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フィボナッチ数列や律動とラチオについて

1藤原肇:2006/01/28(土) 18:04:05
今日はモーツアルトが生まれて250年目だが、不遇で終わった天才の誕生日を迎えたのに、故郷のザルツブルグにはウィーン・フィルが訪れて、記念演奏会を行っているのに参加できなくて残念至極。20代の頃はノイエヤー・コンツェルトを味わうために、フランスからウィーンに雪の高速道路で自動車を駆ったことは、『オリンピアン幻想』の中に記録が残っているのだが・・・。それに、30代にも大晦日に国立オペラ劇場で「フレーダー・マオス」を楽しみ、その後でステファン・プラッツで新年を迎え、見知らぬ人とシャンパンを飲み交わしてから、互いに乾杯と抱擁をしあった思い出もある。
それにしても、冬のオーストリアは石畳の下から伝わってくる底冷えが厳しく、冷え込みは還暦を過ぎた身には厳しすぎるし、「年年歳歳ひと同じからず」の戒めの通りだ。と言うわけで、避寒地のパームスプリングスの砂漠に留まり、視力の衰えと高い血圧を養うことにして、モーツァルトの誕生日を祝うことにしたのだが、幸運にもニューヨークからの嬉しい贈り物があった。ベルリン・フィルがカーネギーホールに出かけてきて、交響曲38番の「プラハ」を演奏するし、それをFMの公共放送が中継放送をするという。そこで「プラハ」を聞きながら掲示板に書き込みを始めた次第である。
そして、丸山政男先生が執拗低音(バッソ・オスティナード)にこだわり続けて、丸山史学において重要な意味を付与した「古層」という概念が、マガマガしい響きをわれわれに伝えたことを思い出した。それはナルシスティックな自己顕示に結びつくと、ワグナーのあの鼓膜を叩く騒音の洪水になり、それを喜ぶゾンビたちが主役になって、ワルプルギスの夜の宴になるという意味だ。今の日本は小泉やホリエモンのようなゾンビが乱舞して、狂気と言える異常精神がまかり通っているが、それらは時代の最下層に潜んでいるべき存在である。だが、ゾンビや執拗低音が自己顕示をすることで、ヤマトニズメーションによる亡国のブロセスを生み出すのであり、それが我々が生きている間に実現してしまった。こうした精神の腐敗と退廃を防腐する特効薬としては、心が天のリズムと共鳴することによって、フィボナッチ律動と結びつく均衡の中で、モーツァルトの旋律に耳を傾けることであり、今日はその記念すべき瞬間と結びつく日になった。
そこでこれからアゴラ的な雰囲気の広がりの中で、律動を始めラチオや共鳴という世界だけでなく、その反対の唸りや呪いまでも含めて、誰でも気楽に議論できるスレッドを開き、モーツァルトの生誕250年を記念したいと思う。

2サムライ:2006/01/28(土) 21:02:39
藤原博士が仰せの丸山先生が執拗低音を読み、最近博士のプレゼント本に加わった『近代市民社会論』を思い出した読者も少なくないと思う。中村勝己先生が生涯目指しておられた「日本脱藩」、換言すれば以下の中村先生の生涯を賭けた研究は、以下の言葉に集約されのではと思う。

「初めからお終いまで主題(ライトモチーフ)は、日本の近代とはなんであるかという問いであり、それに対する「中間的考察」でありました」(『近代市民社会論』中村勝己著 今日の話題社p.385)

この中村先生の本は全部で二十四章あるが、寝る前に1日1章のペースで読み進めたので、ちょうど3週間と3日で読み終えた。中村先生の『近代市民社会論』を読むだけで、最近になって副島が披露した翻訳が如何にお粗末かが良く分かった。

■原文
 Adam Weishaupt ( founder of the Illuminati in 1776 ) :
“ Reason will be the only code of man. This is one of
our greatest secret . When at last Rreason becomes
the religion of man , then will the problem be solved .”
(p.330)

■副島訳
「われわれイルミナティは、理性(りせい、reason , vernunft
フェルヌンフト)すなわち、利益欲望の思想、金銭崇拝の精
神を、われわれ人間にとっての唯一の法典(規則の体系)に
するであろう。これこそが、これまで人間(人類)が解明でき
なかった最大の秘密なのだ。金銭崇拝(利益欲望の精神、
すなわち理性)が、人間にとって信じるべき信仰、宗教となる
時に、その時に、ついに、われわれ人間が抱えてきた最大か
つ唯一の大問題が、解明され、解決されるのである。」


分かる人が読めば、副島の翻訳が根底から間違っていることが分かると思うし、一人のプロの翻訳者として私の目から見れば、副島の翻訳は日本の恥さらしである。いずれ機会があれば拙ブログ【教育の原点を考える】で徹底的に副島の誤訳について暴きたいと思うが、その前に偽物のコンサルタント船井幸雄氏とのとの対談集である『日本壊死―新しき人目覚めよ』を徹底提起に叩くのが先だと思う。知人が教えてくれたことだが、一年ほど前に『サーカス』とかいう若者向けの雑誌に、副島がホリエモンを持ち上げてあるような記事を書いたらしい。記事の粗筋をその知人に教えて貰い、流石にレシオを金儲けと思っている御仁だけのことはあると思った次第である。そのホリエモンが逮捕された今、ホリエモンを持ち上げていた副島氏がそのあたりをどうむ言い訳するのか興味がある。ちなみに、副島のお粗末な翻訳力については拙ブログで以下のように報告済みである。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2005/08/post_cf11.html


サムライ拝

3広瀬誠:2006/01/29(日) 15:07:36
この掲示板のどこかで、執拗低音や共通低音について論じたときに、誰かが分かりやすく説明したと思い、半日かけて探したが発見できませんでした。
どのスレッドだったか覚えている人がいませんか。
確か丸山真男教授の思想について論じたときでした。

4野田隼人:2006/01/29(日) 15:24:33
執拗低音ですが、確か私がアマゾンに投稿した以下の書評が引き金になったと記憶しています。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2005/09/__ec81.html
■『丸山真男 音楽の対話』

また、執拗低音について優れた見解を示しているのは以下のページです。御参考まで
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/taguchikosou.htm
■丸山眞男の「古層論」と加藤周一の「土着世界観」

5松本英樹:2006/01/29(日) 18:45:59
ご無沙汰しております。HP更新のおしらせです。
「生命の樹と黄金分割」〜ピラミッド構造を考察する。を追加しました。
宜しかったらご笑覧ください。

http;//www5a.biglobe.ne.jp/~pyramid/

6松本英樹:2006/01/29(日) 18:53:09
http://www5a.biglobe.ne.jp/~pyramid/

訂正↑ 失礼しました。

7根本敦史:2006/01/29(日) 19:18:34
まだまだ判らない世界が多いのですが、上の松本英樹様に加え、改めて、ここでも投稿のあった首藤尚丈氏の著書が大変参考になります。しかし、松本様と首藤様の印象がダブって仕方が無いです。ディアナサンダイヤモンドの首藤さんは、毎朝、大変面白いラジオ放送をやられています。

8根本敦史:2006/01/29(日) 20:11:39
上の投稿に因み、首藤社長と初めてお話をさせて戴いた際、「数学的な才能を開花させる為にはどんな方法があるか」と訪ねたら、社長が「毎朝、早く起き、朝日を眺めることだよ」と持ち前の笑顔で優しくご指導頂いたことを、今でも有難く思い出します。当時は「???」と思ったものですが、ようやく今ではそれを少しずつ実感しつつあり、本当に感謝しています。

9松本英樹:2006/01/30(月) 00:11:54
根本様
私にはダイヤモンドの輝きはありませんし、数学的才能も持ち合わせていません。
藤原博士の御著書「間脳幻想」に触発されフィボナッチの世界へ迷い込んだ者です。
(底なしの世界かも)今回も表題に誘われて、つい出てきてしまいました(笑)

私も日の出を見るのが好きで、夏は特に早起きになってしまいます。
もうすぐ立春、待ち遠しいです。レス、ありがとうございました。

10根本敦史:2006/01/30(月) 06:17:03
松本様、こちらこそ変な投稿をお許し下さい。そして、宜しくお願いします。

さて、週末のホテルでの研修会の際に、間脳幻想でもご紹介のあった石庭で有名な京都の竜安寺にて、20代前半の約4年程を修行されて過ごされた方に出会い、東京に戻りPCを開き、妙なシンクロニシティを感じています。といっても、この方には約半年前から何度もあっていたのでありますが、その場・空間に触発されるように、先日初めてそんな会話になったというのが正確ですが。思うのが、西洋のその多くがコンパスと三角定規という正に幾何学(理性)で黄金率に基づいた空間、造形を生み出しているのに対し、竜安寺の石庭をはじめ、多くの日本の文化が、感性を磨き上げ、その研ぎ澄まされた感性をもって黄金率に基づいた空間、造形を生み出してきたであろうことに感心しています。因みに、この方は盛永宗興という当時老師と言われた先生にご指導を受けたそうです。著書が複数あるようですが、参考になるかもしれません。

11西條謙太郎:2006/01/31(火) 01:53:35
『幾何学には大きな宝がふたつある。
 ひとつはピタゴラスの定理で、もうひとつは外中比の線分割だ。
 前者は金塊にたとえられ、後者は高価な宝石と呼べる。』
 ヨハネス・ケプラー(1571-1630)

 フィボナッチ数列や律動とラチオに関して、ナニワのダルマさんのお陰で、最
近出版されたばかりの「黄金比はすべてを美しくするか?」(原題:The Golden
Ratio)[マリオ・リヴィオ著  早川書房] を読む機会を得ました。 
同書では、数学物語の体裁で黄金比が幅広い角度から丁寧にとリあげられていま
すが、黄金比の発見はギリシャの数学者にるもので、古代バビロニア人も古代エ
ジプト人も、黄金比とその性質を発見していた可能性は非常に低いとする内容に
は、ピラミッドと古代巨石文明のつながりや、秘伝は最も人目につくところに隠
されがちだということを考えたとき、じつは本書は、高等なディスインフォメー
ションの目的で書かれたのではないかなと思わせるものがありました。

12松本英樹:2006/01/31(火) 15:49:38
「●は○を生み、○は●と○を生む。を繰り返す」
 と、小生はフィボナッチ数列を理解しています。

そこに東西の区別なく、仏教、ユダヤ教、キリスト教等の区別ない世界が
存在していたのではないだろうか?と妄想するのです。

フィボナッチ数列に代表されるΦ数列と、直角三角形の転がし運動で生じる√Φ数列。
それは一神教と多神教ほどの違いがあるけれど、両者は表裏一体、合わせて一つの
存在なのか?

「創造主●光あれ!で、光○が生まれ、光は昼○と夜●に分けられた・・・」
「是諸法空相 不生不滅不垢不浄不増不減・・」と言葉で残し、

「生命の樹」も「両界曼陀羅」も同じことを幾何学図形で表現し、
伝えようとしたのではないだろうか?

宇宙の根源はただ一つ。
宇宙巡礼の旅は果てしなく。

13幻視者:2006/02/01(水) 10:51:58
数年前から気になることがある。

1.数列について
 整数の二乗による数列(1,4,9,16,25・・・・)の第12項は12×12=144であるが、フィボナッチによる数列(1,1,2,3,5,8,13・・・・、前二項の和、以下F数列)の第12項は55+89=144となり、奇しくも一致する。またF数列の第24項は46368であるが、第1項から第24項で第一周期が完結し、第25項から第48項で第二周期が完結する。以降、同様であるが、この数的秩序における「自己再帰性」に自然の謎が隠されている。

問題は、正方形の面積を規定する二乗の法則が、第12項において何故F数列の数と一致するのか?ということである。明快な回答があれば、ご教示願いたい。

2.πについて
 「フュンク・ウレの数列」というものがあり、数字2からはじまる。
2101222345690146236・・・・(これも前二項の和)
第13項が1618である。1618というのは黄金分割比(1:1.618あるいは1:0.618)を想起させる。第14項は第12項が1000であるので2618である。

この261.8の2倍が523.6であるが、これは古代エジプトのキュービットの単位でありかつ半径1mの円周の1/12である。

     2πr =2×3.1416×1000=6283.2
     6283.2/12=523.6(単位mm)

このように幾何学上、社会生活上重要なπの概数「3.1416」を丸めて「3」とするのは教育上、問題が大き過ぎると思われる。なぜ文科省はそうした指導をしてしまうのかと思うことがある。

14幻視者:2006/02/01(水) 11:44:03
13に関連して

空海のいう「識」とは私の解釈では、「空」を中心とした「十二支縁起を識ること」なのではないかと思う。仏教哲学というのは実に面白いのだが、専門家ではないし詳しくは説明できない。仏教が面白いからといってキリスト教やイスラム教を否定するわけではない。
キリストが何故十二使徒を必要としたのか、単なる数字上の偶然ではない。「空」を象徴的に具現化したのがキリストなのである。

このような例を見るように仏教や他の宗教が根本的に相違するわけではなさそうなことは、少し直観力があれば納得いくものになろう。

仏教学者の松本史朗氏による「縁起と空」(大蔵出版)は創価学会が考えるような仏教観とは極めて異なり、日本における仏教のあり方を鋭い批判も含めて、疑問を氷解させうる名著である。パラパラと頁をめくってみたら重要なことが補注として挙げられていたので以下引用する。
----------------------------引用----------------------------------
■「国体の本義」(昭和12年文部省編纂)
「我が国の和は、理性から出発し、互い独立した平等な個人の機械的な協調ではなく、全体の中に分を以て存在し、この分に応ずる行を通じてよく一体を保つところの大和である。」
 --------------------------------------
この「国体の本義」は、皇国史観によって国民精神を戦争に総動員することを意図して編纂されたものであるが・・・・・日本独自の「和の思想」が非常に強調されている。その「和の思想」=全体主義の思想的正体は、本書が政府の手で出版された正にその年に、日本は中国に対する全面的な侵略戦争に突入し、早くも同年12月には南京事件を引き起こしていることによっても明らかであろう。「和の思想」の非宗教性、危険性については「日本仏教学会年報」第52号参照-「縁起と空」(大蔵出版)p94より引用
------------------------------------------------------------------
追記
「世界は12で閉じている、もしくは12に1つの臨界がある」という事実は、ひとつの球体に同型の球体が最大12個接することが出来るという空間最密パッキングの問題や、フィボナッチ数列の系列であるリュカ数列やフュンク・ウレの数列などの第12項で1つの臨界を迎える事実からも認識できる。

15松本英樹:2006/02/01(水) 22:17:37
幻視者様へのお答えになるかどうか判りませんのでご容赦ください。

フィボナッチ数列(F数列)を(Φ数列)と置き換えての文になりますが、
2乗の法則と√Φ数列
√Φ数列を思いついたのは、ピュタゴラスの定理(三平方の定理)を思い浮かべ
その直角三角形を転がす時でした。⊿aの2乗+bの2乗=cの2乗
                 (1):(1):(√2)
                  高さ  底辺  斜辺
(転がすとは)この直角三角形を次の前提条件で動かします。
※斜辺を次の直角三角形の高さに移行し、高さを次の直角三角形の底辺に移行し、
 新たに直角三角形を作り、繰り返す。
すると、底辺は√1・√1・√2・√3・√5・√8・√13・√21・・・・
√Φ≒1,272の数列となります。(1:√Φ:Φ)比率の直角三角形が黄金分割ピラミッド

このあたりに正方形の2乗の法則とΦ数列の数と一致するヒントがあるのではないかと
推察されますが、何故※印の前提条件で√Φ数列を生じるのか?は、わかりませんが。
全ての直角三角形にあてはまるということは何か法則があるのかもしれません。

1キュービット(0,5236m)≒π/6≒Φの2乗/5 ということですね。
古代エジプト尺度は円周率にも黄金分割にも適していた尺度だったと。

以上、素人的な考察で失礼致しました。

16一読者:2006/02/02(木) 01:04:06
「和の思想」と一口で言っても、聖徳太子の頃と太平洋戦争の頃とでは
まったくニュアンスの異なるものになっているのでしょうね。
神仏習合の始祖ともいえる、聖徳太子という人物には興味があります(非実在説もありますが)。
「世間体」というものにも同じ印象を持ちます。
以前はあった「お天道さま」という視点が全く消えてしまい、大衆社会化に伴い、その場の空気に
流される、単なる他人志向になってしまったのでしょうか?
私だけでなく、若年層が日本の霊性に興味がありながらも一歩引いてしまうのは、タブーのままで
こういったことに関する議論の整理があまりなされていないからではないか、そう思います。

17幻視者:2006/02/02(木) 12:44:01
>15 松本英樹様

ありがとうございます。Pytagolasの三平方の定理に謎を解く鍵がありそうですね。藤原氏の「間脳幻想」に触発されて、1〜2年集中して「数秘学」を調べたことがありますが、あまりに奥が深く挫折しました。

私の知る範囲では、古代エジプトにおいて毎年ナイル川の氾濫によって農作物に影響が出るので、その「周期性」を知るために宇宙を観測し天文学や測量学が発達したらしい。古代中国においても「天円地方説」なるものにより、「円と正方形」から導き出される「自然の秩序」の解明が国家的な課題であったのでしょう。天を球とみなし、地上で王あるいは皇帝が支配する都市を方形で形作るのは普遍的な「古代人の知恵」であったと言えるかも。

12という数字が天と地を結ぶKey Numberに思えてなりません。因みに数秘上の意味を調べてみました。
-----------------------------------------------------
・Franz Carl Endres+Annemarie Scimmel「数は何を語るのか」
閉じられた環・肉体(3)×精神(4)・休息
・John Anthony West「天空の蛇」
循環・潜在力・可能性
・Pytagolas
十二面体・霊+肉体+魂
・Edger Cayce「驚異の波動健康法」
完了
・Emanuel Swedenborg
真理・充分・光・理知
・Joseph Cambell「宇宙意識」
形而下的世界の限界を定める獣帯の数
・John King「数秘術」
淡い黄色
・その他
  2×6(極性)・3×4(三重性-様式)・4×3(四重性-要素)・5+7・3+4+5・6+6・木星の公転周期(年)・12宿(占星学)・古代ギリシャ12神・古代ローマ12神・イエスキリストの12使徒・十二支縁起
-----------------------------------------------------
>16 一読者様

「和の思想」は「環の思想」であり、日本人が好む「大団円」に代表されますね。
「和の思想」自体は良いのだが、そこに自然の秩序としての「理」が欠けていることが、問題を引き起こす要因ではないかと。

18村山貴子:2006/02/02(木) 15:48:37
最も分かりやすいのが天体における黄道十二星座で、それが人界に投影されて身近に使われているのが、大宇宙と小宇宙の一体化の象徴になった形で、それが時計の文字盤ではないでしょうか。フィボナッチ末列は時間と空間の統合化の表象です。

19幻視者:2006/02/02(木) 20:45:28
>18 村山貴子様

>フィボナッチ数列は時間と空間の統合化の表象

っていうことは、時間→円、空間→正方形であり
時空のミックスされた自然原理がフィボナッチ数列ということですね。

最近読んだ「ターシャム・オルガヌム」(P.D.ウスペンシキー、星雲社)の第10章が「時間の空間化」ということで、このことを考えるのに参考になるように思います。
----------------------------------------------------------
「すべての存在は、その空間感覚を用いて、自分自身の外部の形態として表象できるものを空間と感じ、形態として表象できないものを時間と感じる」

「空間感覚とは形態を表象化する能力である。」

「我々は静止した四次元の角度と曲線を知覚し、それを外部の世界に現象として投影しているのである。」

「我々が生命現象と呼ぶものは高次元空間では物の運動であり、それが我々には誕生、成長、生物の一生に見えるのである。」

「意識の拡大は時間の観念を後退させることが分かる。」

「空間感覚の成長は時間感覚を犠牲にして進む。・・・・時間感覚とは不完全な空間感覚(不完全な表象能力)であり、それが完全になるに従って空間感覚(形態表象能力)に移行する。」
----------------------------------------------------------
また神智学の祖H.P.ブラバツキーは

「いにしえの教義によれば、物質世界の回転には知性の世界の回転が伴う。世界の霊的進化は物質的なそれと同じく、周期的に進行する。・・・・かくして我々は歴史の中に人間の進歩の潮流が規則的に満ち引きを繰り返すのを見る。」
----------------------------------------------------------
さしづめ日本人は時間感覚は発達しているのだが、ダイナミックな縄文や鎌倉などの一時期を除いて空間感覚が文化史上欠如していたと言えるのかも知れない。確かに浮世絵や襖絵などの二次元的表象に留まったということかな?
しかし、縄文時代は今に続く弥生時代以上に長かったらしいですね。

話が飛び過ぎてごめんなさい。

20根本敦史:2006/02/09(木) 22:50:07
藤原先生が「呪い」に触れましたので、関連して、少し思うところを書きます。

以前、京都のある先生より、「礼楽」という考え方について簡単に教えていただきました。引用ですが、「正しい声が人を動かして順気が反応し、その順気が形となると和楽が興る。だから先王が音楽を作るさいにはかならず人を動かす原因を慎重に扱った。だから礼が外から作用して、内面の人の意志を正しく誘導し、楽が内面に作用して人の声を正しく調和させ、政治で人々のばらばらな行為を統一し、刑罰で道に外れた悪事を防ぐ。これが人を動かす原因を慎重にする手段であり、その目的は、民の心をひとつにして悖逆詐偽の心が無いようにし、大平の世を実現して民に淫佚作乱の行ないが無いようにすること。これが人を動かす原因を慎重にする効果である」ということです。

かたや現在、我が国の歌(テレビから垂れ流しにされる大量の情報)は悲惨なもので、正に呪いの世界です。メンデルスゾーン作曲、高野辰之詞の「おお雲雀」という歌がありますが、こうした歌が日本を覆うと少しはいい国になるかもしれません。

おお、雲雀 高くまた軽く(かろく)何をか歌う 天の恵み 地の栄え そを讃えて歌い そを言祝ぎ歌う

21幻視者:2006/02/11(土) 13:23:50
フィボナッチ数列を応用した実験音楽がありました。
http://homepage1.nifty.com/starcage/japanesefibonaccikck.html
ミニマルミュージック風です。

22藤原肇:2006/02/11(土) 15:39:42
フィボナッチ数列を使った音楽の作者は建築家の日詰さんのもので、六年か七年昔に脱藩クラブに出席していたとかであり、かつて『悪魔の音楽』と題したテープを送ってくれました。
#21の記事に啓発されてテープを探してみたら、そこには1「黄金倍音」2「オクターブ倍音」3「π/2倍音」で作った曲が、録音されていました。
日詰さんとは長らく音信不通でしたが、フィボナッチの音楽からすると元気らしいですね。

23幻視者:2006/02/11(土) 20:22:29
日詰明男氏のページにあるサンプル曲を聴いてみたら
どこかで聴いたようだったので調べてみたらSteve Reichの「テヒリム」(1981年初演)に似ていました。どちらもガムラン音楽や西アフリカのドラムを参照しているようです。Reichと言えば、十年ほど前ニューヨークのホイットニー美術館で講演を聴く機会がありましたが、私のヒアリング力では難解でよくわからなかった。

それと日詰明男氏の「GOETHEANUM 3」プロジェクトの平面はルネサンス期のVilla Farnese(イタリア・カプラローラ)に似た正五角形がベースですが、日本の函館の五稜郭かペンタゴンを連想します。しかし、立面形がイスラムモスク風というのはなぜなんでしようね。

24幻視者:2006/02/11(土) 22:35:01
Steve Reichの古い資料を調べていたら、1991.05.31付朝日新聞の記事があった。書き手はセクハラで京大教授の地位を追われた矢野暢であり「ライヒのドラミング20周年-脱旋律の美学なお新鮮」と題されていた。
その中でライヒはヘブライ音楽もかなり学んだということが書かれている。
そして「テヒリム」ではヘブライの「詩篇」に旋律をつけたとある。

この1991年という年はモーツァルトの死後200周年でもあったということです。これでライヒとモーツァルトがつながりました。
因みに「テヒリム」とは「Mind Game」という意味らしい。

矢野暢はこんなことも言っていた。
「現代の悲劇は、人々が、多数の声であればあるほど正義や真理に近いという錯覚をもつところにある。‥‥‥一人の声だけが正しくて、他の声がことごとく間違っているということもあり得るのだ。」(1989.04.01朝日)

25松本英樹:2006/06/07(水) 05:56:35
HP更新のお知らせです。
上記、西條様ご紹介の書籍「黄金比はすべてを美しくするか?」を読む機会があり、
古代エジプトには黄金数φや円周率πなど使われていなかったとする否定的内容でした
ので、私も一つの見識として示してみました。よろしかったらご笑覧くださいませ。

更新№28「古代エジプト神殿と黄金分割」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~pyramid/

26松本英樹:2006/06/24(土) 07:31:48
連続投稿、失礼します。

更新№29「続・古代エジプト神殿と黄金分割」ルクソール神殿
http://www5a.biglobe.ne.jp/~pyramid/

カルナック神殿とルクソール神殿を(ワン・ペアー)で、時空4000年宇宙巡礼
のご旅行を。
丁度、ミイラのCG復顔(3800年前、軍司令官セヌウ)が公開された機会に。

27西條謙太郎:2006/06/24(土) 22:55:15
松本英樹さんのHPや首藤尚丈さんの著書を読み、ひさびさにR. A.
Schwaller de LubiczのThe Temple of Man を紐解いてみました。
農業革命がわずか1万年前、小麦を栽培して7千年などといういわゆる
一般的な歴史常識のものさしはいったん引き出しの奥底にしまいこみ、
人類がいつから何を食べてどういう文明を築いてきたかをもう一度掘
り下げ直すことに致します。

28松本英樹:2006/11/27(月) 11:34:15
11月26日グラハム・ハンコック東京講演懇親会で首藤尚丈氏にお会いできました。
囲碁の腕前も相当なものだと感じました。なにしろ武宮宇宙流とお手合わせしたとか。
しかも盤面、天元をピラミッドの頂点に置く三点構想!その後、打ち止めして二人で
カラオケに行かれたとか。どちらも素晴らしい!
愉快なエピソードを聞かさせて頂きました(笑)

29松本英樹:2006/12/15(金) 21:17:30
更新No31「再び、ギザの大地へ」

誰も謎を解くことが出来なかった未知の領域。神々が降り立った台地。
スフィンクスに始まり、スフィンクスで終る。ご笑覧あれ。

「黄金分割フレーム解析法」の確認作業の為、再度ギザの台地の解析を試みました。
ご入場は上記URLからお入り下さいませ。

30千々松 健:2008/05/19(月) 20:04:38
一昨年の暮れにマイホームページである「思考道」の掲示板へのT.Sato氏(神の数学守護神)の書き込みが契機となり古神道のひふみ算を知ることになり、この宇宙巡礼のHPにも辿り着きました。
そして、フィボナッチ数と黄金比について1年半ほど考察して参り、最近、先生の「間脳幻想」「宇宙巡礼」を図書館にて読ませていただきました。そこで、確信を持って「宇宙法則モデル」を提示する用意ができましたので、初めてご連絡を差し上げる次第です。 
このモデルを一見にして理解される方は現在のところ先生をおいて他に居られないと思われます。ぜひとも一度ご覧頂き、ご高評をいただければと願っております。なお京都竜安寺の石庭のついての黄金分割は見事ですね。しかし、神の比例は決して海外から入ったものではないと私は考えています。日本は古くから折り紙が盛んですが、その正方形の折り紙から黄金比は簡単に生まれるからです。それを美しいと考えたのは、何も古代ギリシャ人の特権ではなく、我々の誰にでも与えられているDNAの構造そのものに由来するといった方が良いでしょう。ご存知のように関孝和はライプニッツより数十年前に早くも独自に行列式を発見しています。それが行列数学へと繋がり量子力学を完成させたのですから。

31亀山信夫:2008/05/21(水) 14:31:52
千々松さんの了解を得て、以下に千々松さんのPDFファイルを公開させていただきます。

http://dappan.hp.infoseek.co.jp/article/Fibonacci/FFmodel01.pdf
http://dappan.hp.infoseek.co.jp/article/Fibonacci/FFmodel02.pdf
http://dappan.hp.infoseek.co.jp/article/Fibonacci/FFmodel03.pdf

また、千々松さんはホームページも公開されています。
http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/pythagoras/P&F0.html

大勢の皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。特に、個人的には珪水さん、根本さん、松本(英樹)さんのご意見を聞いてみたいような気がします。一度、フィボナッチ数列を巡って都内で会合が持てると良いですね。その折りは珪水さん、千々松さん、宜しくお願い致します。

32松本英樹:2008/05/22(木) 09:43:22
ご無沙汰しております。またまたフィボナッチの題名に惹きつけられて来て
しまいました(笑)

折り紙の歴史は意外と新しく江戸時代の頃といわれております(諸説あり)
しかし、古代日本独自の黄金比は縄文時代まで遡ることができそうです。
道具は縄。両手を広げた長さを1とする。「人体バランスと黄金比」から身近な
に黄金分割が見つかるのも不思議ではないかもしれない。
↓古代☆ペンタクロス文化
http://blogs.dion.ne.jp/pentacross/

一方、海外からの黄金比の流入は中国大陸の激動期と連動していたのではないかと
推測しております。日本海、波高し。
第一波、秦の始皇帝時代、大陸から逃れた人々&徐福伝説
第二波、戦国三国時代、朝鮮半島からの渡来人&大和朝廷
第三波、明朝時代、室町芸術開花
それらが時の経過とともに融合して日本独自の伝統美が生まれたのでしょう。

古代日本の比例法は√2を基本としているのが通説ですが(□正方形の対角線)
「曲尺」を使っていたということは√5の数値も自然と組み込まれ、黄金比もまた
隠れた存在になったのかも知れません。□と◇で表面的には√2しか残らない。
「曲尺」の目盛りは√2を基準、丸目、角目で円の直径まで導くことが出来る道具
古代人の英知は本当にすばらしい。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~pyramid/kaibou1.htm

33千々松 健:2008/05/23(金) 18:58:18
今回はじめて30)掲示板に登場しました。千々松と申します。
先日、藤原先生にお送りしましたメールを、ご意向にて一部公開していただきましたこと
ご配慮に感謝いたします。
そうして、PDFも載せていただいた訳です。
それに若干コメントを加えた方がわかりやすいと思いますので、30)掲示板と併せてご覧下さい。
FFmodel1:「FF数列による宇宙法則モデル」
  華厳経に学んだ空海の「重々帝網論」や藤原肇先生の「宇宙の一体化理論」のイメージに通じます。
FFmodel2:フィボナッチ数列のひふみ化による「神聖なる方陣」
  フィボナッチ数列をひふみ表現すると24項毎に循環することが簡単に確認できます。
  また、その24の数列を縦と横に九九表に類似して掛け算をすると綺麗な数の群が観られます。
大きく別けると「陰・陽・陰・陽」でワンセットになります。これはモデル1の参考資料です。
FFmodel3:「ひふみ九九表と折り紙で学ぶ神の数学」
  神の数学「守護者」氏に教えてもらいました「ひふみ九九表」に若干手を加えたものです。
  日本の初等数学教育にはもっと折り紙を活用して、楽しく面白くすべきと考えています。

34松本英樹:2008/05/24(土) 11:26:14
千々松様、はじめまして。
「黄金分割ピラミッド」を研究している松本英樹と申します。
「折り紙から黄金比は簡単に生まれる」に興味が湧きました。
もしよろしかったらその手順をご教示願えませんでしょうか。

二つ折りを繰り返し、縦横8×8(64)の升目から(8:5:3)を求める
方法を使っているのですが、これだと近似黄金比止まりで、他の方法があれば
ベストなのですが。「正方形から黄金比を求める方法」でも結構です。


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