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根本・珪水なんでもコーナー

305『神の数学』守護者:2006/07/22(土) 14:45:49
555>様に申し上げます、ショ−ペンハウエルは、「外的世界は我々の心的表象である」と定義しているとの事ですが、最近の数理物理学者は「物理理論により基礎づけられる物質世界ともう一つの数学的な真理の世界であるプラトン的な絶対世界の存在を位置づけているようです。その絶対世界は時間を超越した数学的法則によってきちっと支配されている構造を持っていると考えている。なぜならば、自然法則を深く探求すればするほど、物質世界は消え去り、結局、数学しか残らず、物理法則を深く理解すればするほど、ますます私達は数学と数学概念の世界に追いやられてしまうからである」‥‥ロジャ−・ペンロ−ズ(数理物理学者)と述べています。また、「数学で外的世界と内的知覚の間の関係を見出す可能性は」と言われますが、現代数学手法における位相数学、いわゆる「トポロジ−」という分野が今懸命に図形の示す空間的位置や図形の形の中に何らかの意味、真理があるのではないか、また図という象徴を通じて見えない精神世界を問おうと懸命に努力しているようです。 しかし、これらを突き詰めて見れば、結局彼等西洋学者は何も分からず詮索を続けるだけ、ただただ天を仰ぎ、地に伏して悶え苦しんで嘆息し、何一つ分からない、そして己の心と葛藤を繰り返し、それでも何らかの論拠を見つけるためにあの手この手を尽くしている現在です。それは彼等の手には結論づける自然の規範が何も持たない、確たるものと結論づける証拠は何も無いと言うことであり、問題の結論は永久にでないのではないでしょうか。 ショ−ペンハウエルにしろ、その弟子ニ−チエにしろ、あるいは論敵ヘ−ゲルにしろ100年以上も前の人で、この100年間議論は重ね、し尽くされ、それでも答を見ないのである。最早我々の出る幕はないも同然であり、私としても結論の出ない堂堂巡りは天命のロスと考えます(老い先の短いもので)。


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