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アメリカってどうよ

32凡人:2003/10/05(日) 17:03
カリフォルニアの知事リコール投票と同時になされる立候補者への投票がいよいよ10月7日に迫ってきた。日本のように宣伝カーをところかまわず走らせて、音量を目一杯上げたマイクロフォンて立候補者の名前を連呼するけたたましい選挙戦とはまったく違っている。選挙事務所や集会場所の近くでは、反対デモもあって喧騒であるが、それ以外の地域ではとても静かである。海外からの旅行者なら、選挙のことに気付かないのではないかと思うほど、日常生活に大きな変化はない。候補者のビラや掲示板もあるかないか分からないほどである。選挙演説や集会は当然ある。それは投票者住民が立候補者に直接触れることができる場であり、大きな意味がある。だがやはり、不特定多数の投票者にアピールする効果的な手段として、どの候補者もマスコミの力に大きく頼っている。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌では連日立候補者の動きやテレビ討論会での模様や意見を載せている。候補者は飛び込みや予定を組んで、テレビやラジオのトークショーに喜んで出演し、またテレビ・ラジオのスポットを買って、コマーシャルをひっきりなしに流している。そのコマーシャルは候補者の宣伝ばかりではなく、相手陣営のイメージを落とすコマーシャルも織り交ぜて流す。マスコミを使った宣伝合戦に使う費用は相当なもので、選挙資金に余裕がないとなかなかお茶の間の宣伝合戦には勝てない。一番新しい知事選の世論調査では共和党のシュワルツネッガ−が優勢と報じられた。民主党の現知事デイビスがリコールされ、新知事に選ばれる公算が大きいという。民主党のブスタモンテは次点である。そのあと共和党のマクリントックである。世論調査は選挙戦ではいつも登場し、選挙の動向を占っている。いろいろな機関が行なっているが、過去の経験からして高い確率であたることが知られている。そのため民主党は挽回に必死である。世論調査でシュワルツネッガ−の優勢で報じられて間もなく、シュワルツネッガ−のセクハラが突然大きな問題としてトップニュースに踊り出た。これはまったく偶然ではない。「またか」とは僕の反応。これは民主党のピンチを証明している。選挙日が近くなり、当選候補者がほぼ推測がつく頃に、劣勢を余儀なくされている候補者陣営は大逆転を狙って、こうした相手立候補者のプライベートな問題、特に男性候補者の場合は女性問題をマスコミに流す。マスコミはニュース性を求めて喜んで飛びつき、画面や活字となって、いろいろなマスコミ媒体に即座に現れる。シュワルツネッガ−の女性問題は立候補を表明してからも何度かマスコミに上ったが、候補者としての人気にはそれほど影響は無かった。一件落着したかに見えたのもつかの間、今度はセクハラを受けたと言う女性たちが一同に集められ、口を揃えて反シュワルツネッガ−を謳っている。それに一役買っているのは先に選挙レースから降りて民主党陣営に加わった、反シュワルツネッガ−・反ブッシュを強く表明しているタチアナ・ハンチントンである。問題は何故今になって、セクハラを受けたと女性たちは名乗り出ているかである。当然目的はシュワルツネッガ−の阻止にあることは明白である。セクハラが本当としても、男女関係で悪名高いハリウッドの売れっ子映画俳優を長らくしていた頃のことで、公職についていたわけではない。また、いままでなんら被害届を出さなかったことも考え合わせると、女性たちの主張をなかなか真剣に受け取れない。デイビスにとってはここぞとばかり、シュワルツネッガ−を攻撃している。政治集会ではシュワルツネッガ−を犯罪者呼ばわりしている。そもそもリコールそのものが現知事の能力が争点となっているため、デイビスにとっては、敗れれば選挙生命に関わる一大事である。その攻撃はまったく熾烈である。すこし視線をずらし、州全体の勢力図でみると、カリフォルニアは民主党の勢力が強く、先の大統領選挙では州としてブッシュではなくてアル・ゴアを選んだ。それにリベラルの旗を揚げるハリウッドやカリフォルニア大のバークレイ校があることでも有名である。バーバラ・ストライサンドやジャック・ニコルソンらの有名人が反アーノルドを訴えている。選挙日直前にパーソナルな汚点を暴露する形の選挙戦術は劣勢な候補者陣営の常套手段である。それは民主党や共和党に関係ない。過去の大統領選で再選を目指した共和党の元ブッシュ(現大統領の父)陣営が民主党のクリントン候補を女性問題で執拗に叩いたり、民主党のアル・ゴアと大統領選で戦っていたとき、共和党のブッシュ候補の女性問題が投票日直前にマスコミで報道されたりしている。ハリウッドのゴシップを聞いているように男女関係の問題が政治の場面によく登場する。まったくアメリカの選挙は静かな中にも、とても生々しく、また同時に華やかでもある。




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