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日本の回天

16S・Yamamoto:2009/09/19(土) 17:00:49
タイムリーに出版された『さらば暴政』が黙殺されてしまい、せっかくの回天のマニフェストを告げる歴史的な本であるのに、変革の動きにおいて思うほどの威力を発揮しなかったのはなぜか。
それを考えて思い当たったことは、一次元的な発想が支配している日本という国において、多次元的な発想と展望を持つマルチプル人間の藤原氏の発言が、異端的というか異教的な性格を持っていたがゆえに反発を受け、無視されるという結果になったのではないかということだ。
惰眠する日本の現実に直面して、すぐに台湾の仙境に立ち去ろうと決断してしまうあたりに、涅槃の世界と繋がる密教的な、あるいは老荘的な世界観があることは、最近の対談集としての『賢者のネジ』や『賢く生きる』に見られる、藤原氏の人生の姿勢と好みが感じ取れるのである。
これは産業革命に始まった社会が、情報革命を通じて大きく変わり、新しい転換点を迎えたことによって、量から質に価値の転換が進み、顕教的だった人が密教的な者になり、異教徒としてオーソドックスな体制から封殺されようとしたプロセスだと理解できる。
体制としては封殺したつもりでも、密教はいくらでも自由に生き延び、それが着実に時間の支配者になることが歴史の教えだと思う。


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