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自殺大国・ニッポン
153
:
凡人
:2012/01/28(土) 02:43:29
こうしたいじめを行っていた数人の同級生は、聞き取りに「ふざけていただけで、いじめていたわけではない」と話したという。
死亡した男子生徒の担任の男性教諭は9月以降、「男子生徒がいじめられている」との噂を別の生徒から聞いており、10月1日と5日に実際に、男子生徒が同級生とけんかしているような光景を目撃。死亡した男子生徒に直接「いじめられているのではないか」と問うと「大丈夫。同級生と仲よくしたい」と答えたため、それ以上は調査しなかったという。
また、学校側も9月に、父親から男子生徒の金遣いについて2回にわたり相談を受けたが、父親が「息子には言わないでほしい」と話したことから調査をしなかった。
記者会見した市教委の葛野一美・教育部次長は「担任の教諭はいじめの兆候に気付きながら、男子生徒の『大丈夫』との発言をうのみにしてしまった。市教委としても責任を感じている」としながらも、「転落死との因果関係は分からない」とした。
一方で、「学校側の調査には限界がある」とし、いじめについてこれ以上調査しないとした。
学校の調査は本当に限界?
男子生徒の死が自殺と断定されたわけではない。いじめが原因で死亡したのかも不明だ。転落死したマンション周辺では、子供たちがボール遊びをするなど、日常の風景が戻っている。
しかし、男子生徒の衝撃的な死と、陰惨ないじめを受けていたという事実は、関係者だけでなく、住民にも癒えない傷を残した。
マンション近くを通りかかった主婦(55)は「自分の子供もいじめで不登校になったことがある。いじめられている子は自分から相談しにくい。保護者や学校が事前にきちんと理解して支えてあげるべきだったのではないか」と話す。
大津市教委はいじめの事実を発表した後、再発防止策として、市立小中学校の臨時校長会で児童、生徒の少しの変化も見逃さないよう求め、学校と家庭の連携強化に努めることを決めた。
だが、その発表からちょうど2週間後の11月16日、大津市と隣接する滋賀県高島市の市立中学校で逮捕者が出る「いじめ事件」が起きている。男子生徒を全裸にさせ、携帯電話で撮影したうえ、排泄(はいせつ)物を持たせたなどとして、県警が、強要と暴力行為処罰法違反の疑いで、同級生の3年の男子生徒3人を逮捕したのだ。
大津地検は強要と暴力行為処罰法違反の非行事実で3人を家裁送致。大津家裁はうち2人については別の傷害の非行事実も含めて審理し初等少年院送致と決定、もう1人を保護観察処分にしている。
この事件でも校長が、今年6月に加害生徒3人のうち2人が被害生徒をたたくなどしていたことを把握しながら、「いじめと認識していなかった」としている。
大津市教委がいじめ調査を打ち切ったことに、転落死があったマンション近くに住む主婦(50)は「保護者や生徒がよくわからないままではよくない。市教委はもっとしっかりと調査すべきだ」と訴える。市教委がいうように本当に「学校の調査には限界がある」のだろうか…。
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