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反戦議論のための本棚〜最近の購入本/読了本は?

31末丁伽:2003/10/05(日) 13:37
善意が人を地獄へ導く

 西欧のことわざに「地獄への道は善意の石で敷きつめられている」というのがある。意味は「誠意や善意が地獄をつくる」ということである。
西成の釜ヶ崎は、この世で最も善意に満ちた人々の活躍している所だ。「情けは人の為ならず」で、良いことをしておけば、相手はありがたく思い、めぐり巡っていつかは自分によい報いになって返ってくるーーというのが、本来の意味らしい。しかし、誤解の「情けは、他人の為にならない」という誤解が正解になってしまうのが、この地なのだ。
最近は、ヒマで時間を持て余している金持の老人が増えて、ポランティアとか人助けをしたい人が増えている。おまけに捨てるのはもったいないような服や家具が増えている。そういう人々にとって格好の「善意と善意のゴミの捨て場」がここにある。そんな「押し売り善意」のお陰で、ここにはますます乞食や路上生活者が増え集まる。20年も30年も暮らして、毎日ブラブラ遊んでいる、中には数十年一度も働いた事がないという男も大勢いいる。どうしてそんな生活ができるかというと、食べるものは、この地域のあちこちの教会が集会後出してくれる。教会周りをしていれば、なんとか食える。それに四角公園では黙々と数十年も毎日、昼と夜21回も食事を出し続けているK牧師がいた。「良いものを食べさせてあげないと身体に悪い」と言いながらキリストのキの字も言わないで出していた(最近では市会議員候補者が後を継いでいる)。私はこういう慈善行為が彼らの自立を防いでいると思う。むろん、これは彼ら善意の徒が「愛の実践」と確信して続けているのであろうが、私には、「天国に導くのでなく、地獄に導いている」、としか思えない。
服は、カソリック教会の故郷の家では無料でくれる。問題は家であったが、最近シェルターなるものが出来て、それに入れば夜露はしのげる。そして遂に、マジメに働いていて税金を払っている者の方が、苦しい生活をしいられ、物乞いで遊び暮らしている輩のほうがよほど良い生活をしているという状態である。「こんな天国にいて、誰がマジメに働こうという気になるか」、そういう意味で、ここに来た人間は抜け出せない、この世の地獄の真中にある。
私はかように善意すなわち悪魔の愛(?)が人を地獄に、国をこの世の地獄である戦争に導く、と思う。
「戦争を神が命じるはずがない」と思う、慈愛の人、即ち善意の人(ヒューマニスト)は、愛の神が人の死後に地獄を用意しているなどとはとても思えない。だから彼らは地獄はないと考える、あってもこの世だけの事と思っている。
〜続く〜


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