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日野OL不倫放火殺人事件

402Ken:2007/01/10(水) 01:06:52
そして、その度し難いバカに入れあげるキャシーはそれ以上のバカだと...。

403酒井:2007/01/10(水) 12:42:18
「女房が死なないかなとか、交通事故に遭わないかなとか、すごく、思うんだ」
------------------------------------------------------------------------
「竹やぶに3億円ほど落ちていないかな」
「株主総会でいきなり社長に抜擢されたりしないかなぁ」
「昨日拾った宝くじ、一等当選していないかなぁ」

ここ---には一線引かれるべきだと思いますね。
「お腹空いたけど、カレーととんかつどっちがいいかな」とも同意義ですか、紫煙狼さん?

>>396からは私も含めて個人の意見が書かれているようだから、その流れでいくとそれは紫煙狼さんも平気で口に出来る
感性なのかしら?それともあくまでこのスレに則って「師匠」が感じるであろうという仮定のものですか?
読み返せば返すほど、「師匠」に対しての言葉にしか思えませんが、もし>>401の上4行が、紫煙狼さんにとっても同じ
レベルの言葉と考えていられるなら、ぞっとしない意見だ、と言わずにいられないですね。

404紫煙狼:2007/01/10(水) 14:12:34
だから、師匠の思考レベルまで下がらにゃ、
師匠の言葉の意味はわからんと思うのよ。
師匠レベルまで下がれば、上記の4つが
同じ程度の意味でしかないというだけだで。

405紫煙狼:2007/01/10(水) 14:52:21
おなじ言葉でも、口にする人によって言葉の重さが違うんだわ。
頭髪フサフサの人が薦める「毛生え薬」とツルッパゲの人が薦める「毛生え薬」
スーパーモデルの薦める「ダイエット薬」とデブのおじさんが薦める「ダイエット薬」
扱っているのは同じ商品でも、CMとしての商品訴求力が天と地ほどの違いがあるで。

「女房が死なないかなとか、交通事故に遭わないかなとか、すごく、思うんだ」
だって、勝田とかみたいな殺人鬼が口にしたらおそぎゃぁ言葉だぁよ。
普通の人でも、まず口にできん。でも、実行力の全く伴わない、
師匠の妄言だからこそ、大した深い意味はないと受け流せるんだわ。
アホの言うことを一々真に受けておったら体がもたにゃぁでよ。

406かこちゃん:2007/01/14(日) 23:31:35
人の道に外れているから不倫。

いたずらに、貴重なる金品や、特に女性は時間(若さ)など失うことのないよう
そして男女共、ヘンな病気など移されることのないよう気を付けるべきですね。
何よりも社会的信用や築き上げた人間関係等、失ったらおしまいですからね。

あ、キャシーの話でしたね。
口先だけの性根の腐った男に、真面目一方の堅物の女が引っかかった。
確かに、始めは精神的な結びつきも強かったのだろうけど、
次第に、肉体的快楽から抜け出せなくなっていった、というのが
実態ではないでしょうか?

でも、抵抗のできない、何の罪もない幼子を焼き殺す...
これほどの大罪はないでしょう。

407低脳男に関わってはいけない:2007/04/22(日) 15:37:08
罪もない子どもがかわいそう、犯人は許せないけど、
この夫にはなんの同情も沸かない。
ある意味、この大人三人に子どもは殺されたんだと思う。

408低脳男に関わってはいけない:2007/04/22(日) 15:40:51
つづき

「女房が死なないかなとか、交通事故に遭わないかなとか、
すごく、思うんだ」
こういう事いうような男、私は冷める。
奥さんと別れて、自分と結婚したとしても信じられないでしょう。

人間として間違ってる。

409自己中女を信用してはいけない:2007/05/30(水) 12:43:34
>ある意味、この大人三人に子どもは殺されたんだと思う。

北村は全て自分の都合良く脳内変換されるみたいだから信用はできないが、もし北村が本当のことを言ってるとしても、子供がどれだけ熱く苦しんで死んでいったかを真剣に考えれば三人を同列に並べることはできないよ。

410ポーロック:2007/06/06(水) 23:58:45
いずれにしても殺害は間違っている。

411さら:2007/06/07(木) 11:55:43
この事件の服役中の女性ってなんだか 最近起こった夫バラバラ事件の犯人の女性と同じタイプですよね。
社長令嬢で高学歴で美人で 性格も生真面目で。
今までの人生で挫折を経験してないことと、自分や親が品行方正だから他人にもそれを求めちゃうプライドと無防備さがあって。
この事件が起こったとき私は高校生で他人事みたいにみてて
それから数年後 まさか自分が不倫しちゃって奥さんと鉢合わせちゃって警察までくる大喧嘩になり
別れて独身の男性と交際して数年、、女なら同じ状況になれば奥さん、OLどちらの立場にもなり得るものだなーと実感しました。
あのときつらかったけど 貯金ははたいて海外に数年飛んじゃって良かったかなと この事件読むたび 思います

412ろった:2007/06/07(木) 20:31:44
しかしプライドがあるにもかかわらず、不倫するのかな?
プライドがあるから不倫するのかな?

413さら:2007/06/07(木) 21:22:13
不倫して長引く子は屈折したプライドもってル子が多いよー
上司とか先輩みたいな男に褒められると他の子に勝ったような気になって
奥さんにもメラメラ対抗意識がでて 負けを認められないの。。

414ろった:2007/06/07(木) 21:40:26
不倫したい人は その心理に漬け込めばいいのだね・・了解!
ウソウソ 冗談ですよ

415さら:2007/06/08(金) 01:01:03
間違いではないかと、、恋愛なんてみんなそーでしょ>心理に漬け込む
この事件って犯人の性格どーこーっていうより女なら誰でも犯行に及び得る事件だっていうのは
納得できる。。不倫経験アル人なら似たような心境はわかるかと。。

ただ不倫略奪は本当に相手の夫婦に子供がいないか、男のほうがベタぼれで離婚の話をドンドンすすめるくらいじゃないと無理だから・・
女がせっつく時点で実るものじゃないって今はわかるし
数年たって若いボーイフレンドなんか作ってみると「あんなオヤジと付き合ってたなんて嘘みたい」って思えちゃうし
若くて自分に酔ってしまった過ちで かわいそうな女性だと思います。

416紫煙狼:2007/06/08(金) 11:51:56
>>415
>女なら誰でも犯行に及び得る事件
そりゃヒドイ。「誰しも不倫に落ちる可能性がある」程度ならわかるけれど、
「女性なら誰でも(この状況に陥れば)放火殺人を起こしえる」ってのは、
あまりに突飛な結論に感じますなぁ。

417pp:2007/06/08(金) 12:27:43
まあ放火までいかないけど
中絶、妻とのバトルまでってことで・・
この事件だけみると「女って」って問題にされるのは子供が犠牲になったことが大きいですよね。
別れ話で相手の女性にストーカーして起こる殺人事件や
筑波母子殺人みたいに女性や子供を無差別に殺す男性の事件なんて毎月のほうにおこっているのに
たまにこういうのがおこると「女性だから」ってかかれるのも変ですよね

418ろった:2007/06/08(金) 20:15:04
>>さらさん
えらく真に迫ってますけど、、過去に何かあったんですか?

419pp:2007/06/08(金) 23:22:03
この事件は不倫ってとこをキャッシーがとらわれすぎてたんじゃ・・
独身男と交際しても中絶したり、結婚するつもりが逃げられて「僕は付き合ってたつもりはない!」とか抜かされたことはありますし。
実はセカンドで他に彼女いたとかね。大抵恨みは男に行くか 新しい彼女とバッティングしても馬鹿馬鹿しくて二人で同時に冷めたり
ある意味「中絶した子供」とか「相手の子供」とか水子の因習にこだわった古風な人だったんだとも思います。

アメリカとかで不妊に悩んでノイローゼになった女性が妊婦の腹を裂こうとする事件が続いたりして
(かなり計画的にメスとか用意して)
子宮で恋愛すると女性は狂気にとらわれますね。。

420老婆心:2007/06/09(土) 00:03:17
≫419 ppさん、大事な点を見落としているのでは?
単に、彼女のいる男や、独身男について、ぞんざいな扱いをされたり、
冷たくされた場合との比較で、
なく、「妻の座」にいる女性に対する、恨み・嫉妬や、プライドを
ズタズタに気づ付けられ、自分がみじめになってしまうという感情は、
女の暴挙を招く、大きなエネルギーとなってしまったのではないので
しょうか。

421れい:2007/06/09(土) 01:18:00
考えるほど堂々巡りな後味悪い事件ですね。戸籍なんて制度があるから女同士がつまらない男を挟んで火花ちらすのかなあと

キャッシーも出所する頃でもまだ40歳くらいかと思うので遅くは無いので人生をやり直して欲しいですね
女として幸せになってほしいです。

422村雨:2007/06/09(土) 03:01:09
>キャッシーも出所する頃でもまだ40歳くらいかと思うので遅くは無いので人生をやり直して欲しいですね
女として幸せになってほしいです。

幸せになる権利など持ち合わせてはいない。
この女性が生かされているのは、唯一、贖罪の為のみであって、
それ以外を望む事は、許されるべき事ではない。
2人の命を奪ったという事実は、そんな簡単なものであっては
ならない。

423ろった:2007/06/09(土) 06:48:23
まー既婚男性が若い女を愛人にして二重生活を送る。
かなりの既婚男性は一度は憧れそうな気がします。

424すん:2007/06/09(土) 22:41:57
うちの曾おばあちゃんが妾だったんですけど
産んだ子供まで大学通わせて 裕福な生活だったみたいです
昔はそれくらい甲斐性アル人しか愛人なんてもてなかったのに今はキャリアウーマンとかが自腹で不倫してるのみてるともったいないと思います

425Jackal:2007/06/10(日) 19:10:06
この事件、いろいろと分析されているようですが、私は >407、>408 の
低能男・・・さんのご意見に全面的に同意です。実際に犯行に及んだのは
北村としても、最も罰せられるべきはやはり男だと思う。この事件が北村の
性格・幼児性その他、北村が北村であるが故に発生したのは事実だと思うし、
現行法での判決も致し方ないと思うけれど、なんと申しますか、閻魔大王の
前で裁きが行なわれるとすれば、男が火炙りの刑になって子供の苦しみを味
わう、そんな気がします。
私も出所後の北村には、幸せになって貰いたいと思います

426老婆心:2007/06/10(日) 21:05:53
≫425 Jackalさん
  あげ足をとるつもりはありませんが、ちょっと疑問に思いました。
 「>407、>408 の低能男・・・さんのご意見」は、
 「犯人=K女史」が「許せない」ことを前提に、
 「この夫にはなんの同情も沸かない」とされて、
 「ある意味、この大人三人(=K女史と、子供の両親である夫婦)
  に子どもは殺されたんだと思う。」
 とされています。
 したがいまして、Jackalさんが「 >407、>408 の低能男・・・さんの
 ご意見に全面的に同意です」とするなら、
 「K女史には幸せになって貰いたい」ということには
 つながらないのではないのでしょうか。

427Jackal:2007/06/10(日) 23:10:41
老婆心さん、
ありがとうございます。ご指摘ご尤もです。
最後の一行は、低脳男・・・さん(済みません、>425 では低能と誤記していました。)の
ご意見とは別の私の個人的な意見です。服役後に人生をやり直すことは必ずしも矛盾しない
と思っています。

428でもね。:2007/09/29(土) 21:57:20
私の経験からしたら、不倫は相手の女のせいじゃなく、自分の旦那の裏切りでしかない。そう考えると妻の私と別れたていただくしかないのだけど。離婚したくない女は、相手の女を性悪とし痛めつけると思うわ。だから、不倫相手の女にかなりの嫌がらせしたと思うな〜。それでなかったら彼女も親にまで相談して、いないないし隠したいことだったはずなのに泣き付いてるしょ。経験者として言うけど、私は旦那をせめたよ。そうすると男は逃げるから、愛人のところに行ったけど、嫌味をいったのは一言、差し上げますから。なのにどうして家に帰ってくるかな〜って感じの事を経験したね〜。

429Jackal:2007/10/08(月) 20:37:09
単純な考え方で、凡そ法律や制度の基本となる考え方とはかけ離れていることは承知して
いますが、男に騙されて泣く(傷つく)女の数と、女に騙されて泣く(傷つく)男の数を
比較するると、前者の方が圧倒的に多いのじゃないかな、と思うのです。(こんなの統計
なんてないですよね。)女性はある年齢を境に人格が変わる人が多いので(笑)中年以降
はどうだか分かりませんが、少なくとも10代、20代はそんな気がします。
騙される方も悪いけど、騙す(その意識はなくとも)方はやはりもっと悪い。

この事件の背後にはK女の精神面の幼稚性があることは否定しませんし、何の罪もない幼
い子どもを殺した事実は到底許されるべきものではないことも分かります。
でも僕は、やっぱり男が一番罰せられるべき位置にいると思います。

430sage:2007/10/08(月) 20:48:41
加害者が悪いって言う人。
悪いですよそんなの当たり前。
ですから、きっちり罰せられているじゃないですか。
罪を償い続けているではないですか?
でもね、男の方は何ひとつ罰せられてない訳。
しかも被害者づらしやがって。

431紫煙狼:2007/10/08(月) 22:34:32
>>429 >>430
複数の事象を混同して考えていませんか?

432Jackal:2007/10/09(火) 06:13:13
>>431
はい、混同しています。更に加えて、差別的な見方もしています。(若い女性は「精神面においても」男よりも被害に遭い易いとか....)
ですので、現状の司法判断に文句を言っているのではありません。
本来、「弱い」K女を守るべき立場にあった男が、自己の満足のみを追求した結果、K女の暴走を(結果的に)誘導したと感じています。

433スーミー:2007/10/20(土) 06:37:28
>430

この事件では2人の人間が
むごたらしい方法で殺されて
いるんですよ。

いくら加害者に同情すべき点が
あったとしても、
人殺しを正当化できないですよ。

どちらも問題ありですが、
殺したほうがより罪は
重いと判断するのが
妥当では?

434佐野:2007/10/22(月) 20:36:43
この事件のこと調べたくて、関係者の名前検索したんですが、全然ヒット
しませんね。

435ささら:2007/10/27(土) 14:22:42
もう風化しはじめてるんじゃないでしょうかねぇ。
私も失恋したり恋愛でストレスがつのると この事件を思い出します。
とくに自分の不倫が終わった後は「早まるな!暴走したらすべてを失うのは相手じゃなくって自分だ!」
って言い聞かせて貯金はたいて引っ越したりしました。
ウキペディアにも載ってましたよ「このような不誠実な男性とめぐり合わずにいれば〜加害者は平穏無事に人生をすごせてたであろう」みたいな下りには納得して 切なくなりました
女なんて新しい男性に嵌ってしまえばすっかり昔なんて忘れるのに。。
でも ここまで大勢の人を巻き込んでしまって自分の人生まで賭けてしまっては、、

436あらら:2008/03/15(土) 01:31:27
この事件の後も離婚せずに暮らしてるってところが一番
印象深いです。とりあえず流されて生きるタイプなのかな
と、この旦那の事は思いますが。気持ち悪い人ですね。

437され妻:2008/03/20(木) 11:42:04
奥さんが一番かわいそうですね。
旦那にも遊びとしても裏切られ、大事な自分の分身2人を女に・・女と旦那に殺され、きっと精神的に2重の打撃です。

私も裏切られたされ妻ですが、簡単に離婚ってできません。
傷ついた心も、報われないし、かといって教育費のかかる子供2人かかえて離婚はふみきれませんでした。

理想は私と子供を受け入れてくれる愛すべき男性がいれば、別れるんじゃ?と未来は未定。
現実はあまりに厳しいが現実です。
人それぞれ色々な想いがあるんですもん。

けれど、子供まで殺されたこと考えると・・この旦那のこと絶対許せん!
本人じゃないから言えることだけど、私は離婚だな。
それより、子供のことで心病んでそうだから、こんな旦那にでも助けてほしいのだろうね。

心が落ち着けば、私もそうだったけれど不倫した旦那やはり要らない・・・って気づくんじゃないだろうか?
人生おかしくしたのも、不倫した旦那のせい・・・旦那の人生は一生立ち直れんのじゃないか?!

438Ken:2008/03/21(金) 13:57:43
この奥さん、旦那との間にまた子供をもうけているんですよ。だから簡単には
分かれることはないでしょう。

なんというか、女性でいることの悲哀を感じる事件ですよね。

439クポ:2008/03/23(日) 08:37:05
無関係な子供を殺してはいけない
これは理屈であり感情的なものではないと思います。

男もですが更に妻に殺意を覚えたんじゃないでしょうか?
まず相手を苦しめたいと思うなら大事な身内を殺すのが手っ取り早いでしょう

私は奥さんの執拗な罵声もこの男にしてこの妻という風に見てしまいたくなります。
愛する人に妻とは別れると言われれば信じて待つというところでしょう。

何をされても殺す理由にはなりませんし
一番かわいそうなのは逝ってしまった4人の子供なんですよね

440Jackal:2008/03/26(水) 06:08:30
この事件に対して少なからずの人が消化不良と云うか、違和感を感じてしまうのは、今更言うまでも
ないことですが、『 直接の犯罪実行者のみ 』 が法律によって罰せられているという点に尽きるでしょう。

似たような境遇にあったとしても、何ら犯罪に関わることなく苦しみに耐える女性が大半なのだから、
現実に一線を越えてしまったK女一人が罪を贖うのはやむを得ない、という見方もあるのかも知れません。
しかし世間知らずなK女をさんざん弄び、結果的に犯行に至らしめたこのどうしようもない男が法に照らし
て果たして『 無罪 』であって良いのか? という点において溜飲を下げられない人が多いのもまた事実で
しょう。男が無罪放免であったということがこの事件を特異或いは奇異なものとして人々の記憶に留めさせ
ている要因である様に思います。

現行法が社会通念に即していない、或いは著しい不備があるということなのでしょうね。

441紫煙狼:2008/03/26(水) 23:06:08
>>440
>現行法が社会通念に即していない、或いは著しい不備がある
もし法律に問題があるなら、それは改善して行かなければなりません。
ただし、それには相応の提案あって初めて法改定に繋がるのであって、
問題点を改善する案を挙げ、その改善案があらゆる場面を想定してなお、
運用するに足りるものでなければ法を変えてはなりません。

現行法に適切な罪の規定が無いのであれば、それは作れば良いだけです。
Jackalさんなら、この男を「どのような罪」で「どれほどの罰」に処しますか?

442Jackal:2008/03/27(木) 20:36:51
>>441
あらゆる場面を想定してなお、運用するに足りる法律なんて存在するのだろうか?

紫煙狼さんの文面からは一般的抽象的原理から論理的演繹を行なって細部を規定し、あらゆる
ケースに対応出来るようでなければダメ、というようなお考えが窺えますが、想定・推論には
限界があるように思いますし、また重箱突きになって本質から乖離してゆく危険性も感じます。

 > 現行法に適切な罪の規定が無いのであれば、それは作れば良いだけです。

私は無闇に法律を作るよりも、根源的な原理を定めて、事件の本質及び客観的事実と当該原理
とを比較しながら司法判断(判例)を積み重ねてゆくのが妥当だろうと思っています。(その
過程で社会通念が判例に反映される。)
さて、その前提で問題のこの事件をカバーし得る原理を新たに考えるとすれば

『 甲の犯行に乙の関与が客観的に明白である場合(*)、乙は甲と同様の処罰の対象となり得る。 』
(*)客観的な証拠に基づいて、乙の関与がなければ甲は当該犯行に及ばなかったであろうと判断される場合

で良いのではないでしょうか? 勿論、殆どの事件 ( 例えば、この無限回廊に出てくる事件など )
は甲乙丙丁・・の絡み合いの中から発生していますので、そんな原理を当てはめ始めたら、逆恨み
やら冤罪やらでそりゃ大変なことになる、という近視眼的な主張もあるでしょうし、実際、どうしても
例外を考えなければならない場合もあると思いますが、そこは『 事件の本質及び客観的事実と
当該原理とを比較しながら司法判断を積み重ねてゆく 』プロセスで問題を回避できるのではないかと考えます。

量刑については、様々な見解があるでしょう。私個人的には、この事件の場合には、K女と同程度の
罰を与えられてもおかしくはないと感じます。

443紫煙狼:2008/03/28(金) 00:18:59
>>442
>紫煙狼さんの文面からは(中略)危険性も感じます。
いや、そこまで難しいことを意図するものではありません。
この事件のこの男を罰するためだけの特別立法ではダメよって意味です。

Jackalさんの挙げた原則は因果関係の法的解釈における条件説ですよね?
条件説ってのは「非常に応用が利く」点ではよいと思うんです。
とはいえ、責任主義の見地から考えると非常に難しくありませんか?
確かに師匠の介在なしにこの放火殺人は実行されなかったと思うのですが、
師匠は自己の行為が殺人という結果を招くことを予測し得たでしょうか?

Jackalさんは師匠なる男を「無期懲役に値する」と断じていらっしゃるが、
この夫婦に関わる事に疲れ果てた北村受刑囚が別の所で幸せを掴んでいたとしても、
師匠だけは無期懲役並みの刑で処罰すべきであるという考え方でしょうか?
そうであれば「乙は甲と同様の処罰」では対応できないことになりますよね?
と、言うことは、北村受刑囚が殺人なんか犯したせいで師匠は子悪党から
大悪人に昇格したということですね?それはそれで強い違和感を覚えます。

444紫煙狼:2008/03/28(金) 01:50:37
Jackalさんね、貴方は消化不良の原因を「師匠が処罰されていないこと」としているが、
どうも私はそこからして違うんだ。私の消化不良、この腹部膨満感の原因は
「三角関係の縺れが無辜の第三者である幼い命で締めくくられる不条理」だと思うんだ。
正直言ってしまえば、師匠と妻のその後とか、北村受刑囚に与えられた刑罰なんて、
そんな後日談は、私にとっては、ちっとも重要ではないんだ。違和感の正体は、
炊き込みご飯を作るプロセスを経て出来上がったものはスパゲティだったみたいに
あまりに唐突で、飛躍しすぎていて、尋常な神経には到底追いつけない展開なんだ。
これはね、師匠が何らかの罪で処罰されていたとしても、決して溜飲の下ることはない、
不条理に対する憤りなんだ。スタート地点が違うから話が平行線になる傾向はあるだろうさ。

私はね、ある意味、師匠が何らかの罪で処罰されていれば、そこそこ納得がいくなんて
思える人がうらやましいよ。正義感という名の力で道徳という名の刀を振り上げ、
師匠を一刀両断に出来れば、まだ幾分、気が済むと思える人がうらやましいよ。
私は前から処罰感情で不条理を補える人がうらやましくてたまらないんだ。

だってね、聞こえてくるだろう?目に見えるだろう?身の毛もよだつ地獄絵図が。
身を焦がす業火の中、煙にむせて叫び声もあげられず、ただただ涙を流しながら
苦しみ、弱り、息絶え、焦げてゆく子供たちの姿、声にならない泣き声。
歌が聞こえるじゃないか「炎が飲んだの。私の髪を。私の両手を。私の瞳を…。」
悪魔のドミノ倒しだよ。気が強い妻の尻にしかれて息苦しい夫、その男にほだされて、
堕ちてゆく女、その女に焼き殺される子供たち。誰ひとりとしてそれを止められなかった。

確かにね、この憤りをぶつけるには、師匠って人物は、まさにうってつけだよ。
だけど、このロクデナシは、あぁ、こともあろうか焼け死んでいった子供たちの
大好きなパパなんだ。子供たちは一体、誰を、何を恨めばいいのだろう!!
どうして子供たちは殺されなければならなかったんだろう。それこそ師匠の陰謀か?
相手を本気で苦しめたければ相手の身内を殺す?そんな簡単に理解できることなの?

私はね、このやるせなさを処罰感情ですりかえたくないのさ。
時間の許す限り、とことん没頭して、とことん苦しんでやるさ。
それ以外に私の安っぽい正義感を満たす方法はないものだからね。

445Ken:2008/03/28(金) 13:30:03
私も子供が殺されたことが一番つらいですねえ。煙に巻かれてあまり苦しまずに
天国に行ってしまったと思いたいです。

前から書いてますけど、キャシーが子供ではなくて師匠を焼き殺していたとすれば、
師匠に対しては自業自得だとしか思わないし、それでキャシーが仮に執行猶予にしか
ならなかったとしてもさして文句はなかったと思います。言葉は悪いですが、
痴情のもつれからくる、ありふれた殺人事件として終わっていたことでしょう。
この事件の特異性は、無関係で非力な子供たちが犠牲になったことにあるのでは。
私もそこのところにやりきれなさを感じます。

この結末はあまりにも唐突ですよね。自分の無責任な言動がこのような悲劇を
生むことを師匠が予測するのは不可能だと思うんですよね。だから、師匠には
子供二人の死に対する過失はない。もしも、自分の子供に危害が加えられることを
あらかじめ知っていれば防ごうとしたと思うんですよね。そういう視点に立てば
師匠は子供二人の死に対して加害者ではなくて被害者でしかない。家族を裏切ったり、
無責任な言動で別の女性の人生を台無しにしたことに対する罰はもう十分に受けて
いると思いますよ。

446key:2008/03/28(金) 17:44:06
子どもが殺されたことについて、紫煙狼さんの感傷は理解は出来ますが
結局、通り魔に殺されようが親の不倫相手に殺されようが車に轢かれようが
憤りなんてどこにも持って行きようないです。
不条理なんですから。だけどそれは起きる。
だからここでいくら書いても愚痴にしかならないように思いますよ。

で、Jackalさんの意見についてですが、
もう出た意見だったらすみませんが。

女は子どもを焼き殺したから罰された。
男は家族がいるくせに女を弄んでおいて罰されない。

じゃ、既婚者が不倫することに対する刑事罰があればOK?
昔でいうところの姦通罪ですね。昔のままの復活じゃ駄目ですが。
婚姻届を提出した人間がその相手以外と性交に及んだら懲役?ってとこでしょうか。
現在日本では売春を公式に認めてないから「風俗は例外」とかナシで。
こうするとセックスレスによる離婚とかもっとさくさく認められたりするのかな?
そこら辺の影響はちょっと想定できかねますが。

>家族を裏切ったり、無責任な言動で別の女性の人生を台無しにしたことに対する罰
たぶんそんなの、受けてないですよ。それこそ感傷もいいところ。
不倫する人間にそんな倫理観があるわけはない。
何かを犠牲にしなければいけないという自覚がなかっただけでしょうから
被害者だとも思えない。愚かなんですよ、結局。
であれば、ここまでの被害になる前に、無関係な人間を巻き込む騒ぎになってしまう前に
不倫自体を抑止する法が必要かと思います。

447Jackal:2008/03/28(金) 20:33:00
>>446
keyさん、

家族がいるくせに? 不倫?

済みません、仰っている意味が良く分かりません。
私は家族の有無やら既婚・未婚やら、これまでの投稿で一切触れていませんが....

どうしてそう取られちゃうのでしょう。

448Jackal:2008/03/28(金) 21:23:37
>>444
真夜中のラブレターのような雰囲気を感じますが、紫煙狼さんにお尋ねします。
紫煙狼さんが 『 時間の許す限り、とことん没頭して、とことん苦しんでやるさ。』 なのは
この事件が被害者にとって不条理だからですか?

炊き込みご飯がスパゲティに化ける以上にあまりに唐突で飛躍しすぎていて、尋常な神経には
到底追いつけない不条理は今や日常的に発生しています。スィミングスクールで子供達に水泳
を教えている最中に突然迷彩服の男に散弾銃で打ち抜かれたインストラクタは水着姿で懸命に
子供達をかばいながら、逃げまどいながらどの様な恐怖を感じたでしょう?無理矢理母親に橋
の欄干に座らされ、恐怖に震えながら、唯一頼らざるを得ないその母親から背中を突かれた女
の子はどの様な地獄を味わったでしょう?彼女は一体誰を恨めばいいのでしょう?
あまりに不条理なあまりに悲惨な事件が連日報道されていますね。どの事件も被害者の味わった
地獄の苦しみに重い軽いは無い筈です。
そのそれぞれに時間の許す限り、とことん没頭して、とことん苦しんでいたら、恐らくこちらが
内臓破裂で死んでしまうでしょう。誰も処罰感情で不条理を補えているわけではないと思います。
残念ながら 「 不条理な地獄絵図 」 がもうとっくに飽和の量を超えているのです。だから一つ
ひとつの事件についてせめて何故そのような悲惨な事件が生じたのか、事件の本質は何処にある
のか、を見極めて無理にでも納得したいと思うのでしょう。このHPの管理人の方が様々な事件
を整理して、リストしている理由も、事件の本質を明らかにしたいという思いからではないで
しょうか。
そしてその本質を考えるとき、この事件は、少なくとも僕には未だ着地していないように感じら
れるのです。

449mayuminh40:2008/03/28(金) 23:24:59
Jackalさん、私はKeyさんとほとんど同じように感じています。
だから思うのだけど、「事件の本質」と言っても…あなたは北村に非常に同情
しておられるけれど、北村にあまり共感や同情ができない人間(私のような)
にとっては、あなたがこの事件の本質と言っておられることが、そうかなぁ本
質かなぁと、どうしても感じられてしまうのですが。
地味で真面目で世間知らずで、けなげでいじらしい女性…と感じるか、
地味で真面目で世間知らずで、奇妙な自信に溢れて突き進む女性(視野狭窄)
と感じるか…その差が根本的に大きいのかもしれません。

450Jackal:2008/03/29(土) 01:38:12
mayuminh40さん、
実際の所、知り合いではないので私はKという女性がどういう人なのかよく知りません。なのでどこまで
同情出来ているか私自身疑問ではあるのですが、K女がどんな人間であれ、この事件、師匠なる男とK女
の組合せがなければ起こっていなかった。そしてその中で男の演じた役割は既に皆さんが書かれている通
りです。K女が思慮深い人間であれば、それでもこの事件は起こっていなかったでしょう。従って、K女
が法の裁きを受けているのは当然なのです。しかし、男の演じた役割は、社会通念上無罪たり得るものか
という点が凝りなのです。mayuminh40さんはこの点どうお考えですか?既出であれば番号を教えて頂けま
すでしょうか。

451Ken:2008/03/29(土) 06:32:08
私もMayumiさんに同意しますねえ。この事件はキャシーに感情移入できるかどうかで
見方がずいぶん変わると思います。これまでキャシーが厳罰を受けたのに対して
師匠が無罪放免なのはおかしいと主張する人は押しなべて不倫経験のある女性が
多かったのに対して、既婚で子供もいるMayumiさんのような女性(つまり妻の
立場にいる人)は押しなべてキャシーを突き放した見方をしてますよねえ。私なんか
キャシーの言い分はほとんど信じてないですねえ。子供二人を殺すような人物にとって
自己正当化のためにうそをつくのはたやすいことでしょう。

「師匠には何を根拠にどのような罰を与えるのがよいのか」というお題を紫煙狼さんから
いただいて、その狭い枠の中で考えていただけですから、師匠のような軽薄な
男は子供二人を殺されてもなんとも感じないといわれましても、それはそうかも
しれないし、そうじゃないかもしれないですけど(家族に未練のあるところを見ると
そうじゃないと思いますが)、私が言いたかったのは子供二人の死に対して師匠に
罪を問う法的根拠がない以上、キャシーのような刑事罰を受けないのは当たり前であろう、
ということです。せいぜい、姦通罪とか結婚詐欺のようなのだけ。今のところ
他の女性をたぶらかして不倫する男性に待っている罰は、せいぜい家族に見放されて
離婚だとか、職場にいたたまれなくなって退職だとか、それぐらいなので、子供
二人殺されるのはそれと比べて重い罰だと思います。

452mayuminh40:2008/03/29(土) 07:06:31
既出ですが、だいぶ前なので。もう探したくないです。
大まかなところを言うと、逮捕された頃、「親が生きているうちに出てこれな
いかもしれない」というような発言を目にし、その後、彼女の手記の抜粋なども
見、違和感をおぼえたことを書いたような気がします。

社会通念上ですか…3人の男女がいれば、いずれはひとりが泣いて立ち去るし
かないと思います。それについて、他者がくちばしを挟むべきではない。
3人のうち2人が婚姻関係にあるなら、子どもと親兄弟と、仲人くらいは口を
挟んでもいいかな。それが職場を巻き込むもので、業務に差しさわりがあるな
ら、上司も発言可。
恋愛において、何が行われようと、あらゆることが行われ演じられるのが恋愛
なのですから、上記以外は、人の恋愛を裁くなと思います。
(あぁ思う、こう考えるという井戸端会議にとどめたいものです。また当事者
同士が婚姻破綻の原因だの、約束不履行だのと訴えあうのは結構なことだと思
います)

453Jackal:2008/03/29(土) 09:36:01
回答ありがとうございます。
男がこの放火殺人事件の中で演じた役割が果たして社会通念上無罪たり得るものかについて、他者は
論ずるべきではないと言うことですね。男は現行法上では無罪なのですがね。

454mayuminh40:2008/03/30(日) 05:06:46
やさしいお気持ちは大切になさってください。
とても好ましいことだと思います。
嫌な言葉を重ねましたが、私も泣いて静かに立ち去る恋の敗者に対する同情心
くらいは持っています。

455Jackal:2008/03/31(月) 07:09:40
この事件を男女3人の 「 恋愛 」 の成れの果て、更には恋の敗者勝者という視点から捉えるというのは私には
なかった発想で大変興味深く拝見しました。妻は 「 恋の勝者 」 で、男のより深い愛を勝ち得ていたのですね。

456key:2008/03/31(月) 10:14:29
私は、Jackalさんが
>K女がどんな人間であれ、この事件、師匠なる男とK女の組合せがなければ起こっていなかった
と仰っているので、この組み合わせを事前に(ほぼ唯一であろうと思われる)防ぐ方法を提示しただけです。
もしこの組み合わせが独身同士で障害がないものであったなら事前に防ぐ方法は皆無で
防ごうとしても大概「余計なおせっかい」と言われるのがオチだからです。

この二人にこれっぽっちも思い入れがない私としては
大人が恋愛してどうなったって知ったことか、周りを巻き込むな、としか思いません。
だから実際に周りに多大な被害を与えた女が罰され、
女以外に直接被害を与えていない男が罰されないことは
感情的にはともかく、社会通念上では不思議はないと思うのです。

ま、姦通罪はあっていいと思いますけどね。
結婚しといて他のものも欲しがるなんて、ずるいし迷惑ですから。

457Jackal:2008/03/31(月) 15:09:40
key さん、
補足説明、どうもありがとうございました。ご主旨良く分かりました。
私の中では男の既婚・未婚はこの事件の誘因と殆ど関係していないので、>>446 のコメントに戸惑っていました。

 > 女以外に直接被害を与えていない男が罰されないことは感情的にはともかく、社会通念上では不思議はないと思うのです。
男女の存在が対等なら、そうかも知れません。ただどう見ても一般的には(若い)女性の方が男よりも弱い(被害に遭い易い)
ように見えて、本来男は(若い)女を護るべき位置にいるように思えてしまうのです。差別なんですかねぇ、やっぱり。

458key:2008/03/31(月) 16:39:57
年下の男性が年上の女性に弄ばれて捨てられることも
逆より少ないかもしれませんが十分ありうることでしょう。
その場合、Jackalさんは捨てられた男性に「騙される奴が悪い」と仰るタイプですか?

現在の日本では20歳過ぎたら成年です。
結婚すれば未成年であっても成年の扱いを受けます。
恋愛に関して大したスキルもないままに大人になってしまうのは非常に怖いことだけれど
20歳を過ぎて自分の権利を行使して恋愛を始めたのなら
年齢で保護してもらうことは諦めるべきでしょう。
若さはなんの言い訳にもなりゃしませんよ。

459Jackal:2008/03/31(月) 17:53:13
偶然ですが、ご質問の回答は >>429 にあります。
ご主旨重ねて了解です。天の与えた若さ故の弱さ(「強さ」と言うべきか)を食い物にする輩がいなくなると良いですね。

460key:2008/03/31(月) 18:31:37
…どおおおおおっしても「食い物にされた可哀想な女性」
っていう判り易い形から離れられないようですね。

中絶が男だけの意志で出来るはずがない。
彼女は二人の総意で堕胎した。
そこで強硬に主張して生むことも、堕胎の責任を感じて別れる事もしていない。
馬鹿に引っかかったなりに引き際を理解できなかった馬鹿なんです。
食い物にされただけのお人形さんだったら、心神耗弱でとっくに無罪放免だったでしょうよ。

生きた子どもを平気で掻き出す女だと言われて逆上する余地がどこにあった?
私は同じ事をしました。逆上など出来る立場にないことを知っています。
どんな言い訳をしようが、それが厳然たる事実ですから。

この女性は加害者であって、現行法で立証された。
この男性は加害者だったかもしれないが、現行法で立証は出来ない。
それだけです。それ以上の付加は感傷です。

なによりも私が祈るのは、親に苦しめられる子どもがいなくなることです。
大人にさえなれれば、もうあとは良くも悪くも自由なのですから。

461Jackal:2008/03/31(月) 20:15:17
重ねてのご説明ありがとうございます。key さんの仰っていることは一々ご尤もで、よく理解しているつもりです。ご安心下さい。
私の論点は、敢えて申せば、「現行法で立証できないとすればそれ以上は感傷」と割り切れるかということで、そこまで絶大な
信頼を現行法に置けないなぁということです。

462mayuminh40:2008/04/01(火) 05:48:49
あぁそうか、それじゃあ私がいちばん感傷的かもしれないです。
人間の心は自由なもので、心のありようや恋愛のありよう自体に、法律が立ち入る
べきではないと思っているので。
人はそれぞれ違うのですから、それぞれを同時に好き、なんていうのは、男に
も女にもありがちなことだと思うんですよ。すでにパートナーがいても、誰か
を好きになること自体は、仕方がない。
パートナーのいる人を好きになることも、仕方がない。
ただ交際が短期間に終わるなら、余計なことを言わないだけで済むのですが、
長期に及べば、嘘をつかないで複数の恋愛を維持することは困難です。
逆に言えば、相手を嘘つきにしたくないなら、立ち去るしかないでしょう?
嘘も、あらゆる醜い行動も、恋愛の部分だから。それを裁くことはできない。
そこから派生する生活上の不利益を訴えあうことはできるのですから、それで
よし、とするしかないのではありませんか。
恋愛における発言や行動を裁くというのは、人間の心のありようを裁くことに
なりませんか。私はそちらのほうが嫌だなぁと思いますが。
(私たちは、あれはずるい男だなぁ、嫌な女だなぁ、馬鹿っプルだなぁ、さま
ざまな批判をしますよね、それを言いあうのは心のありようだから、かまわな
い。だが、法律を介入させてまで裁くのは、おかしい気がするのです。年齢がどう
あれ、立場がどうあれ、どんなに辛かろうと恋の結末は当事者が静かに受け止
めるしかないのです)

463ねね:2008/04/01(火) 08:40:08
上記mayuminh40さんの意見に同感です。民事では争えても、刑事では恋愛に
関する不利益を裁く事は不可能ですよね。男女の仲は、計り知れないもの…。
「この男性に、何でこの女性?(逆もしかり)」と言うのを、誰もが沢山目に
していることと思います。当人同士でしか分らないことが世の中には沢山
存在しますよね。

上記に、「この奥さん、旦那との間にまた子供をもうけているんですよ。
だから簡単には分かれることはないでしょう。なんというか、女性で
いることの悲哀を感じる事件ですよね」と有りましたが、私は“女は
怖い”そして、“強い”と思いました。普通の神経では、婚姻生活を
続けたまま、更に二人も子供を儲けるとは困難でしょう。
これが二人の出した答え・二人の形なのかも知れません。それを又、
周りが批判する事も不必要な事だと私は思います。人の想いとは、
本当に複雑で重いと言うのが、私の感じたところであります。

464key:2008/04/01(火) 09:13:38
mayuminh40さん、ねねさんの意見には素直に同調できるのです。
Jackalさんは恋愛と詐欺を同列に論じているように思えてならないので。

感傷という表現が悪ければ、おせっかい、または余計なお世話と
言い換えた方がいいのかもしれませんね。
現行法で裁けない範疇ってことは、個人の恋愛の自由の尊重とも取れますから。

ただし、私は現行法に絶大な信頼を置いているわけではない(むしろ甘すぎると思う)ので
姦通罪を足すのが望ましいと主張しています。
過去にもあり、かつ現在でも道徳的に問題ある行動ですから。
ただそれ以上を無闇に足すことは非常に難しいと思っています。

>「この奥さん、旦那との間にまた子供をもうけているんですよ。
  だから簡単には分かれることはないでしょう。なんというか、女性で
  いることの悲哀を感じる事件ですよね」
このくだり、私には気持ち悪いとさえ感じられましたよ。
なぜこんな男のDNAを残そうと思えるんだ?と。
同じ現象に対する感想だけでもこれだけ多岐に分かれるのに
判決をひとつにまとめられるわけないと思いませんか?

465Jackal:2008/04/01(火) 17:16:12
詐欺ですか....
例えで恐縮ですが、結婚詐欺の被害者が詐欺犯の身内に危害を加えた場合、被害者は罰せられても、詐欺犯自身は恋愛を主張することで
裁かれるべきではない、とお考えになりますか? (一般論です。この放火事件のことを言っているのではありません、念のため。)

466key:2008/04/01(火) 18:11:18
詐欺の被害者が詐欺犯の身内に殴りかかったら、情状はともあれ捕まりますよね。
「情状はともあれ」ですが。殴ったぐらいなら
見てみぬ振りされるケースもありうるかもしれません。

でも、そこで改めてもう一回詐欺犯が捕まる理由ってありますか?
裁かれるも何もないと思います。
そのケースでの詐欺犯の存在はあくまで情状酌量の余地としてだけでしょう。
詐欺は金銭的被害が生じたから詐欺なんです。そこで恋愛を主張してもダメ。

しかも「目には目を」ならばあくまで被害者対加害者であるべきで
本人じゃなく身内にスライドする意味がぜんぜんわからない。
八つ当たりって言いませんか、そういうの?
しかもJackalさん的に言うならば「女は男には力でかなわない」、
だからさらに弱い子どもを標的にする、だなんて最悪じゃないですか?

467無理無茶無意味:2008/04/01(火) 19:23:03
勝手な思い込みと一般論を混ぜこぜにして同意を得ようっての?
そんなの煽動でしょ?誰かさんは自分の感性こそ世界の真実みたいに(藁)
ヤオイのUFO説と大差ない。頭の中が陰謀ダンスだからか?www
自分に都合いい、感性に合う説だけが真実じゃないでし。
過去レス全部読んでカキコしれ。J atama warusugi。

468Ken:2008/04/02(水) 00:42:04
まあ、延々と同じ話題が繰り返し議論されるというのがこのスレッドの特徴ですけど
まあ、わたしはそれはそれでもいいかなと。私も同じこと繰り返し書いてますし。

放火殺人というのは悪質なんですよ。へたすりゃさらに関係のない住人が巻き込まれていた
可能性があるわけで。明確な殺意をもって計画的に非力な子供二人も殺しておいて
無期というのは見ようによっては軽い。師匠の無責任な言動が犯行の大きなきっかけに
なっているわけで、判決文を見たわけではないですけど、そのことを情状酌量したうえで
極刑から減刑されているということは十分に考えられるわけです。つまり、現行の
司法制度でも、師匠の罪は直接裁かれることはなくともキャシーの量刑には反映されて
いるわけです。

469Ken:2008/04/02(水) 00:47:57
私も世の中は、特に日本の社会は、女性に不公平にできていると思います。ただ、
キャシーと同じ目に遭ったところで圧倒的多数の女性は悪事に走らないわけで、
この無責任な男の言動はキャシーを免罪する理由にはならないわけです。個人の
意志の力とはそこまで無力なものではなかろうと。

師匠に刑事罰を問うのではなく、こういう男女間の不公平な仕組みは社会の取り組みとして
解決していくしかなかろうかと思う次第です。

470Ken:2008/04/02(水) 04:28:24
・奥さんに関して

私の勝手な見立てですが...

旦那に裏切られるというのは非常につらいことなわけです。子供二人をいっぺんに
失うというのはそれよりもさらにもっとつらいことでしょう。そんなことが立て続けに
起きれば誰だって生きる気力を失うことでしょう。そういう状況で誰にもすがらずに
一人で生きていくのは非常に大変なわけです。ですから、客観的事実はどうであれ
「自分の旦那は悪い女に騙されただけで、その女がすべて不幸をもたらしたんだ」と
積極的に考えることによって、旦那と一緒に生きていくことを選択するのは十分に
ありじゃないかなあと。その場合、二人の関係を永続させるためにはやはり子供を
もうけることを考えるのも十分にありではないかなあと。

子供二人を抱えて離婚するのはなかなか踏ん切りがつかないわけですよ。経済的に
苦労するのは目に見えているわけで。夫が不倫しているのを知ってて離婚しない人、
再婚してもう若くもないのに無理して子供をもうけている人、そういうのは見たこと
あります。まあ、だから女性が一人で生きていくのは大変なんだなあ、男と比べて
不公平だなあと思うんですけど。

471Ken:2008/04/02(水) 04:30:58
>>468
補足
検察の求刑も無期です。

472Jackal:2008/04/02(水) 10:51:38
ヒステリック(笑)な書き込みがあったかと思えば、おやまあ Ken さん、めずらしい場所で連続投稿。
この事件、私はビギナーですが実にいろいろな意見があって、奥が深いようですね。ところで、今DCに
いますが、桜が見応えあります。

473Jackal:2008/04/02(水) 10:59:30
>>466
早速のコメントありがとうございます。私も同じ意見です。
改めてもう一度詐欺犯が捕まる理由はよほど特殊なケースを除いてないでしょう。
そして「詐欺は金銭的被害が生じたから詐欺なんです。そこで恋愛を主張してもダメ。」ですね。
でも本当はそのお金だって、なんでもありの大人の恋愛の中で渡し渡された筈なのに、刑法の対象となり得るし、
そのことに違和感も感じない。そしてお金の被害なんて本当は被害の内に入らないという不条理。

結婚詐欺の話は一般論なので、この放火事件とは関係ありません。ただ、恋愛に公権力が介入しても良い
と感じる場合と入っちゃダメと感じる場合があるのは興味深いと思います。
それと、加害者とは関係ない対象を攻撃するというのは、文字通り不条理で、仰る通り最悪ですね。

474Jackal:2008/04/02(水) 12:29:37
通常の詐欺ではあり得ないと思いますが、詐欺犯の行為が被害者を当該犯行に追いつめたことが客観的に明白な
場合にはその関連でもう一度捕まる理由になり得ると私は考えています。(済みません、書き忘れてました。)

475key:2008/04/02(水) 13:43:02
いくらなんでもありって言ったって、恋愛に金銭を絡ませるのは話が別だと思いますけれど。
むしろ「金銭・暴力が絡まない限り、公権力は恋愛に介入できない」という明白な証左といえるのでは?

>>474については、その犯行が加害者本人に向けられたものでない限り
>加害者とは関係ない対象を攻撃するというのは、文字通り不条理で、仰る通り最悪
というご自分のご意見と完全に矛盾すると思いますが如何思われますでしょうか。

「○○ちゃんのせいでボクがこんなことしちゃったんだから全部○○ちゃんのせい!」
という趣旨だと思うのですが、そういうのはせいぜい小学校で卒業ではないでしょうかね。
騙された人は何してもいいのか、という話になりますし
自分の行動には自分で責任を持つべきでしょう。

476Jackal:2008/04/02(水) 14:52:30
> 「○○ちゃんのせいでボクがこんなことしちゃったんだから全部○○ちゃんのせい!」
> という趣旨だと思うのですが、そういうのはせいぜい小学校で卒業ではないでしょうかね。
> 騙された人は何してもいいのか、という話になりますし
> 自分の行動には自分で責任を持つべきでしょう。

矛盾点のご指摘は良く分からないのですが、上記は全く仰る通りです。異存はありません。

477key:2008/04/02(水) 15:51:03
…私もよく判らなくなってきたのですが。

>詐欺犯の行為が被害者を当該犯行に追いつめたことが客観的に明白な
 場合にはその関連でもう一度捕まる理由になり得る
というJackalさんの主張と
>「○○ちゃんのせいでボクがこんなことしちゃったんだから全部○○ちゃんのせい!」
という意見とは全くのイコールに見えます、と申し上げています。

「当該犯行」が加害者本人を対象にしたものでない限り
「被害者の八つ当たりに加害者は責任を持て」という趣旨に聞こえるのですが
それをJackalさんは自分で
>文字通り不条理で、仰る通り最悪
と仰っていますよね?
ものすごく矛盾していますよ。

478Jackal:2008/04/02(水) 17:42:37
① 詐欺犯とは関係ない対象を攻撃するという被害者の行為は、不条理で最悪でいかなる理由があろうとも
  許されるものではない。
② 詐欺犯の行為が被害者を当該犯行に追いつめたことが客観的に明白な場合にはその関連で詐欺犯がもう
  一度捕まる(罰せられる)理由になり得ると考える。
③ 「○○ちゃんのせいでボクがこんなことしちゃったんだから全部○○ちゃんのせい!」とは言えない。
④ 騙された人は何してもいいのか、という話になりますし、自分の行動には自分で責任を持つべき。

ということを言っているつもりです。

479key:2008/04/02(水) 20:04:14
機種依存文字は望ましくありません。

1と3と4は了解しました。納得できます。
下記が判りません。
・4で「自分の行動には『自分で』責任を持つべき」と仰っているのに
 2で詐欺犯に被害者の犯行の責任をも被せるのは何故ですか?
・2を主張する理由は何ですか?
・例えば「客観的に明白な場合」ってどんなもの?具体例が欲しいです。

感情的には判ります。詐欺犯が全ての元凶だ!としてしまえればどれほどスカッとするか。
そして市民感情としてはそう思う人がきっと多数派でしょう。

しかしその場合、被害者が自分の起こした犯罪について正しく反省できるのでしょうか。
(外面はともかく、心の中では)「○○ちゃんが悪かったんだもん、ボク悪くないもん!」
で押し通して服役後に同じ行動をしたら、それさえも詐欺犯のせい?
そうなった時にやっと本人の資質の問題だと判りますよね。
でもそれは詐欺犯がその人の罪を被ってから判ること。
はい、冤罪いっちょあがり。法的に適用するには危険が大きすぎます。

なので、私は2の意見には反対です。

480Jackal:2008/04/02(水) 20:48:38
ご質問の件、お手数ですが時間のあるときに、400 番台の Jackal の投稿を見て頂ければと思います。

481Ken:2008/04/03(木) 02:32:23
Jackalさん今アメリカにいるの?ワシントンDCはおのぼりさん気分を手軽に味わうには
一番いいですよ。私、東京を思い出しました。アメリカだとインターステートの
脇に無造作に植えられたりしてますけど、なんか桜って日本人のこころにぐっと
来るものがありますよね。

482Jackal:2008/04/04(金) 14:50:13
DC と言っても用事はいつも河向こうなので全く味気ないですが...
この事件の見方として、全体の枠組みの中から師匠の存在を消去する方法があるようですね。師匠にとっては
誠に有り難いことです。また、「師匠を非難する=K女に同情する」、と解釈される図式もあるようです。
何故、師匠には「自分の行動には自分で責任を持て!」とはならないのか、不可思議であります(笑)。

483紫煙狼:2008/04/06(日) 20:55:29
>>482
>「自分の行動には自分で責任を持て!」
まさしくそのとおりだと思います。

師匠は「北村受刑囚を精神的に追い詰めた罪」に対する責任をとるべきです。
その罪の重さは北村受刑囚が結果的に何をしたかに依存してはいけないでしょう。

例えば、本件の後日談として、子供を失った悲しみから正気を失った妻が、
小学校に乱入し複数人の児童や教諭を死傷させた…とすれば、
北村受刑囚はより重い罪に問われているべきなのでしょうか?
そして、師匠も同じく重い罰で処断されているべきなのでしょうか?
条件説の利点でもあり最大の弱点でもあるのが、この遡及性なんですよね。

この遡及性を「個別判断・判例依存」にするのはあまりに危険です。
と言うのも、私が判事なら「放火殺人と師匠の不貞には直接的関連がない」とするし、
Jackalさんが判事なら「放火殺人と師匠の不貞の関連は客観的に明白」なのでしょう?
そして、こんな案件が判例に依存できるほど頻発していたら日本は壊滅的ですよ。

484老婆心:2008/04/06(日) 23:38:05
≫483
>条件説の利点でもあり最大の弱点でもあるのが、この遡及性なんですよね。

割り込みをしてすみませんが、紫煙狼さんは、刑法における「因果関係」における「条件説」
に依った場合のお話をされているのでしょうか。
そうだとしますと、「相当因果関係説」に依った場合の比較もされるべきですし、そもそも、
犯罪の成否や罪の重さは、「因果関係の有無」だけでは決まらないと思われますので、
「原因と結果」の関係だけで論じられるのは、少し論理の飛躍があるのではないのでしょうか。

485紫煙狼:2008/04/07(月) 01:29:06
>>484

>>483の論理展開は>>442にJackalさんが提案されている
>『 甲の犯行に乙の関与が客観的に明白である場合(*)、乙は甲と同様の処罰の対象となり得る。 』
を適用するとした場合の話であり、これは>>443で申し上げたとおり条件説的解釈であると考えています。

当然、老婆心さんの仰るとおり
>犯罪の成否や罪の重さは、「因果関係の有無」だけでは決まらない
と思いますが、本件のような状況において条件説的解釈により師匠を処罰の対象とするのは、
どこまで遡及して罪を問うことが出来るかという面において感情的納得を得られるものであっても、
論理的納得を必ずしも共有しうるかというと非常に懐疑的です。また、条件説的解釈を以って
本件における師匠の責任を問うとしても、そもそも「関与が客観的に明白」と言えるか疑問です。

条件説を以ってしても師匠の「放火殺人に対する責任」を問うことが難しいのであれば、
相当因果関係説を以って同責任を問うことは不可能であることが明白であると考えますので、
「師匠に放火殺人の責任を問いたい」という前提において、比較の必要があるのか疑問です。

私見では、師匠の責任を問うことが出来るとしても、それは「不実をはたらいた」点のみであり、
この事実に関しては放火殺人とは切り離して処罰を受けるべき性格のものであると考えます。
ただし、財物の交付などの事実が認められないとなれば、詐取の対象とならないことからも、
民事における慰謝は発生しても、刑事における処罰の対象とは為し得ないと考えます。
また「不実をはたらいた」点において主従による責任の大小があったとしても共同で行われた以上、
(適切な罪状が存在した場合でも)同罪異罰で立件するか、そもそも不成立とするかの2つしか
ないと考えております。

不足な点は、またご指摘いただければ幸いです。

486key:2008/04/09(水) 14:33:14
>>480
読んだ上で理解できなかったので質問しています。
判りにくければ言い換えます。

師匠は責められるべきですが
不倫した以外の罪って何ですか?
他の同じ罪を犯した人を適切に摘発する方法はありますか?

追い詰められた女性がすべからく殺人に走るわけではないので
彼女の殺人の罪は師匠と無関係だと思います。
関係があるというなら、立証できる因果関係はありますか?

二人は独立した大人なのに、師匠とK女をなぜワンセットにして扱うのですか?
枠組みに誰よりもこだわっているのはJackalさんだと思います。

と、この程度ならわかりますか?(笑)

487Ken:2008/04/10(木) 12:14:58
アーリントンすか?

やっぱり、Jackalさんはただものではなかった。

488Ken:2008/04/18(金) 21:04:04
こういう記事見つけたんですけどね。

【法廷から】不倫の末に脅迫…悪いのは男か女か
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080418/crm0804181736014-n1.htm

背景は非常に似通ってるんですけど、女は子供を産んだのに男は逃げてしまって
認知さえしない、それで怒った女が他人に脅迫状を置いてくることを依頼して
捕まったという事件です。

裁判長の説諭
「本件の経緯には被告にも気の毒な面もあったと思うが、犯罪はいけないことと冷静に考えればわかるね。共犯者のせいだけにできないことを自覚してください。子供のことで法律上の手続きをするときは弁護士に頼んで、関係者との接触を避けてください」

まあ、これが落としどころじゃないですかね。男性側にも落ち度はありますけど
それは合法的な手段で訴えなきゃならんですね。

男性の調書
「嫌がらせをされて、被告を許すことはできない。家族が恨まれる筋合いはない」とのもので、妊娠までさせた被告への配慮はかけらもない。

男性の妻の調書
「母親として気持ちは分からないでもない。犯罪は残念。夫のだらしなさも原因なので更生してほしい」

記者の感想
被告側の立場に立つか、被害者側の立場に立つかで、この事件の見え方も違ってくるだろう。一つだけ確実に言えることがあるとしたら、生まれてきた子供には何の罪もない。被害者の男性は子を認知して、きっちり責任を果たし、被告は間違いを二度と犯さず、子供をしっかり育ててほしい。

ちなみに判決は懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決

489Jackal:2008/04/21(月) 06:48:57
>>486
res 遅くなり済みません。10日程隔離されていました。
> 師匠は責められるべきですが、不倫した以外の罪って何ですか?
> 他の同じ罪を犯した人を適切に摘発する方法はありますか?

K女を精神的・肉体的に追い詰めた罪です。現在そのような罪の規定はなく、男は無罪放免です。

> 追い詰められた女性がすべからく殺人に走るわけではないので
> 彼女の殺人の罪は師匠と無関係だと思います。
> 関係があるというなら、立証できる因果関係はありますか?

「放火殺人」という犯行と男との間には直接的な関係はないでしょう。場合によってはそれは
「誘拐」だったかも知れないし、「傷害」だったかも知れません。犯罪行為そのものとの直接的
な関係はないにしても、K女をその行為に「追い詰めた」責任が男にはあります。そしてその責任
は「すべからく」云々で救済されるものではないでしょう。

この事件、key さんの言葉を借りれば、
  「 馬鹿に引っかかったなりに引き際を理解できなかった馬鹿 」がブチ切れて取り返し
    の付かないことをした
と要約できると思います。(注:不倫はこの事件の本質ではないですね。)

で、今「 引っかかった方の馬鹿 」は無期懲役刑を受けていますが、「 引っかけた方の馬鹿 」は
無罪放免状態です。軽重は別にして、引っかけた方の馬鹿も何らかの罰を受けるべきだろう、と
云うのが私の主張です。そして、それは不倫とは関係ないものである筈です。

key さんは、この事件において、男が「自分の行動には自分で責任を持」っていないことを
どのようにお考えでしょうか? 或いは男は立派に責任を果たしている?

490key:2008/04/22(火) 12:04:32
「馬鹿に引っかかったなりに引き際を理解できなかった馬鹿」が
『ブチ切れて取り返しの付かないことをした』
という要約を使わせていただけば、
犯罪は「」の中身ではなく『』の中身だと考えています。
人を憎んで罪を憎まずというやつですかね(この言葉好きじゃないけど)。
誰が『』の中身を行ったか、といえば「引っかかった方の馬鹿」の方であって、
「引っかけた方の馬鹿」は『取り返しのつかないこと』はしていない。
女たらしこんでポイしたけの程度では何の罪にも問えまい、
不倫が関係ないというならば尚更どうしようもなかろう、というのが私の主張です。

Jackalさんの質問に回答します。
>男が「自分の行動には自分で責任を持」っていない
この男のあるべき責任とは何でしょう。
間違いなく、この男はたいそう無責任だと思います。どうしようもない愚か者です。
しかしここで「不倫」が関係します。この男は婚姻し家庭を持っている。
ならば、この男が責任を取るべきは第一に家族に対してです。それが日本における婚姻という契約ですよね。
本妻をないがしろにして愛人を作った状態で、二人に対して同時に責任を果たすことは今ケースでは不可能です。
なぜなら、二人ともが「自分を選び、他のものを切り捨てろ」と訴えていたから。
だから既婚者として本妻への責任を優先し愛人を切った(もっと早く切っていてくれれば、と思います。残念です)
そういう意味では、事後ではあるが、辛うじて、既婚者としての責任は果たしていると言えます。
実に胸糞悪い話ですが。

このやり場のなさをどうするか考えた結果、
本来ならば家族を持った時点で外に目を向けること自体が無責任であるから
姦淫の罪を問うべきではないですか?というのが最初の主張だったのです。
それが本来この男が問われるべき罪だと考えています。
いかが思われますでしょうか。

Jackalさんの仰る責任の形についてもご教示いただきたく思います。

491key:2008/04/22(火) 17:20:29
逆でした、失礼しました。
×人を憎んで罪を憎まず
○罪を憎んで人を憎まず

492Jackal:2008/04/23(水) 04:59:05
> Jackalさんの仰る責任の形について....
(責任の定義が必要の様に思いますが、面倒なので省きます。)
男は何をおいても先ず、何の抵抗も出来ず無惨に焼き殺された二人の子供の死に対して責任が
あります。実際に犯行に及んだのはK女ですが、男の不埒な行動がなければ子供たちが殺され
ることはなかったからです。男は次に堕胎された二人の子供の死に対しても大きな責任を負っ
ています。男は更にK女の世間知らずに便乗し口からでまかせを並べてK女を引っかけ、その
身体を弄んだ責任があります。K女も立派な大人ですから、引っかかった方が悪い、と云うこ
とも出来ますが、引っかけた方に何の責任もないとは思いません。そしてまた、仰るように妻
に対する責任もあるでしょう。
key さんの仰る姦淫の罪については、同意しますが、その前に上記の責任について追及されて
然るべきと思います。

493紫煙狼:2008/04/24(木) 02:06:56
男の不埒な行動があったとしても北村受刑囚が放火しなければ、
子供たちが焼け死ぬことはなかったのではないでしょうか?

子供たちが焼死したのは、北村受刑囚が放火したからです。
「火事」という原因を以って「死傷者が出る」という結論を合理的に
説明することは小学生でも簡単に出来ますよね???

では、北村受刑囚が放火したのはなぜですか?その原因を以って、
第三者の生命を奪ったという結論を合理的に説明できますか?

言い方は悪いですが、本件の放火において被害者となったのが
師匠の子供たちだったのは、単なる偶然に過ぎません。
どのみち、子供たちは本件において第三者に過ぎないのです。

ただ、師匠が北村受刑囚を騙したという原因を以って、
北村受刑囚が精神的苦痛を蒙ったという結論は合理的に説明できるので、
師匠は北村受刑囚を精神的に苦しめた点について慰謝賠償する責任があります。
師匠に子供たちの死についての責任を問うのはお門違いです。

494Jackal:2008/04/24(木) 20:49:53
ご指摘の様にこの事件では「男の行動」と「子供たちの死」との間に「K女」という不確定要素が
存在するため、「男の行動」と「子供たちの死」を論理的に結び付けることはできません。K女が
例えばL女であったら、L女は同じ仕打ちを男から受けたとしても、何もしなかったかも知れない
し、精神的に追い詰められた結果自殺したかも知れないし、或いは男の妻に危害を加えたかも知れ
ません。K女の行動結果もL女の行動結果も「男の行動」から論理的には導き出せません。しかし、
それら女の行動が、男の行動、特に女を精神的にも肉体的にも追い詰めるような行動に起因すると
考えられる場合、男には女の行動に対する責任が発生するのではないか、と私は考えています。
必ずしも適切な表現ではありませんが、「結果責任」とでも云うべき責任があるのではないでしょうか?
( 現行法が適用できるか、という話をしているのではありません。現行法では男は無罪です。)

そしてこの事件の場合、「男の不埒な行動」がなければ、K女が放火殺人を犯さなかったであろう
ことは事件の経緯から明らかだと思います。つまり、K女の放火殺人の背景には男のK女に対する
行動が存在しています。

紫煙狼さんは、「男の行動」と「子供たちの死」とは全くの無関係とお考えですか?
或いは「男がこの事件で演じた行動」がなくても子供たちは焼き殺されたとお考えですか?

495key:2008/04/24(木) 22:11:14
Jackalさんの挙げられた4点について、分割して回答します。

1.>男は何をおいても先ず、何の抵抗も出来ず無惨に焼き殺された二人の子供の死に対して責任が
  >あります。実際に犯行に及んだのはK女ですが、男の不埒な行動がなければ子供たちが殺され
  >ることはなかったからです。
これを決定事項のように毎回仰っておられますが、そして何度も申し上げますが
男の不埒な行動があっても子供たちの殺されないケースは、嘆かわしいことですが大量にあります。
>、「男の不埒な行動」がなければ、K女が放火殺人を犯さなかったであろう
>ことは事件の経緯から明らかだと思います
どちらかというと、妻が彼女に対して必要以上に煽ったという点の方に
引き金があったのではないかと私は考えるのですが如何でしょうか。

「結果責任」と仰いますが、感情的にならいくらでも結びつきますよ?
でもこんな掲示板ですらあっさり反論が可能なレベルです。
直接的な罪ですら弁護人と検察の真っ向勝負でもめるのに、まして間接的罪においてをや。
立証は不可能に近いと言わざるを得ない。違いますか?

2.>堕胎された二人の子供の死に対しても大きな責任を負っています
全くもってその通りです。中絶を選択した「全ての男女が」負うべき道徳的殺人の罪です。
ただし、ご存知の通り現行法では中絶は殺人とみなされません。
もしこの男が殺人の責任を負うならば、かなりの数の男女が刑務所行きですし、
この男だけを特別視して裁くことは出来ないでしょう。

496key:2008/04/24(木) 22:11:44
3.>男は更にK女の世間知らずに便乗し口からでまかせを並べてK女を引っかけ、その
  >身体を弄んだ責任があります。K女も立派な大人ですから、引っかかった方が悪い、
  >と云うことも出来ますが、引っかけた方に何の責任もないとは思いません。
私の他にも何人もの方が「恋愛に法が介入するのは不自然だ」
という論旨でご意見なさっておりますので省略します。ご参照下さい。
だいたい、責任があるなら、この場合どうすればよかったのですか?
この女性とも責任とって結婚?無理ですよね、そもそも既婚者なんだし。
そしてそれ以外の責任の取り方ってないと思いますよ、恋愛においては。
捕まって懲役やら罰金食らったって、そいつが振り向いてくれるわけじゃないのですから。

上記3点に対して、他に「責任を取らせ得る、現実的な」案がありましたらご教示願います。
少なくとも現時点では、私には思いつきませんでした。

4.>そしてまた、仰るように妻に対する責任もあるでしょう。
というわけで、現実的に法でもって責任を取らせ得るのはここしか残っていないのです。
責任についてJackalさんに質問を受けた時点で、私も責任の定義をすべきか考えましたが略しました。
なぜなら、責任がある!追求すべき!と仰いますが、ここで問うべきは
『法を用いてどのように責任を取らせることができるか?』ではないかと考えるからです。
逃げ得は許したくありません。当然です。この男には一生苦しんでもらいたい。
かといってこの男「だけ」を裁き得る万人の了承できる方法というのは非常に難しいといわざるを得ない。
この男にだけ対処する法なんて、ただの私刑と変わりありませんから。
そうなると多少範囲がずれるのは止むを得ないとして
万人の納得できる落とし所を増やしていくしかないと思うのです。
いかが思われますでしょうか。

497紫煙狼:2008/04/25(金) 00:09:59
>>494
>紫煙狼さんは、「男の行動」と「子供たちの死」とは全くの無関係とお考えですか?
関連の有無と責任の有無は別問題であると考えています。従って、男の行動と子供たちの
死について無関係ではないが、責任を問うことはどのような法を以っても無理であり、
むしろ、そのような所まで責任を遡及することは法の精神に反するものであると考えます。
「法の精神」というものは、現行法のみならず、今後そのような法律が制定されるとしても
決して変わることの許されない柱であると考えます。

では、逆説的にアプローチしてみましょう。

Jackalさんの仰るとおり、本件において「子供たちの死」の責任を師匠に問うことが
出来るとして、そういう事例が広く一般的に知れ渡ったと仮定しましょう。
そうすると、Aに騙されたBはCを殺害することによって、BもろともAを破滅させる
ことが可能であるという判例になりませんか?本件はたまたまCがAの関係者だった
だけであるというのは前述したとおりです。そして、CがAの肉親であれば、
効果は2倍3倍にもなりますよね?

BがCを殺害したのはAの「騙した」という行為なくしては発生し得ないから、
AはCの死にも責任を取らなければならないとすれば「騙す」という行為に対する
一般予防の効果は得られるかもしれませんが、逆に「騙された」Bに対して、
「自滅の覚悟があるなら、とてつもなく効果的な復讐の方法がある」という、
非常に危険な免罪符を与える結果になりませんか?

別スレの事例を引っ張り出すと、妻と子供を惨殺された本村氏は被告人を死刑にするために
無差別殺人を行う、もしくは被告人の肉親を殺害すればよいことになります。
本村氏は法が犯人を死刑に出来ないのなら、罪に問われるとしても自分が犯人を
殺害すると公の場で述べています。無論、実行するとは思えませんが。。。
こういう復讐を奨励してしまいかねない法運用が果たして許されるでしょうか?

本件はむしろ、BがCを殺害しても責任をAに問うことは出来ないのだから、
Bの立場になってしまった人は、そのような悲しいだけで無意味な殺生をすることなく
堂々とAに賠償を求めなさい。どうしても心の折り合いがつかないのなら、
せめてその矛先はAに向けるべきであるという教訓なのではないでしょうか?

498Jackal:2008/04/25(金) 05:44:47
紫煙狼さんのお話しは良く分かるのですが、法の運用面の難しさの議論の様に見えます。
誤解をしているかも知れないので確認したいのですが、紫煙狼さんは下記のどのお立場
でしょうか?

1.男は「子供たちの死」に何らかの責任があるが、法という最大公約数的なメカニズム
  を以てそれを公平に裁くことは難しく、また大きな弊害をももたらし得るから、その
  責任を追及することはできない。

2.男にはそもそも「子供たち死」に何ら責められるべき責任などない。

3.その他

> 関連の有無と責任の有無は別問題であると考えています。従って、男の行動と子供たちの
> 死について無関係ではないが、責任を問うことはどのような法を以っても無理であり、
> むしろ、そのような所まで責任を遡及することは法の精神に反するものであると考えます。
この部分で、最初の行では「責任はない」と読めるし、真ん中の行では、「責任はあるかも
知れないが、法でそれを裁くことは出来ない(難しい)」と読めますし、最後の行では、
「責任はあるが、遡及すべきでない」とも読めてしまい、少し混乱しています。読解力不足
お詫びします。

また、「無関係ではないが、」と仰っておいでですが、「男の行動」と「子供たちの死」と
の間にはどのような関係があるとお考えでしょうか?

499Ken:2008/04/25(金) 13:56:34
おお。これはJackal説に対する強力な反論じゃないですか?

Jackal>>「男の不埒な行動」がなければ、K女が放火殺人を犯さなかったであろうことは事件の経緯から明らかだと思います。

Key>>どちらかというと、妻が彼女に対して必要以上に煽ったという点の方に引き金があったのではないかと私は考えるのですが如何でしょうか。

キャシーが言うには(つまり第三者が証明できないが)、妻から何度も電話が
かかってきて手ひどい言葉で罵倒された結果、キャシーは精神的に参ってしまった
そうです。ということは、「妻の執拗な電話」がなければ、キャシーが放火殺人を
犯さなかったであろうことも事件の経緯から明らかですよね。Jackal説に従えば
夫だけでなく妻も子供二人の死に対して責任があり、罪に問われてしかるべき
ということになりますよね。

そんなの何が何でも理不尽では。妻本人がキャシーを追い詰めすぎたことに対して
自分自身を責めているのは想像に難くないですが。

500紫煙狼:2008/04/26(土) 05:16:35
>>498
1と2の中間。1.7くらいで2に傾いていますかね。。。

師匠の行動が子供たちの死の遠因であるとするなら、
その距離は太陽と冥王星くらい離れていると思いますよ。
私は地球的規模でしか物事を考えられませんから、
太陽と冥王星って言うと、物凄く離れているように感じるんですがね、
Jackalさんのように宇宙的規模で物事を考えれば、
メチャメチャ近いように思えるんでしょうなぁ。。。

「風が吹くと桶屋が儲かる」という落語があるでしょう?
一つ一つの事象はかなり密接に関連していながらも、
最初の事象と最後の事象は随分とかけ離れているっていうアレ。
同じじゃないですかねぇ。

Jackalさんは「師匠の不実なしに犠牲者は出なかった」と言っていますが、
逆に、北村受刑囚ってのはこういう逆境に自分からはまり込んで終いにゃ
第三者を巻き込んでとんでもないことをしでかす人ですよ。ともすりゃ、
別に不実に晒されたわけじゃなくても、何らかの逆境に自分からはまり込んで、
腹いせに第三者を殺していた可能性も否定できないでしょう?
「師匠さえ存在しなければ、北村受刑囚は絶対に殺人を犯さなかった」と
断言できるものでしょうか?もっとも、師匠さえ存在しなければ、
死んでいった子供たちも生まれてくることはなかったのですがね。

501don:2008/04/30(水) 02:07:32
実は、この事件のことつい最近知りました。結果から見れば北村受刑者は極刑
でも仕方ない思います。しかし、当時の雑誌とか読んでいくうちに幾つか疑問
を持ちました。

1)師匠は、子どもを殺されたけど自分から蒔いた種な訳だし、法定で北村受刑
 者の情状酌量を言わなかったか?
2)師匠は、北村受刑者から訴訟される訳だが、逆に訴訟した理由が解らない。
3)時系列的には変だけど師匠は、どうして奥さんと別れずに、また二人の子ど
 もを設けたのか?

以上です。 師匠に鉄槌が下されないのは不自然で不自然で北村受刑者が最後
まで師匠を庇っている。 とても切ない気持ちになります。 北村受刑者は、
あとどのくらいで仮釈放になるのですかね。


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