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藤原絶版本オンデマンド復刊について

33西條謙太郎:2007/12/27(木) 06:38:27
題名に藤原さんを語るときに切り離せない山を取り入れている点で、
スコットさんの『Mountains of Dreams』という題名にもたいへん心
動かされたが、Field of Dreamsというタイトルの野球映画の題名に
似ていることと、藤原さんの志と体験は夢ではなく作品を通じて、
今日も現実に我々の心の中に存在し続けているという点で、Dreams
以外の解がないか検討してみた。

 藤原さんは、自然と自己への挑戦をひたむきに追い求める本当の山男
としての青年時代の経験の数々を土台に、一貫して真実と真理を求め続け、
野ごころと脱藩精神を抱いて活動の場を日本から世界に広げ、歴史と次元
の双方に全翼の関心領域を誇る知のアルピニストとして挑戦を続けており、
メタサイエンティストとして、その宇宙巡礼の軌跡を著作の形で後進に示
し続けてくれている。

『オリンピアン幻想』は、『山岳誌』とともに藤原さんの青年時代の志と
経験を示した貴重な記録であり、奥義書であると同時に、『文学界』の元
編集長の西永達夫氏が喝破した如く、『坊ちゃん』のフランス篇ともゆう
べき味わいも兼ね備えている。

その点では『Carp-shaped streamers in Grenoble』(グルノーブルの鯉幟)
という題名が、読者が、実際には掲げられることがなかった2匹の鯉幟がグ
ルノーブルの空ではためくようなすがすがしい読後感を味わうことができる
本書に相応しい題名の一つではないかと思う。

 また、実際の山男でありかつ知のアルピニストである藤原さんの宇宙巡礼
の全体プロセスにおいて、青年時代のグルノーブルでの記念すべき道標とし
てとらえると『Cairn in Grenoble』(グルノーブルのケルン)が相応しく、藤原宇
宙巡礼の重要な一プロセスという意味からは『Pirgrimage in Grenoble』(
グルノーブル巡礼)も捨てがたい題名であると考える。

p.s. 12月に入ってライブドアの掲示板に障害が頻発しており、スコットさんも
小生も上手く投稿できない現象に遭遇したようだ。


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