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インテリジェンスしゅうれんと慧智を求める旅路

18藤原肇:2011/08/12(金) 23:48:54
隣に大きなブースを持っているサウジでは、まるでマホメット教の宣伝の場と勘違いして、さまざまな「クーラン」を並べていて、万博の展示のようなスタイルだった。いわゆる女性も男性も砂漠の民の民族衣装を装い、いかにも新興の成金趣味に飛んでいたので、これは幕末期の日本人がヨーロッパの万博で、パリやロンドンで試みたやり方の再現であり、まさにデジャビュ感覚という印象が強かった。
トルコのブースには日本語のできる人がいたので、同じ言語系統に属しているのだから、私の本をトルコ語に翻訳することに関して、どうしたらいいかと尋ねたら無理だろうという。なぜなら関心を持つ人がほとんどいないからという。
そこで仕方なく話題を変えて、どんな日本語の本のトルコ語訳があるかと尋ねたら、本棚から一冊の本を持ってきて「詩集」だという。そこで手に取ってみたらフジワラテイカとあり、挿絵から受けた印象では「百人一首」だから、これは私の祖先が作ったアンソロジーだと説明した。
そしたら、相手の態度が激変して私に関心を払い、色んな事を尋ね始めたのをきっかけにして、藤原家はメソポタミアから日本に来たが、その一部はトルコ系と混血したらしいとからかい、この詩集には数学が封じ込まれていると喋り、ここには十次元の魔方陣があるのだと言ったら、目を丸くしてそれは凄いと呆然としていた。
こういった遊びが出来るのが楽しくて、博覧会などを良く訪れているのだが、最近は物を売ることばかりに熱心になり、異文化との接触の楽しみを満喫できる、そういう代表や売り子が少なくなってしまい、面白さが激減したという感じが強くなり、日本には碌な人が派遣されないのが惜しまれる。


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