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アメリカってどうよ

141凡人:2011/07/09(土) 04:31:18
宇宙航空機 人類の偉業 シャトル、ラスト飛行
2011.7.9 00:37

最後のスペースシャトル「アトランティス」の発射台に向け出発する乗組員=8日、米フロリダ州のケネディ宇宙センター(AP)

 世界の宇宙開発をリードしてきた米スペースシャトルが、「アトランティス」の飛行を最後に退役する。30年間で延べ約850人が搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)の建設など人類史に残る偉業を遂げた半面、2度の死亡事故や膨大な経費という負の側面もつきまとった。翼を持つ史上初の「宇宙航空機」は、その技術が継承されないまま栄光と苦悩の歴史に幕を下ろす。(長内洋介)

 スペースシャトルは1981年、多くの人と物資を乗せ、宇宙との間を何度も行き来できる革命的な乗り物として登場した。

 60年代に開発されたロシアのソユーズ、米アポロ両宇宙船は3人乗りの小型カプセルで、1回だけの使い捨てタイプ。これに対し7人乗りのシャトルは飛行機のような翼で滑空して着陸し、機体を再使用する全く新しい発想だった。

 帝京大の久保田弘敏教授(航空宇宙工学)は「宇宙航空機の概念を作った功績は大きい。再使用も画期的だった」と振り返る。

 無重力での科学実験のほか、大型物資の輸送能力を生かしてハッブル望遠鏡や木星探査機ガリレオなどを運搬。90年代後半からはISS建設で活躍し、宇宙開発の国際協調を牽引(けんいん)した。

 2005年に搭乗した野口聡一さんは「私自身もそうだったが、シャトルの映像を見て宇宙飛行士に憧れる子供たちは多い。世界中に夢を与えた功績は本当に大きい」と話す。

■費用1回で800億円

 だが現実は誤算の連続だった。重大事故の発生確率は250回に1回(0・4%)とされたが、前回までの134回のうちチャレンジャー、コロンビアの事故で計14人が死亡。事故率は1・5%と高く、決して安全な乗り物ではなかった。

 コロンビア事故では開発当初から懸念された耐熱タイルが破損し、弱点を露呈した。機体の再使用はコスト削減が目的だったが、タイル張り替えなどの補修に予想以上の費用と手間がかかり運航計画を圧迫。1機当たり約100回の予定だった飛行回数は5機平均でわずか27回にとどまった。

 「失敗作」と酷評されることもあるシャトルについて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の的川泰宣名誉教授は「人類初の宇宙往還機の役割は果たしたが、システムが複雑で技術的に難しく、あまりいい機体ではなかった」と話す。

 1回の打ち上げ費用はシャトルが約800億円なのに対し、構造が単純なソユーズはロケット代を含め約120億円と格安。ISSの完成で大型物資を運ぶ機会が減り、老朽化シャトルは無用の長物となった。

■カプセル型に回帰

 シャトル退役後、世界の宇宙船は再びカプセル型に戻る。低コストで信頼性も優れるためで、開発が進む米航空宇宙局(NASA)の火星有人船や米民間企業のISS用宇宙船は、アポロにそっくりだ。

 飛行機型が姿を消すことを惜しむ声もある。久保田教授は「シャトルで築いた有翼、再使用の技術をやめていいのか。将来の宇宙観光時代に向け、滑走路で離着陸する本格的な宇宙往還機を国際協力で開発すべきだ」と訴える。

 シャトルは輝かしい成果を上げる一方で、翼で優雅に宇宙旅行をすることの難しさも証明した。貴重な経験を将来に生かせるかどうかが問われている。




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