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反戦議論のための本棚〜最近の購入本/読了本は?

27末丁伽:2003/10/05(日) 13:35
コトダマ信仰は生きている

「万葉集」に「言霊の幸ふ国」とか「日本国は言霊の祐(たす)くる国」とあるように、言葉には不思議な霊力があると古代日本人は信じていた。言霊の信仰だ。それは祝福の言葉を述べれば幸福が来、呪詛(じゅそ)の言葉を述ベれば不幸に成るという信仰だ。祝詞はこの言霊信仰の上に成立した。だからほめたたえる言葉だけを使い、悪い言葉は絶対使わない。
日本国憲法は、もとは外国製だが、今はこの祝詞みたいになっている。憲法は国民と政府の間に結ばれた「契約」だ。契約であるから「不吉な事態」も想定して、対処できるようにしていなければならない。
しかし、今の憲法では、その不吉な事態即ち有事の際の規定がない。海外から侵攻を受けた時、国民の生命や財産をどう守るか等、何の規定もない。だからこれは欠陥契約だ。それなら、そこを直すべきなのだが、日本社会では、奇妙なことに、それ(憲法9条の改憲)をいうだけで「平和の敵」と非難される。
その理由については「言うだけで、そうなる」と思う言霊信仰の迷信があるからだ。
「祝詞」が読み上げられている最中に「夫婦の契りは永久に、と言ったって、どちらか先は死ぬ。だから、その時のことを今のうちに決めておこうよ」などと「本当のこと」を言えば非難される。これと同じだ。
有事立法とは、国家的変事の際に敏速に対処できるよう法律を制定することだ。しかし、この有事立法は、いわゆる進歩的文化人やマスコミには、極めて評判が悪い。
かって「平和憲法」を批判すると「軍国主義者」 「右翼」と言われたように、今は有事立法に賛成すると、同様な非難を浴びせられる。
そういう批判を浴びせる人々は、「まず有事立法ありきだ。それはおかしい」と言う。即ち「有事立法を制定すること自体が既に決まっているかのように言うのはおかしい、まず、それが必要なのかどうかを決めるべきだ」といいたいわけだ。
だが、そもそも広い意味での「有事」に対する備えとして「政府」や「国家」はあるのだから、決めなかった方がおかしいのである。
こういう人々の中には、最高学府を出た学者や弁護士やジャーナリストが大勢いる。彼らは、自分らの「改憲論者」ヘの非難が、言霊への迷信から来ていることに、気付かない。伝統的信心や思考とはこういうものなのであろう。
 防衛問題の議論を聞いていると、「軍隊を持てば侵略戦争をはじめる。だから持つべきでない」と考える者と、「軍隊しかも大軍隊を持たないと侵略されるので不安だ」と言う者が他方にいる。白と黒しかなく、灰色がない、極端なのである。それで現実は軍事費増、海外派兵の準備とすすんでいる。言葉や議論だけが現実と遊離して一人歩きしている。


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