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小6同級生殺害事件

135はな:2004/09/09(木) 05:36
芥川さん。
「死」や「血」、そして「痛み」や「恐怖」といったものは、
ある意味、芸術と密接な関係にあるかもしれませんね。
「芸術」とは、人の「感覚を刺激し、訴えるもの」で、それが「人間の持つ本質的なもの」
に触れた時、何かしら心が震えるのだと思います。
「優れた芸術」とは、人間の深いところにある「本能的なもの」に触れ、
共鳴させるのだと思います。
「死」「血」「痛み」「恐怖」などといったものは、人の感覚に対して、
非常な「刺激」と「興奮」を与えます。そのようなものは、「生」そして「性」とも
とても密接な関係にあると思います。
 多少の「死」や「血」や退廃的なもののエッセンスは、芸術において、
ある種、刺激的で、官能的な要素であるかもしれません。
そして、確かにあの神戸の少年は、感覚的にも鋭く、頭も良かったのかもしれません。
でも、私が感じたあの少年の世界観は、もはや芸術的というより、
「自分は強く万能な存在であり、自分以外の愚かな人間を見下し、支配したい」
という欲望にとりつかれてる、という印象を受けました。私が思うに、彼は、
「強い自己否定感」と、その反動故の、「非常に強い自己顕示欲」と
「他人を支配したいという欲望」を持ち、それを肥大化させていったのだと思います。
 事件後、親との関係を振り返り、
「今まで一度も自分が愛されたと感じたことがない」と言ったらしいですが、
それが、とても私は印象に残ってます。
傍から見れば一見普通に見えたであろう、この少年の親は、特に母親は、ヒステリックで
(個人的に、この母親は精神的に病んでた部分、可能性があると思う)、
少年を追い詰め、自分のエゴを押し付け、でも「彼自身を見る」ことは、決して
しなかったのだと思う。ずっと無言下に、「彼の存在を否定し続けた」のだと思う。
 彼が、「他人を傷つけ、殺し、支配することで、強い快感を得る」というのは、
「自己否定感」の裏返し故の「万能感」への切望。そして、他者を傷つけることで、
自分の中で「親から自分が受けてきた強い痛みや傷を、擬似的に再度味あう」という
ある種、強い「自傷行為」をすることによって、その時感じる痛みが、
彼にとっては「自慰行為」であり、強い快感を得られるのだと思います。
この種の犯罪者が、被害者を傷つけ、殺すとき、『被害者を自分に置き換えながら』
やってるような気がします。
変な風に聞こえるかもしれませんが、「人を殺すことで、擬似的に自分を殺したい」
という願望があり、彼にとって、その時感じる「痛みと興奮」が、
「快感」と密接に関わってるのだと思います。
・・・とまぁ、これはあくまで個人的な見解ですが。
 
 こんな風なわけで、酒鬼薔薇の世界観に共感し、尊敬する芥川さんが、
ちょっとばかり心配で、なぜ、そうなったのだろう、と思ったのです。


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