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3.11以降の世界と現代文明のゆくえ
1
:
管理人
:2011/06/30(木) 02:12:08
継続中の東電福島第一原発の核生成物質漏洩事故は、人類史上に残る大事件であろう。
折しも世界は大きな転換期に入っており、今回の日本の原発事故の原因・推移・影響をふまえながら、それが今後の世界の歴史展開や文明のゆくえの大勢とどう関係するかを考察し、意見を交わすことは意義深いのではないかと考えます。
スレッド【福島原発設備と安全率】にて藤原さんが貼り付けで再録されたニューリーダの文章の最後の部分は、日本の原発事故と地球史・文明史の関係、またこれからの新たな世界の流れに対する深い洞察に満ちているものであるので、
ここに、【3.11以降の世界と文明】と広がりのあるスレッドタイトルにして、知的レベルの高い会話の場としたいと思いますので皆様よろしくお願いします。
>私が過去に書いた本を読めば明白ですが、原発の危険性については35年前からダメだと主張しており、それはプルトニウムの半減期が24,000年で、文明の歴史の五倍もある以上は始末に負えない。また、エネルギーをグロスではなくネットで考えれば、原子力発電は安くないという理由です。
しかも、無限の自然に対して有限の人間の判断が、ほとんど役に立たない人は地球の歴史を知るので、私には津波や自身の基準値などは役人向けの気休めです。
それに関しては「ニューリーダー」の記事の最後の部分を参考までに貼り付けます。ただし、これは入稿のオリジナル原稿で、活字になったものは大事な部分を削られており、編集長のレベルあるいは読者のレベルになっているので、せっかく私がヨーロッパで教養として交換される、知的な会話の雰囲気が消えているのは残念です。
<貼りつけ記事>藤原: すこし補足しましょう。核爆発による放射能の危険性では、原発も原子力空母も同じように危ない。また、原発の歴史を研究すれば原子力潜水艦が、発電用に使った装置を陸上で使い、原発に発展したというプロセスが分かる。しかも、今回の津波で冷却ポンプが機能せず、想定外という言葉が逃げ口上に使われたが、貞観地震(869年)やチリ地震の時には、30m以上の津波が襲った記録があります。
岡田: 想定値よりもあるかに大きいですね。
藤原: しかも、白亜紀末に恐竜やアンモナイトが絶滅した、ユカタン半島の隕石落下の時の記録だと、巨大津波は300mを越える巨大なものだったから、想定外というのは逃げ口上でした。阪神大震災の直後に本誌で活字にした、『サイエンス軽視が日本を亡ぼす』と題した記事で、私は天災が人災になった経過を指摘したが、今回の3・11地震による原発の爆発事故も、サイエンス軽視による悲劇の典型です。
岡田: 地震や津波による猛烈な被害との関連で指摘したいのですが、18世紀の半ばにあったリスボン地震で、大津波被害が致命的だったために、ポルトガル植民帝国が没落したといわれています。
藤原: リスボン地震の発生した同じ日に、マリー・アントワネットがウィーンで生まれているが、ポルトガルの凋落は規定の事実でした。だが、リスボン地震の当時に覇権国として君臨した、フランスとオーストリアの二大王国の没落と終焉が、フランス革命と第一次世界大戦によって、決定づけられた世界史の教訓がある。だから、津波で大被害を受けた当事国は、ポルトガルでも日本でも凋落傾向を継続するが、その周辺で超大国を競い合った覇権国の方が、かえって激動の渦に巻き込まれた教訓は貴重です。<
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