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フィボナッチ数列や律動とラチオについて

79千々松 健:2008/06/30(月) 11:00:31
「黄金比はすべてを美しくするか?」マリオ・リヴィオ著 2005.12
黄金比(または黄金数、黄金分割、神聖な比例、外中比・・・などと呼ばれてきた)
に関して多分野に亘り数多くの例を使ってまとめられた数学物語で、大いに参考になった。
あくまでも宇宙物理学者としての科学的な視点はずれていない。タイトルは疑問詞形になっているが、その答えは勿論イエスである。
P12から引用する
『ユークリッドが純粋に幾何学的な目的で定義した、なんでもないような線分割が、植物の葉の付き方から、一千億もの恒星を含み銀河の構造に至るまで、また数学から芸術まで、さまざまなものに影響しているなどとだれが想像できただろう? このように黄金比は、有名な物理学者アルベルト・アインシュタインが非常に大事にしたあの驚異の念をもたらす見事な一例となっている。アインシュタイン自身はこう言った。「われわれに味わえる最もすばらしい経験は、神秘だ。それは、真の芸術と真の科学を生み育てる基本的な感情である。これを知らず、もはや不思議に思うことも驚くこともできない人は、死んだも同然で、火の消えた蝋燭でしかない」』
国際ピタゴラス賞を獲得したこの労作に、欲を言えば更に
1)不思議の国のアリスの九九に加えてはファウストの魔女の九九も登場させて欲しかったこと。
2)フィボナッチ数の拡大に関して、例えばリュカ数も扱って欲しかったこと。
3)正方形の折り紙からも簡単に黄金比が折りだされ得ること。
4)円周率と黄金比の関係に関して述べて欲しかったこと。
などが有ります。そうすれば「驚異=Astonishing」はもっと増したことでしょう。


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