円ほど。

56凡人:2011/08/10(水) 16:25:47
製造業に対する誘致合戦は国内ばかりではなく、海外との競争を強いられているのでとても厳しい。円高とエネルギー不足とグローバル化でますます地方は苦境に立たされている。
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道内自治体、震災後の企業誘致進まず 売り込み不発
2011/8/9 3:12 日経

 北海道内自治体が打ち出した、本州企業の道内への誘致策が進んでいない。東日本大震災で被災した東北や、電力不足の首都圏から企業を呼び込もうとしているが、道内の冷涼な気候や夏場の電力供給面などの利点を訴えきれていない。企業側の需要をきめ細かく吸い上げた施策が不可欠なようだ。

 道は震災後、IT産業や製造業を対象に、設備投資や事務所賃料などの一部を補助する誘致策を打ち出した。だが支援を正式決定した企業はまだゼロ。道は「水面下で複数の企業と交渉している」というが、当初のもくろみは外れた。

 函館市は工業団地への誘致策を打ち出したが、問い合わせが十数件あった程度。旭川市も移転決定した企業はゼロだ。

 このなかで受け入れ実績があるのが札幌市だ。震災後、首都圏から2件、福島県から1件を受け入れた。いずれもIT関連企業。福島県から移転したウェブ制作会社、ギガデザインの渡辺恭一社長は「札幌市は国が決めた避難区域外の企業でも受け入れてくれるうえ、仕事上の知り合いが札幌市にいたことが決め手となった」と語る。

 ただ札幌市も当初20件近くの受け入れを想定していたため、まだ成果は十分とはいえない。

 道内の経済団体関係者は本州企業への売り込み不足を指摘する。「われわれが首都圏企業の広報担当者に連絡している間に、関西の経済団体などは企業の首脳に直接接触している」という。道内の各自治体が本州の業界団体などにばらばらに広報している点を問題視する関係者もおり、自治体同士の連携も求められそうだ。

 もともと道には地理的な弱点がある。本州の巨大消費地から遠いため、製造業などは本州より物流コストがかさみがち。さらに「関西、九州など各地で電力不安が高まり、あえて拠点を移さず様子をみたいという企業も多い」という道内関係者もいる。

 円高の進行も影を落とす。拠点の海外移転を検討する製造業が増えつつある。6月中旬、帯広市などの自治体が全国の製造業450社にアンケートを実施したところ、検討している移転先で最も多かったのがアジアを中心とする海外だった。道内経済団体関係者は「極端な円高水準では、移転先として道内などの地方都市よりも、海外を優先する企業が多くなるのでは」と懸念する。

57凡人:2011/08/11(木) 19:33:58
「湯あがり娘」人気上々 群馬生まれの枝豆
2011年08月11日

JA前橋市の直売所では「湯あがり娘」が人気で、早々に売り切れてしまう=前橋市江木町

 夏と言えばビールに枝豆。群馬は出荷量全国5位の枝豆産地だ。その群馬で生まれた品種「湯あがり娘」がおいしいと評判だという。開発したのは前橋市のカネコ種苗。今では県外の産地にも広がり、増収増益を続ける同社にとって歴史的なヒット商品となった「孝行娘」だ。

 前橋市江木町のJA前橋市の直売所は、朝から大勢の人でにぎわう。「湯あがり娘」は人気商品の一つで、午前中にはほとんどなくなってしまう。収穫はほぼ終わっており、店頭に並ぶのはお盆ぐらいまでだ。

 代わりに出回っているのが、利根沼田産。沼田利根蔬菜(そ・さい)出荷組合は、「湯あがり娘」を始めとする茶豆系の枝豆を「天狗印 味緑」として販売している。

 湯あがり娘は、通常の枝豆の品種に「だだちゃ豆」に代表される茶豆の品種をかけあわせたもので、2002年に品種登録された。

 茶豆のような香りや濃い甘みがありながら、通常の枝豆と同様に明るい色みで見た目が良い。JA前橋市で試験栽培したところ市場で高い評価を得て、急速に作付けを増やした。同JAによると、市西部の清里地区を中心に約230の生産者が約59ヘクタールで枝豆を栽培しているが、このうち7〜8割は湯あがり娘だという。

 現在は千葉や新潟、山形などでも栽培が盛んだ。カネコ種苗の屋代好幸調査課長は「枝豆に“茶豆風味”という新ジャンルを作った画期的な品種。営業が要らないくらい売れ、まさに孝行娘」と話す。

 猛暑に加え、子供にも好まれるため、枝豆の消費は堅調だ。ビタミンB類やミネラルが豊富で夏ばて予防に良いとされる。冷凍物は輸入品も多いが、生鮮品の大半は国産だ。

 「旬が終わらないうちに、ぜひ味わってみて」と屋代さん。お薦めの作り方はこうだ。枝豆300グラムに対し水1・5リットル、塩60グラムを用意。この塩少しで枝豆を良くもみ、もんだ分も含め塩を入れた湯で3〜6分ゆでる。扇風機やうちわで冷まし、冷蔵庫へ。甘みを逃さないよう、水につけないのがポイントだという。(渕沢貴子)

58凡人:2011/08/12(金) 00:28:53
アイデアはいいが、どんなテレビなのか詳細がないのはなんとも片手落ち。どう香港で放映されるのかも分からなけれは、どの程度の宣伝効果が期待できるかも分からない。
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香港のテレビ局が草津温泉取材 2011年8月11日(木) AM 07:11 上毛

西の河原公園周辺で撮影する香港のテレビ関係者

 国や県が誘客対策の一環として招いた香港のテレビ関係者5人が、草津温泉など本県の観光スポットを訪れ、取材やロケを行っている。収録された観光情報は、8月下旬以降に香港のテレビ局「ATV」の旅番組で放送される。

 一行は制作スタッフ3人と番組に出演するタレント2人。7日には草津温泉の名所、湯畑や西の河原公園を訪問した。案内した草津町関係者に「温泉の湧出量はどのくらい」「露天風呂に入れる人数は」などと熱心に質問し、その場でカメラを回していた。8日は草津白根山や伊香保温泉、9日はみなかみ町周辺を撮影した。

 テレビ関係者の招へいは、リピーター率の高い香港旅行者の誘客を図るとともに、東日本大震災による風評被害を払拭(ふっしょく)するのが狙い。国土交通省関東運輸局とJR東日本、群馬、埼玉、新潟の各県が連携し、ビジット・ジャパン地方連携事業の一環として企画した。

 一行は6日に来日。群馬DCを開催中の本県を中心に新潟、埼玉各県を訪れ、13日に帰国する。11日には富岡製糸場の視察や高崎だるまの絵付け体験などを予定している。

59凡人:2011/08/13(土) 00:06:22
中国ブームや東京一極の文化の中で、アジアに興味を持つ欧米のインテリ金持ちが日本の保守的な地方に興味を持つ例はごく稀だろう。まずは住民や文化を国際的や解放的にしなければどうにもならない。
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外国人が魅力発信 四国ツーリズム創造機構
2011/8/12 2:00 日経

 四国4県や観光関連の企業・団体で組織する四国ツーリズム創造機構は、四国の南西地域の観光資源発掘や海外への情報発信を目的とした事業を始めた。外国人が20日まで高知県土佐清水市や愛媛県宇和島市など四国の南西地域に駐在し、ブログを使い情報を発信してもらう。

 駐在員となるのはオーストリア人の大学生のレンガウア・ヨハンネス氏。英語とドイツ語の2カ国語で情報を発信する。外国人の視点から新たな観光素材を発掘する。

 海外からの観光客の受け入れに関する改善点などを提言してもらい、観光地の魅力向上につなげる。同機構は今後も継続的に外国人が駐在する事業を続けたいとしている。

60凡人:2011/08/13(土) 00:07:15
北海道内8月景況、観光を上方修正 自粛ムードに歯止め
2011/8/12 21:14 日経

 北海道経済産業局は12日、管内経済概況を発表した。8月の観光の判断を「持ち直しの兆しがみられるものの、厳しい状況」とし、2010年3月以来17カ月ぶりに上方修正した。東日本大震災以降に続いた旅行などの自粛ムードに歯止めがかかったとみられる。

 生産活動も回復傾向で、同局は総括判断を「一部に持ち直しの動きがみられる」として2カ月ぶりに上方修正した。

 観光では、道内への個人旅行客が増加傾向で、福島第1原発の事故以降に減少した外国人観光客も戻りつつある。「自粛ムードの減少からビジネス関連のツアーも徐々に戻った」(ホテル)

 ただ、宿泊単価を落としたホテルが多く、円高の影響なども今後の懸念材料という。

 生産活動は、国内外の自動車メーカーの生産再開に伴い、生産水準が震災前に戻る自動車部品メーカーも増えた。「秋ごろまで生産は増加していく見通し」(非鉄金属)という。

 同局は「持ち直しの動きが出てきたが、急激な円高が観光や輸送機械、電気機械に影響を及ぼさないか注視する必要がある」としており、現在の回復傾向がこのまま続くかは依然として不透明な情勢だ。

61凡人:2011/08/14(日) 14:07:04
群馬デスティネーションキャンペーンとかはどうなっているのでしょうか。観光という事柄を一つとっても、今の地元政治家の下では群馬は「未開地」にすぎない。
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首都圏観光、「近場で涼」が今年流 海水浴場は風評の影
2011/8/13 5:55

 首都圏の行楽地やレジャー施設がにぎわっている。高速道路の休日上限1000円の終了もあり、遠出を避けて近場で楽しもうとする人が多いようだ。ただ、これまで広域から集客していた施設は、東日本大震災の影響で東北などからの来訪者が減り、苦戦している。

 としまえん(東京・練馬)はプールへの来場者が今週に入り急増している。12日は天候に恵まれたこともあり、例年の平日の約2倍にあたる9700人が訪れた。

 横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)は7月16日〜8月10日の来場者数が約53万人と、前年同期より13%増。「水族館などに涼しさを求めようと、首都圏からの親子連れが目立つ」という。

 プールやレジャー施設以外でも手軽に行ける施設には人が集まっている。全日本空輸の機体メンテナンスセンター(東京・大田)で開催する見学会。無料で旅客機を間近に見られるとあって、9月まで予約がいっぱいの状況が続く。

 都心から1〜2時間で行ける景勝地も人気だ。ライン下りなど涼しさを味わえる名所が多い埼玉県長瀞町。「例年の1.5〜2倍の観光客が来ている」(長瀞町観光協会)。仏ミシュランの旅行ガイドに紹介されたことも追い風に、家族連れやカップルが目立つ。

 宿泊施設でも、箱根ホテル小涌園(神奈川県箱根町)のお盆休みシーズンはほぼ満室。例年は1週間前でも空きがあることもあるが、「今年は7月中にほぼ埋まった」(運営する藤田観光)。

 品川プリンスホテル(東京・港)は外国人客が大きく減少しているにもかかわらず、稼働率は前年並みで推移している。子ども連れの家族向けプランなど拡充したところ、首都圏近郊の客が増えている。

 しかし、例年、広い範囲から人を集めている施設では苦戦もみられる。皇居や東京タワーなどを巡るはとバス(東京・大田)の都内観光は前年割れ。同社は「震災の影響で東北などからの利用客が減っている」という。

 東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)の来園者数は7月以降、前年並みの水準に戻っている。ただ、首都圏からの来園者は増えているが、地方からの客足はまだ戻っておらず、客単価は下がっている。

 富士山五合目観光協会(山梨県富士河口湖町)は「観光客は昨年の半分以下。遠方からの客に加え、中国人客の激減が目立つ」とため息をつく。

 海水浴場では、「湘南地域の客足は(猛暑で好調だった)昨年と同水準になっている」(神奈川県茅ケ崎市)。一方、千葉県九十九里町の7月の海水浴客は例年の半分。海水の放射線検査を実施するなど、安全性をPRしているが「ここまで客足が減るとは」と九十九里町の担当者は頭を抱える。

62凡人:2011/08/16(火) 22:21:16
伝統だから、作れば売れるとか。伝統だから続けなければならないとか。外国人観光客が減ったことを唯一の需要減少の要因としか考えられないのは、いったい何を示しているのか。まるで殿様商売ではないか。「最盛期に150業者が加盟していたが、現在は21業者」という事実は何を語っているのか。東北の大震災や原発事故だけの原因だけじゃないだろう。時代の変化や消費者の好みの変化を経営にまったく反映できない無能な事業者たち。補助金の援助無しではとうてい経営できない事業者たちの経営能力の欠如に大きな問題。日本の雇用の大部分を占める中小零細企業に、いかに優秀な人材が不足しているか。日本の財政赤字の根本を見る。
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近代こけし産業ピンチ 震災で外国人観光客減 群馬
2011年8月16日(火) AM 07:11 上毛新聞

外国人観光客の減少で危機を迎えているこけし生産=榛東村の卯三郎こけし

 東日本大震災に伴う観光客の減少で、本県が全国有数の産地である近代こけしが危機を迎えている。近年、主要な購入層となっていた外国人観光客向けの出荷が激減したため。原発事故の長期化で海外からの誘客が難しい中、生産者は群馬DCを通じてこけしの魅力を伝えようと懸命になっている。

 一定の形式を持つ伝統こけしに対し、作家の個性が反映される近代こけしは戦後に県内で急速に普及。全国に流通する約6〜7割が県内で生産されていると言われ、県ふるさと伝統工芸品に指定されている。県こけし協同組合には最盛期に150業者が加盟していたが、現在は21業者まで減った。

 「震災直後は100%キャンセル。戻りつつあるが、外国人の予約は入ってこない」。組合理事長で、榛東村の「卯三郎こけし」代表の岡本有司さん(63)は、絵付け体験や工房見学ツアーの激減を嘆く。

 直販のほか、京都や浅草、日光など外国人に人気の観光地に出荷していたが、受注は6割ほど減ったまま。無休で稼働していた生産体制を見直し、従業員の一部は今も自宅待機が続いている。

 出荷が中心の業者は、8〜9割減とさらに深刻な事態に直面している。渋川市の藤川正衛さん(69)は「何とか持ちこたえている状態。新たな融資制度が設けられたが、ハードルが高すぎる」と漏らし、同市の田村昇さん(60)は「一度やめたら職人は離れてしまう。日本の伝統を消したくはない」と訴えた。

 組合は7月、大沢正明知事宛てに救済を求める要望書を提出した。文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は今月、観光業の風評被害で国内客の予約取り消しによる賠償対象を本県まで広げる中間指針を取りまとめたが、岡本さんは「土産品の製造はおそらく対象にならないだろう」との見通しを示す。「少しでもこけし産業の現状を理解してもらい、多くの人に手に取ってもらうしかない」と、組合は群馬DC関連のイベントに合わせて絵付け体験教室や展示販売の機会を増やしている。

63凡人:2011/08/18(木) 04:05:44
知事ネットワーク:新たな国づくり宣言 奈良で会合 /奈良
毎日新聞 2011年8月4日 地方版

 奈良市の県新公会堂で3日に開かれた「自立と分散で日本を変えるふるさと知事ネットワーク」の第4回会合で、奈良や福井、鳥取などの各県知事らが、地方の課題などについて話し合った。

 ふるさとネットは、西川一誠・福井県知事の呼びかけで昨年1月に設立。11県が参加し、外国人観光客誘致や地域コミュニティ、保育支援など10プロジェクトに取り組んでいる。今回は、東京都以外の都市で初めて開催された。

 会合では、東日本大震災発生を踏まえた「新しい国づくりに関する共同宣言」を採択し、都市と地方の格差を埋める税制などに取り組む「新たな国づくり税制調査会」の設立に合意したほか、婚活応援や森林吸収量の市場取引制度、健康作り施策など、各種プロジェクトの中間報告が各県知事らからあった。学校給食に参加県産の食材を使うことや特産品pRなどで連携することも確認した。

 税制調査会は秋以降に初会合を開く。平井伸治・鳥取県知事からは、地方へ企業立地や移住を促進する税制などの提案があった。荒井正吾知事は会見で、「課税自主権の範囲内では新たな国作りはできないので、国の税制を大きく変える内容になる可能性がある」と述べた。

 次回は来年夏に島根県で開催する。【阿部亮介】

64凡人:2011/08/18(木) 08:23:22
群馬の行政当局は国内の戦略さえ不十分なのに海外の戦略設計とはすこし飛躍し過ぎだろう。日本国内でさえ県の認知度や高感度がどん底に近いというのに。それは誰が悪いのか。歴代の知事達の責任である。彼らが成した行政の怠慢。だから現知事ひとりの責任に出来ないが、現時点では最高責任者であることを認識する必要がある。観光においても外国人は日本人と同じものを求めている。日本人を満足させられない県が他国の人間を大勢呼び込むことは不可能だろう。国内でのイメージアップをすることが先決で、それによって国外にもアピールできる。イメージアップを手っ取り早くするのに「外国との接点が少ない本県」を一変させること。映画村や国際村と言った特徴ある村作りもあっていいが、海外特に欧米との接点を県内に作り、凡庸の地方都市から国際都市化させることを強く勧める。そうすれば全国へのイメージアップはまったく難しくないだろう。
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県国際戦略:策定に暗雲 外国人観光客誘致に消極的、地場産品の輸出も及び腰 /群馬

 経済成長を続ける中国やアジア諸国の市場を開拓して経済の活性化につなげようと、県は今年度中に「群馬県国際戦略」の策定を目指している。農畜産物の輸出、観光客の誘致などで海外展開を図る考えだ。だが、県内は内陸に位置して湾や空港がなく、県の認知度や海外展開を図ろうという県民意識も低い。策定には課題が多い。【庄司哲也】

 「香港での群馬の知名度はまだまだ。PRの仕方の工夫が必要ではないか」。県内の観光地を香港で紹介する番組ロケのため、8月上旬に伊香保温泉などを訪れた香港のテレビ制作会社のラソン・チョウ・ディレクターは、香港からの観光客誘致について語った。

 東京から新幹線で1時間で豊かな自然や温泉が満喫できる県内は、日本への個人旅行が増えている香港の観光客のニーズに合致するという。そうした旅行者に情報を提供するのが番組の狙いだ。

 だが、東京からの近さが県の国際戦略上では「弱点」にもなりえる。海外での認知度不足や首都圏への依存度の高さが、県民が海外に働きかけることを尻込みさせるからだ。

 群馬銀行系のシンクタンク、群馬経済研究所が昨年7月に県内の温泉地の宿泊施設を対象に行ったアンケートでは、外国人観光客誘致に「消極的」との回答が47・5%を占め、「積極的」は17・0%にとどまった。今後も5割が「条件に関わらず、積極的に取り組むつもりはない」と回答し、最多だった。

 県が戦略策定にあたって県内各JAや酒造会社などを対象に行った「農畜産物・食品・地場産品等の輸出に係るアンケート」でも、「消極姿勢」は浮き彫りになった。「今後、輸出をする意向はあるか」の問いに対し、前向きだったのは40・7%、「意向はない」が59・3%と上回った。

 県総合政策室も「総じて首都圏の恩恵を享受し、外国との接点が少ない本県は、海外に目を向けた施策についての認識が不十分」という見解を示す。

 県は、国際戦略の策定に向け年度内に観光や貿易分野などの有識者を招いた懇談会を計3回開催する予定。問題点をあぶり出し、対象とする国や地域、具体的な品目を絞り込む考えだ。

65凡人:2011/08/18(木) 08:31:48
経営能力のないものがトップに抜擢されて任されているという事実。国や地方自治体の財政赤字は人災である。
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県林業公社 再生計画案 県民の負担157億円
2011年8月17日

 民事再生手続き中の県林業公社(前橋市)は、再生計画案を公表し、県民の負担額が約百五十七億円に及ぶことが正式に決まった。県民一人当たりの負担額は約七千八百五十円。木材価格の下落や後手に回った経営が、県民に大きなツケを回す事態につながった。

 計画案によると、確定した債権総額は約百六十七億円。これに対し、木材価格の下落などにより、公社が弁済できるのは約十億円にとどまった。債権額が五百万円以下は全額弁済するが、五百万円を超えた場合、五百万円に加えて債権額の6%しか弁済できない。

 県によると、この結果、県の公社に対する債権額は約百八億円となり、県は全額を債権放棄。さらに、日本政策金融公庫の公社に対する債権額は約四十八億円で、全額を県が肩代わりするため、県民の負担は計約百五十七億円となる。

 債権者には、ほかに県内の十六森林組合があるが、全額弁済される見通し。

 債権者集会は十月十一日、前橋地裁で開かれる予定。計画案が決議されれば、二〇一四年三月末をめどに公社は解散する。

 公社の経営悪化は、県や同公庫などからの借入金で主に民間の森林を造林する「分収林事業」が要因。安価な輸入木材の影響を受けて木材の価格が下落し、実質的に債務超過に陥った。

 経営が悪化した林業関連の公社は全国にあり、事業を主導した国の責任は大きい。ただ、県林業公社も木材価格の下落に応じた適切な経営判断を結果的に怠った責任は免れない。 (菅原洋)

66凡人:2011/08/20(土) 16:17:41
「EVエコタウン構想」に企業が相次ぎ参入 山形県上山市
2011/8/20 3:30

 山形県上山市が掲げる「EVエコタウン構想」に日産自動車や凸版印刷など大手企業が相次ぎ本格参入する。「エコ」をキーワードに観光振興を目指す試みで、各社は電気自動車(EV)や充電設備、太陽光発電パネルなどを無償提供する。東日本大震災を機にエネルギーや環境問題への関心が高まる中、官民一体で「エコツーリズム」「ヘルスツーリズム」に地域活性化の夢を託す。

2月に一足早く開いたEV試乗会では横戸長兵衛市長自ら乗り心地を楽しんだ(山形県上山市)=画像

 上山市はこのほど推進協議会を新設、事業実施計画を固めた。従来のガソリンエンジン車依存から脱却し、EVを活用した「心と体と環境が健康になる旅」を提案。「モーダル“えこ”シフト」と銘打ち、JR駅から温泉旅館までの送迎や周遊観光の足としてEVレンタカーやEVタクシーの導入を打ち出した。

 EV普及には充電インフラが不可欠。日本の宿古窯や月岡ホテルなど温泉旅館に普通充電器を整備したのに続き、市役所正面には今秋をめどに急速充電器を設置する。

 再生可能エネルギーを活用した「ゼロエミッション観光」の拠点と位置付け、太陽光発電装置も併設。急速充電器と組み合わせ、太陽光をエネルギー源とした電気でEVを走らせるというユニークな試みに取り組む。

 こうした先進的な構想に民間企業も協力に乗り出した。山形日産自動車(山形市)が急速充電器を、山形三菱自動車販売(同)がEV「アイ・ミーブ」をそれぞれ無償貸与。日産自動車は10月にも低炭素社会の実現に向けた共同宣言を上山市と調印する見込みだ。

 協力の輪は自動車関連企業以外にも広がる。凸版印刷は太陽光発電パネル、山形パナソニック(同)は太陽光発電装置一式に加え、充電スタンド「ELSEEV」5基を提供。新幹線とEVを組み合わせた「環境に優しい旅」の企画やJR駅への充電インフラ整備に向け、JR東日本グループとの協議も始まった。

 上山市は2008年、本場ドイツ仕込みの気候性地形療法に基づく健康ウオーキングを軸とした温泉クアオルト(独語で「保養地」の意)構想に着手。同療法の第一人者、独ミュンヘン大学のA・シュー教授の指導を受け、日本初の公認コースを8ルート整備した。

 排ガスや二酸化炭素(CO2)を排出しないEVを活用すれば「健康」と「エコ」が合体した観光振興につながるのではないか。そんな思いでクアオルトとエコタウン両構想の連携を目指す。

 東日本大震災では被災3県に隣接する山形県の観光業界も大きな打撃を受けた。震災直後はガソリン不足などの混乱も発生。吉村美栄子知事が原発依存度を徐々に引き下げる「卒原発」を提言するなど再生可能エネルギーへの関心も高まる。

 そんな中で打ち出したEVエコタウン構想に民間企業も共鳴。広域観光誘客に向けた起爆剤となるのか。人口3万4000人足らずの地方都市の挑戦に注目が集まる。

67凡人:2011/08/26(金) 01:46:08
増えたから効果があったとは余りにもいい加減。観光客の年齢や性別や職業や何処から来たのか等の情報もない状態ではなんとも言えない。科学的に適正な目標を設定し、その達成如何で効果があったかどうか知るのではないのか。DCには多額の税金が使われていることを考えれば当然である。それによって将来のDCプランの練り直しやや他の媒体を使った広報とかの将来の戦略になんらの判断資料を提供するのではないのか。
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DCの効果あり 観光・宿泊5.9%増
2011年08月25日

 県は、7月の県内観光客、宿泊客の状況について速報値(30地点)をまとめ、昨年7月より5・9%増の114万1527人が訪れたと24日発表した。


 県内の観光地、観光施設、イベントなどから抽出し、昨年のデータと比較した。30地点のうち24地点で昨年を上回る入り込み客数があった。主要温泉地9地点は4・2%増だった。


 県は、群馬デスティネーションキャンペーンの宣伝効果があったとみている。


 一方、昨年を下回った6地点は、7月後半の天候不良で影響を受けた屋外施設や、団体客が頼りの施設だったという。

68凡人:2011/09/06(火) 04:37:02
人口上回る観客数、経済効果10億円超 元気もらった合宿地 恩返しの気持ち込め声援
2011.9.5 22:23

【なでしこ】日本−オーストラリア 前半 ハードタックルでボールを奪う岩清水梓=中国・山東省の山東スポーツセンター(山田喜貴撮影)

 なでしこフィーバーの重圧をはねのけ、ロンドン五輪アジア最終予選で豪州を破り、五輪出場の切符をぐっとたぐり寄せたサッカー女子日本代表。最終予選前の合宿地、岡山県美作(みまさか)市はこの快進撃に沸いている。合宿中は人口を上回る観客数を記録し、県内の経済効果が10億円を超えたとの試算もある。

 同市の美作文化センターでは5日も「がんばれ なでしこ」と書かれたのぼりが掲げられ、来場者が試合を映すスクリーンを見守った。地元、岡山湯郷ベル所属のMF、宮間あや選手の姿に「宮間コール」も。

 観戦イベントを主催する「みまさか商工会青年部」の盛本哲也部長は「なでしこたちのおかげで日本、そして美作が元気をもらった。声援を送り、恩返しをしたい」と話す。

 同市は8月22〜27日の合宿中、ファンのために臨時駐車場を確保したり、練習場に無料のバスを走らせた。6日間の観客数は3万2900人で、同市の人口(9月1日時点で3万1246人)を上回った。観客の飲食、宿泊などで同県内で10億2760万円の経済効果があったという。

 合宿中、選手のバスをバイクで先導した同市職員の田中靖郎さんは選手の“素顔”に親近感を持つ。狭い道路で車がバスに道を譲った際、選手たちはわざわざ窓を開け、笑顔で「ごめんなさい」と声をかけた。

 田中さんは「世界一でもおごらず、気さく。プレッシャーは大きいと思うが良い結果を残してほしい」とエールを送った。

69凡人:2011/09/06(火) 08:15:07
下仁田地域を自然公園「日本ジオパーク」に認定
2011年9月6日(火) AM 07:11

 地質学的に重要な地層や地形などを見どころとする自然公園「ジオパーク」の国内認定機関、日本ジオパーク委員会(JGC)は5日、都内で理事会を開き、本県の下仁田地域を新たに「日本ジオパーク」に認定した。県内初、関東では伊豆大島(東京)に続き2例目。下仁田町は町自然史館(同町青倉)を登録博物館にする準備や自然観察路の整備などを進め、2〜3年後をめどに「世界ジオパーク」の認定を目指す。

 今回認定されたのは下仁田のほかに男鹿半島・大潟(秋田)、磐梯山(福島)、茨城県北、秩父(埼玉)、白山手取川(石川)の5地域で、日本ジオパークは計20地域(うち4地域は世界ジオパーク)となった。

 下仁田地域は妙義山の奇岩や石門群、天然の冷風を利用して蚕の卵を保管した国指定史跡「荒船風穴」、岩の上に別の地層から移動してきた山林がかぶさっている様子から“根無し山”と呼ばれる、世界でも珍しい「跡倉クリッペ」などがある。

 町はこうした地質遺産を生かして地域振興を図ろうと、2009年6月、認定地域などが加盟する日本ジオパークネットワークに準会員として加盟。昨年3月、基本構想を審議、策定する協議会を設置した。

 町教委に新設したジオパーク推進室を中心に、地質観察スポットに通じる遊歩道の整備やリーフレットの作成、講演会、観察会などに取り組んでおり、今年4月に同協議会がJGCに申請書を提出した。

 日本ジオパーク認定を契機に、町は観光客の受け入れ態勢整備や交流事業などを進め、首都圏に近いことを訴えながら、周辺市町村と連携して誘客や地域の活性化につなげていく。博物館設置やツアーガイド養成といった面でもさらに充実を図り、世界ジオパークを目指していく。

 県庁で記者会見した金井康行町長は「町の貴重な地質はもちろん、民間のボランティアガイドや町内の自然を調査する下仁田自然学校など組織がしっかりしている点も評価された。年間10万人の観光客を目標に、各種整備に取り組んでいきたい」と話した。

70凡人:2011/09/06(火) 08:15:56
首都機能のバックアップ施設誘致へ協議会・県
2011年9月6日(火) AM 07:11

 東日本大震災を受けて、県が首都機能のバックアップ施設の誘致に向け、年内に経済界や市町村と誘致活動の母体となる協議会を設立することが5日明らかになった。すでに庁内に研究会を設置しており、民間と一体となって研究・誘致を急ぐ。地震など自然災害の少なさと東京から100キロ圏の立地を国や企業にアピールし、誘致合戦を優位に進めたい考えだ。

 首都機能のバックアップ施設誘致は、大沢正明知事が7月の知事選で掲げた目玉公約の一つ。これまでも首都機能移転はたびたび議論されてきたが、東日本大震災後、首都直下型地震による機能喪失のリスクが注目され、議論が再燃した。

 県は、経済界、市町村と一体の「オール群馬体制」で誘致への機運を盛り上げると同時に、早期に名乗りを上げることで他地域の機先を制したい考えだ。

 年内の協議会設立に合わせ、シンポジウムや講演会を開き、誘致の意義や活動方針を周知。候補地のリストアップも進める。地震や台風など自然災害が少ないこと、高速道や鉄道の一部路線が寸断された場合も複数ルートで首都圏とつながる交通の結節点にあることなどを訴え、差別化する。

 ただ、「首都機能」は政府機能や企業の本社機能、データセンター機能など解釈が多様で、バックアップ施設と言っても、どんな機能を誘致するのか、協議会内で一致するのに時間がかかる可能性もある。

71凡人:2011/09/08(木) 04:49:12
外国人を扱った観光業で一線に立つ社会人をモニターのすべきである。日本籍、外国籍を問わず観光の専門家が適切ではないか。なぜ留学生をモニターにするのか理由がハッキリしない。お税金の無駄使いが得意な日本行政のアイデアの不適正や不足に驚愕する。
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留学生の目線で観光地めぐり
2011年09月07日

 国土交通省関東運輸局は、群馬を含む1都7県の観光地に外国人留学生をモニターツアー客として派遣する事業を8月から実施している。

 関東運輸局によると、福島第一原発の事故直後は、国内を訪れる外国人観光客の数が前年に比べて半減したという。最近は持ち直したが、いまでも観光が控えられているとみる。

 そこで、留学生を観光地に派遣することを企画した。インターネットや電子メールで、母国の友人知人に、観光地の魅力や安全性を伝えてもらうことを条件としている。

 外国人目線で観光地を評価してもらえば、「これが足りない」「こんなところを発信すべきだ」といった貴重な助言も得られると期待する。

 留学生約300人が、東京、神奈川、埼玉、群馬、千葉、茨城、栃木、山梨に派遣される。23コースの大半が宿泊つきで、宿泊費や食事代(指定場所)、移動経費などは無料となる。

 群馬の場合、(1)草津1泊2日(2)水上1泊2日(3)伊香保1泊2日(4)みどり・桐生1泊2日、の各コースが9〜10月に設定される予定。

72凡人:2011/09/17(土) 11:19:44
全国に対する群馬県のイメージの悪さは何を示すのか? 保守の衣を着て、アイデアもなく対外的にアピールできる魅力ある県にすることなく、都道府県間で競争しているという現実も見えず、平々凡々と日々の県政を指揮っているだけの県政トップの政治家を生み出してきた群馬県の長い歴史がある。群馬県出身というだけで、県の発展に貢献が薄い政治家が名誉に選ばれている現状。誰もいないよりはマシだろうが、地方主権を蔑ろにし、群馬県の発展を一番に考えるよりも、東京一極を見定めている政治家や東京に追随する政治家がいかに多いかに気づかされる、そんな名誉賞である。群馬は東京なくしては存在しない、その逆ではない属国といったほうが現実に近いだろう。
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名誉県民に中曽根元首相
2011年9月16日(金) AM 07:11

名誉県民に選ばれる中曽根康弘元首相

 県名誉県民選考委員会が15日、県庁で開かれ、中曽根康弘元首相(93)を名誉県民として顕彰することを正式に承認し、大沢正明知事に答申した。県議会9月定例会で同意を得て正式に決定する。県は10月28日の県民の日に顕彰式を行う予定。名誉県民の称号は8人目となる。

 大沢知事は選考委に「本県出身の政治家として大きな功績を残している中曽根氏を名誉県民に推薦したい」と諮問。顕彰理由について「戦後の日本政治の中心で長きにわたり活躍された」と説明した。

 選考委は県議や各界の代表者ら12人で構成する。この日は、南波和憲県議会議長を委員長に互選して審議。中曽根氏の顕彰に異論はなく、全会一致で承認した。

 正式に名誉県民に決まれば、2006年の詩画作家、星野富弘氏以来となる。ほかにはいずれも故人で、元衆院副議長の長谷川四郎氏、アララギ派歌人の土屋文明氏、元首相の福田赳夫氏、洋画家の福沢一郎氏、元首相の小渕恵三氏、サンデン創業者の牛久保海平氏に贈られている。

◎県民に心から感謝 中曽根康弘氏の話

 自分が生まれ育った郷土から、こうした栄誉を頂けるのはこの上ない喜びで県民の皆さまに心から感謝したい。上毛三山と利根川、烏川の雄大な眺め、冬の空っ風、上州の皆さまの温かいお気持ちが私を育ててくれた。今後は一層精進して群馬のため、日本のために尽くしていく。上州の自然と人情に最敬礼したい。

 なかそね・やすひろ 1918年高崎市生まれ。旧制高崎中−東京大法学部卒。1941年に内務省に入省した。47年、衆院議員に初当選。第2次岸内閣で科学技術庁長官を務め、運輸相、防衛庁長官、通商産業相、行政管理庁長官など閣僚を歴任。82年11月26日、第71代首相に就任した。87年の退陣まで、戦後3番目の長期政権となった。衆院旧群馬3区、比例代表北関東ブロックで連続当選20回。97年に衆院議員在職50年を迎え、同年大勲位菊花大綬章を受章した。2003年に議員を引退後も、政界のご意見番として存在感を発揮し続けている。また、財団法人世界平和研究所の会長を務め、05年には各分野の優れた若手の研究・実践活動を奨励する「中曽根康弘賞」を創設した。

73凡人:2011/09/17(土) 11:20:28
隣の埼玉県は着々と将来の都市づくりに向けて駒を動かしている。八ツ場ダム建設問題、富岡製糸の世界遺産請願、一過性のDCキャンペーン、こんなことぐらいしか聞こえてこない一方の群馬県。都市づくりに対してのさまざまなアイデアやりーダーシップが群馬県サイドから聞こえてこない。県政の貧弱さを窺わせる。
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次世代自動車特区認定目指すさいたま市 ライバル多数だが市長は「何度でも挑戦する」と強気
2011.9.16 22:15

 政府が新成長戦略に基づき、各自治体から提案の募集を行っている「総合特区」制度。規制緩和などの措置を特別に受けられる制度だが、さいたま市は「次世代自動車・スマートエネルギー特区」案の申請に向けて協議を進めている。電気自動車(EV)や太陽光エネルギーを取り入れた住宅などを普及することで地域活性化につなげようという構想だが、注目分野だけあってライバルは多い。だが、清水勇人市長は「何度でも挑戦する」と強気の姿勢を崩さない。(塩塚夢)

 総合特区は、国が昨年制度化した。全国の自治体から提案を募集し、総合特区に指定されれば、規制の特別緩和や税制の支援措置などが受けられる。

 国は現在、特区案を募集中だが、さいたま市はこれまでもEVの充電ステーション設置や住宅用太陽光発電設備への補助金給付に取り組んできたことから、「次世代自動車」と「スマートエネルギー」を柱にした特区案の申請を決めた。

 次世代自動車をめぐっては、燃料となる水素の保管法について、他のガソリンなどと一緒に置いてはいけないなどと厳しく規制されており、普及の妨げとなっているのが現状だ。

 市の特区案では、規制を緩和して、水素をはじめガソリン、天然ガスなど多様なエネルギーを1カ所で提供できる「ハイパーエネルギーステーション」設立を目指す。さらに、高齢者などが手軽に乗れる個人向け電動車両を開発して道交法の規制対象外とするよう国に要請、次世代自動車の普及につなげたい考えだ。


 また、市内の1街区全ての住宅を、太陽光やガスなど複数のエネルギーを取り入れ二酸化炭素排出量を減らす「スマートホーム」にし、住宅同士で電力を融通し合うコミュニティーづくりも掲げている。

 市は申請に向け、大学や企業が参加する協議会を設立、8月26日に第1回会議を開催した。今月末の申請に向け、必要な規制緩和や財政支援の案を検討する作業を行っている。市の担当者は「自動車や住宅関連産業は裾野が広く、特区認定された場合、大きなビジネスチャンスになる」と意気込んでいる。

 ただ、認定への道のりは“狭き門”。昨年行われた第1回提案募集では、全国から約450件の提案が申請されたが、指定されるのはそのうち数十件程度だ。今年もすでに全国から多くの自治体が応募を表明。その上、エネルギーや次世代自動車は注目分野だけあって、神奈川県が太陽光発電とEVの普及を柱にした特区申請を目指すなど、他の自治体も同様の特区案を申請することが予想される。

 清水市長は「さいたま市はEVの普及を全国に先駆けてやってきたという自負がある」と強調。「今回がだめなら3月もある。根気強く挑戦していく」との強気の姿勢を見せる。環境エネルギー構想が乱立する中で特区指定を勝ち取るには、さいたま市としての独自性をいかに打ち出していくかが課題となりそうだ。

74凡人:2011/09/17(土) 11:20:59
まろやか軟水 「赤城の恵」を販売中
2011年09月14日

ペットボトル詰めされる「赤城の恵」

地下200メートルの水源からくみ上げた原水を採取=いずれも前橋市提供

 前橋市水道局が今夏、ミネラルウオーター「赤城の恵」を売り出した。水源は赤城山中腹の市の浄水場で、まろやかで口当たりの良い軟水だ。

 同市金丸町の金丸2号水源の原水をペットボトルに詰めた。水道水はこの原水に塩素を加えている。市内には水源が約80カ所あるが、ここの水は特においしいという。

 水道水を販売する自治体は増えている。味や水道事業のPR、観光地としてのイメージアップなどが目的で、水処理技術の向上から首都圏でも商品化している。2004年に東京都が「東京水」を発売、今年5月には、大阪市が07年に発売した水道水「ほんまや」がモンドセレクションの金賞を受賞し、累計販売本数が100万本を超えた。

 前橋市は1983年のあかぎ国体に合わせ、処理前の水源の水をそのまま缶詰にした。販売用の水道水としては全国初とされる。

 当時の水源は金丸1号水源で、「赤城の恵」の水源と約1キロの近さ。水道局の担当者は「東日本大震災後、水の安全性に対する関心は高まっている。昔と変わらぬ手つかずの甘い天然水を多くの人に味わって欲しい」と話す。

 500ミリリットル100円。スーパーなどで販売されている。

75凡人:2011/09/17(土) 11:21:33
企業誘致で奨励金・高崎市が創設
2011年9月16日(金) AM 07:11

 高崎市は15日、市内に事務所や工場を新たに構える企業を助成する「市ビジネス立地奨励金」を創設すると発表した。土地取得費の3割助成や、取得した土地・建物にかかる固定資産税、都市計画税、事業所税相当額の5年間交付といった6種類の奨励金を設定。企業誘致をめぐる都市間競争が激しさを増す中、他市町村より好条件を提示し、移転や拡張を目指す市内企業の流出を防ぐとともに市外企業の呼び込みを強化していく。

 土地取得費の助成や税相当額の助成のほかには、高崎市民を新規雇用した場合の奨励金や、上下水道の利用料の5年間助成、省電力装置を設置した場合の奨励金などを設けた。

 対象となる施設は、事業者の本社や支社、事務所、研究所、工場、倉庫、物流センター、コールセンターなど。従業員の生活面での利便性向上のため、店舗やスポーツ施設も対象に入れた。

 対象区域は、市の集客都市構想に合わせ、2013年度中の供用開始を目指す高崎・玉村スマートインターチェンジ(仮称)の周辺約60ヘクタールや、大規模分譲を進める高崎操車場跡地約7ヘクタールを想定している。

 業種は問わないが、土地、建物、償却資産の総額が5千万円以上となることを条件としている。10月1日施行。

 市工業課によると、全国では地域経済の活性化や雇用機会の拡大、税収増などを期待し、大型の助成制度をつくって積極的に企業誘致に取り組む自治体が増えている。

 一方、市内の工業団地の分譲価格は前橋、伊勢崎両市や埼玉県北部と比べて2〜4割高いとされ、企業誘致の足かせである上に、市内企業の流出が懸念される要因にもなっている。

 富岡賢治市長は「ビジネス誘致と雇用確保は最重要課題。必要な条件を速やかに整備し、その条件を持ってトップセールスに走りたい」と話している

76凡人:2011/09/17(土) 11:22:08
福井西部、マイカー観光客大幅減 1000円高速終了から3カ月
2011/9/16 23:54

 国土交通省が高速道路の「休日上限1000円」と無料化実験を廃止してから、19日で3カ月を迎える。北陸や近畿にある観光地のうち、鉄道など公共交通機関のアクセスが悪い地域はマイカー客の大幅な減少に直面している。これらの観光地を抱える自治体は消費額の大きい体験型観光に力を入れるなど、対応に追われている。

 福井県で高速道路料金変更の影響を最も受けたのが敦賀市以西の嶺南地域だ。福井県がまとめた8月の県内主要観光地の利用状況によると、嶺南地域を訪れた観光客数は前年同月に比べ23%減った。芦原温泉や東尋坊を含む坂井・福井地域の観光客数が2%減にとどまったのとは対照的だ。

 県観光振興課は「自動車がほぼ唯一の交通手段で影響が大きかったのだろう」と推測する。

 特に落ち込みが大きいのが無料化していた舞鶴若狭自動車道が通る、小浜市以西の地域だ。

 同市の食文化や歴史を紹介する大型施設「御食国(みけつくに)若狭おばま食文化館」の入場者数は4〜6月はほぼ前年同月並みで推移したが、7月は13%、8月は31%それぞれ減った。8月6〜15日の入場者数は前年同期比で43%減少した。

 小浜市は、舞鶴若狭自動車無料化実験を受け、福井県外の区間にあるサービスエリア(SA)で出張キャンペーンを展開するなど誘客に力を入れてきた。同市観光交流課は今後の対策として、網で魚を捕るなど「体験型観光を充実させて、1人当たりの消費額を増やしたい」としている。

 同じく舞鶴若狭自動車道の無料化実験の恩恵を受けた京都府舞鶴市。魚や水産加工品などを扱う「舞鶴港とれとれセンター」の7〜8月の入場者数は昨年より24%減った。無料化期間中は土日に大阪や神戸からのマイカー客が多かったが、「6月20日を境に潮目が変わってしまった」(市場の担当者)という。

 北陸自動車道有磯海SA上り(富山県滑川市)と小矢部川SA下り(同小矢部市)を運営する北陸鉄道(金沢市)によると、6月に自動料金収受システム(ETC)割引終了前の駆け込み需要があったが、7〜8月の週末の売上高は前年同期比で数%マイナスだった。

 一方、影響が少なかった観光地もある。富山県の宇奈月温泉旅館協同組合によると、8月の同温泉の宿泊客は前年を上回った。東日本大震災後の自粛ムードに加え、「九州新幹線開業で関西の観光客は西に向かっている」(同組合)。遠来客が減った分を、富山県内や新潟、長野など近県からの集客増加で補った。

 マイカー客の観光の利便性を高める試みを始めたのが立山黒部アルペンルートだ。

 マイカー客が同ルートの両端に車を置いて通り抜けできるように立山駅(富山側)―扇沢(長野側)を結ぶ連絡バスを初めて運行した。夏休み期間中の土曜日の4日間だったが、来年は秋の紅葉シーズンなど運行時期を拡大する方針だ。

77凡人:2011/09/17(土) 15:43:47
誘致工場撤退、補助金戻る? 伊那市、住民訴訟に発展も
2011/9/17 3:04

 伊那市が昨年11月に市内の工場を閉鎖、撤退したNECライティング(東京・品川)に支払った補助金の取り扱いに頭を痛めている。市は補助金の返還をめぐって同社と長野地裁で民事調停中だが、住民訴訟に発展する可能性も出てきた。円高で国内の産業空洞化が懸念されるなか、伊那市の事例は他の自治体にとってもひとごとではない。

 「補助金だけもらって出て行くようなことが許されるのか」。市内在住の市川冨士雄さん(67)は怒る。市川さんら住民約200人は7月下旬、市に対し2006年〜09年度に支給した補助金1億5800万円を含む約5億5000円を、NECライティングに請求するように求める住民監査請求を提出した。

 市監査委員会は16日、「市はすでに返還請求をしており、全額返還される可能性がないとはいえない」などとして住民側の請求を棄却した。ただ、今後の調停の成り行き次第では住民訴訟に発展する可能もある。

 NECライティングは2005年6月、長野日本電気(NEC長野)の敷地を借りる形で伊那工場を建設した。液晶テレビのバックライト光源に使う蛍光ランプを製造していたが、パネルの製造拠点が中国に集まっているため、現地生産が望ましいとして昨年11月に工場を閉鎖。約140人の従業員が退職した。

 市は商工業振興条例に基づいて、4年余りでの撤退は補助金の目的外使用にあたると、全額返還するよう求めた。NECライティングは「根拠が明確ではない」と反論して、長野地裁で民事調停が続いている。

 返還を求めたのは伊那市だけではない。長野県の阿部守一知事は2月の県議会で、2007年度に信州ものづくり応援条例に基づいて県が支給した設備投資のための補助金3億円のうち、約4000万円の返還を求める考えを示し、3月末までに請求通りの納付を受けた。

 NECライティングの対応を分けたのが補助金の性格の違いだ。県の場合、設備増強に対する助成金のため「まだ減価償却が終わっていない新しい設備を廃棄している状態。論拠がはっきりしている」と県の担当者は話す。一方、伊那市の制度は産業振興や雇用拡大のために固定資産税相当額を補助する内容。条例に細かい返還規定はなく、4年での撤退が「目的外使用」に当たるのかどうか、解釈は難しい。

 返還を請求する一方で伊那市が懸念しているのが、企業誘致に与えるマイナスイメージだ。白鳥孝市長は企業誘致担当の副市長時代から、今夏に稼働した鍋物用食品メーカーのマロニー(大阪府吹田市)の新工場を誘致するなど実績を持ち、雇用拡大に結びつけてきた。

 市商工振興課の大住光宏課長は「細かく縛り付ければ、来てくれる企業がなくなってしまう」と漏らす。公金である以上雑には扱えないが、規定で縛れば企業にそっぽを向かれる――。国内空洞化が懸念されるなか、地方自治体の悩みは深い。

78凡人:2011/09/19(月) 09:40:05
滋賀の山科精器、高知に新工場 過疎地優遇制度を活用
2011/9/16 2:57

 工作機械などの製造を手掛ける山科精器(滋賀県栗東市、大日常男社長)は全額出資子会社で注油機メーカーのヤセック高知(高知県土佐町、同)の新工場を土佐町に建設する。円高で海外生産を検討したが、過疎地向けの優遇制度などを利用すれば、国内生産が可能と判断した。

 新工場は廃校となった小学校跡地3000平方メートルを賃借して近く着工。第1期として平屋1200平方メートルの工場棟を2012年3月に完成させる。断熱構造で、照明は発光ダイオード(LED)を全面採用する。投資額は1億2千万円。

 現工場と同様に船舶エンジン用注油機を生産するほか、山科精器の生産の一部を移す。ヤセックの生産規模は2倍以上の年間2億2千万円を見込む。

 従業員は現在17人。新工場稼働で新たに5人を雇用する。生産が伸びれば第2期としてさらに5〜10人の雇用も視野に入れる。

 山科精器はベトナムを軸に海外生産を検討したが「人件費上昇やスタッフ不足で国内と条件に差がなくなってきた」(大日社長)。新規投資には都道府県が出資する地域総合整備財団の「ふるさと融資制度」を活用し、高知県から2500万円の無利子融資を受けた。

79凡人:2011/09/19(月) 16:03:00
東日本大震災:広がる短期雇用創出 「地元」で被災者自立
毎日新聞 2011年9月19日 11時05分

仮設住宅を巡回して、被災者と会話する加藤昌美さん(右から2人目)=福島県相馬市の大野台仮設住宅で、高橋直純撮影 「地元で働きたい」。東日本大震災の被災者の声に応えた短期雇用創出が各地で進んでいる。復興関連事業に雇用することで自立を助けるとともに、地域経済の復興にもつなげる「キャッシュ・フォー・ワーク」(CFW)という支援策だ。

 「こんにちはー。リヤカー販売です」。福島県相馬市の主婦、加藤昌美さん(30)がハンドベルを鳴らしながら市内にできた仮設住宅を1軒ずつ回る。年配の被災者が集まり、リヤカーに積まれた野菜の品定めで会話が弾んだ。車いすの女性は「待ってたよ」と笑顔を見せた。

 県の委託を受けたNPO法人「相馬はらがま朝市クラブ」が実施する買い物支援サービスだ。メンバー約20人は平日の午前8時半から午後5時まで時給900円で仮設住宅の巡回や障害者の生活支援を行う。加藤さんは「主人が勤めていた工場も被害を受けたので働けるのは助かる。それに、人の役に立てるのはうれしい」と話す。

 県は約30億円の予算を計上する「“絆”づくり応援事業」で、来年3月まで2000人以上の短期雇用創出を目指す。仕事は「除染作業」「子どもの遊び相手」「仮設住宅の世話役」など。自治体やNPOから要望を受け、地域ごとに必要な仕事を設定する。雇用されるのは高齢者や女性が多い。県雇用労政課の菅沼孝雄課長は「ボランティアもありがたいが、被災者は仕事がないと住み続けることができない」と説明する。

 CFWのきっかけは80年代のアフリカの大干ばつへの支援策。食料援助だけでなく、復興を促進するため植林などの労働を課す「労働対価による食糧支援(フード・フォー・ワーク)」が唱えられた。その後、労働の対価として金銭支援することで被災者の尊厳や自立を保つことができるとしてCFWが注目されるようになった。

 同様の取り組みは被災した各地で進んでいる。岩手県陸前高田市では重機免許を被災者約120人が取得し、がれき撤去に当たる。宮城県石巻市などでもNPOが独居高齢者宅のがれき撤去などに被災者を雇用した。

 永松伸吾関西大准教授(災害経済学)は「労働を確保することが被災者の希望につながる。今後はスキルアップにつながる活動が増えれば」と話している。【高橋直純】

80凡人:2011/09/21(水) 12:27:10
基準地価91%の地点で下落 福島・郡山が最大、原発事故響く
2011.9.20 16:52

 国土交通省は20日、2011年7月1日時点の都道府県地価(基準地価)を発表した。全都道府県の住宅地、商業地が3年連続で下落し、1年前に比べ下落した地点は91・5%に達した。東日本大震災で激しい被害を受けた地点は調査対象から外したが、震災後に関東・東北を中心に取引が落ち込んだことが響いた。特に東京電力福島第1原発事故の影響で、福島県の下落率が顕著だった。

 回の調査地点は2万2460地点。東北被災3県と液状化被害の大きかった千葉県の一部地域など93地点は「判定不能」などとして調査対象から外した。

 住宅地の全国平均は、マイナス3・2%(前年はマイナス3・4%)と20年連続で下落。商業地はマイナス4・0%(同マイナス4・6%)で4年連続で値下がりした。ただ、下落率は前年から縮小した。低金利や住宅ローン減税を背景に震災前まで、住宅需要が堅調だったため。

 下落は2万564地点に上った。一方、地価は88地点で、前年の27地点から約3倍に増え、横ばいも863地点と、前年の302地点から約2・5倍になった。

 三大都市圏(東京、大阪、名古屋)の住宅地はマイナス1・7%(前年はマイナス2・9%)、商業地はマイナス2・2%(同マイナス4・2%)。ただ半年ごとの変動率をみると、1〜6月は東京、名古屋の住宅地、商業地で下落率が拡大し、震災の影響が出ている。

 一方、地方圏は住宅地はマイナス3・7%、商業地は横ばいの4・8%だった。震災被災地では福島県郡山市熱海町でマイナス15・0%と、全国の商業地の中で最大の下落率を記録した。県全体では住宅地がマイナス5・4%(前年はマイナス3・1%)、商業地はマイナス7・5%(同マイナス4・6%)で、下落率が拡大した。

 地方圏では、3月に全線開業した九州新幹線の沿線部で上昇が目立った。

 また、1平方メートル当たりの最高価格は、商業地が東京都中央区の「明治屋銀座ビル」の1970万円で、住宅地は千代田区五番町の281万円だった。

81凡人:2011/09/23(金) 23:43:21
「1000円高速」廃止3カ月 交通量減少、観光に影響
2011/9/23 6:01 日経

 高速道路料金の割引制度「休日上限1000円」と無料化実験が廃止されて3カ月がたち、中国地方の観光地にも影響がじわじわ及んできた。鉄道など公共交通機関では行きにくいエリアなどでは観光客の減少が顕著で、てこ入れが課題となっている。一方でイベントの開催や四国に流れていた観光客を取り込むことで影響を相殺している観光地もあり、明暗を分けている。

 「上限1000円」の終了で高速道路の交通量には如実な変化が出ている。西日本高速道路会社によると、7月の中国地方の通行台数は前年同月比18%減った。大幅な割引がなくなり、鉄道など公共交通機関を利用する人が増えていることが背景にあるようだ。

 観光地への影響も出ている。人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪のブロンズ像が人気の水木しげるロード(鳥取県境港市)の観光客数は7月以降失速。同市観光協会によると、6月は前年同月比22%増の約19万5000人だったが、7月は28万4000人(同25%減)、8月は62万4000人(同33%減)とともに前年を大きく下回った。9月に入っても11日までの観光客数は47%減と振るわない。

 同協会は「昨年は原作者の水木しげる氏夫妻をテーマにしたドラマ放送で集客が進んだため、反動減が大きい」と話すが、「1000円高速の終了が重なった影響もあるようだ」とみる。

 観光客の半分以上が県外からという広島県廿日市市の観光地、宮島。6月の観光客数は割引終了直前の駆け込みで20万5488人と前年同月比で7%増えたが、7月は一転、20万6077人と同8%減少した。

 宮島は関西や九州方面からの遠距離のマイカー客も多く、割引制度の終了による影響を受けたようだ。ただ、8月は宮島水族館がリニューアルオープンしたこともあり、地元は今後の客数増に期待をかけている。

 一方、一時落ち込んだ客足が回復しつつある観光地もある。松江市がまとめた8月の施設別入り込み客数では、松江城が前年同月比12%増、ぼたんで有名な日本庭園「由志園」は20%増と、ともに高い伸びを記録した。市が開催している「松江開府400年」記念イベントなどが割引終了による落ち込みを補い、逆に下支えしている格好だ。

 白壁の家並みで知られる「美観地区」がある岡山県倉敷市も、地元が当初懸念したほど観光客は減っていない。本四架橋の通行料割引が終わったことがプラスに働いた面もあるようで、同市は「四国に遊びに行く人が減った分、こちらに流れてきている可能性もある」(観光課)とみている。

82凡人:2011/09/27(火) 04:36:49
「人口は半減し、高齢化率は県内一で五割に近い」…原発推進派の現職が三選した上関町長選の裏には町の財政難、過疎化、高齢化といった、全国の地方が抱える悩みが横たわっている。
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上関町長選 原発マネーと別れよう
2011年9月26日

 原発新設への賛否が地域を二分する山口県上関町長選は、推進派の現職が三選した。だが今や新設は不可能だ。原発で町はつくれない。脱・原発マネーの先駆けになるような町政の転換を望みたい。

 上関町が原発誘致を表明したのは、一九八二年のことだった。

 瀬戸内海を埋め立てて、出力百三十七万キロワットの原発二基を建設する計画で、二年前から敷地の造成が始まった。来年六月に1号機の本体工事に着手し、二〇一八年三月の営業運転をめざしてきた。

 原発は小さな町を推進派と反対派に引き裂いた。町長選も両派の対決が続いてきた。予定地から四キロ沖、反対派が多い祝島では、祭礼さえ両派に色分けされるほど、その溝は深まった。

 過去八回の町長選はすべて、推進派が勝ってきた。今回も推進派と呼ばれる現職が、反対派を退けて三選を果たしたかたちだが、これまでとは背景が大きく変わり、推進派の九連勝とは言い難い。

 福島第一原発の事故を受け、野田佳彦首相も「新規原発建設は困難」と表明した。山口県知事は周辺市町にも配慮して、来年十月に期限が切れる海面の埋め立て免許を更新しない方針だ。原発ができないと、交付金や固定資産税など「原発マネー」も入らない。

 現職も選挙前から「交付税が入らない場合のまちづくりを同時に考えなければならない」と、脱・原発マネーに含みを持たせ、推進、反対の立場を超えた地域ビジョン検討会の設置を決めていた。

 原発誘致表明後、町税収入二億五千万円の上関町に、計四十五億円の交付金のほか、中国電力から多額の寄付金が支給され、温泉施設の建設などが進められてきた。それでも当時約七千人いた人口は半減し、高齢化率は県内一で五割に近い。

 原発マネーは、まちおこしの特効薬にはなり得ない。

 新町政の課題は脱・原発マネーの意志をこのまま強くして、住民の心の溝を埋めていくことだ。

 祝島では、太陽光パネルで電力の自給をめざす「自然エネルギー100%プロジェクト」が始まった。推進派と呼ばれる町長が後押しすれば、融和は進む。

 地域に溝を掘ったのは、安心安全と財源をてんびんにかけ、住民の心を揺らし続けた原発推進の国策だ。祝島の自然を生かした持続可能な地域おこしに、法外な原発交付金を付け替えるなど、政府も責任を負うべきだ。

83凡人:2011/09/28(水) 01:17:23
葉タバコ農家、姿消す 唯一の産地・高山村 群馬
2011年9月27日(火) AM 07:11 上毛新聞

最後の出荷に向け、収穫した葉タバコを手にする竹渕さん

 県内唯一の葉タバコ産地、高山村の農家が今年を最後に葉タバコの耕作をやめる。昨年10月のたばこ税増税や健康意識の高まりで、国内たばこ市場が縮小していることを受けて今年8月、日本たばこ産業(JT)が廃作農家を募集。同村の農家5人が高齢化や後継者不足を理由に応じた。高山葉たばこ生産組合の竹渕征男組合長(71)=同村尻高=は「寂しいね。時代が変わってきたから仕方ない」と残念そうに話した。

 健康志向や度重なるたばこ税増税、喫煙場所の減少などにより、国産たばこの販売量は減少。それに伴い、原料の葉タバコ生産者も減っている。

 全国たばこ耕作組合中央会(東京都港区)によると、1966年に全国の生産者数は30万人で、耕作面積は8万6999ヘクタールだった。その後、生産者数は減少、耕作面積も増減を繰り返しながら減少し、今年は1万800人で、1万4千ヘクタールまで落ち込んだ。今回の廃作募集で、全国38府県の葉タバコ農家のうち、約4割の4106戸が12年以降の耕作をやめる意向で、耕作面積も全体の約3割に当たる4412ヘクタールが減少する見込み。

 本県も同様の傾向で、1958年の生産者数は1705人で、耕作面積は167ヘクタールだったが、75年には385人で83ヘクタール、2005年には8人で2ヘクタール、今年は5人で1ヘクタールと減少を続けてきた。

 高山葉たばこ生産組合に所属する生産者は、同村の64歳〜81歳の男性5人。毎年3月上旬から種まきを始め、共同のハウスで育苗。その後各自の畑で育成、収穫して乾燥させる。11月末からJTへ出荷するため、竹渕さんは自宅で湿度などに気をつけながら、大事に葉タバコを保管している。

 竹渕さんは「作れば作るだけ喜ばれた時代もあった。上質なものを作ろうと、ずっと夢中でやってきて、自分でもよくここまで続けられたと思う」と振り返り、「みんなで体が丈夫な限り続けようと話していたけど、廃作募集をきっかけに話し合ってやめることを決めた」と胸の内を明かした。

 最高齢の生産者、林利雄さん(81)=同村尻高=は60年以上葉タバコ耕作を続けてきた。「来年も続けようと思っていた。若いころは栄えていたが、すっかり衰退してしまった。これからは田んぼでもやるよ」と寂しそうに話した。

84凡人:2011/10/02(日) 03:59:04
群馬DCはまるで企業としてのJR東日本のプロモーション事業。DCは路線間での点と線を基調にした群馬宣伝では大きな片手落ち、半分の出来といってよい。残りの半分は車社会を象徴した県のDCは、車やチャーターバスを使った、車でしか行くことができない様々な場所での群馬発見でなくてはならない。それを無視したら群馬DCははっきり言って成功ではない。電車会社に偏りすぎた、または頼りすぎたDCは電車会社をはじめとした一部の業者ばかりに利益が行き、群馬全体にはさほど大きな広報や利益になっていない。潜在する名所がたくさんあるのに、その利益に気づかなかったり、掘り起こせないのはまったく行政の能力の無さのあらわれ。税金をつかった大掛かりな事業。せっかくの機会なのに残念でならない。
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群馬DC閉幕 県庁でファイナルセレモニー
2011年10月1日(土) AM 07:11

伊藤JR高崎支社長(左)から大沢知事に「SL記念プレート」が贈呈された=県庁

 7月から行われていた群馬デスティネーションキャンペーン(DC)の幕を閉じる「ファイナルセレモニー」が30日、県庁県民ホールで開かれ、県やJR、市町村の関係者ら160人が集まり、3カ月のキャンペーン期間を振り返り、継続して観光客を誘致する機運盛り上げを誓った。

 大沢正明知事は「震災の影響が懸念されたが、全力で取り組んだ。DCは観光立県群馬として羽ばたくスタート。成果を役立てるよう頑張りたい」と決意を語った。DC期間中、人気を集めた蒸気機関車「C61 20」「D51 498」を記した記念プレートが伊藤嘉道JR東日本高崎支社長から大沢知事に贈られた。

 DCに関わった官民の代表らが壇上に立ち、これまでの取り組みを回顧し、今後の展望を語った。DCはJRグループが地域と連携して展開する国内最大規模の観光キャンペーンで、1日から「熊本・宮崎・鹿児島DC」が始まる。

85凡人:2011/10/06(木) 01:28:58
交通量予想の1.8倍・北関東道 開通半年
2011年10月5日(水) AM 07:11

栃木、茨城両県のほか、東北各県のナンバーが目立つようになった北関東道波志江PA
 北関東道が3月19日に全線開通してから半年が経過した。新規開通した太田桐生インターチェンジ(IC)−佐野田沼IC間の交通量は右肩上がりに増え、当初の見通しを8割前後上回る好調ぶり。「栃木や茨城ナンバーの車が増えた」と観光業界は開通効果を喜ぶ。東日本大震災で県内に避難する被災者が移動する際の負担を軽減したり、被災地復興の“動脈”として今後も活用が見込まれる。

 東日本高速道路関東支社によると、3月20日〜9月19日までの半年間の交通量は、太田桐生IC−足利IC間で1日当たり平均で2万6100台。当初見込みの1万4300台を82・5%上回った。

 足利IC−佐野田沼IC間も半年間で当初見込みの1万5700台を73・2%上回る2万7200台だった。

 「北関東道を使ったバスの団体客が増えた」。太田市の「ホテルふせじま」では震災直後に宿泊予約のキャンセルが殺到しただけに、伏島一晴社長(37)は北関東道や東北道の周辺からの「新たな客層」が増えている手応えを実感するという。

 伊勢崎市の波志江パーキングエリア(PA)では水戸、土浦、とちぎなどの北関東を中心に、福島や宮城などの東北各県のナンバーも目立つ。茨城県ひたちなか市から行楽目的で高崎市に向かっていた男性会社員(31)は「以前は群馬を訪れる機会はほとんどなかった。(北関東道全線開通で)休日の行楽の選択肢が増えた」と話した。

 9月で大型観光企画「群馬DC」が終了し、県内の観光産業にとっては10月以降の集客が課題となる。県観光国際協会の田村亮一理事長は「震災の影響が落ち着くのに伴って、県内の観光業界への開通効果が見え始めている。沿道へのPR次第でさらなる集客が可能」と期待を込める。

 観光以外に地元経済への波及効果も期待は大きい。太田商工会議所は「太田国際貨物ターミナルなど流通拠点が多い東毛地域の経済活性化に開通はプラスになった。今後、恩恵はさらに広がるはず」と分析している。

 北関東道は震災直後に全線開通した。現在も被災地に向かう支援車両や、自宅と避難先との往来に使う被災者の車両も多いとみられている。

 中之条町の町営住宅で避難生活を送る永野諭さん(40)=福島県南相馬市=は毎月、栃木県小山市で離れ離れに避難している父親(65)に会うため北関東道も利用する。それでも片道約2時間かかる。「北関東道がなければ、父に会いに行く負担はさらに大きい。開通していて助かった」と話した。

86凡人:2011/10/09(日) 12:48:09
「えひめ南予いやし博」イベント多彩に 来年4月から半年間
2011/10/8 1:47 日経

 愛媛県は7日、来春の松山自動車道の宇和島延伸に合わせて半年間にわたって開催するイベント「えひめ南予いやし博2012」の主な内容を発表した。期間は4月22日から11月4日までで、南予の宇和島圏域(宇和島市、松野町、鬼北町、愛南町)を舞台とする。

 開幕前には、開通直前の松山道の道路上を徒歩や自転車で通るイベントや、旧宇和島伊達藩以来の伝統のある鹿踊りなどの宇和島小江戸フェスティバルを行う。

 期間中にはトライアスロン大会(愛南町)、全国闘牛サミット(宇和島市)、森の四万十源流音楽祭(鬼北町)など、様々な行事を予定している。

 7日には県庁でいやし博をPRするキャラバン隊の出発式が行われ、県が制定した南予のPRキャラクター「にゃんよ」がいやし博応援隊長に任命された。

 いやし博によって12年の宇和島圏域の観光客数を09年より50万人多い320万人に伸ばすのが目標。期間中の経済効果も7億5000万円を見込んでいる。

87凡人:2011/10/10(月) 07:45:59
全長300キロ自然道コースに 群馬と信越結ぶ古道や峠
2011/10/8 1:18

 群馬県みなかみ町など3県の7市町村で、昔の街道や峠道、登山道などを結ぶ全長300キロのロングトレイル(長い道)策定へ向け、準備が進んでいる。ウオーキングや登山の愛好者が増える中、ハイカーや観光客に自然や文化、歴史など面で変化に富んだ道を歩いてもらえるよう、コースを整える。

 この事業は同町のほか、新潟県湯沢町、津南町、南魚沼市、魚沼市、十日町市、長野県栄村の7市町村と、それぞれの観光協会や民間団体などで構成する雪国観光圏推進協議会が手掛ける。

 みなかみ町に住むプロのアドベンチャーレーサーである田中正人氏や同町のアウトドア事業者、カッパクラブなどが準備委員会を組織し、コース選定などの作業を担当。雪国観光圏にちなみ「スノーカントリートレイル」と名付けたコースの原案を策定した。

 みなかみ町内は水上、猿ケ京、湯檜曽の3温泉や、江戸時代に関東と越後を結ぶ幹線だった旧三国街道、明治期に馬車道として整備された旧清水街道などを通る。さらに利根川の水源がある大水上山や、平家の落人伝説が残る秘境秋山郷など多彩な場所を結ぶ。

 準備委員会は今後、コースの一部を歩く体験ツアーなどを開き、関連事業者の関心を高める。2012年中にはコースを固めて案内板の設置や専用地図の作製を進め、コースを開通させる。

 約300キロのコースは普通の人が歩けば2週間程度かかる。完走しようとすれば、圏内各所で10泊以上することになり、大きな宿泊需要が生まれる。各地を案内するガイドも必要になる。

 準備委員会の田中氏は「ロングトレイルには地元の人によるおもてなしが大切。コースを策定する過程で、住民が地域の魅力を再確認して誇りを持ってもらえるようにしたい」と話している。

 国内でもロングトレイルを整備する動きが活発になりつつあるが、3県にまたがる300キロのコースは国内では最長級のものになる。

88凡人:2011/10/12(水) 07:11:01
新高速無料化、来年度も 平日は東北道以東に限定
2011年10月11日 23時56分(共同)

 政府は11日、東北地方で12月にもスタートする予定の高速道路の新たな無料化について、平日はおおむね東北自動車道とその東側にある路線に限定して実施する方向で最終調整に入った。土日祝日は観光振興につなげるため、秋田、山形両県などを含む東北全域を無料とする。全車両が対象。

 2011年度第3次補正予算案に4カ月分の無料化に必要な経費など250億円を計上。来年4月以降も一定期間は継続するため、12年度予算の復旧・復興枠を活用する方針だ。

89凡人:2011/10/13(木) 00:57:45
にぎやかに閉幕・10万5800人が来場 青森市
2011年10月12日

最終日の10日は、期間中2番目となる4160人が訪れた=県立美術館

 県立美術館の開館記念5周年記念企画「光を描く 印象派展」(実行委員会、朝日新聞社主催)が10日、閉幕した。国内でも人気の高い印象派の画家たちの作品を70点以上集めただけでなく、「科学の目」で絵画をとらえるというユニークな展覧会は、90日間の期間中、10万5800人を集めた。

 最終日となった10日、美術館は期間中2番目となる4160人の来場者でにぎわった。同館の企画展としては、開館時の「シャガール展」の19万3千人に次ぐ人出となった。

 ドイツ最大級の印象派コレクションを誇るヴァルラフ・リヒャルツ美術館の所蔵作品を中心に、東京富士美術館など国内3館からも7作品が集まった。国内唯一の開催となったため、全国的に高い関心を呼んだ。

 しかし、東日本大震災と福島第一原発の事故の影響で、開催そのものが危ぶまれた時もあった。鷹山ひばり館長は「印象派展は『震災に負けなかった』展覧会だった。震災で日本の海外展はみんな中止となっただけに思いは強い」と感慨深げ。「印象派の画家たちも、批判や貧困など幾多の困難にも負けず、強い意思を持って自らの信念を貫き通し作品を仕上げた。それだけに、もっともっと多くの人に見て欲しかった」

 期間中は、来場者の利便を図るため、東北新幹線の新青森駅と美術館・隣接する三内丸山遺跡の縄文時空館を結ぶ無料のシャトルバスが運行された。往復で1万2千人、1日平均200人の利用があった。「ギャラリートーク」のほか「ナイトミュージアム」や模擬店などのイベントもあり、模擬店での限定品「あおもり犬ホットドッグ」は1500個を売り上げた。

 「シャトルバスやナイトミュージアムなど、新しい試みにも一定の成果が得られた。今後の運営に生かしたい」と同館は話していた。(鵜沼照都)

90凡人:2011/10/13(木) 10:55:35
元プロ野球投手、河野さんら農業参入・高崎の「ドリームチーム」 群馬
2011年10月13日(木) AM 07:11 上毛新聞

株式会社で農業を始めた元プロ野球選手の駒崎さん(左)、河野さん(右)と三浦社長

 「農業とアスリートのコラボレーション」を掲げて活動する株式会社ドリームチーム(高崎市片岡町、三浦洋社長)が農業に参入した。農地法改正を受けて一般法人として県内で初めて許可を受け、元プロ野球選手らが中心となり、同市と前橋市に借りた農地で野菜を生産して全国に売り込む。野球教室などを通じて青少年と交流し、食育の推進などにも取り組む。農業とスポーツを組み合わせた事業展開で地域の活性化を目指す。

 同社は借りた約5千平方メートルの農地でタマネギ、ニンジンなどの栽培を始めた。全国の農家と連携して販売のネットワークを確立し、ネット販売もする計画。各地で開く野球教室でも本県産野菜を売り込む。12月に高崎市内に販売店を開設する予定で、将来的に数十人規模の雇用を検討している。

 元プロ野球選手は、西武などで外野手を務めた駒崎幸一さん(52)と日本ハムや巨人で投手として活躍した河野博文さん(49)で、2人とも代表取締役専務。三浦社長(44)も名球会の江藤慎一さん(故人)の下、社会人野球で活躍した。3人は12日も高崎市内の畑に集まり、ニンジンを植えた土壌に天然素材の液体肥料を散布した。

 河野さんは独立リーグ「BCリーグ」の本県球団、群馬ダイヤモンドペガサスの投手コーチも務め、辞めた後に農業で再出発。「スポーツ選手は食べることが大事。農薬をできる限り使わず、安全・安心でおいしい野菜を作り、子どもたちに食の大切さを伝えていきたい」と話している。

 12月4日に同社の事業活動の紹介を兼ね、元プロ野球選手を多数招いたイベントを高崎市の城南球場で開く予定。

 県農政課によると、農地法が2009年12月に改正され、3条規定に基づいて行政の許可を受ければ、企業が農地を借りて農業に参入できるようになった。同社は県と高崎市の審査を受け、先々まで農業を続ける体制が整っているとして、9月16日付で許可が下りた。本県での3条許可は社団法人1社に続いて2件目で、一般法人としては第1号となった。

 三浦社長は東京都出身で、社会人野球を経験した後、02年から全国で農林業・スポーツ支援のボランティア活動を始めた。この中で農家の窮状を知り、5年ほど前に妻の実家がある高崎市内に移住。知り合いの駒崎さん、河野さんに声を掛け、09年にドリームチームを結成。今年3月、株式会社にした。

91凡人:2011/10/14(金) 08:49:00
華やかさのプロ野球と地味な農業の組み合わせは座りがよくない。どれほど本気なのかは分からないが農家の生活をよく知っている凡人にとって、将来の挫折が見えるようだ。税金の補助なしに法人を長く続けられたら、むしろ逆に驚く。
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プロ野球OBら農業 法人設立し野菜作り
2011年10月13日

農作業に励む元読売巨人軍の投手、河野博文さん(手前)=3月、玉村町樋越、ドリームチーム提供

 プロ野球選手が、バットを鍬(くわ)に持ち替えた――。農業に元気を与えようと、元プロ野球選手らでつくる株式会社「ドリームチーム」(高崎市)が前橋、高崎両市で農業法人を立ち上げた。有機野菜の生産や販売を始める。

 会社は「農業、地域社会、日本を元気に」をモットーに掲げ、2009年に結成。読売巨人軍時代、最優秀中継ぎ投手賞を獲得した河野博文さん(49)や、西武ライオンズの黄金期の一人、駒崎幸一さん(52)が専務を務め、プロ野球OBら数人が名を連ねる。

 メンバーは皆、農業経験がない。しかし河野さんは「運動選手は体づくりのため、食べ物の良しあしを常に考えてきた。その意識は野菜の生産や販売に生かせる」と言い切る。

 安心安全、低コスト、おまけに味も良い。そんな農薬も化学肥料も使わない有機農法を提唱。賛同し、契約した農家は、県内の約200軒を含め全国で2千軒を超える。

 今後、河野さんらは前橋市と高崎市で借りた農地計52アールを使って、タマネギやニンジンを生産する。今季はタマネギ約20トンを収穫する予定で、「奇跡の玉ねぎゲン駒゛(ごま)」という群馬ブランドとして売り出すつもりだ。

 12月には高崎市内に直売店を開く。河野さんらも店に立ち、契約農家や自分たちが育てた野菜を販売する。インターネットで通信販売も始める。

 収穫祭と野球大会を合わせるなど、農業とスポーツを「コラボ」したイベントも開催したいという。

 TPP(環太平洋経済連携協定)をめぐって、農家からは「参加すると安い農産物が大量に入ってくる」と心配する声も上がる。会社が目指すのは、良い野菜をそれに見合った適正価格で販売することだ。

 硬式野球部自衛隊青森で主砲だった三浦洋社長(44)は言う。「いくら良い野菜を作っても、単価はどんどん下がっていく。そんなサイクルじゃ、誰も農業を継ぐわけがない。安くなくてもいい物なら売れる。後継ぎを増やすことも、僕らの役割だと思っている」

 将来は、選手生命の短いスポーツ選手の再就職先も目指している。

 「いろんな人が手を組んで、いろんな人の思いで農業の夢をかなえていく。まさに『チームドリーム』なんです」と三浦社長は力を込める。(牛尾梓)

92凡人:2011/10/15(土) 01:54:02
神奈川県、財源不足900億円 来年度予算、福祉や公債費膨らむ
2011/10/14 22:33 日経

 神奈川県は14日に発表した2012年度予算の編成方針で、各部局の要求通り計上すると、900億円の財源不足が見込まれることを明らかにした。不足額は今年度より50億円増える。県債償還や医療・福祉関連の費用が膨らむほか、地方交付税などの減少を見込む。円高などで法人税収が下振れすれば、財源不足が膨らむ可能性もある。

 歳入は今年度当初予算比1%減の1兆7500億円程度になる見通し。地方交付税と臨時財政対策債で合わせて300億円の減少を見込む。県税収入は個人県民税の年少扶養控除の廃止などで200億円増えるが、制度変更の影響を除くと70億〜80億円の減収となる。

 歳出は4%増の1兆8400億円程度となる見通し。介護・措置・医療関係費が300億円増えるほか、県債の償還が300億円増加するなど、義務的費用が膨らむと予想する。

 県は今後、優先度の低い事業の見直しや県有資産の売却などで財源を捻出する方針。ただ、県は「円高や海外景気の減速で企業業績の回復が遅れると、税収見込みが下振れする可能性もある」と指摘している。

93凡人:2011/10/15(土) 02:56:18
電気自動車を住宅電源に 国交省、システム開発へ支援
2011年10月14日17時01分 日経

 国土交通省は14日までに、大容量の蓄電池が搭載された電気自動車(EV)を駐車中に活用し、住宅やオフィスビルなどとEVとで電力を融通しあうシステムの開発を支援することを決めた。

 東日本大震災後の電力不足で注目されたEVのリチウムイオン電池は最大24キロワット時で、一般家庭であれば、約2日分の使用電力をためることが可能。情報通信技術で地域の電力需給を調整するスマートグリッド(次世代送電網)に将来、EVが組み込まれることを見据え、国交省はシステムの仕様をメーカー間で共通化する必要があると判断した。

 想定するシステムでは、駐車中のEVを建物の分電盤を通じて、建物内の電力需給を調整する制御装置に接続。電力需要が大きな昼間帯などは、EVの蓄電池の電力を住宅やオフィスで利用する。一方、電力会社の供給に余力があり、料金が安い深夜の電力はEVに充電。日中でも建物の屋根にある太陽光パネルで発電した電力の余剰分は充電に回す。

 EVの動力用である蓄電池を住宅などへの電力供給源として日常的に使用することには、耐久性などの課題も残っている。国交省は2012年度予算の概算要求に1億2千万円を盛り込み、自動車、住宅メーカーやITなど異業種でつくる企業連合に研究開発費を補助する方針だ。

94凡人:2011/10/15(土) 18:30:10
うた声列車・ワイン列車… 北関東の中小私鉄が体験型ツアー
2011/10/15 6:10日経

 北関東の中小私鉄が独自の体験型ツアーを続々と導入している。わたらせ渓谷鉄道(群馬県みどり市)は列車内で約40曲を合唱する「うた声列車」を始めた。他の鉄道各社も酒や散策を売りものにした列車を走らせている。沿線地域の人口減少で通学、通勤客が減るなか、観光客を掘り起こそうと奮闘する。

わたらせ渓谷鉄道の「うた声列車」は講師のリードで乗客が盛り上がる

 「今日は『線路は続くよどこまでも』から行きましょう」。10月上旬のわたらせ渓谷鉄道「うた声列車」。講師役の女性が呼びかけると、席に座った29人の客が楽しげに歌詞ファイルのページをめくる。地元ボランティアによるバンドの伴奏が始まると、元気な歌声が車内に響き渡った。桐生市から栃木県日光市までの往復3時間にわたって歌い続けるイベント列車で、2月の開始からほぼ毎回満員が続く。

■他の客と一体感

 乗客の多くは50代以上の女性で、「高原列車は行く」「三百六十五歩のマーチ」など昭和のヒット曲を満載したのが人気の秘密。桐生市から参加した原梅子さん(83)は歌の途中でハンカチを取り出し涙をぬぐった。「母との思い出が頭をよぎってしまってね」

 懐かしさだけでなく、一体感も魅力だ。前橋市から来た滝川ますみさん(71)は2回目の参加。「普段は歌も1人で口ずさむくらい。みんなで一緒に歌うのは気持ちがいい」と晴れやかな顔を見せる。道中では時折、列車のスピードを落として講師が沿線の景色を解説するなど、楽しめる仕掛けをこらした。

 「酒」をテーマにアイデアをひねり出すのが鹿島臨海鉄道(茨城県大洗町)だ。フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」解禁翌日の11月18日に「ワイン列車」を運行。車窓の風景を眺めながらボージョレと懐石弁当を楽しむ。今年から乗降客数の多い水戸駅からも乗れるようにしたほか、2月に日本酒、8月にビールを味わう列車を初運行。同社の担当者は「普段と違う雰囲気で列車に親しんでほしい」と話す。

 真岡鉄道(栃木県真岡市)は蒸気機関車(SL)に体験型の要素を加えた。29日に運行する「SLハロウィン号」は車内で仮装コンテストを実施。乗客が参加者と審査員に分かれて盛り上がる。昨年末には映画「男はつらいよ」の寅さんのそっくりさんが乗車してクイズ大会を開いた。

 野岩鉄道(栃木県日光市)は、日光と福島県の南会津の沿線を散策するミニツアーを企画した。南会津で語り継がれる民話を聞く「語り部列車」も方言を交えた独特の語り口にファンが多い。

■人口減少が直撃

 体験型のイベントで集客を狙う背景には、各社の厳しい経営状況がある。自家用車の普及や沿線地域の人口減少で、多くの鉄道で利用客が激減。わたらせ渓谷鉄道は1995年3月期の106万人をピークに減少が続き、2011年3月期には46万人と半分以下になった。樺沢豊社長は「公共交通機関として存続していくためには、観光客の増加に活路を見いだすしかない」と力を込める。

 ただ、一過性のイベントではいずれ限界が来るのも事実。樺沢社長は「観光客が増えて地域の商業が活性化すれば、鉄道を使う人も出てくる。長い道のりだが、地域のにぎわいを取り戻したい」と話す。中小私鉄各社は地元企業や行政と連携して地域全体の活性化を進める必要がありそうだ。

(前橋支局 山崎純)

95凡人:2011/10/16(日) 10:20:19
映画館のない地域に県が上映費用支援 群馬
2011年10月15日

NPO法人「スピリットネットワークぐんま」のメンバーが、昔ながらの映写機で放映する=片品村鎌田

 「映画で町おこしがしたい」。そんな取り組みを進める団体に、県は上映費用などを支援している。片品村では13、14の両日、この支援事業を利用した映画会が開かれた。

 14日夜、片品村鎌田の村文化センター。「秋の映画会」には、およそ50人が集まった。大きなスクリーンに映し出されたのは、1957年に公開された「純愛物語」。広島で被爆した孤児の少女と孤児の少年との恋愛物語をお年寄りたちが見つめた。

 村で農業を営む星野太郎さん(72)と妻の邦子さん(72)は並んで画面を眺めた。村教育委員会が96年から開いている映画会に、ほぼ毎年足を運んでいる。今回は支援事業を活用した初めての映画会になった。

 星野さん夫妻は「50年前には映画館の出張所がよく村に来ていて、見に行った。だけど、今はこの映画会だけ。毎年楽しみにしています」とほほえんだ。

 約10年前までは沼田市内に映画館があった。今では映画を見るには40キロ以上先の前橋市や高崎市にまで出なくてはならない。車の運転できない人には不便だ。

 県は「山間部でも良い映画に触れる機会を」と2008年度から、「地域における映画上映推進事業」を始めた。1団体で最大25万円補助する。これまで長野原町や安中市、中之条町などで実施された。

 片品村教委は、文部科学省が推奨する4本の映画から「純愛物語」「青い山脈」の2本を選び、映写機の賃借料など12万円が助成された。村教委の林崇夫さんは「予算的に助かるし、県が広報してくれるので地域が盛り上がります」と話していた。(牛尾梓)

96凡人:2011/10/18(火) 13:32:17
大沢知事批判は花盛り。県知事は群馬県の顔。ところが大沢知事は群馬県のイメージを大きく下げている。その責任は大きい。たとえば正妻をほっといて、知事公舎を愛人とのラブホ使用はショッキング。政党や党派には興味がないし、知事とは個人的にもなんの恨みや利害関係がない。けれども群馬県の将来発展を危惧するごとに、その舵取りを直接指導するポジションにいる人物には強い関心がある。情報として新聞記事を読み続けていくと、大沢知事には県政に必要となる強いリーダーシップや知性や徳性や若さある活力が足らないように強く感じる。ただの官僚イメージしかない。それと同時にその知事を圧倒的多数で再選させる県民の品位も気になる。
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群馬県の第三者委が機能不全 答申無視、丸投げ、手前みそ
2011.10.17 18:55 産経

県立ぐんま昆虫の森の「生態温室」。第三者委員会で事実上、不必要と判断されたが県は運営を継続している=桐生市新里町(県立ぐんま昆虫の森提供)

 行政に民間の意見を反映させる群馬県の第三者委員会が、機能不全に陥っている。大沢正明知事の肝いりで、公共施設の存廃を検討する第三者委を相次いで発足させたが、県が答申を無視したり、手前みそな検証結果を出したりするケースが続出。知事の決断がブレまくり“丸投げ”することさえある始末で、第三者委の存在意義が揺らいでいる。(三品貴志)

 ■揺らぐ存在意義

 大沢知事は平成19年の知事選で、県営施設の存廃について第三者委の判断に委ねる公約を掲げて初当選。20年3月には、「公共施設のあり方検討委員会」を設置し、15施設の必要性を検証した。

 委員会は同年11月、県立ぐんま昆虫の森(桐生市)内の「生態温室」について「亜熱帯展示の必要性は低い」と知事に答申。「根本的な見直しを行う必要がある」として、事実上の廃止を求めた。

 しかし、大沢知事は答申の趣旨に逆らって、21年度以降も温室の運営を継続。21年度は約1800万円、22年度は約1700万円の維持費を投入。23年度には1500万円も計上していた。


 答申を無視し温室を存続させている理由について、茂原璋男副知事は「経費を削減し、来場者を増やす努力をしている」と主張。あくまでも存続にこだわる姿勢を貫いている。

 ■節操のなさ露呈

 また、大沢知事は19年の知事選公約に「太田市の自宅からのエコカー通勤」を掲げたが、当選直後には旧副知事公舎を知事公舎に改修して入居、早々と方針転換した。

 ところが、今年5月11日の記者会見では、「あれだけ広いものは必要ない」と述べ、公舎廃止に前向きな姿勢を見せるなど節操のなさを露呈している。

 結局、自身では存廃を決断せず、私用で知人女性を公舎に宿泊させた県公舎管理規則に違反した責任を取り、7月末に公舎を退去。変節を重ねた揚げ句、8月に公舎の存廃を検討する「知事公舎のあり方検討委員会」を設置し、存廃の判断を同委に“丸投げ”した。

 知事が公舎の要否を決断せず、検討委を設置した理由について、茂原副知事は「(女性問題の)憶測が飛んだときだったので、一方的に決めるべきではないと思った」と述べ、知事をおもんぱかった。


 しかし、隣県の栃木県では福田富一知事が自身で知事公舎の廃止を決め、18年に売却。香川県でも真鍋武紀前知事の判断で、同年に知事公舎を売却済みで、「公舎売却は行財政改革の一環として行われた。第三者委員会で検討する必要性はない」(香川県)として、群馬県と対照的な対応を取っている。

 ■県議「自画自賛だ」

 さらに、大沢知事が平成20年に東京・銀座に開設した県アンテナショップ「ぐんまちゃん家」では、開設から3年を迎えた今年、施設の運営状況を検証。その際、県が指定した「ぐんま総合情報センターに関する有識者懇談会」メンバーら有識者11人に施設存続の是非を聞いたところ、全員が他県のアンテナショップとの比較を実施しないまま「継続すべきだ」と判断した。

 ただ、ぐんまちゃん家の人件・設置費は約3年間で約7・5億円。これに対し、物産売り上げは約1億円で事実上の“赤字経営”だった。年間億単位を売り上げ、“黒字”をたたき出している岩手や山形などぐんまちゃん家近隣の他県アンテナショップとの比較を求める声は最後まで、有識者や県からは出なかった。

 このため、県議会総務企画常任委員会では、県議から「自画自賛の検証だ」との意見も噴出。有識者の存在意義に疑問が呈された格好だ。

 県や委員会が他県施設との比較を実施しなかった理由について、茂原副知事は「物販だけを目的としている他県の施設と単純に比較できないからだ」と説明している。

98凡人:2011/10/18(火) 15:45:59
町の起死回生をかけているのは市や県の努力から伺える。だが仮に世界遺産になったからといって、観光客が大勢押し寄せてくると考えているとしたら大きな間違い。いまは夢の熱に浮かれているだけ。長野オリンピックみたいに、いったん熱が冷めたら、大いにしらけるだろう。

幼少時代を思い出す。市街地近くにある富岡製糸の建物。それを囲んだ外の高いコンクリート塀。その横を威圧感を感じながら、チャリンコで通ったことを思い出す。日本歴史の教科書に必ず載っているので、それの建物が何かわかっていた。だが一度も中を覗いたことがない。当時は私有地なので簡単には入れなかっただろうが、幼心にも一度も中を覗きたいと思ったことがない。現在もその気持は変わりない。世界に誇るとは良くいったものだ。女工哀史を生んだ製糸工場。貧しい家庭の子女達が低賃金で働かざるを得なかった悲しい場所。それを誇らしげに記念館として残すのは面白い。

よく考えてみよ。富岡製糸に是非行ってみたいかと自問してみるがよい。凡人の答えはノー。歴史教科書の写真では物足りないので、一度でいいから富岡製糸の建物のなかを是非みたいと思う日本人がどのくらいいるのか。ましてや世界の人々にとって、それほど関心事になるのかと。

個人的なことで恐縮だが、博物館・美術館めぐりは大好き。マイナーなものでは小諸にある島崎藤村(明治大正の好きな作家)の寂れた小さい記念館や大きなものではループルやミューニッヒのドイツ科学博物館、大英博物館、ゲーテ記念館、ゴッホ美術館、ニューヨークにあるメトロポリタン美術館や自然史博物館など。好奇心が旺盛で、そういうのに人一倍関心がある性質であるを知ってもらうために書き並べたが、そんな人間にも関わらず、凡人には富岡製糸には興味が沸かなかった。是非とも足を運んでみたいとは思わない。灯台もと暗しとは到底思えない。現在市の管理所有になっていることはまったく知らなかったが、富岡製糸が過去の遺物として、昔のそのままの状態で、見学者に開放しているだけなら、歴史オタや一部の歴史研究家が足を運ぶぐらいだろうと想像する。だから大きな観光のスポットにはなりにくい。よって究極の目標である町おこしには遠く及ばないだろうと警告したい。

ただ人を集めたかったら、それだけの魅力あるものにする必要がある。大きな投資をして富岡製糸工場を日本や世界に誇れる文化・歴史・科学博物館に姿を変えることだ。世界や日本の産業革命のつながりや、お蚕から生糸、そして最終製品の着物にいたるまでの生産技術課程。絹の世界や日本の歴史。当時の器具機械や絹織物の展示。訪れる人が、読んで(印刷物)、見て(展示やビデオ)、触れながら、知的好奇心を満足させる教育的要素と遊び的感覚をもった歴史科学博物館。それも世界一。少なくても日本一。世界遺産のリストに載るか載らないかは問題ではない。多くの人々が行って見たいと思わなければ仕方がないのだ。調べてないのでよくわからないが、世界遺産のリストに加えられると、遺産としての工場建物を今後好きなように改築できないのではないのか。例えば博物館のように作り変えることが事実上できないのではないのか。世界遺産がかえって、今後の発展のための大きな足かせにならないのかということが大いに気にかかる。

なぜディズニーランドには、高い入場料を払っても、みな行きたくなるのだろうか。そう問う必要がある。教育的価値だけでは人はまったく集まらない。バルーンで空の上から建物の様子をみる催し物をやっているが、パリの町並みや、グランドキャオンやラスベガスのカジノストリップの街並みを見るのと話が違う。寂れた富岡の市街地をみても、お金を払っただけの見るだけの価値があるのかと思う。話題性に大きく欠ける。
1-2

99凡人:2011/10/18(火) 15:46:39
富岡市が世界遺産にリスト入りするほうが、しないよりもいいと考える。だが富岡市や県がそれをめぐって大騒ぎしていることに、いささか閉口気味。市民に町づくりへの過大な期待をさせすぎではないかと不審に思う。元をただせば、官製の富岡製糸を誘致した当時からこのかた、その後絹産業が衰退しても、他の産業は育たず、あるいは育てなかった市政や県政や国政の無能無策の結果。日本は昔から、戦争も含めて神頼みのいい加減なところがあるが、いまはユネスコへの神頼みである。結局は地方の文化経済の繁栄は国のプロジェクトに寄りかかる以外になく、地方の弱さをむきだしにした悲しい歴史的遺産とも言える。それに比べ、アメリカには加州のシリコンバレーが象徴するように民間力が主導し成功している例がある。世界のコンピューター技術・産業をリードしているこの町に続けとばかり、アメリカ国内での他の地域、たとえばニューヨークやコロラドその他の主要都市で第二のシリコンバレーの町おこしが行われている。

このままでは日本の将来はとても暗い。平成維新が必要である。アメリカにはそれを可能にする進んだ文化・技術・教育があり、依然学ぶところが多い。地域活性のために地域政策学部が設けられている高経大。そこが中軸となった日本地域政策学会があるが、アジア諸国などの研究は認められるとしても、欧米の地域政策研究となると話は別である。地域開発の先進国である欧米の学者とも研究交流しなければ物足りない。民間力の養成・拡大やその活用を学ばなければ、高等研究機関の中心的課題である日本の地域活力蘇生へのインパクトはすこぶる限られたものと言わざるを得ない。
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世界遺産の玄関口に 上州富岡駅の設計提案を説明
2011年10月18日(火) AM 07:11

模型で駅舎を説明する武井さん(左)と鍋島さん(左から2人目)

 県が実施した上州富岡駅舎の設計提案で、最優秀賞に輝いた東京都の建設事務所、TNAの武井誠さん(37)と鍋島千恵さん(36)が15日、富岡市のまちかど遊YOUプラザで、駅舎の構造やまちづくりについて模型を使って説明した。

 武井さんは、同市の魅力を「日常生活の中に歴史があること」と述べ、富岡製糸場は日本と西洋の建築技術が融合した当時の最先端の建物と指摘。その上で「これまでの歴史を継承し、これからの新しい富岡の歴史をつくりたい」と、駅舎への思いを語った。

 駅舎のテーマを①世界遺産にふさわしい玄関口②上信電鉄の電気機関車「デキ」のような頼れる建物③駅と街をつむぐ地域・発信拠点という三つに設定。製糸場の「木骨煉瓦(れんが)積造」を継承し、駅舎の柱を鉄骨の周りにれんがを積み上げる「鉄骨煉瓦 積造」にしたことや、屋根を高く設置して視界を広げて圧迫感をなくしたこと、柱を拠点に十字に広がるれんがで空間を区切り、掲示板やカウンター、ベンチなど多目的に利用できるようにしたことなどを説明した。

 武井さんは、「富岡の街をつむぐ市の観光拠点として、住民が世界に誇れる駅舎にしたい」と話した。

 設計提案は全国から359作品が集まり、TNAの「煉瓦に集う、紡ぎの駅舎」が最優秀賞に決まった。

 新駅舎の完成目標は2012年度。
2-2

100凡人:2011/10/20(木) 23:22:47
数字から見えるちば 4066億円 農業産出額全国第3位の農業王国 千葉県
2011.10.20 22:19

 温暖な気候と肥(ひ)沃(よく)な土地に恵まれている千葉県の農業産出額は、4066億円(平成21年農林水産統計)と全国の約5%のシェアを占める。北海道(1兆111億円)、茨城県(4170億円)に次ぐ全国3位の農業王国で、首都圏最大の食料供給基地となっている。ただ、東京電力福島第1原発事故で、農産物の放射性物質(放射能)汚染への不安が高まっており、安全性に関する透明性の高い情報発信を続けることが重要だ。

 全国主要農産物50品目のうち26品目で千葉県産が10位以内に入っている。例えば、日本ナシ、ダイコン、枝豆は全国1位、ネギ、ホウレンソウ、サツマイモなどが2位、キャベツなどは3位だ。

 県央部から県北一帯の下総台地には、富士山の火山灰を起源とする関東ローム層が広く分布している。関東ローム層とは、粒子の細かい礫を含まない柔らかな火山灰土壌で、農耕地に適している。千葉県ではこの地質を生かして、ダイコンやサツマイモなどの栽培が昔から盛んに行われていた。

 また、大消費地である東京に隣接しているだけに、農産物の運搬コストが抑えられるのはもちろん、採れたての新鮮な状態で消費者に届けられることは、大きな強みだ。千葉県産野菜の東京都中央卸売市場でのシェアをみると、出荷数量で13・8%、出荷金額で10・9%となっている。

 震災直後、原発事故に伴う一部農産物の出荷制限や消費者の買い控えなどにより、出荷金額は前年を下回った。しかし、関係者の素早い対応により、農産物の放射能モニタリング検査の実施と結果の公表で消費者に正確かつ迅速に情報が提供されたため安心感が広がり、原発事故の風評被害はあまりみられなくなった。

 農産物の入荷量や価格も震災後わずか2カ月程度で平年並みの動きに戻っており、千葉県産野菜へのニーズや、安全性、品質などへの信頼は回復している。

 ただ、9月の茶やシイタケのように放射性物質の異常値が検出されるようなこともないわけではないので、留意は怠れない。厳正な検査と迅速な公表を続け、消費者に安心・安全な千葉県産野菜を提供していくことが肝要である。

(ちばぎん総合研究所 古川明日香研究員)

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 千葉銀行グループの「ちばぎん総合研究所」に、経済指標や統計などさまざまな数字から見えてくる県経済の現状、課題をリポートしてもらいます。随時掲載します。

101凡人:2011/10/22(土) 15:00:28
他の自治体と競争しているとは言え、特典がこれほどとは?
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洋菓子「原田」:高崎操車場跡地に新工場 用地を仮契約 /群馬
毎日新聞 2011年10月22日 地方版

 ラスクで知られる洋菓子製造販売「原田」(高崎市新町、原田義人社長)は、新工場建設用地として、高崎操車場跡地(同市下之城町)の約3・8ヘクタールを購入するため、所有者の高崎工業団地造成組合(管理者=富岡賢治・高崎市長)と仮契約を結んだ。20日付。

 同社によると、購入価格は16億円。新工場の延べ床面積は1万8000平方メートル程度で、主力のラスクなどの製造部門のほか、商品開発や品質分析部門などが入る。来年2月に着工し、総事業費は数十億円。新工場の稼働によりラスクの生産量は3割増になるという。

 高崎操車場跡地は、市が企業誘致に力を入れており、今月施行されたビジネス立地奨励金制度が適用される。同制度は、用地取得費の30%が助成されるのをはじめ、取得した土地・建物などにかかる税相当額を5年間交付、市民の新雇用者1人につき20万円を交付するなど6項目の特典が設定されている。【増田勝彦】

102凡人:2011/10/23(日) 18:08:30
地域ブランド食品、企画倒れ続出 国の補助金、実らず
2011年10月23日14時37分

 千円もするコンビニ弁当、膨らまない蒸しパン――。農林水産省が後押しした「地域ブランド」の食品開発が失敗続きだ。5年間で約2億4700万円の国の補助金が使われたが、製造できなかったり、販売中止に追い込まれたり。6割の商品が目標に届かなかった。会計検査院が農水省に改善を求めた。

 この事業は2005年度に始まり、農水省の出先機関である農政局の指導で、各都道府県につくられた「食料産業クラスター協議会」が主体になって進めた。地元の食品会社や大学のほか県職員らも参加。それぞれの土地の食材で地元業者が新商品を開発し、販路も開拓して地域の活性化につなげようとした。

 検査院は32協議会について、05〜09年度の新商品を調査。地元食材の使用量と商品の販売額を指標に目標達成度を調べた。

 すると、173品のうち54品は製造・販売までたどりつけず、12品は製造・販売から3年以内に製造中止になった。これらを含む106品は材料使用量、商品販売額ともに目標の3割にも届いていなかった。

103凡人:2011/10/24(月) 13:25:16
大自然舞台に全力でペダル・上野村ヒルクライム
2011年10月24日(月) AM 07:11 上毛

ゴールを目指して疾走する選手

 上野村内の自然を舞台にした初の本格的な自転車レース「第1回ツールド☆群馬 上野村ヒルクライム2011」が23日、同村総合グラウンドをスタート地点とした13キロのコースで開かれた。秋空の下、秋田県から京都府まで全国435人が参加し、ゴールを目指して疾走した。

 平均斜度6度、高低差775メートルのタイムトライアルレース。同グラウンド(標高522メートル)を出発点に、乙父地区を経由して村北部の御荷鉾みかぼスーパー林道(標高1297メートル)までを駆け上がった。12〜77歳までが性別や能力別の7クラスに分かれて競い合い、沿道からは大きな声援が送られていた。

 38分3秒でエキスパートクラスの優勝を飾った千葉県横芝光町の海保洋平さん(33)は「マイペースを保てたことが勝因」と笑顔をみせた。

 ヒルクライムは高齢化や過疎化が進む村に、全国から出場者を募り、本県を代表するスポーツ大会に育て上げて地域活性化につなげることを目的に開催された。神田強平村長は「多くの方の協力に感謝している。良い大会にしていきたい」と話した。

 各クラスの優勝者は次の通り。

 ◇男子▽エキスパート 海保洋平(千葉)▽A(中学生〜30歳) 田中数馬(東京)▽B(31〜40歳) 桐生圭(栃木)▽C(41〜50歳) 池岸幸伸(山梨)▽D(51〜60歳) 高橋幸村(東京)▽E(61歳以上) 斉藤和夫(千葉)
 ◇女子(中学生以上) 栗原春湖(埼玉)

104凡人:2011/10/24(月) 14:10:46
製糸場映画前橋の学生制作 富岡市協力「遺産登録に力を」
(2011年10月24日 読売新聞)

来春完成へ発表会

映画撮影を開始する「宣言文」を、学生が岡野市長(左)へ手渡した(23日)

 世界遺産登録を目指す富岡市の富岡製糸場の黎明(れいめい)期を舞台にしたドキュメンタリー映画を、映像制作などを学ぶ前橋市の専門学校の学生たちが制作する。来月、クランクインし、来年4月の完成を目指す。23日には同製糸場で制作発表会が開かれた。

 制作するのは中央工科デザイン専門学校(前橋市古市町)の学生20人。同校を運営する学校法人の有坂中央学園の創立70周年記念事業の一環として取り組む。同学園は1942年に和洋の裁縫教育をする「前橋服装女学院」として創立、現在の学園本部は、かつて前橋乾繭(かんけん)取引所があった場所に置かれている。繊維産業とは縁が深いと同製糸場を作品テーマに選んだ。

 学生は映像やCAD(コンピューター利用設計)、CG(コンピューターグラフィックス)アニメーションなど様々な学科から集まった。それぞれの専門分野やアイデアを生かせるよう、同製糸場や関連施設でのロケ撮影に加え、再現のCG映像やドラマなどを盛り込んで作り上げる。

 作品は、同製糸場の建物の特徴でもあるレンガに焦点を当てる。1872年(明治5年)の建設当時、西洋の建築素材であるレンガを作る技術は日本国内には無く、当時まだ28歳だったフランス人技師ポール・ブリューナが地元の瓦職人に技術を教え込み、窯を作り、一つ一つ焼いていった。未知の素材と格闘しながら建物を造り、新時代の産業を生み出した当時の気概を振り返る。

 参加学生の岡本拓也さん(20)は「自分たちと同世代の若者が中心となり、1年余りでこの建物を造ったと知り驚いた。その熱意や苦労を伝えたい」と語る。信沢翔太さん(20)も「製糸場の歴史はほとんど知らなかったが、調べるうちに興味が深まった。世界遺産登録を支援できる映画にしたい」と意気込む。

 関係者も作品に期待を寄せる。制作発表会に出席した岡野光利富岡市長は「登録に向け、皆さんの力を借りたい。撮影に必要な資料や施設があれば公開する」と協力を約束した。

105凡人:2011/10/26(水) 23:40:52
学生提案で古民家活用 旧中山道望月宿 地域おこしへ
10月26日(水)

学生たちが改修のアイデアを競う佐久市望月の空き古民家

 佐久市は、建築やまちづくりを学ぶ学生に旧中山道望月宿にある空き古民家の改修や利用法を提案してもらう「さくんどハウス」事業に取り組む。3年計画で、空き古民家を生かして地域で交流する人を増やし、地域おこしに結び付ける狙い。本年度は学生から改修のデザインやアイデアを募集する。11月3日には古民家の見学会を行い、来年1月にコンペ(審査会)を開く。

 取り組みは昨年5月、企業広告を学ぶ東京の専門学校生約30人が、地方都市の観光戦略を学ぼうと同市を訪れたことがきっかけ。学生は「首都圏に近くて便利」「日照率が高い」といった魅力を再認識した上で、同市がホームページで市内の空き家情報を提供する「空き家バンク」を活用し、佐久市での生活を体験してもらう提案をした。

 市は、こうした実績を参考に、学生たちのアイデアを生かして空き古民家を交流の拠点として仕上げ、全国に発信しようと計画した。古民家は、かつて呉服屋だった建物で2階建て延べ約250平方メートル。同市交流推進課は「築年数は分からない」とするが、黒しっくいの壁が歴史を感じさせる。

 コンペの参加条件は30歳以下の学生で定員100人。A2判の用紙に古民家の内装リフォーム案を描いた図面と活用方法を記入する。土本俊和・信大工学部教授らが審査員を務める1月のコンペで最優秀賞に選ばれた作品を基に12年度に改修。13年度から実際に利用する計画だ。

 同課は「空き家で実際に暮らすだけでなく、地域の交流拠点や観光案内所など、若者の視点で提案をしてほしい」としている。コンペの参加登録は12月20日締め切り。問い合わせは同市交流推進課(電話0267・62・3283)へ。

106凡人:2011/10/29(土) 00:45:18
医大生臨床研修 14病院で定員割れ
2011年10月28日(金) AM 07:11

 来春医師になる医大生が臨床研修先を決める「マッチング」の結果、県内16病院の内定者は88人で、前年よりも4人減少したことが27日分かった。募集定員(121人)に対する充足率は72・7%で、全国平均を2・6ポイント下回った。14病院が定員割れし、3病院は1人も確保できなかった。県は、病院間の連携を促し、魅力的な研修プログラム作りで医師確保を進める。

 病院別の内定者数は、群馬大医学部附属32人、前橋赤十字12人、伊勢崎市民10人、高崎総合医療センター7人などで、定員を満たしたのは藤岡総合(5人)と日高(4人)のみ。桐生厚生総合、館林厚生、県立心臓血管センターはゼロだった。

 内定者は2005年の102人をピークに4年連続で減少し、09年には80人を割った。昨年は、5年ぶりに増加に転じ92人が内定したが、今年再び減少した。

 厚生労働省が7月に公表した臨床研修病院の研修修了者へのアンケート結果によると、研修する病院を選んだ理由のトップは「多くの症例を経験できる」。「プログラムが充実している」「プライマリケア(総合的な医療)の能力を習得できる」などが続き、研修内容が病院選択の大きな要因となっている。

 本県で臨床研修を始める学生が増えれば医師増につながることから、県医師確保対策室は「16病院の連携で、研修プログラムを充実させ魅力を高めたい」と話している。

 臨床研修(2005年3月16日)以前は努力目標だったが、医療不信の高まりを受け、医師の資質向上を目指して2004年度から義務化された。新制度では医師免許取得後の2年間、指導を受け診療技術を身に付ける。よくある病気やけがを正しく治療できる「プライマリーケア(初期診療)」の習得を目指し、全員が内科、外科、救急・麻酔科、小児科、精神科、産婦人科、地域医療の7分野を経験する。かつては研修医の約7割が大学病院に集中していたが、05年度は大学病院と一般病院の割合がほぼ半々となり、「医局離れ」も進みつつある。

107凡人:2011/11/09(水) 13:08:56
日本のゆるキャラというマスコットキャラクターはアメリカでは馴染み深い。アメリカのスポーツチームなら必ずといってマスコットキャラクターをもっている。ゲームの試合中でもチーム応援として観客を沸かせる。例えばプロ野球やプロバスケットなどのプロチームだけではなく、大学のスポーツチームもマスコットキャラクターをもつ。ところがアメリカの地方自治体で、日本のようにマスコットキャラクターを地域の宣伝に使うのを見たことがない。凡人の知るかぎりでは、すべて民間団体だけ。日本のゆるキャラが生まれたのはだいぶ後のことで、しかも地方自治体が主導してやっているところがとても日本的といえよう。地方の町起こしにそれ以上の良い案が見つからず、苦肉の策だといっても過言ではないだろう。
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ゆるキャラカップ:62体、大運動会 過去最多8800人楽しむ 鳥取砂丘
2011年10月16日

 北は福島から南は福岡まで全国のゆるキャラ62体が集まり、運動能力を競う大運動会「第6回ゆるキャラカップin鳥取砂丘」(同実行委主催、毎日新聞鳥取支局など後援)が16日、鳥取市福部町の鳥取砂丘オアシス広場で開かれた。県内外から、ゆるキャラファンや親子連れなど過去最多の約8800人が訪れ、普段は見られないゆるキャラたちの真剣な姿に声援を送っていた。【川瀬慎一朗】

 同イベントは、鳥取砂丘や県内への誘客を目的に2007年から開催されている。今年は、▽ゆるなわとび▽ゆるすもう▽ゆるかけっこの3競技で順位を争った。

 「ゆるなわとび」では、白熱するあまり、ゆるキャラの頭や足が取れそうになる場面も。29、30日に鳥取市で開かれる「第31回全国豊かな海づくり大会」のマスコット「ととリン」は、予選で61回跳び、決勝トーナメントでも勝ち進み優勝した。

 各ゆるキャラは3種目中2種目に出場でき、総合優勝はドウタクくん(滋賀)▽準優勝ととリン▽3位ハッスル黄門(茨城)という結果になった。

 ゆるキャラの人気投票では、2位に大差をつけてととリンが初優勝。5回大会まで連続優勝していた「トリピー」は、殿堂入りしたため今大会では投票外だった。

 トリピーが大好きという岡山県新庄村の小学5年生、福井柚香さん(10)は「ゆるキャラと一緒にたくさん写真を撮れて楽しかった」と笑顔で話していた。

108凡人:2011/11/09(水) 13:16:36
EV充電スタンド盛況 福岡
2011.11.9 02:26

 電気自動車(EV)の普及に向け、福岡北九州高速道路公社と福岡市が昨年10月に同市内に設置したEVの急速充電スタンドの月別利用台数が、設置直後からの約1年間で約10倍の延べ133台(今年10月)に伸びた。同公社では「電気自動車の保有台数増加のあらわれ」とみている。

 充電スタンドは2年間限定の社会実験として、同市東区東浜の公社敷地内に設置。充電費用は一般の充電スタンドの場合、1台満充電で約170円かかるが、同スタンドでは公社側が負担し、無料で利用できる。

 昨年11月の延べ利用台数はわずか14台、その後は1ケタが続いたが、今年3月に64台に急増。8月以降は月100台以上で推移している。

 同公社によると、福岡県のEV台数は昨年10月に87台だったが、今年9月末には約5倍の425台に増加。担当者は「充電器設置当初は企業の社有車の利用が多かったが、次第に自家用車やタクシーのリピーターが増えてきた。昨年12月に量販車が発売されたことも大きいのでは」と話す。

 EV普及を目指す自動車メーカー、電力会社などの団体、CHAdeMO(チャデモ)協議会(横浜市)によると、EVの普及に伴って急速充電スタンドも自動車ディーラーやコンビニ、ガソリンスタンドなどに急ピッチで進んでおり、この2年間で8倍以上の787カ所(今月1日現在)に急増。九州・山口では73カ所に設置されている。

109凡人:2011/11/09(水) 15:35:21
国民が県にもつイメージは群馬が発信するマスコミから流れる日々のニュースから生まれてくると言う事実を知るべし。知事の愛人問題、いじめの認知の不届き問題、男女別学公立高校の存在全国トップ、その同窓会長たちの男女共学移行反対結束、八木秀次教授の保守発言とマスコミ露出、自民党王国、高経大応援団の大帝国陸軍歩兵高崎15連隊賛美、富岡製糸世界遺産への努力、八ツ場ダム建設問題、日本航空123便墜落の慰霊地、外国人が少ない(国際化されていない)、過疎地、全国一の高齢地南牧村、県民人口減少、原発事故放射線の県内のホットスポット。凡人が最近拾って印象に残る群馬に関係するニュースはざっとこんなもの。「かかあ天下と空っ風」なんて男社会が作った言葉で女性を決め付ける高慢な態度も好きじゃない。戦後時間が止まり、時代の変化に取り残された群馬の実像がハッキリする。ゆるキャラで群馬のイメージずくりだなんて本気で考えているのか。担当者たちが正気であるか知りたい。笑 
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ぐんまちゃん「選挙活動」に汗
(2011年11月9日 読売新聞)

全国グランプリチラシ5000枚作成

「ゆるキャラグランプリ」への投票を呼びかける「ぐんまちゃん」  全国のご当地キャラクターの人気投票「ゆるキャラグランプリ」で、上位進出を狙う県のマスコット「ぐんまちゃん」が、懸命の“選挙運動”を展開している。

 同グランプリは今年で2回目。携帯電話と情報冊子からの投票の集計が別々だった前回、「ぐんまちゃん」は、全国からエントリーした163体中、それぞれ49位、48位だった。

 群馬県は「温泉など有名観光地はあるが、そのイメージが結びついていない」(県企画課)のが現状で、日経リサーチの47都道府県地域ブランド力調査では2期連続最下位。それだけに県のイメージアップを託されている「ぐんまちゃん」の役割は重大だ。

 県企画課では「清き1票をおまちしてます!」と書かれたチラシを約5000枚作成。「ぐんまちゃん」は物産展などのイベントに参加する際、訪れた人にチラシを手渡して熱心に投票を呼びかけている。

 今回は337体が出場登録しており、8日午後9時現在、「ぐんまちゃん」は20位。県勢では、わたらせ渓谷鉄道の「わ鉄のわっしー」、館林市の「ぽんちゃん」、水上温泉の「おいでちゃん」など9体も参加している。

 投票は、携帯電話やパソコンから1日1回、毎日できる。投票締め切りは26日。ゆるキャラグランプリのホームページ(http://www.yurugp.jp/)。

110凡人:2011/11/11(金) 03:01:55
移動販売:高崎NPO、高齢者の買い物支援 食料や日用品、きょうから /群馬
毎日新聞 2011年11月10日 地方版

 地方都市の中心部で生活必需品を扱う店が次々に店じまいし、高齢者の買い物難民化が進む中、お年寄りの居場所づくりに取り組む高崎市のNPO法人「わんだふる」(赤羽潤子代表)は10日から、軽トラックによる食料品や日用品の移動販売を始める。

 軽トラックの荷台には、無農薬で栽培された野菜を中心に、豆腐、納豆などの食品、菓子類、トイレットペーパー、洗剤などを載せる。当面は毎週木曜日の午前中、同市の相生町、若松町、竜見町を回る予定という。

 スーパーなどでの販売品は1個の量が多く、1人暮らしや、高齢者だけの家庭では、なくなるまで何日も同じ物を食べ、栄養が偏ってしまう心配もあるという。このため団子1串、納豆1個など、ばら売りをしていく。また、常連客が買い物に来なくなった場合は、家を訪ねて安否確認することも検討する。

 品ぞろえなどを研究するため、10月に試験的に移動販売を行ったところ、高齢者から「ほしい物が手軽に手に入る」と評判は上々という。軽トラックのスピーカーからは童謡の「汽車ポッポ」を流し、移動販売にあたるメンバーを「ポッポ隊」と命名した。

 「わんだふる」は若松町で、地域の高齢者の昼間の居場所と交流の場としてサロンを運営している。高齢者から買い物依頼を受けるようになり、移動販売を始めることにしたという。問い合わせは「わんだふる」(電話027・322・1188)へ。【増田勝彦】

111凡人:2011/11/13(日) 06:26:29
各地の味を堪能 B−1グランプリ開幕 兵庫・姫路
2011.11.13 02:04

 ■予想上回る人出

 姫路市の姫路城周辺で12日、開幕した「B−1グランプリin姫路」(同実行委主催)。県内からは「姫路おでん」など3団体が出展し、多くの来場者に自慢の味を提供した。この日は天候にも恵まれ、20万5千人(主催者発表)の人出。関係者は「予想を上回る数字」と喜んだ。

 シロトピア記念公園で開かれた開会式では、全国から63団体の代表者らが料理やまちをアピールする旗を持って入場。実行委会長の石見利勝・姫路市長が「地元で培った料理の技術で、地域の活性化や日本の元気につなげてほしい」とあいさつした。井戸敏三知事らの「B−1だー」のかけ声とともに販売がスタート。開幕前から待ちわびた来場者が各地のご当地グルメを味わった。

 県内からは「姫路おでん」「高砂にくてん」「あかし玉子焼」の3団体が出展。各ブースとも来場者が“播州”の味を堪能していた。

112凡人:2011/11/16(水) 06:25:45
スリーアローズ:退団相次ぎ所属選手は1人だけ 存続危機
毎日新聞 2011年11月8日 2時30分(

 プロ野球の独立リーグ「四国アイランドリーグplus」を今季で脱退した津市の三重スリーアローズの選手25人のうち、19人が自主退団し、5人が任意引退していたことが7日、分かった。所属選手は1人だけとなり、球団の存続は極めて厳しい状況となった。

 球団関係者らによると、9月のリーグ脱退表明後、アローズは関西独立リーグへの参加を打診したが、拒否された。球団はさらに、三重県で新リーグの創設などを模索していたが、不調に終わった。このため、所属選手は将来に不安を感じて退団したとみられる。

 球団は9月下旬、選手に対し、今後の進路を自由に決めるよう指示していた。選手の一人は今月上旬、球団幹部から「(球団の存続は)難しい状況だ」と説明されたという。

 アローズは09年、大阪ゴールドビリケーンズと「ジャパン・フューチャーベースボールリーグ」を創設し、三重県初のプロ野球チームとして発足した。しかし、初年度の10年、大阪の選手による野球賭博問題を発端にリーグは1年で消滅した。今年は四国アイランドリーグplusに参戦し、5月には中日などで活躍した野口茂樹投手が入団し、話題を呼んだが、加盟金や年会費などを巡ってリーグ側と対立し、脱退を表明した。チームも今季は17勝41敗で、5チーム中、最下位に終わった。【谷口拓未】

113凡人:2011/11/19(土) 14:06:27
果たして将来の電気の需要に追いつくかという現実問題に疑問があるが、電気自動車が将来の道路を占めることから、それを前提にした計画は意義があるだろう。観光のためにも古い町並みにつくる水力発電機の設営が、景観を損なわないで出来れば理想的だろう。
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桐生市が低炭素都市構想 水車文化生かし街活性 群馬
2011.11.19 02:11

 群馬県桐生市では小水力発電を活用し、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する「低炭素都市」の実現に向け力を注いでいる。織物産業で利用された伝統の水車文化を生かした自然エネルギーで街を活性化させようという試みで、福島第1原発事故に伴う節電対策にも一役買いそうだ。(伊藤徳裕)

                   ◇

 桐生市内では、古い街並みの中を小型電気自動車(マイクロEV)が疾走する光景が見られるようになった。この車は、市内にある群大工学部と県内企業でつくる産学官連携プロジェクト「群馬大学次世代EV研究会」が開発した。

 マイクロEVは、幅の狭い桐生市内の道路では需要が高い。市は、マイクロEV2台のカーシェアリングを企業、自治会と実施中で、使用目的や移動距離などのデータを収集、今後の有効活用に役立てる。

 市がEV車の動力として注目しているのは小水力発電だ。織物の街、桐生市では昔から「水車文化」が栄えていた。市内の桐生川流域では撚糸の動力として水車が活用され、明治期には渡良瀬川を利用した「日本織物株式会社発電所」が織物産業発展の原動力となった。

 こうした文化を生かそうと、市では小水力発電の実験を繰り返し実施している。同市黒保根町に設置した小水力発電で得た電力を市内の充電スタンドに蓄電。市が観光客などに貸し出している電動アシスト自転車の充電に活用している。市では、さらに小水力発電機を設置するための調査を市内73地点で実施、設置候補を8地点に絞っている。

 近隣の太田市や館林市でも、福島第1原発事故に伴う電力不足問題もあり、平坦(へいたん)な地形や日照量の多さを利用した太陽光発電に力を入れ、低炭素都市実現に向け、努力を続けている。

 桐生市生活環境課では「地の利と群大工学部という知的財産を生かした独自の自然エネルギー開発を推進していきたい」と意気込んでいる。

114凡人:2011/11/21(月) 09:13:51
円高で外国人客再び遠のく 道内スキー客、流出懸念
2011/11/19 6:02日経

 北海道を訪れる外国人観光客の回復が遅れている。震災による風評被害が薄れ、台湾を中心に客足が戻りつつあったが、円高の影響で再び訪日旅行を抑える動きが出てきたためだ。冬は国内客のオフシーズンで、外国人客への依存が高まる季節。中国人観光客らの旅行需要が高まる年明けの春節(旧正月)に向け、観光各施設の模索が続きそうだ。

新千歳空港の国際線利用者は日本人の姿が目立つ(17日)

 「総力をあげて訪日旅行獲得のお手伝いをしたい」。今月8日、加森観光(札幌市)は札幌市内のホテルで訪日旅行を扱う旅行会社54社を対象に事業説明会を開いた。ルスツリゾート(留寿都村)やのぼりべつクマ牧場(登別市)など道内のグループ施設を紹介して、訪日旅行の商品企画に役立てる狙いだ。

 同社が旅行会社向けに説明会を開くのは初めて。主力のルスツリゾートは冬場の利用客の3割を外国人が占めるだけに、訪日客回復の遅れに危機感を募らせる。加森公人社長は「北海道がスキー場経営であぐらをかくなか、韓国は中国人客の誘致が進む。今後は道全体で戦わなければならない」と訴える。

 この半年間で、東日本大震災で激減した外国人観光客はかなり回復してきた。4月には前年同月比9割以上の減少となった新千歳空港の外国人入国者数は、10月にはほぼ横ばいの水準まで回復した。道や航空会社などが海外のテレビ局や旅行会社を道内に招く「ファムツアー」を相次ぎ実施するなど、北海道が安全であることをPRした結果、台湾や香港を中心に客足が戻ってきたためだ。

 しかし、円高で足元は再び不透明感が強まってきた。野口観光(登別市)では、道内ホテルの外国人客が10月に震災後初めて前年実績を上回ったが、11月には5%減と再びマイナスに転落する見通しだ。ニセコグラン・ヒラフ(倶知安町)は今冬の外国人客が前年と比べて1〜2割減ると試算。久野賢策統括総支配人は「円高・ドル安で海外スキー客が米国に流れている」と分析する。

 訪日旅行が集中する春節に照準を合わせ、道内施設は外国人客誘致を強化する。ニセコグラン・ヒラフは10月、香港で個人宅にスキーツアーのチラシ約1万枚を配布。札幌プリンスホテル(札幌市)は11月末に台湾の旅行会社に出向いて直接営業を仕掛けるほか、順次営業の範囲を広げる。

回復鈍い中・韓 航空一部運休も影響

 北海道内を訪れる外国人観光客のうち、中国と韓国は回復が遅れが目立つ。北海道運輸局によると、4〜6月の道内延べ宿泊者数は台湾が前年同期比46%減だったのに対し、中国は同75%減、韓国は同63%減。足元でもその傾向は根強く残っている。万世閣(洞爺湖町)は10月の道内ホテルの宿泊客について台湾が前年並みだったのに対し、中国と韓国は半分以下だった。

 中国人客の回復が遅れている理由は、円高に加えて航空機の運休がある。新千歳空港に乗り入れる海外路線は震災後に順次運航を再開したが、中国路線の場合は、週2便の瀋陽線がまだ運休している。

 一方、韓国は震災発生時に被害の映像が何度も放映されたこともあり、他国に比べて訪日旅行を控える意識が強い。観光庁の消費者調査では「震災後、日本全体を海外旅行の渡航候補から外した」と答えた韓国人は34%と台湾・香港・中国(0〜14%)と比べて多かった。

115凡人:2011/11/24(木) 07:39:08
県人口 初のマイナスへ 揺らぐ安心 裏付け【千葉】
2011年11月23日

 県の人口が初めて、マイナスに転じる見通しとなった。目立つのは、住んでいる県内の自治体から県外への流出で、五月以降は県外転出が転入を上回る状況が、九月末まで五カ月続いている。東京への利便性から人口増が続いてきた県だが、東日本大震災を機に、地域住民の安心が揺らいでいることを裏付けている。 (吉田昌平、佐々木香理)

 県人口は九月末時点で六百二十一万二千六百五十人で、昨年末時点よりも五千二百七人減っている。年末まで残り三カ月あるが、過去の人口の動きをみても、マイナスに転じるのは確実な情勢だ。

 県外への人口流出は一月から九月末までで、計六千三百八十七人。三、四月を除くと毎月、転入を転出人口が上回っている。昨年は一、二、十二の各月を除くと、県外からの転入が転出を上回り、最終的に転入者の方が一万二千六百六十九人多かった。震災以降の人口移動には、明らかに異変が生じている。

 大気中の放射線量が周囲より比較的高い東葛地域では、九月末までの三カ月間だけで柏、松戸両市でいずれも、転出者が転入者を八百人超上回る。液状化被害が大きかった浦安市も、七百人余りの転出超過になっている。こうした結果、浦安、市川両市で九月末時点で人口減は千人を超えた。

 県は二〇一〇年三月に決定した長期計画で、県人口は今後もわずかながら増加を続け、二〇一七年の六百二十六万二千人をピークに、減少に転じると見込んでいた。震災という災害要因とはいえ、人口減は六年早まったことになる。

 もともと、厚生労働省などの人口動態調査では、出生数と死亡数を差し引いた日本の自然増減数は〇七年からマイナスが続き、人口減少社会に入ったといわれている。


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