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狭山事件の真相は?

1狭山現調隊:2003/08/24(日) 10:42
狭山事件については2ちゃんねるで議論されて来ましたが
見苦しい荒らしも多く議論が進まないのでこちらでの検討
もお願いします。


>参考< 
 ××××××狭山事件××××××(2000.11〜12)21レス
  http://mimizun.mine.nu:81/2chlog/occult/piza.2ch.net/occult/kako/975/975464201.html
 狭山事件(2002.2〜7)
  http://de.geocities.com/zeroyaruki/sayama/sayama01.html
 底知れぬ暗黒、狭山事件2rd(2002.7〜10)
  http://de.geocities.com/zeroyaruki/sayama/sayama02.html
 狂気の迷宮・狭山事件3rd(2002.10〜2003.1)
  http://hobby2.2ch.net/occult/kako/1034/10346/1034680074.html
 殺意の因習、狭山事件4th (2003.1〜5)(html化待ち)
  http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1043835444/
 虚構の闇、狭山事件5th (2003.5〜8)
  http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1053532994/l50
 無限回廊内のページ
  http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/sayama.htm

 盛況氏のHPで4thと5thを読むことができます。
  http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Poplar/6601/index.html

2ガイブレイブ:2003/08/24(日) 21:53
私は、この事件は冤罪の可能性が非常に高い事件であると思っています。
真実がどうであれ、この事件が社会に及ぼした影響は現在進行形で、続いています。
ピンとこない人もいるでしょうが、私は広島県に住んでいるので中学まで、嫌という
程この事件の事を聞かされてきました。この事件が起こるまでは、広島県は大学進学
率が全国上位で教育県として位置づけられていましたが、この事件後は公立の小学校・
中学校では部落開放教育ばかりで、広島県の教育は崩壊してしまいました。広島県では、
今年三月に尾道市の民間人校長が自殺するなど、部落問題による教師の自殺者が過去に
何人もいます。私は、小学生の頃授業でこの事件について感想文を書けと言われて、
こういう事件を授業で取り上げる必要があるのかという事と、教師の思惑通りの文を
書かなければというプレッシャーの間で、いつまでも感想文を提出できなかった事が
あります(今、広島県では全県をあげて、行きすぎた部落教育を是正する運動が推進
されています)。
もし、この事件を警察がきちんと捜査していたら、その後の部落差別問題が教育に
持ちこまれることも無かったかもしれないと思うと、私はこの事件について警察の無能
さを憎んで止みません。
だから、私はこの事件の真犯人は誰かなどという問題には、あまり関心がありません。
この事件は最高裁で確定していますし、再審が開始される動きがあるという事も聞き
ません。とにかく、詮索したくない、もうこの事件の事はたくさんだというのが、私の
意見です。

3元愛媛県民:2003/08/25(月) 17:25
 ガイブレイブさんへ
 とても発言しにくいことを書いてくださったような気がします。
僕自身も中学、高校時代を共産党が非常に強く、日教組色の強い京都で教育を受けました。
国旗掲揚、国家斉唱なども僕が高校時代の1987年ぐらいに始まったところでした。
その時にも国旗を何者かが持ち去る事件がおき、僕がそれをある先生の前で非難すると、
その先生が「君は国旗の歴史的な意味を知っているの」とあたかもその行為を擁護するような
発言をしたことを今でもはっきり覚えています。
京都府では蜷川という革新知事の時代に「15の春は泣かせない」という言葉の下、高校への進学が
学区制になり(簡単にいうと小学校から中学にあがるときのように地域で固定されている)、
公立高校は普通に勉強すれば誰でもいけるという制度がはじまりました。
そして、その制度の弊害として京都府の公立高校の大学進学率が非常に落ちました。
つまり「15の春で競争しないから18の春で競争するという意識がない」ことが原因です。
僕自身は愛媛県の大学に進学して、他県の同級生と話しをする機会がありそれを確信しました。
僕も狭山事件は冤罪の可能性が高い事件だと思います。
だからといって、この事件をもとに部落教育を強化するというのは間違えていると思います。
広島でも行き過ぎた部落教育を是正する動きがあるというのはいいことだと思います。
京都でも平等主義に基づく学区制はだんだん是正されています。

4狭山現調隊:2003/08/25(月) 22:53
おふたりの狭山事件観については、かなりの程度私も同感なところがあります。
とくに、>この事件をもとに部落教育を強化するというのは間違えている
といった部分に代表される言説には、私も大いに賛同しています。

ただし、
>事件の真犯人は誰かなどという問題には、あまり関心がありません
>とにかく、詮索したくない、もうこの事件の事はたくさんだ
という考えはひとそれぞれですが、当然、
「石川氏が冤罪である以上、では真犯人は誰か」「まだこの事件は終わっていない」
という考えを持つことも人それぞれなことです。

私はこのスレの題名を「狭山事件の真相は?」としました。
ですから、「もうたくさんだ」と思われるひとは、以後このスレに書き込みを
いただかなくても結構です。勿論掲示板ですので、
ここへ来れば目につくものでして、たくさんだ、と思っていらっしゃる方には
目障りなこともありましょうが、管理者サイドから削除されない限りは、
どうぞ我慢いただきたいと思います。

もっとも、
この先投稿が増えるかどうかは、全くわかりませんが。

ただし、2ちゃんねるでの余りにも愚劣ななりゆきを体験してきた者として、
おふたりのような真摯な書き込みをいただいたことは、かえって大いに新鮮で、
感謝していることも書き添えます。

5レイムダック:2003/08/26(火) 10:45
確かに部落問題は、この事件を語る上で重要なものではありますが、
真相追及という点においては、大きな障害となっていることもまた事実ですね。
(誤解してもらっては困るが、部落問題を矮小化する意図はありません)
できれば純粋に事件自体を真剣に語ってみたい。
その過程で部落問題に触れざるを得ないのは仕方がないでしょう。

では口火を切って「狭山現調隊」さんにお尋ねします。
そのハンドルネームから察すると、かなり現地調査をやっておられるようですが、
最近の現調で、何か気付いた点はありますか?

6ろった:2003/08/26(火) 21:57
これは、、、、僕も2ちゃんねるで参加してました。
僕は大規模な陰謀説よりも家族系説のほうが、
まだ、無理がないなぁと思う。

7狭山現調隊:2003/08/27(水) 21:20
>>5 レイムダックさん

私もずっと2チャンネル板で、現地で得られた情報は出して来た者ですが、
さすがに40年という年月は、この事件であらたな情報を得ることを困難にしています。
最初は、
12、3年くらい前に、現地事務所などがやっているような現地調査を、
有志で行なったことがきっかけです。そのうちに「真犯人、真相の追求」という
目的での、調査(というと大袈裟かな?)に活動が移りました。

そういうわけなので、「最近」ということではことあらためての情報が特にないのが残念です。
しかし、現地の有志やその周辺から聞こえて来る一部の雰囲気といったものはあります。
それは、
「あの事件は警察が石川氏を強引に犯人にしたてあげた『冤罪』『差別』ということが
 今までいわれてきたが、もちろん石川氏は無罪だろうが、しかし、
 事件そのものはやはり被害者側家族との関わりもふくめて、部落がらみであったようだ」
というものです。

8ろった:2003/08/28(木) 00:31
現地のほうでは、やはり石川さんが犯人だという声が多いらしいですよね。

9狭山現調隊:2003/08/28(木) 23:13
>>8 ろったさん
そんなことはないですよ。むしろ石川犯人説は少数です。
なぜなら、地元の地理を知っている人なら、あのような犯行手順が不可能
であることは、常識であるからです。
もっとも、これは地元に限りませんが、石川さんがやはり部落出身者である
ということだけで、あとは裁判が確定すれば、それでOKという感じの人も、
いることはいます。
ですがそれは、事件について、あまりにも知らなさすぎる者達ですね。
少なくとも、どの説を取るにせよ、
2ちゃんに参加してきた私や貴兄には、石川説は問題外であると思います。

10ろった:2003/08/29(金) 22:11
はい、僕は石川説は無理無理だと思っています。
一般に言われている通報時間よりもはやく警察が動いていたって、、、
本当なのかぁって思うのですが、まず警察が動き出した時間で意見が
分かれてきますよね。僕は一般に言われている、一日の七時五十分くらいに
届け出たというのを、信じているんですが、、、2ちゃんねるでは、それ以前
で、警察上層部が隠蔽工作したとかで、もっと以前から知っていたとか言って
いますが、そんなに大掛かりな隠蔽工作を隠しきれるのか?という疑問があります。
狭山現調隊さんは、その辺どう考えておられますか?

11狭山現調隊:2003/08/30(土) 10:00
はい、ではここでも「石川冤罪」は周知の事実として今後の議論を進めて行きたい
と思います。

通報時刻の件ですが、
私共で過去、狭山警察署勤務であった警察OBの方、狭山警察署界隈に住んでいた
と言う方住んでいる方など数名に少し協力いただいたことがあります。
それらによりますと、
既に1日5時から6時ごろに、警察署内外に、報道陣がたむろしていたと思う、
という証言もありました。

私自身も、ろったさんと同じで、通報時刻まで隠蔽するような工作が、
はたしてあったのかどうか、かなり疑問には思っているのですが、
これらの証言がもし、通報がもっと早い時間にあったからこそ、報道関係がそのような
場所に「ふだんより人数も多く、なにかあったな」と思われるくらいにいた、という
ことの結果だとすると、通報時刻が早かったという説もむげに否定はできないと思ってもいます。

念のためいいそえておきますと、元警察の方は、署の受けつけで各種届け出の
処理などをされていた方で、直接事件捜査には携わらなかった方でしたが、
あとで事件発生で大騒ぎとなった時に、「ああ、あの報道関係のあわただしさは、
こういうことだったのか」そして「家族からの通報は8時近いという話だが、
おそらくその前に別方面からの情報でもあったのか」と思ったということです。

2ちゃんでの議論も白熱していますね。
こちらはこちらで、いわゆる「マターリ」で行こうと思います。

12レイムダック:2003/09/01(月) 12:44
事件の通報が早かった(午後6時くらい?)というのは、どうやら事実らしいですね。
とすると、家族も警察も、これを隠すことにどういう意味があったのか?
警察が隠匿して、家族がそれに従ったのかどうなのか?
1日夜の「張込みリハーサル」で、なにか警察がヘマをやったというのは本当なのか
という疑念がまた湧いてきますね。

ところで2ちゃんの方では、「中田家の元作男と被害者の姉が共犯」という説を
となえる人が出てきていますが、現調隊さんはどうお考えでしょうか?
この説だと、いわゆる部落問題は事件の背景とは何の関係もないようですが。

13ろった:2003/09/02(火) 20:57
事件の通報時間の違いで、その後がすべて違ってくるからな〜。
午後六時くらいに知っていたとすれば、それを何故隠蔽したか?
これを考えてみたい・・・。

14レイムダック:2003/09/03(水) 16:33
午後6時発覚となると、自転車がいつ返って来たのかが
また分からなくなりますね。

15ろった:2003/09/12(金) 19:07
ぅぅぅぅ、止まっている・・・。

16狭山現調隊:2003/09/14(日) 14:55
遅レスですみません。
このスレ私が立てたのですが、自分で立てといてなんですが、なかなか自分が
カキコできないもんで、みなさんでどしどし利用してくだすって結構なんです。

で>「中田家の元作男と被害者の姉が共犯」という説
についてなんですが…家族に、共犯者をつくるとしますと、姉だけが共犯という
ことでは、私自身はちょっと無理があるのではないかと思います。

通報時刻についてですが、
やっぱり6時台くらいに、警察の捜査がすでに始まっていたという情報もあり、
これはこれで無視できませんね。
ただこの場合、おっしゃるように、それでは何故わざわざそれを隠蔽して、
一般に言われているような「7時40分ごろ、脅迫状がさしこまれ、家族が
食事中にそれを発見した」というつくり話になったのか、
その警察側の動機が問題です。

そのいっぽうで、私はやはり、脅迫状を発見してからたったの15分間くらいで
警察に通報したこと、これが時間的に無理に思えます。

17たけきち:2003/09/20(土) 23:17
私は、この事件について色々書籍を読みました。被害者は、処女ではなかったそうですが、相手がだれだったのかとかそう言うことに触れたものがありません。田舎のことですので噂とかあったと思うのですが、被害者を巡る三角関係はなかったのでしょうか?あと、お姉さんが犯人と対峙したと言うことですが、一人芝居と言うことはないのでしょうか?

18レイムダック:2003/09/22(月) 10:31
>17
張込みの刑事や、民間協力者のPTA会長も犯人の声を聞いているので、
姉の一人芝居ということはありえません。

19やぶちゃん:2003/10/03(金) 22:21
ここには(ここを)盛況さんは見ない(こない)のでしょうか?
真摯に努力されている「狭山現調隊」さんは、「盛況」さんではないと思うので。
ここでこそ、それこそ妙なちゃちゃを入れる連中なしに、あの核心に迫る議論が出来得ると思うのですが
(事実、誠実な書き込みをみれば分かります)。
本日、やっと(一カ月程かかりました)スレッド1から6の初めまで読まさせて頂きました。
勿論、あのスレッドの常連の方が言うところの本や資料もあらかた読んではいます。
それでも私は、長兄主犯(そして、自殺した作男が長兄の教唆的従犯)という推理を捨て切れません。
初めての書き込みですので、事情通の方に沢山、疑問はあるのですが、まず一つ。
被害者の母親のゴシップにある、
庭に投げ入れられた墓石ですが、これはスレッドによると、被害者の一族の墓石ということですが、
それはどのようなソースからの情報なのでしょうか。
何故それが、いやがらせになり得るのか、私には今一つ理解できないのです。
例えば、それが「差別戒名」を記した墓石ならば、如何にも見えない世界との接点を感じさせるのですが。
できればシノギの合間に、盛況さん、語ってもらえませんか。

20Dark:2003/10/04(土) 22:33
彼はここを見てないのではないかな。

2119に訂正します:2003/10/04(土) 23:19
Darkさん。それは残念です。ありがとうございます。
19の書き込みの中で誤解を受ける記述をしてしまいましたので訂正します。
私は、庭に墓石を投げ入れることが、民俗学的な意味持っているのではないかと思うのですが(そこになんらかのメッセージがあるのではということです)、それを明らかにしてもらえる別な資料があればと思うのです。
以下、訂正します。

>例えば、それが(被害者の一族ではない、江戸時代に作られた差別戒名を刻印した、一族とは無関係の人の)「差別戒名」を記した墓石ならば

ということです。「如何にも見えない世界との接点」というのは、被害者の異父兄弟による怨恨説(これも実在性が何も証明されていないのですが)を念頭においたのですが、言葉が足らず失礼しました。

私はやはりこの長い時間の経過の中で、盛況氏の、魅力的な黒幕説にしても相当人物が特定されないことが説得力を欠くのです。
「利権」が何だったのか、それがどのように事件後、まさに得をした、変化したのかも語れていない以上、やはり信じがたいと思うのです。

22Dark:2003/10/05(日) 11:28
>21
いやべつに本人に確かめたわけじゃないが、指名で呼びかければレスをしない
人ではないと思うので、そう思ったまでです。そもそもここで議論されていること自体
まだ2系統にはあまり知られてないと思うし。

ところで墓石投げ込み事件。
まさに因習の名に値する無気味な事件ではある。なぜそのようなことが起きたのか、
これがなにか事件とかかわりのあるものなのか、まったく不明なだけに、
自分としてもかえって「なにかあるな」と思わせるものでもある。
盛況氏の過去レスのどこかにあったと思うんだが、この投げ込み事件を「墓荒らし」と見て、
農道への死体埋蔵のやりかた(うつぶせ、縄つき、下着をずりおろしなど)を
「冒涜」として、いちおう彼としても墓石投げ込み事件とY枝殺害事件との関連を見よう
という発想はあったようだ。
たぶん材料不足だったので、その考えは引出しにしまいこまれたのではないかな。

23同じ人間:2003/12/25(木) 17:04
狭山事件について。
最高裁決定の判決文(上告棄却の)を読めば、そこに差別などというものは介在しないし、
全くもって常識的な判決であると思います。
とくに興味深かったのは、石川氏が被害者の遺族にあてた謝罪の手紙や、留置場で自分の
犯した罪の深さを改めて知り、謝罪文を壁に書き残している事。
石川氏自らが無罪を主張したのではなく、支援者によって諭されそれ以降無実を訴えはじ
めた事、そういう事を考えると、本当に冤罪なのか?って思います。
多分、多くの国民がそう思っているのではないでしょうか?
鴨居から出で来た万年筆にしても、警察のでっちあげと主張するのは部落の方々だけで、石川さん
が自供した全ての事が立証され、何を言ったって全く無意味だし無罪になんかなるわけない!
って事だと思います。
罪を認めて悔いていた石川さんを部落差別だって事に仕立てあげた解放同盟なんかに一般市民は
腹立たしい思いをしています。
日本は法治国家です。
部落差別、民族差別に裁判所が加担するわけない。

24同じ人間:2003/12/25(木) 17:06
狭山事件について。
最高裁決定の判決文(上告棄却の)を読めば、そこに差別などというものは介在しないし、
全くもって常識的な判決であると思います。
とくに興味深かったのは、石川氏が被害者の遺族にあてた謝罪の手紙や、留置場で自分の
犯した罪の深さを改めて知り、謝罪文を壁に書き残している事。
石川氏自らが無罪を主張したのではなく、支援者によって諭されそれ以降無実を訴えはじ
めた事、そういう事を考えると、本当に冤罪なのか?って思います。
多分、多くの国民がそう思っているのではないでしょうか?
鴨居から出で来た万年筆にしても、警察のでっちあげと主張するのは部落の方々だけで、石川さん
が自供した全ての事が立証され、何を言ったって全く無意味だし無罪になんかなるわけない!
って事だと思います。
罪を認めて悔いていた石川さんを部落差別だって事に仕立てあげた解放同盟なんかに一般市民は
腹立たしい思いをしています。
日本は法治国家です。
部落差別、民族差別に裁判所が加担するわけない。

25狭山事件:2003/12/26(金) 12:59
その通りです。 狭山市をはじめ、入間市や川越市、等々埼玉の人々は、犯人
は石川さんだと思っている人が大半ですよ!
大半の国民がそう思っているのです。
それを口にしないだけです。
しかし正義は必ず勝つのです!!

26多くの国民の一人:2004/01/01(木) 22:54
23と25へ。
おまえら(自作自演はみえみえだ、違うなら2チャンネルの盛況さんのスレッドでやってみな)は最下劣だ。
おまえの正義は、おまえだけの正義だよ。それがなぜ悪いと居直るおまえもよ〜くみえるぜ!
世の中、解放同盟と共産主義者しかいないと思ってんのか! 救い難い大馬鹿だ!
きさまに言っておく。
「正義は必ず勝つのだったら、冤罪はおこらない」
おまえは新しい宗教でも起こせよ! くそ馬鹿野郎!!!!!!!!!!

27むむ・・・:2004/01/04(日) 21:04
石川氏有罪説は、boro氏の事件簿とは全く相反する見解です。
宮崎勤冤罪説や、林真須美冤罪説は到底信じられませんが、石川氏有罪説も私には到底信じられません。

28Dark:2004/01/05(月) 03:27
ええとですね、
たとえば石川さんが有罪かも知れないということは、
純然たる議論としてはアリだと思うんだな。
判決文どおりの犯行はどう見てもあり得ない、その理由はもうあちこちの
関連HPに書いてあるから、自分で読んでほしい。
しかし判決文では無理だが、なにか別の石川有罪ストーリーがあったんじゃないか、
くらいのことは私も考えたことはある。

ただね、「有罪」という理由が、冤罪を主張してるのが部落民だけだとか、
解同だけだからとか支援者だけだからとかではとてもじゃないが議論にもならないよ。
あげく、
>日本は法治国家です。部落差別、民族差別に裁判所が加担するわけない。
そんな単純な理由づけじゃ論外。お上が正しい、そういう素朴すぎる思考に過ぎないね、
そういうのは。
また、解同への腹立たしさと、冤罪の理由とは別物だよ。
>大半の国民がそう思っているのです。
仮にそうだとしても、有罪無罪はそんな多数決で決まることではない。
「日本は法治国家です」
まさにその通り。
だから法にのっとって、石川受刑者が今特別抗告中だよ。
自分で書いておいて、「法治国家」の意味がわかってないようだね。

お上(最高裁含む)への単純素朴な信頼じゃなく、
少しは自分で調べ、考えてみたらどうか、ってことだね。

29100/S:2004/01/06(火) 15:57
石川さんの有罪説は根強いのは事実だね。
僕もそう思う。
単純にそう思うんではなく、一審で罪を認めた事、また公表されている資料の中で
悔恨の気持ちを遺族に伝えている事。
それらは本人(犯人)でなければ書けない事だと思うからです。
無罪派?の方々はそれらを知らないからだと思う。

30むむ・・・:2004/01/06(火) 20:13
>>29
「それらは本人(犯人)でなければ書けない事だと思うからです。」
さすがに難しいですね。思う思わないの問題かと。
この件とは違いますが、警察には詫び状の雛型があると読んだことがあります。固有名詞を穴埋めすれば完成してしまう詫び状。
もっともそれは逮捕された者が警察へ提出する詫び状で、被害者の遺族へ向けての詫び状ではないようですが。
警察にもコピーライターのような文章の専門家はいるはずなので、真に迫った文章を代筆するのはさほど困難ではないとは思います。
私の意見も思う思わないの問題ですね。失礼いたしました。

3130:2004/01/06(火) 21:01
29のような意見を、事件のことを詳しく調べた人間が抱くとは思えないから、
こういうことを書く人物の背景に別の意味の興味がわいてくるが、事件の事を
何も知らない人が偶然この書込みを目にして、「そうなのかな」と思い込む人が
一人でもいてはまずいので、とりあえずレスしておこう。

石川氏は取調官の策略によって虚偽の自白に追い込まれたが、その際取調官から
「罪を悔いているのなら、どこかに詫びの言葉を書いているはずだ」と言われ、
「はい」と言ってしまい、それならそれはどこに書いたのかと追及され、留置場
の部屋の床に書いたと“告白”し、辻褄合わせのため、すぐにその詫び文を書い
ている。

また、刑事の言うとおりに被害者家族への詫び状も書かされている(「私を死刑
にして下さい」という内容)。
これらがすべて、虚偽の自供のあと、警察や検察に迎合するためのものであった
ことは、高裁で石川氏本人が述べている。

こういう事実を書かずに、あたかも「石川は詫び状を書いていたので怪しい」と
いう風な書込みをするのは、明らかに意図的な「何か」(おそらく反解同?)が
あることを、初心者も知っておいてもらいたい。

部落問題を全く抜きに考えても、狭山事件を詳しく調べれば石川氏が真犯人では
ないことは誰にでも判るはずであり、よって「石川さんの有罪説は根強いのは事
実だね」ということは絶対になく、現実は全くその逆である。
ただし石川氏を支援する「解同憎し」の人々にてっては、石川氏の冤罪が晴れる
ことをよしとしない、というだけのことだ。

3231:2004/01/06(火) 21:04
失礼。31の名前欄には31と入れるべきところ、誤って30としてしまいました。
31の書込みは30さんのものではありません。

33Dark:2004/01/07(水) 01:12
>31
そういうことです。

>29
>単純にそう思うんではなく、一審で罪を認めた事、また公表されている資料の中で
悔恨の気持ちを遺族に伝えている事。

それが単純だってことだよ。
「公表されている資料」にきちんとあたれば、そんなものを根拠にはできないってことが
わかろうというものだ。もう一度、公表されている資料をもっとたくさん読むんだね。

>無罪派?の方々はそれらを知らないからだと思う。

知らないのはあなたのほうですな。無実派?の人々は「それら」の存在など、とっくに知っていますよ。
しかし、それら以外の事実も、知っているわけで、また、
「それら」があってもなぜ無罪といえるのか、知った上で「無罪派」なんだな。
結局知らないのはそっちのほうで、
あまりそういう無知を書き散らすと、自分が恥をかくだけですよ。

どうしてもというなら私がここでなぜ無罪といえるのか、
判決文の数多くの矛盾点を指摘してもいいが、
さっきも書いたようにそれらの資料はとっくに「公表」されているんだから、
自分で調べてみてくれたまえよ、是非。この無限回廊さんの狭山事件のページにある、
「検証」の項には比較的わかりやすくまとめてあるしね。

34100/S:2004/01/07(水) 13:55
自分の思う事を書いたら無知だとアザケ笑われる。。
こういう偏った掲示板なら無意味だと思う。
どうぞ無罪を勝手に勝ち取って下さい。法治国家ですからそんな無法などまかり通る
わけはないですが。
私は無知でした。
はいはい、石川さんは無実ですよ!
バカらし。
こんなバカらしい事にはもうかかわり合いたくないのでもう二度とページを
開く事もないでしょう。
はいはい、無実無実。

35ぬるま湯:2004/01/07(水) 20:48
>34
無知でも自分の思う事を書けばそれが尊重されるべきだとでも思ってるんでしょうか。
いかなる意見も貴重で否定されるのはおかしいと? 典型的な平和ボケの方ですね。

36Dark:2004/01/08(木) 00:30
>35
まー二度とひらくこともないといってるんだからいいでしょ。
くだらない議論はこれでおわりということで。
というか、「議論」にすらならなかったわけで。
はいはい、無意味無意味。
(無知の涙と云っても知るまいから・・・)

37100/Sへ:2004/01/08(木) 22:14
100/S
無期懲役に処する

これが永久に残るとして、あんたは平気かね

38100/Sへ:2004/01/08(木) 22:19
>こんなバカらしい事にはもうかかわり合いたくないのでもう二度とページを
開く事もないでしょう。

これがあんたが「思わず」言ってしまったことなんだ。
石川さんが、言えば出られると言われて書いたことと同じだと思わないかい。

39Dark:2004/01/08(木) 23:09
こんな話題を引きづりたくはないですがもうひとこと。
少なくとも私は、「石川さん有罪」も議論としては成り立つと言った。
それを議論したいのならそれでいい。
しかし>100/Sさんは結局、議論を逃げているね。これはほかの有罪論者にも言いたい。

>自分の思う事を書いたら無知だとアザケ笑われる。。

初めに「無罪論者」(つまりはこのスレそのもの)を無知呼ばわりしたのはあなたなんですけど。
だって、
>無罪派?の方々はそれらを知らないからだと思う。
「知らないから」つまりは「無知」だから、ということだろう。
ひとに言った言葉は、自分にかえってくるんだよ。
それで「はいはい無罪無罪」などとからかうしかなくて逃げをうつのは、
やっぱりあなたがほんとに議論のしかたも知らない「無知」ということです。

こういうのではなく、真面目な議論として、石川さんの「有罪・無罪」について、
議論を戦わせたいという人がいるならば、私は大歓迎したいと思いますよ。

40黒たん:2004/01/09(金) 07:22
ここのスレッドには全然ノータッチの身でありながら、横から口挟むの、失礼
かも知れませんが・・。
自分はこう思うってぶつけるのは間違っていないと思う。それに対して
「自分もそう思う」「それはちょっと違くない?」etc.
といった反響も出てくるワケじゃないですか。100人いれば100人皆同じとは限
らないし、中にはぶつかる事もあるし。
「やっぱりそうだよね」「ゴメンね、間違ってた」「確かにおっしゃるとおり。で
 もこういう事もないとは言えないと思うんだ」etc.
って応えれば、まだ少しは円く収まると思うのよ。「まだ少しは」って事であっ
て、このやり方が果たして善いのかどうか・・ですが。それを

>自分の思う事を書いたら無知だとアザケ笑われる
>こんなバカらしい事にはもうかかわり合いたくないのでもう二度とページを
 開く事もないでしょう

と言うのは・・事件の論議(とは言えないのかも知れませんが)どうこう以前に、
人としていかがなものかと。きつい事言ってるかも知れません、でも少なくと
も私はそう思います。

・・白紙に、と言いますか、本題に戻しましょう。その方が善いかもね。

41黒たん:2004/01/10(土) 08:14
「本題に戻そう」と言いながらしつこく続き、ゴメンナサイ。あと一言だけいい
ですか?
>>40を書き込みしていたら出勤前で時間が少なくなって、大慌てで書いたもの
ですから・・ちゃんとご飯食べて、会社も間に合いましたが。それはいいとしま
して、後々自分で読み返したら、自分ながらきつい言い方&言葉が足りなかっ
たかなって。御覧の方々で、感じ悪い思いされた方がいらしたらごめんなさい。
>>40でも書いたように、自分の思いをぶつけるのは悪いことなんかでは決して
ないと思うの。それに対して色々反応があって、中には意見&考えの相違が出
てくるのだって珍しくもないですよね。
そこであの言い方・・そんな言い草があるのか、ふざけるな、だよね。真面目に
議論している&書き込みしている方々に対して、ひいてはこのサイトの管理者
boroさんに対して失礼じゃない、って。余計なお世話かもしれないけど、そう
感じまして・・。ゴメンナサイ。

「一言」と言いながら長々とスミマセン。今度こそ本題へ・・。

42ひばり:2004/01/10(土) 14:47
当時のように「自白」が被疑者にとって不利な証拠となる冤罪事件は過去のもののようにも思えますが、
ゴビンダ判決のように今も冤罪「風」の事件が後をたたないことに戦慄を覚えます。
ただ、狭山事件の周辺は「イデオロギー」と結びついた側面が強く、そのイデオロギーが邪魔をして
すんなりと無罪を支持することができない、という人がいるのではないでしょうか。
石川さんのように明らかに無実だろうと思っていても、ある「イデオロギー」に与することを良しとしない、
感情とでもいうのでしょうか。死刑反対運動にもそんな側面があるような気がします。
駄スレ失礼。

43Dark:2004/01/10(土) 17:16
>42
イデオロギーが正常な議論のジャマをしてるというのはそのとおりだと思いますね。
正しいとわかっていてもイデオロギー上正しいといえない。または、
あるイデオロギーの連中がそれをいうから正しくない。

しかしそれは没論理というもの。
有罪無罪どちらを主張するにせよ、自分のイデオロギー(とかあるイデオロギーに対する反感)
はヌキにしてやるべきでしょうね。

私から云わせりゃ、
とにかく冤罪なんだから何がなんでも冤罪だ、というのと、
ああいう連中が冤罪といってるんだから有罪だ、とか、
とにかく最高裁が認めてるんだから有罪だ、というのも全部同じレベルなわけでね。

44むむ・・・:2004/01/11(日) 00:11
明らかに冤罪と思われる事件でもなかなか再審決定は出ず、政府は受刑者&元受刑者の死を待っているだけのような印象を受けますが、なぜでしょうね。
法曹は実際は限られた少数の大学の出身者が多く、先輩後輩の序列がうるさいのは日本では常識ですから、やはり「先輩の決定を覆すのは後輩のなすべきことではない」という考えが支配的なせいかと思います。
一応大学を出ている自分の感覚としては、そう思いますが、皆さんの意見はいかがですか?

45Dark:2004/01/11(日) 03:58
ではまず私から…年功序列による組織の硬直化は一般的にもあり、それは法曹界でもあると
いうことはそのとおりでしょうね。とくに学閥的なことがあるとすればなおさらに。
裁判所ではそれに加えてたとえば判例といういってみればこれも「先輩が出した結論」も重視されてますね。

もっとも、いろんな裁判で逆転判決もけっして少なくない。
だがこと狭山裁判特有の要因を考えると、やはりイデオロギーがらみがあると思う。
はっきりいえば、この裁判を「差別裁判」として盛り上がった解同の運動への反発というか、
警戒感ですよ。仮に再審決定、逆転無罪になったとした時に、その判決が解同に与える弾みは、
容易に想像できる。それを考えると私も複雑な気分になるくらいだ。
やはり狭山事件の再審がなかなか通らないのは、
再審運動に解同がかかわっているからだろう。裁判所も含めた「権力側」が、
それを怖れていると思うが。

ゆえに、イデオロギーは正当な裁判そのもののジャマにもなっている。

46むむ・・・:2004/01/11(日) 14:58
難しいことろですね。ニワトリが先か卵が先か。イデオロギーが先か権力が先か。

47ひばり:2004/01/11(日) 16:01
同じような議論があったなら申し訳ないのですが、私にはこの事件の「動機」がよくわかりません。
石川氏が自供させたれた動機は論外としても、解同側が主張する「近親憎悪、遺産」云々という動機にもすんなり納得できずにいます。
どなたかその辺の情報をご教授願えますでしょうか?

48通りすがり:2004/01/12(月) 17:15
>>47
動機が分れば事件はほぼ解決ですよ。
なお、解同は以前は近親者に疑いの眼を向けていたが、
現在はそれには触れないようにしているみたいです。
確証がない以上、新たな人権問題を起しかねないし、
第一、事件自体はとっくに時効だから、真犯人を追及しても無駄
ということらしい。

49名無しレスラー:2004/01/14(水) 00:03
>>47-48
>動機が分れば事件はほぼ解決ですよ。
そう。この事件で最もわからないのが、そもそも動機はなんなのか。それがわかればあとは比較的簡単にゆくと言える。
皆さんもそうでしょうけど私も、2スレのほうをずっと見てきましたが、そこでもさまざまな説があります。
身代金、近親憎悪、近親相姦、財産、怨恨、不倫清算、痴情、謀略、利権、などなど。
事件おもての額面どおりに身代金目的ならば、サノヤの件もすらっと行くのだろうが、
もしそうでないならば、サノヤをどう解釈するかをはじめとして、謎が続出するわけだが・・・。

ところで全然べつの話ですが、2スレをつまらないと言うやつがいる。
たしかに1、2のころのハラハラドキドキにくらべるとそういうことも言えるのだろうが、
7までくればそうそうネタがあるわけでなし、しかたがないことと思うのだが、どうなんでしょうね。
私は、いままで出たネタの検証をしてゆく時期に来たと思うんですがね。

50おにぎり:2004/01/14(水) 07:47
日本の司法の体質という問題があると思います。
警察・検察・判事三位一体でやられると、ムジツの
被告はとってもかないません。よって「冤罪」が生
まれるわけで。
原因は戦後司法関係の体質改善がおこなわれず(戦犯
ゼロ)旧態依然の別世界にあると思います。
裁判を公正にするためには司法改革が必要でしょう。
検察のもっている証拠を開示すること、さらには「
陪審制」を復活させること・・などなど。狭山事件が
抱えている問題は実におおきなものがあります。

51Dark:2004/01/14(水) 22:30
おにぎりさん、私はあなたの言うことにはまったく反対ですよ。
>警察・検察・判事三位一体でやられると、ムジツの被告はとってもかないません
そこまでは賛同です。だが、
>原因は戦後司法関係の体質改善がおこなわれず(戦犯ゼロ)
ってなんだろう。「戦犯」ということは、東京裁判で司法員も戦犯になれば良かったということだと思うが、
東京裁判なんてあなた、冤罪で死刑になった者続出ですよ。「旧態依然」というけれど、
戦前の司法が全部悪かったかといえば、では明治二十四年ニコライ二世暗殺未遂事件が起きた「大津事件」のとき、
当時の大審院は政府(行政府)が津田三蔵の死刑を要求したことにあくまでも反対して、
法律どおりに津田を裁きました。
つまり、「戦後、体質改善」がおこなわれなかったことが問題なのではなく、
むしろ戦後特有のイデオロギーとしての「部落解放」が、かえって狭山事件の場合は、ジャマをしていると、
言いたいわけだ、私は。
「司法改革」が必要だということには賛同するが、
そのときに「戦犯ゼロ」とか、「戦後」とかは、別次元だ。
それに、司法関係の戦犯は「ゼロ」ではありませんでしたよ。
司法、行政、立法はもとより、多くの一般国民が、「戦争犯罪」の汚名を着せられ
 (むろんほんとうに戦争犯罪を犯したものもいた。しかしそれは裁いた側も同じかそれ以上に犯してもいた。
  さらに「平和に対する罪」に至っては、法理論上、まったくのインチキをやった)
なかにはまさに「冤罪」で「死刑」になった人々もいた。

そういうことを、「狭山事件」に関連して、そんなに軽く言うのはやめたほうがいい。
「陪審制」については、それこそ意見の相違があり、
陪審制がなかったから、狭山事件の冤罪があったなどというのは、やめてほしいですね。

52おにぎり:2004/01/14(水) 23:10
>>51
ま、BBSは文字ばかりで、対面して語るニュアンスというのが表現
されにくいですから・・。darkさんの意見は勿論わかります。端的
に表現したもので反論は当然のことと思います。
BBSである以上極論はやむを得ないのかもしれませんが、どんなもん
でしょうか・・・。

53Dark:2004/01/15(木) 06:57
そうですね、ややきつい表現でそのてんは失礼いたしました。
やはり論点は「イデオロギー」についてだったんですが、
また今度、詳しく書きます。

54おにぎり:2004/01/16(金) 22:06
司法制度の件ですが、冤罪が人間の限界として避けられないのであれば
「時効」は無くした方がいいと考えます。官僚の事務が「地球より重い」
一個人の命を左右する・・これはまさに前現代的遺物だと思うのですが。

石川さんが無罪であることは、他に真犯人がいるということです。しかし
時効となっています。いまさら・・という必然性の欠如もあるのかと。
警察・検察・判事ら関係者は恩給もしっかりいただいたでしょうからね。
イデオロギー的になりますが、狭山事件を司法は「国権」を「人権」の
上に置いて裁こうとしているのですが、一人の命は地球より重い・・許
せない・・とわたしは考えてしまうのです。

55むむ・・・:2004/01/17(土) 11:39
イデオロギーなどと難しいことより、もっと単純に個人のプライドや面子の問題だと思いますよ。権力もイデオロギーも所詮は個人の集合体。
たとえば、古畑鑑定は真犯人の出現によって覆ったことが何度かありますが、彼の鑑定にすら誤りがあると積極的に認めることについては、赤門出身者の中には堪えがたい屈辱だと感じる者もいるでしょう。
同僚や同窓生を守ることは自分を守ることにもなる。たまには変わり者もいますが。

56Dark:2004/01/17(土) 19:32
私のはおにぎりさんが「戦犯ゼロ」と書いたことに反応したものでした。
戦犯、つまり東京裁判史観もひとつのイデオロギーなので、それをこの事件に持ち込むことは、
あまりよくないと言いたかったわけです。その書き方が「よくなかった」のは反省。
じつは>45での自分が書いたことにもうひとつ、こっちのほうが自分的には本題なんですが、
再審を決定すると、
この事件での警察の数々の小細工、冤罪づくりの構造が、おおやけにならざるを得ず、
それを避けるための政治的判断が、裁判所にあるのではないかと。
よって、石川氏には無期懲役が確定したままでとりあえず仮釈放を認めて社会に出しておいて、
再審は棄却を繰り返して石川氏が寿命を全うするまでやりすごしているのでは。と。

57おにぎり:2004/01/18(日) 14:37
狭山事件主任弁護人青木英五郎著「狭山裁判批判」に司法の体質
が厳しく指弾されています。別スレになりますが、守大助氏の筋
弛緩剤混入事件(仙台北陵クリニック筋弛緩剤混入事件)はリア
ルタイムの裁判で、来月結審3月判決という予定ですが、注目し
ています。というのは守氏の「獄中日記」によれば、40年前石
川さんが長谷部や遠藤から受けた自白強要とまったくおなじよう
なことがおこなわれています。警察・検察・判事の三位一体が客
観的事実に反してこの事件を裁くようなことがあれば、日本には
公正な裁判が存在しないということになりそうです。

>56
事実、仮釈放の時は、石川さんは罪を背負ったまま社会に出るの
を拒否しました。刑務所が「なんとか出てくれないか」と石川さ
んに頼んだのです。なんか変ですよね・・。

58おにぎり:2004/01/19(月) 16:58
訂正

「獄中日記」→「勾留日記」

59通りすがり:2004/01/19(月) 18:13
冤罪を生む原因として、司法制度の問題が確かにあり、これを改革すべきことは
当然なのだが、狭山事件をはじめ他の多くの冤罪事件のほとんどは、日本の悪名高き
「代用監獄制度」と長すぎる拘留期間によって発生している。
これを是正しないことには、これからも冤罪は発生し続けるだろう。

60おにぎり:2004/01/19(月) 20:28
>59
まったく同感です。それとアメリカでは取調べに弁護士
を同席させることも可能と聞いたことがあります。石川さん
が逮捕されたとき、日本の司法制度が被疑者に対して人権を
尊重する制度が確立されていれば・・・と思うと残念でなり
ません。そして、それが今でも私たちの目に見えないところ
でおこなわれているかと思うと、この国に生きるものとして
哀しくなります。

61オッサン2号:2004/01/21(水) 01:13
>>49
2板では自殺をしたO富氏の単独犯行の可能性について、
原点に戻った検証中のようですよ。
たしかにあすこの板に限らずとにかく40年も経た今、
特に目立つ新しいネタがあるわけではなく、難しいでしょうが、
これまでにあがった情報を丹念に再検討して見えてくるものもあるでしょう。

なお、
この事件と解同の問題については→http://money.2ch.net/test/read.cgi/kyousan/1072598230/l50
で、けっこう面白い議論がありました。一時はお祭り状態だったみたいです。

62おにぎり:2004/01/25(日) 21:41
現行の司法制度を根本から見直す。
冤罪の発生をできるだけ抑える。
司法の三位一体を無くし、被疑者の人権を尊重する公正な裁判が
おこなわれることを心から期待します。検察の証拠開示について
今の国会で福島氏が要求してましたが、それも大きなポイント。
「狭山事件」をこの国の旧態依然・閉鎖的司法の改革の突破口に
しなくてはならないと思うのです。
石川さんご本人は無罪獲得の暁には「刑務所の人権」というテーマ
に取り組みたいと言っておられます。千葉刑務所に17年と数ヶ月、
受刑者の先輩として新参の人たちの待遇改善をおこなったことは
あまり知られていませんが、これも司法改革という大きなテーマに
つながるものと思います。

63ゼロ:2004/01/25(日) 22:37
石川氏は冤罪であることは間違いないことです。
だから再審をしてほしい、というよりも東京高裁での審理が杜撰であったから
再審してほしい、という考えです。警察の捜査も杜撰ですが
東京高裁の寺尾正二裁判長による審理も杜撰です。これは誰もが
認めるところでしょう。石川氏が生きている間に再審をするべきでしょうね。
狭山事件と帝銀事件は戦後の二大冤罪事件と言われていますが
帝銀事件の平沢貞通は再審が行われることなく亡くなってしまいました。
せめて石川氏が生きている間に狭山事件は再審をしてほしいですね。

64通りすがり:2004/01/26(月) 16:05
石川氏自身も言ってることであるが、確定判決に間違いがないというのなら、
その後に出てきた新証拠について、最低限の証拠調べをしてくれ、ということ
ですね。
特に脅迫状と封筒に関する斎藤鑑定は、明らかに判決とは矛盾している。
これをみたら誰でも「では証人を呼んでもっとよく調べてみよう」と思わなければ
おかしいのだが、一体全体判事の頭の中の構造はどうなっているのか。

65おにぎり:2004/01/26(月) 20:21
一審内田死刑判決は、いろいろ問題があるとしても
石川さん自身が検察の主張をすべて認めたので、やむ
を得ないものがあります。しかし、二審の寺尾はいか
に当時の社会状況(三里塚や民主化運動の高揚)を抑
える目的とか内田と司法研修時代同期の桜だったとい
う同情心があったとしても、完全にペテン判決だった
わけで。さらには上告棄却決定した最高裁はさまざま
な新証拠が提出されているにもかかわらず一切事実調
べをしないで、いわば不公正に門前払いをしたことは
許せないものがあります。
そして、それがいまでも裁判所の判断として生きてい
る事実が日本の司法の遅れを露呈していますね。

最近、某県の留置所で起訴拘留中の男性が入浴中溺死
しました。看守の監視下で・・こんなことはありえな
いことだと思うのですが。代用監獄での不審な死。結
局解明されず闇に葬られるのでしょうか。

66サーハン:2004/01/27(火) 03:30
いろいろと狭山事件に関する本を読んできましたが
一番怪しいのは被害者の一番上の兄だと思うのですが
どうやらそうじゃないという意見もあるようですね。
そこで皆さんにお聞きしたいのですが
長兄が犯人ではないという根拠は何でしょうか?
できれば説得力のある意見を期待しています。

67おにぎり:2004/01/27(火) 07:28
2ch過去ログ「入曽歴3年」さんの説は説得力があります。

68おにぎり:2004/01/27(火) 21:25
「善枝さん殺人事件」は現在入手できる書籍から犯人を推論する
しかないので、どうしても亀井説が主力にならざるを得ないので
すが、2chで全く別系ソースの情報が提供されて(「入曽歴3年」
さん)これまでの犯人像が転換をせまられたものと評価されます。
すなわちOG氏の恋愛ざたとかNK真犯人説とかの根拠になって
いるものと全く別の他の理由がこの事件を誘発させたことも大い
に考えられることになりました。わたしはNKは犯人ではない・・
と考えます。

以下【私論(勝手論)】を述べます。(あくまで私の想像です、批判は
ご勝手ですがお応えはしませんのでご了解ください)

-------------
【背 景】
母ミツの謎の死・異父兄弟の存在・異父の財産を中田家が得た事実・急激な狭山の開発・4/30選挙・富豪・地域実力者と中田家の確執

【推 論】
中田家は、利権がらみから以前から地元有力者Xに「言うとおりにしなければ、家の秘密をばらす。家族の身に不幸が起こる」と脅迫されていた。逆襲を考えた賢治は、Xの使いであるとともに中田家の元小作人奥富玄二(板ばさみ)を説得し、いったん事件があれば利用しようと「脅迫状」を口述し作成させる。Xの狙いは、30日の選挙にあったために、「脅迫状」の日付は29日とした。身代金の受け渡し場所は自宅の「前の門」とした。自作の「脅迫状」は中田家にあった。
29日は、善枝がJRCの課外活動で出掛けたため、なにも起こらなかった。中田家の強い抵抗と30日の選挙結果に怒りを感じたXは、5月1日、善枝殺害の実行を決意する。
5月1日、午後2時30分ころ、善枝さんは一旦下校しXに指示された「犯人」とも知らずに、第二ガードで待ち合わせるが、「犯人」は現れない。再び学校へ戻り小一時間してこんどは第一ガードへ行くがそこでも会えなかったため、自転車に乗って帰宅し、おやつにトマトとおにぎりを食べる。そこで、「犯人」からあらためて連絡が入り、農作業をしている兄弟に気づかれないよう、こっそり家を出て「犯人」と合流する。「犯人」は①奥富玄二②種違いの兄③掘兼中学の先輩のチンピラのうちのだれか。いずれにしろ背景には地元実力者Xがいる。善枝さんは拉致監禁される。
午後5時、中田家に善枝誘拐の連絡が入る。中田家に対する報復の殺人予告であったと思われる。賢治は、さっそく逆襲に転じる。自作の「脅迫状」を使って誘拐事件として警察に通報するとともに、親戚に善枝さん探しを依頼する。警察は西武園や狭山湖の捜索に乗り出す。因みに、「脅迫状」の二重封筒が開封されていたのは、賢治が善枝さんの学生証を入れるためだったと思われる。
午後12時、「脅迫状」に29日とあっても誘拐が勃発したのは5月1日だから警察はこの日張り込みを行う。張り込み警察のミスで、登美江は大声を出し張り込みは失敗する。もちろん「犯人」は現れない。「犯人」はこのころ遺体を埋める作業にかかっていた。
犯人取り逃がしによる善枝殺害という最悪の結果を恐れた警察は、想像される世論の攻撃をいくらかでも和らげるために「脅迫状」の訂正をおこない、5月3日午前0時10分佐野屋で大芝居を打つ。「犯人」と賢治は、痛みわけとなる。「犯人」は、これ以上中田家を攻撃することはできなくなり中田家の秘密を永久に封印せざるを得なくなった。一方中田家は「犯人」逮捕をあきらめることになる。

【証拠品】
善枝さんは一旦帰宅しているから、いわゆる「証拠品」はすべて中田家にあったわけで、賢治がすべて処分してしまったものと考えられる。
○賢治がでっちあげたと思われる証拠品
ノート類・鞄・スコップ
○警察がでっちあげたと思われる証拠品
万年筆・時計・ゴムひも
------------

69サーハン:2004/01/27(火) 23:01
母親の死亡はいつ頃のことですか?

「賢治」というのは長兄のことですか?

犯人が現れないのだから、張り込みに失敗したことにはならないのでは?
それよりも3日に、取り逃がし(の大芝居を打つほう)が世間の非難を浴びるのでは?

私が間違って解釈しているかもしれませんが、ちょっと疑問に思ったことを
書いてみました。よろしくお願いします。

70オッサン2号:2004/01/28(水) 01:18
批判ではなくて質問させて下さい。
大変面白い説で、脅迫状は実は被害者家族(長兄)が用意した部分は2板スレでの3-679さんの
説にも似ています(もしかするとおにぎりさんかも知れませんが→というのは
3-679さんがその説の参考に上げていた2スレの投稿も入曽歴さんのものだったので)
質問というのは、脅迫状作成が長兄の逆襲ということの意味がよくわからないので教えてください。

ちょっと自分で考えたのは、つまり脅迫状を用意して身代金誘拐にすることにより、
「家族の秘密」を守ろうとしたのかな?ってことですが、それも違うかなあ。
身代金誘拐にしてもXがおかまいなく秘密をばらしてしまったら、意味がないし…。

71おにぎり:2004/01/28(水) 07:13
>>69
1953.12.30精神病院に入院、10日後亡くなっています。病名は脳腫瘍
とされました。
1日の張り込み失敗が善枝さんの死をまねいたことが明らかになれば
警察の責任は重大です。一日ずらすと、犯人はすでに殺害実行後みの
しろ金をとりにきたことになります。取り逃がしても警察の責任は相
対的に減りますから。ま、これは亀井説ですが。

>>70
善枝さんを拉致すれば大変な事態になる(警察が誘拐事件として本格的
に動く)という意味での「逆襲」戦略です。いずれにしろXとN家の攻
防は表ざたにできない深いわけがあって、そのタブーを脅迫状作成によ
ってあえて犯し厳しい反撃を狙ったのではないかと・・。

あくまで「私見」です。石川さん無罪を証明するため真犯人をイメージ
することは避けて通れない問題で、このことにある程度決着をつけてお
かないとイライラするものですから(失礼)。このへんでご容赦くださ
い。

72おにぎり:2004/01/30(金) 21:24
司法制度改革推進本部の「裁判員制度」について朝日新聞がコメント
しています。これでは公正な裁判はムリ。(ちょっとスレ違いですが)

73やぶちゃん:2004/02/05(木) 23:28
雑談&連絡スレッドの370で、
盛況さんから、こちらも覗いて下さるとのことです。

といって私自身、盛況さんの関心を惹くような
議論を活性化できるようなものを持ち合わせているわけではないのですが、
一つ、事件の周辺的な事柄で、
皆さんのご意見をお聞きできればと思います。
被害者の長兄が、石川さんの逮捕後に書いたあの不思議な文章と、
(よく言われるのは、
本当にこの人なのかというような表現や、
被害者遺族にしては冷静過ぎるという批評や、
被害者の名前の一部がアナグラムされて何か暗示しているかのような印象等など)
ずっと後に自殺する被害者の次兄の不思議な遺書、
(こちらも単独で考えても、
やはり遺書として私は歌詞の一部のような、
甚だ奇妙な文章だと思うのですが)
この二つの文章には、
いわく言いがたいのですが、その文のリズムというか、意味深な言い回しというか、
何か妙な類似性を感じるのですが。
皆さんは如何でしょうか。
事件の核心とはずれるのかも知れませんが、以前から気になって仕方がありません。

74やぶちゃん:2004/02/05(木) 23:29
雑談&連絡スレッドの370で、
盛況さんから、こちらも覗いて下さるとのことです。

といって私自身、盛況さんの関心を惹くような
議論を活性化できるようなものを持ち合わせているわけではないのですが、
一つ、事件の周辺的な事柄で、
皆さんのご意見をお聞きできればと思います。
被害者の長兄が、石川さんの逮捕後に書いたあの不思議な文章と、
(よく言われるのは、
本当にこの人なのかというような表現や、
被害者遺族にしては冷静過ぎるという批評や、
被害者の名前の一部がアナグラムされて何か暗示しているかのような印象等など)
ずっと後に自殺する被害者の次兄の不思議な遺書、
(こちらも単独で考えても、
やはり遺書として私は歌詞の一部のような、
甚だ奇妙な文章だと思うのですが)
この二つの文章には、
いわく言いがたいのですが、その文のリズムというか、意味深な言い回しというか、
何か妙な類似性を感じるのですが。
皆さんは如何でしょうか。
事件の核心とはずれるのかも知れませんが、以前から気になって仕方がありません。

75やぶちゃん:2004/02/05(木) 23:33
すみません、パソコン不具合でダブりました。これと74、お手数ですが削除お願いします。

76おにぎり:2004/02/06(金) 09:19
サンケイ新聞夕刊(1963.5.23石川さん別件逮捕日)

「犯人たるおまえに・・・」

善枝の位牌の前で犯人逮捕の報をきき
「善枝!本当にこの人なのか?」
と聞いても遺影は何も言わず、表情すら
変えられないのです。
全国から多大なる激励、慰めの手紙をいただき
一刻も早く今日のこの日を待って居たのですが
長びいてしまいました。これも農村という古
くからの何ものかがひそんで居たのではないのか?
と責めざるお得ないのです
この様な憎むべき犯罪が善枝以外に誰の許
にも起らぬ様、世の皆様にお願い致します
苦しかった事だろう 善枝よ!
安らかにねむりたまえ!

あらためて読み返してみました。エクスクラメーション・マークで
強調された文全体のもっているリズムが脅迫状の大文字の与えるリ
ズムと酷似していますね。それと、詩の形態をとっていることに
第三者的目線を感じ違和感をおぼえます。

次兄の遺言状の本文、紹介してくれませんか。私の手元に見当たら
ないものですから。

77おにぎり:2004/02/06(金) 09:22
おっと、「遺言状」→「遺書」でした。

78やぶちゃん:2004/02/06(金) 18:33
以下の「次兄の遺書」は、盛況さんのスレッドにあるものをコピーしたものです。これで全文のようです。

***(引用始め)

私の生きる道はどこにあるのかしら。
社会は流れ、
私も流されるとしたら、
余りにもさみしい夜になるでしょう。
明日の社会も今日の社会も余り変わりはないけれど、
私はただ私の社会の中にきょうという日を見つめて生きるのです。
そしてまた、
私は古いものの中にいつまでもいいところもあることを願いたい。
すべて終わり、
すべては夢だったのね。

***(引用終わり)

79おにぎり:2004/02/06(金) 19:37
はじめて見ました。ありがとうございました。

これが「遺書」とは・・・、まるで演歌の歌詞ですね。それに
微妙に女性言葉、今まさに死のうとしている者がこんな歌をう
たうものでしょうか。抽象的すぎます。恨み辛さを場合によっ
ては実名を記して訴えるはず。仮に本人が書いた遺書でないと
すると、「犯人」は文学的なものに憧れているそんな性癖があ
るのかもしれませんね。それも稚拙な・・。

奥富の遺書もアイマイなものでしたね、欠勤届け用紙の裏に
殴り書きしていたとか。

「真犯人探し」は人権上批判を受けているようですが、「狭
山事件」を考えるには避けて通れない重要なポイントだと思
います。

80おにぎり:2004/02/06(金) 20:07
次兄の「遺書」にこんなことを思いました。
これは、実名をあげることのできない「犯人」に対しての
メッセージだったのではないかと。さらに言えば、この
女性言葉から察するに、原文が存在していて(それも遺書
として)、読めばその意味がわかり相当のダメージを受け
ることを知っていたのではないかと。一人の人間が死を選
ぶとき、それ相応の意味をこの世に残すはずです。

81やぶちゃん:2004/02/06(金) 21:08
おにぎりさん、早速のレスありがとう!
自分にとって参考になるものをコピーしてまとめていたので、
ちゃんと元レスを提示しておきます。
殺意の因習スレッド4の以下の書き込みです。現書を確認していないので、
本当かと言われれば困りますが、とりあえず私は真として議論しますね。

***(引用始め)

03/04/28 15:41
今日発売の実話GONナックルズで作家の本橋信宏氏連載「昭和のミステリー」
に、狭山事件が書かれています。この板のことも載せている。
れいの次兄が1977年自殺したいままで謎だった遺書まで
載っけてます。善枝ちゃんが憑依したかのよう・・・・。
「私の生きる道はどこにあるのかしら。社会は流れ、私も
流されるとしたら、余りにもさみしい夜になるでしょう。
あすの社会もきょうの社会も余り変わりはないけれど
・・・・」
恐いッ!!

***(引用終わり)

82むむ・・・:2004/02/06(金) 21:17
常識的に考えて、次兄の遺書は女が書いたのではないですか。
その頃、「そうなのヨ」みたいな流行語もありましたが、当時を知っている私の感覚では男性はこんな文章を書きません。

ケビン・コスナー主演の「JFK」で、デイビッド・フェリーが明らかに他殺らしき自殺を遂げたとき、宛名のない不自然な遺書が二通見つかる場面がありますが、よく似ていませんか。

83やぶちゃん:2004/02/06(金) 21:50
激です。何だかチャットみたい(実はやったことがありませんが)!

ごめんなさい、では戻って長兄の手記からまず検討したいと思うのですが、
これについては、盛況さんのスレッドの1で、

亀井トム「狭山事件権力犯人と真犯人」の232ページからの転載と記されている504のレスのものと、
おにぎりさんのレス76のものと、
殿岡駿星氏の「犯人」の385ページのものとに、
微妙に表記の違いがあるのを発見しました。

句読点等、いちいち挙げるとくだくだしくなるのですが、
たとえばおにぎりさんのと殿岡版では、
504にある「と聞いても」と「遺影は」の部分のスペースがありません。
また、殿岡版では「世の皆様にお願い」が「世の皆様にお願ひ」となっています。
おにぎりさんのと殿岡版の方が正しいのかなと思ったりするのですが、
特にスペースには私の解析のこだわりがあるので、
どれが正しいのか、サンケイ新聞を今、確認することが出来ず、
ちょっと困っています。
しかし、今日はじっくり細部を語って見たいと思っていますので、
とりあえず、私は盛況さんのスレッドの1の504記載の次の表記で私見を述べたいと思いますので、ご了承下さい。
今後、何らかの形で原版との校合がなされなくてはいけないと切に思います。

また、もう一つ、同じサンケイ新聞に掲載されたという次の一文も問題にしたいと思います。
スレッド1の796にあります。

***(引用始め)

796 名前:488投稿日:02/07/15 10:49
犯人たるおまえに
なぜ善人に戻って呉れなかったのか、悪に取りつかれたおまえでさえ戻るのみの善をおまえは
もって居た筈であり、その善は今日のこの日を待っては居なかった筈なのに……

これも5月23日のサンケイ新聞夕刊に掲載された長兄の手記の一部とのことだが、
>>764の原文にはこの一節はない。
あとからの版か地元の版で付け加えられたのか、あるいは削られたのか、
そのへんの事情は調べてみたがよく判らなかった。

***(引用終わり)

ソースの不確かさが気になりますが、
やっぱり「気になる」文章ではありませんか?

84おにぎり:2004/02/06(金) 21:50
次兄の「遺書」であることにするためには、女言葉はあえて
避けると思います。

「遺書」は、いかにも死者の真実のメッセージのように思われ
がちので、これはちょっと疑ってかかった方がいいですよね。

それにしても、謎の遺書です。

85やぶちゃん:2004/02/06(金) 21:56
今日、長兄と次兄の手記についてちょっと時間をかけて考えてみたのです。
以下、ちょっと長いですが、よかったら、おにぎりさん、お付き合い下さい。
長兄の手記は素直に読んだとき、
この時点では、
筆者は石川さんが犯人ではないのではないかという否定的感懐を、
なぜか半ば以上、
持っているのではないかと思えるのです。
以下、当たり前と感じられるくどい部分がありますが、私見を述べます(以下、すみませんが常体で書きます)。

まずサンケイ新聞昭和38年5月23日夕刊掲載分について。
冒頭、わざわざ「犯人逮捕の報」と表現しながら、それに対する心因反応が「善○!本当にこの人なのか?」という極めて強い確認と疑義となっている点である。エクスクラメンションとクエスチョン・マークの使用がご本人によるのか、それとも記者による装飾なのかは不明だが、仮に後者であったとしても、その強い念押しの確認の要求と、詰問と言ってもいい厳しさは記号なしでも十分伝わってくる。
次にそれを受ける「聞いても」の逆接の接続助詞「も」の持つ前文への否定的効果である。
そして続く一字アケである。これは、まるで映画のように、疑問を投げかける兄から仏壇のカット、そしてゆっくりとした遺影へのズームインのようである。この映像的効果自体が私に、それこそ謀略物の日本映画のワンシーンを見るような、否定的な感じを促しさえするのだ。
「何もいわず」「表情すら変えられない」では、沈黙の否認イメージに、副助詞「すら」でさらにマイナスの駄目押しが加えられる。「られない」は勿論、被害者の死の無念を示すように表面上は読めるが、同時に、実は「犯人ではない」とはっきりと訴えたいのに訴え「られない」ではないか? と筆者が考えていることの反映された表現としても十分読める。
以下の新聞掲載の礼儀としての公的な謝辞の後(ここでは当然「(犯人逮捕の)この日を待っていた」という表現が、前文との齟齬で少しも真実味を帯びていないのが判然とする)、その尋常さを打ち破るように再び意味深長なスペースがくる。
続く「これ」の指示語は何を指すのか? これは犯人逮捕という事実、即ち、石川さんの犯行事実やその様態・動機等を指すのではなく、『この事件の意味する総体』を指しているのは明白である。
ちなみに、ここであえて「もの(物)」を「者」と表記しているところに、別な真犯人として特定の「人物」を暗示しているという解釈の可能性も成り立つであろう。
「何者かゞ」のあとも「何者か」に立ち止まらせ、印象付ける効果的なスペースだ。
ここまで来て再び、我々はまた不可思議な疑問文にぶつかる。「これも農村という古くからの何者かゞ ひそんで居たのではないのか?」
核心部、「何者か」は伝統に呪縛された前近代的な「農村という」運命共同体の中に「ひそんで」いる、特殊な属性を持ったなにものかだと言う。
では「何者か」とは何か? それは民俗学的な,隠蔽されてきた陰の習俗か負の思想か? おぞましき伝承? 淫猥なる秘儀? 封印された呪詛? 想像を絶する冷徹な戒め? しかし、そこで読者は霧に断ち切られてしまう。
しかし確実に言えることは、筆者もその属性の中に『現に生きており/生かされており/その属性を持ち』、その非を痛いほど理解し、それ打ち破りたいと思うが打ち破れないという悔恨があり、『そのような特殊な属性を持ったなにものかを背景としてこの事件は起こり、結果、妹は殺されなければならなくなった』と言っているのである。だからこそ『自分を』「責めざるお得ないのです」と述べているのである。
ともかくここに至って、実は、犯人逮捕の問題は、どこかへ吹き飛んでさえいるではないか。
ただ、それが筆者の主意として必ずしも読者に迫ってこないのは、それは、ひとえに、先ほどの謝辞や、やはりこの後の尋常な「この様な」以下の文辞にはさまれているからに過ぎないと思うのである。
犯人逮捕の報を受けた親族の一言としては、極めて不可思議なの手記だと思うのである。

86やぶちゃん:2004/02/06(金) 21:59
(つづき)
サンケイ新聞昭和38年5月23日夕刊掲載の手記の一部とされるものについて。

「犯人たるおまえに」という見出しのような書き出しは、明らかに前文の「この人なのか?」という書き出しと対照的にきっぱりとしている。
後ろの一気に続く一文は、どう読んでも、初対面の見ず知らずの犯人(とされた石川さん)をイメージして問いかけているとは思えない。
「戻って呉れなかったのか」の「呉れる」という補助動詞は、このような場合の容疑者にはまず使わないだろう。そもそも「戻る」という語は、本来の状態(善人である時のおまえ)を知っているとも取れる(もちろん知らなくてもよいのだが)。そして以下は次のようにも解釈される。
(あの時、私には)「悪に取りつかれた」(かのように見えていた)「おまえでも」、(私には良くわかっているぞ。おまえには、あの時)「戻るのみの善」(しかなかったはずだということを。私にそれがなぜ分かるかと言えば)、(そんな善を私とお前は共有していたからだ。そうだ、そのような)「善をおまえはもって居た筈なのに」、(なぜその善に従って「呉れなかったのか」)。
私には原文に奇妙な臨場感が感じられるのである。
彼が語りかけている人物は、かつて筆者の前に現にいた、熟知した人物のではないか、という臨場感である。
ここでは善人や善は宗教的な言辞として用いられているのであろうが、指摘されているように被害者の名前の一部と同字であり、そこに真犯人へのメッセージ性を読み取る識者もいる。私も、それが『真犯人への』メッセージであるかどうかは微妙に留保するが、明らかに『ある有意性を狙ったもの』だと考える。
最後の、「もって居た筈なのに」「待っては居なかった筈なのに」という両表現に至って、限りない愛惜と悔恨が強烈に感じられるのである。
これは断じて、妹を殺された兄が、見ず知らずの犯人に対して、なおかつ、前半で述べたような、その人物が犯人ではないかも知れないというアンビバレントな心情を持っている状態で記された手記とは思えないのである(強固な信仰に基づく考え方が筆者の中にある場合は書き得るとする意見もあろうが、私はその場合、表現はもっと異なってくると思う)。

87おにぎり:2004/02/06(金) 22:10
ちなみに、私が引用した長兄の文は「狭山事件への告発状」(亀井トム)
からです。

どうも長兄は真犯人を知ってるようですね。よくわかりました。

今日はショックでした。次兄の遺言・・これは要チェック。

88やぶちゃん:2004/02/06(金) 22:24
付き合いすみません。
さて、最後に、次兄の遺書を検討を一応、してみましょう。

単純な点から言うと、どちらも(長兄のものは前の長い方と比較して)五文によって構成されています。
試みに対応させて通し番号と記号を振ってみます。
なお、句読点を時々省略する傾向のある長兄の文(スレッド版)には句読点を補います。
兄の最後は二文ともとれますが、
これは
「苦しかった事だろう、安らかにねむりたまえ!」の中間部に、
被害者への呼びかけが挿入された一文と解釈します。

①(A 兄)善枝の位牌の前で犯人逮捕の報をきき(、)「善○!本当にこの人なのか?」と聞いても(、)遺影は何もいわず、表情すら変えられないのです。
 (B 弟)私の生きる道はどこにあるのかしら。

②(A 兄)全国から多大なる激励、慰めの手紙をいただき(、)一刻も早く今日のこの日を待って居たのですが(、)長びいてしまいました。
 (B 弟)社会は流れ、私も流されるとしたら、余りにもさみしい夜になるでしょう。

③(A 兄)これも農村という古くからの何者かゞ(、)ひそんで居たのではないのか? と責めざるお得ないのです(。)
 (B 弟)明日の社会も今日の社会も余り変わりはないけれど、私はただ私の社会の中にきょうという日を見つめて生きるのです。

④(A 兄)この様な憎むべき犯罪が善枝以外に(、)誰の許にも起こらぬ様世の皆様にお願い致します(。)
 (B 弟)そしてまた、私は古いものの中にいつまでもいいところもあることを願いたい。

⑤(A 兄)苦しかった事だろう(、)善○よ! 安らかに(、)ねむりたまえ!
 (B 弟)すべて終わり、すべては夢だったのね。

すると、奇妙な一致が見られます。

①Aでは、死者の遺影は語らず、写真の冷たいのっぺりとした表情のまま『答えはない』。
 Bでも、個としての生の絶望から、明らかに突き放した表現で、『答えはない』ことが分かっている諦観が示されます。
②Aは『公』への礼儀としての謝辞。
 Bも社会という『公』への末期の疑問です。「余りにもさみしい夜」とはいつの夜なのか?
③Aは手記の核心部です。『古い因習』への強い猜疑が示され、「何者か」に事件の真相が暗示されます。
 Bも自殺に至る心境の核心部です。私の社会が「今日」も持つ『古い』「なにものか」に押しつぶされつつあること、即ち自殺の真相が暗示されます。
④Aは懇願です。
 Bも懇願です。
⑤Aは被害者の鎮魂の言葉です。「安らか」な「ねむり」を祈って終わります。
 Bも訣別、虚無への回帰、自己の魂の己が挽歌です。「すべては終わり」であり、「すべては夢」だと。

どうみても、これは次兄が長兄の手記を意識して記述した遺書としか思えません。
だとすると、これは極めて異様に不可解です。
自己の経営する店の経営に苦しんでいたとされる(それが自殺の原因と聞いています)次兄が、
何ゆえに、自分の自殺の動機とは無関係なはずの(何らかの事件のトラウマが彼のノイローゼ様症状と関係がなかったとは言えないと思いますが)、
過去のの思い出したくもないはずの忌まわしい親族の事件の、
選りに選って、犯人逮捕時の、
どうみても異様な長兄の手記を、モデルにしなければならなかったのか。
そこには、おのずと隠されたメッセージ性を読み解きたくなってしまうのです。

推理小説の読み過ぎかしら?
(実は推理小説は年をとってからはほとんど読まないのですが)
それとも、う〜ん、やっぱりこれは、おにぎりさんの言うように、ライターにはめられたのかな?

とりあえず、牛のよだれみたいなレスでごめんなさい。

89やぶちゃん:2004/02/07(土) 00:14
次兄の引用元を間違えました。全文掲示はもっと後の部分でした。
引用しておきますね。

***(引用始め)

03/05/01 12:59
「私の生きる道はどこにあるのかしら。社会は流れ、私も流されるとしたら、
余りにもさみしい夜になるでしょう。明日の社会も今日の社会も余り変わり
はないけれど、私はただ私の社会の中にきょうという日を見つめて生きるの
です。そしてまた、私は古いものの中にいつまでもいいところもあることを
願いたい。すべて終わり、すべては夢だったのね。」

実話GONナックルズ6月号「ミステリーの交差点」
本橋信弘氏の文より抜粋しました。
たったの2ページだけど、氏の実体験とスレのまとめのような感じで
とてもおもしろい。
もっと読みたいなぁ。

***(引用終わり)

なお、このあとに、かなりこの本橋氏の記事に批判的なレスも見られます。
ただ、 記事自体がでっちあげとの印象は少なくとも感じられません。
ただ、この次兄についての情報は非常に少なく、
資料的に確度が高いのは、殿岡氏の「犯人」の358/359ページの記事ぐらいでしょうか。
ちなみに、それによると
「(石川さんの)二審が終わってから三年後の一九七七年一〇月四日に自宅で変死」
「遺書はあったらしい」
とあります。


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