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テロを根絶するためには・・・・
239
:
吉岡
:2005/01/04(火) 14:20
フランスNGOについては、綿井健陽氏の、以下の報告のほうが、正確なようです。
日本も、このNGOにお金を出しているようです。
http://www.asiapressnetwork.com/depths/library/20041228_01_01.html
******
支援活動のいちばんの中心であるはずの給水に関しては、ムサンナ県の水道局とフランスのNGO「ACTED」が以前から大規模に行っている。サマワから北に40キロほどにある浄水場は、毎日100台を超える給水車であふれかえっている。ユーフラテス川の支流からくみ上げられた水を浄化して、給水車に補給するシステムは自衛隊とほとんど変わらない。しかし、給水車の数も規模も、自衛隊とは格段の差だ。しかも「ACTED」は、そのうちの給水車60台を借り上げ、イラク人運転手を雇用している。
その「ACTED」が借り上げた給水車の後を追いかけてみた。サマワから東に20キロほどの場所にあるヒドル地区アバス村。幹線道路の両脇には、大きなドラム缶やバケツが100メートル間隔で置かれている。しかし、「ACTED」の給水車はそこでは停車しない。給水車は幹線道路からはずれて、さらに村の奥地まで進んでいった。そして、周りが砂漠になっている集落の水置き場わきに駐車して、給水を始めた。
「週2回来るACTEDの給水車は直接家まで水を運んでくれるので助かります、ほかの給水車は幹線道路の給水場所までしか来ないので、そこまで取りに行かなければなりません。日本の自衛隊も給水しているのは聞いていますが、実際に見たことはまだありません」
と、村の長老アーシェド・フセインさん(67)は話す。フセイン政権崩壊後の昨年8月からサマワで給水事業を始めた「ACTED」に対しては、日本の外務省からも「草の根無償資金協力」(イラク全体で総額400万ドル)の一環として、今年4月から35万ドルの資金援助が行われ、それらは給水車35台分のレンタル料などにあてられている。「ACTED」のサマワでの給水活動の年間予算は正確には公表されてはいないが、1億3000万円ほどとされる。そして、ほかにも村への浄水器の設置や地域の栄養改善プロジェクトなどにも取り組む。さらに驚くのは、その「ACTED」サマワ事務所では、給水車の運転手65人と事務スタッフ20人すべてがイラク人、そして事務所責任者の1人だけが本部から派遣された外国人という組織運営だ。サマワでの給水は、自衛隊よりもACTEDの方が実績も貢献度も、効率・コスト・規模のすべてにわたって上をいく。
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