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145
:
ぼーん
:2003/08/19(火) 15:46
>>144
念のために言っておきますと、僕は共産主義者ではありません。
共産主義の間違いは、安直に言ってしまえば、その未来像の実現方法における失敗です。
マルクスの行った資本主義批判は極めてリアルできちんとした基盤にのった批判であり、
今なお力を持っていると言えるものです。
(カーですらマルクスを、ある段階までは「リアリスト」である、と認め、その議論に賛意を示してる。)
> だから資本主義の中に、共産主義が目指したものを「社会保障」「基本的人権の擁護」という形で
> 形成していきたいと思うのです。
> まずは最底辺の底上げという形で・・・・・
そのような政策を行うことに僕は同意します。
問題は、どのような論理の上に、その政策を正当化するか、です。
たとえば、同じようにある社会保障制度の1つを実現しようとするときに、
私的所有権(既にもっている人たちの既得権)を批判せずに、いったいどこからその社会保障制度の財源を捻出するというのでしょうか?
社会保障制度の財源は、それが所得移転であれ教育投資であれ、既得権の持ち主からそれを(一部であれ)取り上げることなしには不可能です。
そしてそれは、「私的所有権であるから取り上げてはならない」と保護されているのです。
それでも取り上げることに同意するのは、「温情」であり、「してもしなくてもよいこと、あえて言えば恵まれない人を助けるという美徳」とされる場合だけです。
結果、不十分なレベルでしか社会保障は行われないでしょう。今がそうであるように。
私的所有権を批判しない限り、どのような形であれ、武蔵さんの言うような政策を推し進めていくことの正当化はできません。
正当化できないならば、私的所有権という神話のために損をしている人を結集させることはできません。旗がないのです。
結集させることができなければ、「私的所有権は正当な権利である」と主張する人々に対して政治的に対抗することはできず、
武蔵さんの言う社会保障制度も政治的に阻まれるでしょう。
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