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「さらば 暴政」を読みました

23プロジェクトラーニング:2009/08/08(土) 11:05:09
薄学で皆さんについていけないけれど、甘粕雄一郎さんがホーマーの英雄叙事詩ときたから、私などはその影響を受けたといわれる「指輪物語」があまりにも長すぎて途中でついていけなくなった口なので、同じように藤原節についていくのは時間がいくらあっても足りない。だけど甘粕雄一郎さんに刺激を受けて、本著を物語だととらえなおすと、藤原さんの真価が少しでも見えてくるような気がします。「歴史は絶えず生成と変化を続けていく生き物」である、と誰が言った言葉か忘れましたが、私のノートにありました。意味は、コンテクストから孤立した事実そのものは、物理的出来事ではあれ、歴史的出来事ではない。すなわち歴史とは、人によって語り継がれてきた無数の物語から成る編成と記述のネットワークである。そんな意味だと私は理解しています。そうすると、藤原さんは歴史の制作者なのであって、絶えざる物語の制作の過程を通じて濾過され沈殿していった我々日本の共同体の記憶を残して下さっているのだと解釈できるのではないでしょうか。


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