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社会福祉と少子化問題
88
:
イカフライ
:2005/03/23(水) 18:35:15
>>86
>女性が男性並みに自由に働ける事自体が「利益」であり、ある程度財を投入する価値がある、
という価値観に基づいている。
つまり、社会が女性の自由のためにお金をだしているわけです。
価値観、というよりは、82にも書きましたが、かつてはもっと切実なものはあった、と思います。
女性が経済力を手にすることが不可能な時代は、どんなひどい夫、ひどい婚家、であったとしても、女性は生きるために耐えねばなりませんでした。
それこそ飢えて死ぬか、一生夫に殴られ続けるか、ということもあったと思います。
女性が働く、というとキャリア・生きがい、自己実現、といった言葉が取り沙汰されがちですが、私は、男女問わず仕事はまず生きること、食うことだ、と思うんです。
もちろん、それ以上のものはあるでしょう。しかし、生きがいやキャリアを手に入れられる人は、ほんのひと握りの成功者ではないのでしょうか?
世の多くのおじさん達も、そんなことよりも、生活のため、妻子のため、家のローンの為に働いている人が大半だと思います。
そこで、女性の生きがいと自己実現の為に、なんて言えば、「なあに夢みたいなこと、言ってるんだ」といわれても当然だと思うんですよ。
それより「食うため」といってしまったほうが良いと思います。
でね、
「社会でキャリアを極めたい女vs家庭に収まってほしい男」
という図式も、もう状況に合わなくなっていると思います。
ちとソースは見つけられなかったのですが、確か読売だったかなにかの統計で最近見たこと。
子供が生まれても妻には仕事を続けてほしい、という男性の割合が子供が生まれたら家庭に入ってほしい、という割合を上回ったそうです。
これはをどう捉えるか?古い年配の男性は
「女房の稼ぎをあてにするなんて最近の若い男はだらしない」と言う人もいるかもしれませんね。
男女平等で育って、男も家事育児をするべき、という考えのもとでは、なら、家計の経済的負担も女を負うのが当然、という平等意識の浸透って考え方もあります。
まあ、妻には働いて家計を負担してほしい、家事は女の仕事だから妻だけがやるのは当然、気が向いたら手伝ってあげても良いよ、という男もいるようですが。
今で言えば、不況と雇用不安もある、と思います。
一時期からすると、リストラも一段落したと思いますが、ああいうことを企業がやってしまった為にいまや就職してもいつリストラされるか解らない、という不安感が若い層に広がってしまったこともあるのではないでしょうか?
それから、増えるフリ−タ−人口の問題もあります。
フリ−タ−は甘えている、なにも考えてないいいかげんな連中、と言う意見もあると思いますが。
経費節減の為に、企業側がフリ−タ−を利用してる、という状況が実際にある。これも読売ですが、雇用数は確かに伸びている、けれど、「正社員雇用」は減っていて、逆にアルバイトや契約社員、またアウトソーシングに外注という形態が増えているのは、数字でも明らかなようです。
フリ-ペ-パ-の求人誌にも多いですからね、地方の工場派遣の求人とか。
夫婦で応募する人もいるそうです。
そういうフリ-タ-にとって、子供なんてリスクが大きすぎる、ということもあると思うんですよ。
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