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相手の意志を変える方法として、強制以外に有効な手段はあるか?

36ヤスツ ◆0lcRIkF0ks:2006/04/02(日) 21:59:15
「人類はせっぱ詰まっているか」という問いですが、特にそうは思いません。
人類は「弱者に寛容でなければならない」という信仰wの横行によって、貧困人口が爆発し、なおかつ「疫病は撲滅しなければならない」「非戦闘員を総力戦(殱滅戦)のターゲットにしてはならない」といった人口抑制手段を自ら封じたことによって、地球というパイの奪い合いに参加するプレーヤーを減らすということをせずに、全員が勝者になりたいという無茶な理想を実現させるために四苦八苦している状態です。

例えばスペイン風邪に匹敵する規模と致死率の病気がはやったら?
戦争が起きたら?
貧困者(とされる人々)を、先進国のミドルクラスと同程度のライフスタイルにさせることをあきらめたら?
プレイヤーを減らす、もしくは抑止する手段を研究せずに、せっぱつまった状態で全員が勝者になろうとする方法を希求しているということなのだと思いますが。

回避方法は。

1)プレイヤーの総数を減らす(競合者が減れば一人当たりの獲得利益は増えて貧困は減り、持続的な成長が望める)
2)ライバルを消滅させる(競合者を消滅させれば、自分側の獲得利益は増えて自分側の貧困は減り、相手は滅びるが自分は持続的な成長が望める)
3)全員が貧困に甘んじる(より多く取るものが、幸福をあきらめる。貧困を自覚するものがどこまで得れば満足するかは誰も策定しないけど)
4)パイを増やす(大陸が有限なら海上・海底に、地球が有限なら地球外に生活圏を拡大すればよい)

こうしたアイデアは、お年を召した方はあまり興味を抱かれないかもしれませんけれども、SF小説、漫画、アニメ、ゲームなどでは、結構「やりつくされた」感のあるテーマでもあります。
例えば、中葉さんが掲げていらした(ホームページ拝見しました)「ホロニックほにゃらら体」ですけれども、類似の概念は少なくも1960〜70年代のテロ活動をテーマにしたSFやフィクションについて何らかの造形がある人にとっては、結構手あかの付いた「今更」感の強い者でした。
(ホロニックほにゃらら体については、初めて拝見した2年前にも感じましたが、細胞化組織(セルグループ)とほぼ同じ概念ですし、1980年代末〜1990年代初頭の分散型ネットワーク(ワークステーションの)の概念とも同じで、これも目新しいものではありません。
その意味で、「核が存在せず、打撃をすれば雲散霧消し、しかし類似近似の概念を持つ細胞が即座に離散集合して当初の目的遂行のための活動をやめず」というのは、ネット上に存在する匿名掲示板のそれも似ていますね。
また、明確な司令塔が存在しないアル・カイダ型のテログループはまさにそれに当たるわけで、現在、市民運動/NGOの活動スタイルは、すでにアル・カイダなどが成功させているグループ・マネジメントの手法を踏んでいるということでもあるわけで。

さらに言えば、昨今の「市民運動」は、組織化を志向する段階で、「学生運動で取った杵柄」を持ち込まれて組織を乗っ取られてしまうという展開が多く見られますね。
そうした「組織を細胞化して使う」というのは、確かに日本赤軍が活動していたあの時代に、ある程度の基礎はできていたような。(実際には、キプロスの頃にはすでに確立できていたと思いますが)

なんでそういう「細胞化した組織運営の事例」がすでにあるのに、そうしたわかりやすい事例を引かずに、新たに作られた「ホロニックほにゃらら体」というまやかし的な言葉を使い、また、自らかみ砕くことが出来ない理論にしてしまうのかな? というのが、2年前に感じた感想であり、今の中葉さんを拝見する限り、2年たってもやっぱり説明できないのだなあという落胆があります。


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