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「さらば 暴政」を読みました
1
:
豊後の森
:2009/08/01(土) 11:03:10
「さらば 暴政」を書店で購入しました。
30日でしたが1冊しかないのを
買ってしまったので、その後また補充してあるかどうか、
今日にも見に行こうと思っております。
一読、日本国を属領化した系譜が綴られてはいますが、
基地ネットを駆使して敗戦国に君臨した、その宗主国も
またその上に鎮座される宗主様にぼったくられて、
その手足となった連中は巧妙に逃げおおせ、
この連中をもメンバーとして、いつか来た道の国家社会主義
に成り果てようとしてはいるが、結局は冷戦世界のような
両統立てにはならず、ナチ・スターリニズム的色合いの
統一権力世界へと誘われるであろうとのパノラマを
見せてもらいました。精巧なマンダラ模様であり、
著者の年来の文体躍如の興奮感激を味わいました。
陽極まれば陰に転ずる、陰極まれば陽に転ず。
80年代に日本は世界一の資産国だなどと云って
おりましたが、あの頃、私は尊徳の報徳分度論をよく
読んでおりました。
災禍を避けるには結局、天に徳を積むことだということ
ですが、その手立ても思いも見つからないまま
ひったくられて無一文どころか、マイナスになってしまって
いるんでしょうね。
今日の朝刊の一面トップには、「自民は責任力」の言葉が
踊ってましたが、云う方も載せる方もぶっ飛んでますね。
つまるところ、世界中で、宗主の上の宗主様の
「天に徳を積む片棒担ぎ」をやらされたわけでしょう。
それが地球世界の誰にとっても良いものであれば
何の文句もありませんが、どうもそういかないようで
古代エジプト的世界に戻りそうです。
ロレンスが亡くなる半年前に書いたという「アポカリプス論」
では、ただコスモスとのつながりが救いだと書かれていたような
記憶がありますが、著者もそんな心境になったのかどうか、
台湾の仙境に移られたように拝見しますが。文明の果て行き着く
ところ、便利過ぎー管理世界の強権世界とはなり、
文明の及ばないところには不便が高じるしでむつかしいですが、
著者も何かの本で書かれていたように、問題の解決には更に
高い次元に立つことであると。
本書を読んでまた高い次元からの問題解決をと「ふんどし」を
締め直した次第。
本書はまた1470円と安価で、時事評論の棚にはありましたが、
哲学書でもあり、歴史書でもあり人生指南書でもあり、
70才になられたという著者と同時代を生きた来し方を
著者とともにゆくりなく経験できる点でも読書本来の醍醐味を
久しぶりに味わうことができまして、お得な、まさに掛け値なし
に名著であります
是非、未読の方にはお薦め致します。
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