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日本の回天

63藤原肇:2010/04/12(月) 11:32:32
こういう事態をシンクロニシティというのだろうが、「旅に病んで、夢は枯野を駆け巡る」という思いに包まれていた時に、千々松さんが虎君のことを書いたので懐かしく思い出し、言わでもがなのことだが書いてみる気になったのも、考えてみれば実に不思議なことである。
おそらく十数年か十五年も昔のことだったと思うが、代議士だった徳田虎雄から帝国ホテルでの食事に招かれ、何事かと思いながら行って会ったところ、彼の政治参謀になって欲しいと頼まれたことがある。政治家は毒を持つので情報集雌雄のために近づいても、それ以上は接近しない主義だったので断ったが、政界は私にとって肥えたごに似た存在だった。
だが、本気で革命をやる覚悟があるのであれば、読者の中に役に立てる人材がいるから紹介してもいいと答え、その一人の候補者として佐藤肇氏を紹介したが、佐藤氏と徳田氏は接点がなかったようである。佐藤肇さんは数少ない国士の一人であり、政界に詳しいので役に立ってもらえるのは、疑いの余地のない貴重な存在であったので、紹介の労をとったのであるが時期尚早だった。
どういう事情だったか記憶が定かではないが、池口恵観和尚と一緒に徳州会の年次総会に招かれ、そこで二百人くらいの医者や事務局長を前に、必要な医療革命について十五分くらい喋ったことがある。医術は仁術の原点に戻れということや、藤井先生の思想を紹介したように思うが、はっきりしたことは何も覚えていない。
そのときに発言記念として徳田虎雄に『間脳幻想』をプレゼントしたが、記念の献辞に「虎猫が君子豹変して、彪や虎になる指南書」と書いて渡したら、恵観和尚がそれを見て「虎猫の豹変とは傑作だ」と哄笑していた。その後で虎猫が「うちの茅ヶ崎だか藤沢の診療所は日本一だから、是非とも健康診断に来て利用してください」と言われたのが懐かしく偲ばれる。
古希を過ぎても未だに世界を走り回っている私の生活は、時差に関してはメラトニンで何とか調整できても、原始的な内臓は時差の影響が克服できないらしく、調子がおかしくなって便秘が酷くなり、医者に見てもらったら腸に潰瘍ができているとの見立てで、これから詳しい検査をすると言われてしまい、異国の地で検査待ちの日をすごす事になったとはいえ、どうか心配しないでいただきたいし休養のチャンスかも知れない。
それにしても、徳田の虎ちゃんがALSを発症して人工呼吸のついた生活と知り、かつて政治改革を手伝って欲しいといわれたが、革命でなくてクーデタならお断りと退けたが、ここにきて平成無血革命に遭遇したのは運命のめぐり合わせであり、人の世は実に面白いものだと感じると共に、徳田氏には心からのお見舞いの言葉を述べたいとおもう。


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