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占領軍の性犯罪に被占領国はどう対処しましょうか

628ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/24(水) 01:35
これを言うと、きっと気分を害されるのではと思いますが……我々人類は、完全に公平で完全に水平な、誰かが誰かを支配することがない社会を手に入れることは、不可能だと思いますよ。
それを可能にするためには、人類の平均寿命がせめて200年から300年くらいにならないと。
7歳で基礎教養を始め、15歳で自己認識ができる程度になり、18歳から22歳で学習期間を一応完了するとします。普通の人はそのくらいです。(もちろん、院に進んで専門家になる人もいるでしょうけど)
約16年間学んでも、我々は「この程度の理解と、この程度の和解」しかできない生き物なわけです。歴史を学び、歴史から失敗や教訓を学び、他国や他民族を学び、その相違と共通点を学び、道徳を培い、共存を相互に受け容れる……ここまでやるためには、人間の寿命は短すぎます。個人が十分に成熟できない以上、個人の性質に社会の安定を託すような、水平型社会の維持は不可能でしょうね。
また、地球が狭すぎる(これは、人口が多すぎることにも起因するのでしょうけど、人口を人工的に減らすわけにはいきませんしね)。
あっという間に死んでしまう短命な人類が、相手をゆっくり理解する暇も持てないほどギッシリとソデ摺り合わせているわけですから……。

この問題を暫定的に解決するためには、「地域」という物理的な区別なり、「階級」という意識上・形而上の区別なりを作ることで、「しなければならないこと」「責任」を軽減する必要があるでしょう。
極論すると、階級の存在が「責任の分割」に繋がっているんだと思われます(上位の階級は全責任を負う、下位の階級にいる多数は、制限を受けるが責任は軽いなどなど)。

「判断の自由はあるけど、あらゆる責任をすべて背負わされて、失敗がひとつも許されない社会」よりは、「判断の自由が多少制限されても、席にはさほど背負わずに済み、適度に失敗しても許容される社会」のほうが、柔軟性があって前者より社会そのものが生き延びる可能性が高い。
そんなわけで、「階級の存在」というのは、「社会の延命」のためには必要なものなんじゃないかと思いますねー。
数千年の歴史があるのに、階級がなくならないというのは、何らかのメリット(上級以外にも)があるからだと思うんです。
一部にだけメリットがあり、大多数にまったくメリットがないものだったら、それは選ばれ続けないと思いますし。

そのメリットを軽視しすぎるのも、また偏向に繋がるのではないかなと思いますけど、いかがなもんでしょう。




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