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インテリジェンスしゅうれんと慧智を求める旅路

6藤原肇:2011/07/11(月) 08:21:31
再び東京ブックフェアでの観察と体験に戻れば、この祭典に参加した外国人は少なかったし、米英仏独の主要先進読書国の参加はなかった。おそらくこれまで十数回催された体験で、参加しても意味がないことを見抜いていたのだろう。ポーランド大使館の招待状を持つ私は、Oversea Visitor なる表札を首に吊るし、各国が開くブースを訪問したのだが、メインのスペインは大使館の文化部が担当し、本よりもスペイン案内で観光案内に近く、本のことに無知な役人ばかりで面白くなかった。
投機ブームの金満バブルに酔う中国は、大きなブースを三つも開いて賑やかであり、そのうち出版専門のブースで中国人二人を相手に、「ゾンビ政治」の中国版翻訳の商談を試みた。靖国神社問題であれほど日中関係を壊し、日本の毛沢東を演じた小泉政治について、徹底的に暴いた内容の本だから、共産政府首脳は秘密の翻訳で読んでいても、十五億の中国人は本の存在もしらないので、2パーミルが読むだけで3000部売れる。だが、日本語版は三割削られているから、英語版から中文版を作るべきだと言ったら、「日本は中国と違って出版と表現の自由があるから、削るなんてことがあるのですか」と目を丸くしていた。だから、出版妨害があったので書評はゼロの日本新記録だから、わざわざ英語版を作り世界の大学を700校選び、歴史の証言として図書館に寄贈しておいたし、北京大学や清華大学にもあるよと教えて置いた。同じことは「Mountains of Dreams」でも試みたが、あの本の裏表紙には北京への禁句があり、隠し文字や暗号はインテリジェンスの粋だから、それに気づかずに中文版がでたならば、歴史のパロディとして最高傑作になる。


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