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占領軍の性犯罪に被占領国はどう対処しましょうか

209ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/11/17(月) 14:57
今気づいたのですが、売春(ここでは従軍慰安婦、占領軍相手の公娼)も含めて、【職業には貴賤がある】という前提になっていますよね?
売春や肉体労働、他の一部の職業は「賤しい、または辛いから誰もやりたがらない」「やりたがらないけど必要だから誰かが犠牲になっている」その解決策として「誰かが犠牲になる職業はなくすべきだ/その職業が必要なら誰もが公平に犠牲になるべきだ」という案が出ている、と。
もし【職業には貴賤がない】のならば、志願制(希望者がそれをする)または自由に売春が行われたところで、それらに従事する人を「犠牲者」と呼ぶ必要はないはずなんですが。

で、話は少し遠回りになるんですが。
インドのように、カースト制度(身分制度)が厳密で人口密度の極端に高い社会では、カーストによって厳密に職業が分けられているというのをご存じでしょうか。
例えば、ある階級では「洗濯屋」しかできないし、ある階級では「野菜売り」しかできない。
日本でもいわゆる「階級外」の人々は、屠殺や革加工しかできなかった、とか、金貸しと按摩は盲人にしか許されていなかったという話があったりしますが……逆に言うと、「盲人や階級外の人々が生活していけるように、そういった職業は健常者や階級内の人間にはやらせない」ということになっていた、と。
これを「汚らわしい誰もが嫌がる仕事を押し付けられていた」と見るか、「誰もやらない仕事を彼らが独占できるよう保障していた」と見るかでずいぶん印象は違ってきます。

屠殺と革加工が忌み嫌われていたのは、日本では信仰上の理由によるもの。
金融業とマッサージ業が長い間「低く」見られていたのも、「めくらの商売」という差別感情からでしょうか(金融業から身を起こした盲人は歴史上にはけっこういますけどね)。
で、昨今、金融業とマッサージ業、特にマッサージ業(指圧、足ツボマッサージ、中国式マッサージ、カイロプラクティック、スポーツマッサージ他)は昔ほど低く見られていないと思うんですけど、それは「めくらの商売」という差別的制限がなくなったからなんでしょうかね?
宗教的(信仰上の)嫌悪感、または需要をおおっぴらにできない(後ろめたい)などの制限があるものは、「必要なのに蔑まれる」。

売春と3K不人気職種は、根本には違いはないと思いますよ。
同時に、本来は売春と医者とマッサージ師とサラリーマンにも全然違いはないだろう、と。
違うのは、仕事を選ぶ側の意識の問題ですよね。
仕事を選べる人(能力、資格その他)は選択肢が広いから医者にも弁護士にもなれる、と。でも、仕事を選べない人(能力、資格その他)は選択肢が狭いからその選択肢の中に医者や弁護士は入ってこない。少ない選択肢の中で、その人が選べる(妥協でき、かつもっとも実入りがいいか負担が少ない)職業を選ぶしかない。

「死か売春か」という選択肢の話が出ていましたけど、そこに至るまでの間に「売春(非合法)か売春(合法)か」とか「売春か物売りか(売る物が有れば)」とか「売春かマッサージか(技術が有れば)」とかもあったかもしれない。また、売春よりも元手がかからず、売春より需要が多く、売春より儲かり、売春より楽な職業が他にもあれば、売春ではなく死でもなくそちらを選ぶかもしれない。
んでも、「売春よりも元手(初期資本)がかからず、需要が多く(確実に継続性がある)、それなりに儲かる」というものを提示できるまでは、売春は完全否定できないのでは、とも思います。
「戦後の混乱期」、「売る物がない」、「仕事がない」という状況下で、もっとマシな具体的な代替業種をまず提示できない限り、「それをすぐなくせ」は難しいような気がします。




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