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日本の回天

71藤原肇:2010/05/03(月) 13:17:00
平野貞夫さんとの『財界にっぽん』出の対談は、検察ファッショとマスコミの狂乱があまりにも酷いために、その背後関係の解明を中心にして、「平成無血革命と歪んだ日米関係」という題の対談として、延長戦の追加対談として終わってしまった。この対談で論じたテーマ自体が非常に重要であり、誰かがきちんと分析と解説をして当然なものだが、今の日本にはこうした問題を取り扱える頭脳がいないし、それ以上に勇気を持って発言する人が不在なのが惜しまれる。
平野さんとの対談はこれが最後であるので、今になっては言い残したことがあまりにも多く、民主党に巣くうネオコンノ手先やCIAのスパイとか、マスコミの堕落や検察ファッショなどの問題よりも、私が指摘すべきより重要な問題があったのに、それに触れなかったことが大いに悔やまれてならない。それは平成無血革命の達成や日本の運命にとって、より重大な意味を持つ事柄について言い忘れていたからである。
現在の日本にとって大切な国家戦略の基本は、政治化の税金申告や政治資金などの問題ではなく、これからの日本の社会が何を国策の中心におき、政治課題のプライオリティーにするかの問題である。その時に2000年三月号の「La International」に掲載され、その後に『賢く生きる』に収録された糸川英夫博士との対談で、糸川さんがトンネル顕微鏡の威力を強調し、その革命的な役割について指摘したのを思い出すからだ。
トンネル顕微鏡(STM)派走査型プローブ顕微鏡の一種であり、量子効果の発言による21世紀型の最新技術として、ナノテクノロジーの基盤を作るものである。そして、このテクノロジーを産業の中心におくことによって、新世紀の先進国家としての地歩を確立できるから、米国ではクリントン時代にNNI(National Technology Initiative)と名づけたが、KZPやまっせの中でイニシアチブの意味論を展開した、私がここで強調すべきだったのにそれを忘れてしまった。
鳩山首相はスタンフォードで工学博士の学位を取り、OR画論文のテーマだったということからすれば、ナノテクノロジーの重要性が明白にわかっていたはずだし、これからの日本の基本路線をナノテクノロジーときめ、それに向かって一致協力して進もうと宣言していたら、くだらないスキャンダルで騒ぐことが愚劣で、如何にピンとはずれかと訴えるのに成功していたはずだ。今でも遅くないと思うがこ、対談のチャンスが終わってしまい、異国で表彰に付すことになったのが惜しまれる。


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