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162
:
ぼーん
:2003/08/20(水) 11:44
>>155
私的所有権の根拠が究極的にはない、ってのは論理的には当たり前の事実だし、
(根拠付けは無限にさかのぼるしかないんだから)
私的所有権の擁護者ですらそれは分かってることなんだよ。
日本の代表的な私的所有権擁護者である森村進などは、
「これは直感的に否定できないし、多くの人が受け容れているから、議論の前提としていい」
というような立場を表明している。論理的な根拠がないことは認めてるんだよ。
(文言は違うが。正確になんと言っているか知りたければ『リバタリアニズム入門』でも読めばいい。)
権利概念ってのは、基本的には道具的なものだ。
どんな権利も、その究極根拠、原因となるものはない。
それは単なる人の世の約束事に過ぎない。(約束事ではあり、それが重要である。)
権利を問題にしたいなら、それを権利と認定したときにどんな社会が帰結するか、ってところで問題にするしかない。
どんな社会を帰結させたいかによって「何が権利か」を考えていくしか議論の方法がないんだよ。
でなければ、あるいは「権利は問題にしない」、
つまり、森村みたいに「今権利とされているものが権利だ」と、もっとも安直な保守主義に走るか。そのどちらかしかない。
(これはこれで「なぜ今権利とされているものが権利なんだ?」という問いには答えない。相変わらず根拠がない。)
これだけ見通しのいい議論が理解できないなら、2chの連中はよほどの馬鹿なんだろうな。
この問題について考えたいなら、主要な論争は
森村進『所有権の理論』、『リバタリアニズム入門』
立岩真也『私的所有論』、「自由の平等1〜6」(岩波『思想』に収録)
の両方をあわせながら読めば、欧米の論者の議論も含めて大枠は分かる。
それ以上のことが知りたかったら、それらの参照してる文献に進めばよい。
2chを読む時間があったら、その方が有益だ。経験的にそう推測するのは仕方がない。
2chの連中が文句があるなら、自分で勉強するか、ここにきて議論すればいいよ。
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